【PS VR】『Fly to KUMA』と『VR Tennis Online』、コロプラが手掛けるVR専用コンテンツの魅力に迫る!

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【PS VR】『Fly to KUMA』と『VR Tennis Online』、コロプラが手掛けるVR専用コンテンツの魅力に迫る!

スマートフォン向けコンテンツを中心にさまざまなオンラインゲームを手掛けるコロプラから、PlayStation®VR専用タイトルが登場! その第1弾としてオンライン配信専用のパズルゲーム『Fly to KUMA』が好評配信中だ。さらに第2弾のテニスゲーム『VR Tennis Online』も2016年冬に発売される予定だ。

プレイインプレッションを交えた両タイトルの紹介に加えて、仮想現実チームマネージャーを務める小林傑氏のインタビューをお届けする。両タイトルの魅力や開発秘話、VRコンテンツ開発についてのこだわりなどを語ってもらった。

可愛いクマたちをゴールまで導こう! 新感覚脳トレVRパズルゲーム『Fly to KUMA』

好評配信中の『Fly to KUMA』は、VR空間を活かした仕掛けが満載のパズルゲーム。ルールは、各ステージのスタート地点にいる8体のクマをゴールへ連れていくだけと、とてもシンプル! しかし、クマたちはまっすぐにしか走ることができず、高低差のある段差を乗り越えることもできない。

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そのため、プレイヤーはステージ内にあるブロックを動かし、クマたちが無事にゴールまでたどり着けるよう、道をつくってあげる必要がある。クマたちの進路を変えたいときは進行方向に対してブロックを斜めに配置したり、段差や穴を越えたいときは足場を用意してあげたりといった具合だ。

※クリックすると拡大します。

ただし、ステージにはクマたちの行く手を阻む仕掛けも用意されており、しっかり考えて道をつくらないとクマたちはその餌食に! 中には、ステージの外から火山弾が降ってくるといった危険なシチュエーションがあり、屋根をつくってクマたちを守ったり、着弾地点を通らないように誘導したりといった工夫が求められる。クリア方法はプレイヤーの発想次第! ああでもないこうでもないと模索する、パズルゲームの醍醐味を味わうことができる。

※クリックすると拡大します。

ゲームプレイ中はプレイヤーの目の前にステージ全体が表示され、それをさまざまな角度から俯瞰できる。ステージの構成をチェックしながら、ゴールまでのルートやトラップの回避方法などを模索していると、まるでミニチュア模型を眺めているような気分に。さらに、クマたちをのぞき込むとプレイヤーを見つめ返してくれるといった、VRならではの演出も面白い。

また、本作には合計120のステージが用意されており、ボリューム満点! 操作方法やルールに慣れるための簡単なステージはもちろん、時間をかけて考えないとクリアできない高難度のステージもあり、歯応えも十分だ。

視界いっぱいに広がるVR空間によってパズルに集中できるうえ、パズルゲームのアトラクションに参加しているような感覚を存分に味わえる本作。趣向を凝らしたさまざまなステージと可愛いクマたちが、あなたの挑戦を待っている!

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最大4人のプレイヤーによるダブルスも可能! 『VR Tennis Online』で全世界のVRテニスプレイヤーに挑め!!

『VR Tennis Online』は、2016年冬に発売が予定されているPS VR専用のオンライン配信専用タイトルだ。個性豊かな8人の選手から、プレイヤーの分身となるキャラクターを選択。4種類のショットと必殺技を打ち分けることで、実際のテニス以上の熱い駆け引きを楽しめる。

本作はCPUに挑戦するオフラインのシングルプレイだけでなく、オンラインによるマルチプレイも可能。1対1のシングルスはもちろん、最大4人のプレイヤーによる2対2のダブルスに挑むこともできる。

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VRヘッドセットを装着すれば、そこは色鮮やかなテニスコート。周囲を見渡すと客席を大観衆が埋め尽くしており、名プレイヤーになって大きな大会に参加しているような気分を味わえる。また、本作のゲームプレイは一人称視点ではなく、操作するキャラクターを俯瞰する三人称視点となっており、従来のテニスゲームをプレイしている感覚でプレイできるのが特徴だ。

ボールを打ち返すタイミングは、プレイヤーの側にマーカーで表示されるため、テニスゲームに不慣れな人でも安心! テニスゲームが得意な人でも、VR空間における距離感に慣れるまでは少し時間がかかるかもしれないため、こういった細かいフォローがうれしい。慣れてくるとラリーの応酬が気持ちよく、激闘の末にポイントをもぎ取った時は、思わず拳を握ってしまった。

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ショットは、ドライブ、ロブ、ドロップ、スライスの4種類があり、4つのボタンで打ち分けることが可能。チャンスエリアでスマッシュやラリーを続けることで力が溜まり、強力な必殺技を撃てるようになる。必殺技はオフラインのトーナメントモードで勝利すると入手でき、12種類の必殺技を集めることでマルチプレイもますます白熱するはず。

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1人でじっくり楽しむのもよし、マルチプレイで熱い対戦を楽しむもよし。VR空間で繰り広げられるテニスゲームに期待が高まる。

両タイトルの開発秘話と、VRコンテンツ開発へのこだわり

ここからは、コロプラの小林傑氏によるインタビューをお届けする。『Fly to KUMA』と『VR Tennis Online』の魅力や開発秘話、そしてVRコンテンツ開発に対する想いや、今後の展望とは?

コロプラ Kuma the Bear 開発本部
仮想現実チーム マネージャー
小林 傑 (こばやし たけし) 氏

『Fly to KUMA』は、VR空間でモノを動かす基礎研究からのスタート

──『Fly to KUMA』開発の経緯をお聞かせください。

『Fly to KUMA』は、VR空間でどうやってモノを移動させるか、というインターフェイスの部分から立ち上がった企画です。特殊なモーションコントローラーではなく、通常のコントローラーを使ってVR空間でどのようにモノを動かすかという、基礎研究からスタートしました。

そして、VR空間で積み木を詰めるようになり、ドミノを並べられるようになり、これならパズルゲームがつくれそうだね、という話が持ち上がったんです。開発当初は小さなモノがチョコチョコと動き回っているのを眺めることに、VRとの親和性を感じていたので、8体のクマが走りまわるという本作の形がそこで誕生しました。

クマたちが可愛いのはもちろんですが、パズルの攻略に失敗するとギミックによって無残な姿を見せてくれるシュールな一面もあります。クマをのぞき込むとこちらを見てくれることや、激しい高低差によって見上げないといけないようなステージがあるといったVRならでは要素もたくさんありますので、ぜひ全てのステージにチャレンジしていただければと思います。

あえて三人称視点にこだわった『VR Tennis Online』開発

──『VR Tennis Online』の開発でこだわったポイントなどを教えてください。

VR空間で遊ぶテニスというと、多くの人が一人称視点によるプレイをイメージすると思います。しかし、一人称視点だと、ボールを追いかける際の激しい移動がネックになるんですよ。開発当時はVR酔いに対する知見がなかったため、カメラワークなどをいろいろ試した結果、本作は三人称視点のゲームになりました。

三人称のテニスならVRでなくてもいいのでは? という意見も社内であったのですが、VRならではのカメラワークがありますし、ダブルス時に後ろを向くとパートナーのポジションを確認することもできるので、VR体験による楽しさを感じてもらえると思います。現実では繰り出せないような、派手な必殺技も盛り込んでいるので、そこにも注目してほしいですね。

また、4種類のショットや必殺技を駆使した駆け引きは、数あるVRコンテンツの中でもゲームとしてよくできていると自負しているので、ご期待ください。

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VRコンテンツ開発のポイントは、ゲーム性と体験性の明確化

──PC向けのVRコンテンツも手掛けている小林さんにとって、PS VRにはどのような可能性を感じますか。

PlayStation®4があれば気軽にVR体験を満喫できるPS VRには、デベロッパーとしてとても期待しています。『Fly to KUMA』と『VR Tennis Online』に続いて、今後もPS VR用のコンテンツを開発していく予定です。今回の2タイトルは一般向けのイメージですが、コアユーザー向けのコンテンツも開発中ですので、今後も期待していただければと思います。

──VRコンテンツを制作するうえで心がけているポイントをお聞かせください。

ゲーム性の強いコンテンツにするか、体験性の強いコンテンツにするかですね。VRコンテンツは、ゲーム性を重視すると体験性が薄れていきますし、体験性を重視するとゲーム性が薄れていきますから。どちらを重視しているのか、明確にしたコンテンツをつくっていきたいと考えています。

どちらも兼ね備えたコンテンツ開発を目指していますが、やはりまだ難しいですね。今後もチャレンジを続けていく中で、うまくかみ合えばいいかなと思っています。

──『VR Tennis Online』のようなスポーツゲームは、ゲーム性と体験性の相性がよさそうだなと感じました。

そうですね。ですが、やはり『VR Tennis Online』は三人称視点ですし、体験性よりもゲーム性を重視したつくりになっています。我々としてもそういう意図で開発していますし、ゲームとして長く遊んでもらえるようなコンテンツを目指しました。『Fly to KUMA』もゲーム性を重視したコンテンツですが、今後は体験性が強いコンテンツも開発したいと考えています。

また、VRコンテンツでは、現実ではできないことを体験できるべきだと思っているんです。とはいえ、現実からあまりにもかけ離れていると、なんだこれ……と冷めてしまう瞬間があるので、現実でもできそうだけどできない、という体験が一番いいのかなと思います。

あと大事にしているのは「没入感」ですね。現実と間違えるような錯覚を起こすくらいの没入感を、なるべく出していきたいと考えています。そこはヘッドマウントディスプレイの性能にも起因することではありますが、コンテンツ側でもVRの世界に引き込むことはできると思うので、重視していきたいと思っています。

──VRコンテンツに注目しているユーザーに向けてメッセージをお願いします。

我々としては、今後もいろいろなジャンルのVRコンテンツをつくっていくつもりです。「対応」ではなく「専用」のコンテンツを制作し、VRコンテンツならではの楽しさを追求したいと思いますので、ご期待ください。

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Fly to KUMA

・発売元:コロプラ
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:パズルゲーム
・配信日:好評配信中
・価格:ダウンロード版 1,490円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:A(全年齢対象)
※PlayStation®VR専用
※ダウンロード専用タイトル

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VR Tennis Online

・発売元:コロプラ
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:スポーツゲーム
・配信日:2016年冬予定
・価格:未定
・プレイ人数:1人(オンライン時:2〜4人)
・CERO:A(全年齢対象)
※PlayStation®VR専用
※ダウンロード専用タイトル

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©2016 COLOPL, Inc.

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