ナスリ選手が無敗で優勝! 『FIFA 19』のeスポーツ大会「CONTINENTAL CUP 2018」日本代表選考会レポート

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ナスリ選手が無敗で優勝! 『FIFA 19』のeスポーツ大会「CONTINENTAL CUP 2018」日本代表選考会レポート

『FIFA 19』公式世界大会に出場する日本代表選手の座を賭けて、10名の実力者が激突!

PlayStation®4用ソフトウェア『FIFA 19』を使った世界大会「CONTINENTAL CUP 2018 Presented by PlayStation®」(以下「CONTINENTAL CUP 2018」)。「Paris Games Week」のPlayStation®ブースにて現地時間10月26日(金)から28日(日)にかけて開催される「EA SPORTS™ FIFA 19 Global Series」の公式世界大会であり、世界32以上の国と地域から選抜された各国代表が出場します。

その日本代表選手を決めるための「CONTINENTAL CUP 2018」日本代表選考会が、10月13日(土)に東京・恵比寿のCroak Prime Studioにて行なわれました。

5月4日(金)の「明治安田生命eJ.LEAGUE」(主催:公益社団法人 日本プロサッカーリーグ)決勝ラウンドに出場した10名の選手が参戦! パリで開催される本大会への出場を賭けた、熱い戦いの模様をお伝えします。

大会当日にライブ配信した映像のアーカイブ視聴も可能です。確かな操作技術、戦略に裏打ちされた高度なeスポーツ競技を、ぜひご覧ください。

予選グループリーグを勝ち抜いた4選手が準決勝へ!

予選は5名ずつグループAとグループBに分けられ、勝ち点の上位2位までが準決勝へ進出します。

グループA
ナスリ選手、よしだ選手、ふうせん選手、かーる選手、オラ選手

グループAは、4戦全勝でナスリ選手が1位。かーる選手とよしだ選手が2勝1分1敗で並ぶも、かーる選手が得失点差で上回り2位となりました。

<グループA 準決勝進出選手>
1位:ナスリ選手

2位:かーる選手

グループB
マイキー選手、マルコン選手、黒豆選手、あつや選手、fantom選手

グループBは、マイキー選手が3勝1敗で1位通過。2位は、黒豆選手とfantom選手が2勝1分1敗の勝ち点7で並び、得失点差でfantom選手が準決勝の座に滑り込みました。

<グループB 準決勝進出選手>
1位:マイキー選手
2位:fantom選手

ホーム&アウェイ形式の決勝トーナメントは激闘の連続に!

予選の結果、4人の選手が決勝トーナメントに進出! グループAで1位のナスリ選手とグループBで2位のfantom選手、グループBで1位のマイキー選手とグループAで2位のかーる選手が準決勝で激突しました。なお、決勝トーナメントのレギュレーションは以下の通りです。

決勝トーナメントレギュレーション

<試合形式>
シングルイリミネーション

<使用モード>
ホーム&アウェイ
ホームとアウェイで、1st Legと2nd Legを戦う試合形式。勝利チームは2試合の合計スコアで決定。合計スコアが同点だった場合、アウェイでゴールを多く決めたチームの勝利。

<ゲーム設定>
時間(ハーフ):6分
難易度:ワールドクラス
スタジアム:FeWC Stadium
設定:総合85モード
カスタムフォーメーション:不可

<使用可能チーム>
各選手はインターナショナルより第1候補、第2候補の2チームを選出。対戦時に第1候補のチームが被った場合はコイントスを行ない、コイントスに負けた選手は第2候補のチームを使用。

<延長戦、PK方式>
すべてのスコアが同点だった場合、延長戦を実施。延長戦終了時においても同点の場合、PK方式にて勝利チームを決定。

決勝トーナメントに進出した4選手。左からfantom選手、ナスリ選手、マイキー選手、かーる選手。

準決勝第1試合 ナスリ選手(ベルギー) vs. fantom選手(イングランド)
アウェイゴールのプレッシャーをはね返したナスリ選手が接戦を制す!

準決勝第1試合は、今夏の「FIFA eWorld Cup Grand Final 2018」に出場したナスリ選手と、『FIFA 17』の世界大会でも活躍したfantom選手の対決です。

1st Legはお互い一歩も譲らず得点を重ね、まさに接戦といった様相。2-2でこのまま引き分けになるかと思われた後半88分、ナスリ選手が一瞬の隙をつき華麗なパス回しから勝ち越しのゴールを決め、3-2で接戦を制しました。

続く2nd Legも拮抗した試合展開となり、前半は1-1の同点に。後半59分、fantom選手がペナルティエリア内でパスをつなぎシュート。キーパーがはじくもそれを押し込み、見事な勝ち越しのゴールを決めました。2試合の合計点が同点の場合、アウェイでゴールを多く決めたチームが勝利となるのが本大会のルール。この時点の合計点は4-4ですが、fantom選手が有利な状況となりました。fantom選手はフォーメーションを5バック固定へ変更し、守備に徹する戦略へ。

しかし後半81分、ナスリ選手が相手の固いディフェンスをかいくぐってゴール! この同点弾によって状況はナスリ選手の優勢へと転じ、そのまま試合終了。ナスリ選手が接戦を5-4で制し、決勝へと駒を進めました。

<試合結果>
1st Leg:3-2(前半1-1/後半2-1)
2nd Leg:2-2(前半1-1/後半1-1)
合計スコア:5-4
勝者:ナスリ選手

【fantom選手の試合後インタビュー】

──試合の感想を教えてください。

自分も試合を観ている人も楽しめるような試合ができたと思うので、負けはしましたけど満足しています。

後半、(アウェイゴールの差で)勝敗をリードした時に5バックにしました。ただ、まだ時間が62、63分くらいで、その選択をするには早過ぎました。点の取り合いが続くと攻め負けるのではと考えたので、早めに守りに入ったのですが裏目に出てしまいました。

「タイミングフィニッシュ」というミドルシュートに『FIFA 19』は特徴がありますが、自分は得意に感じています。いかにフリーになって、「タイミングフィニッシュ」が打てるシチュエーションを作り出せるかを、ボールを回しながら考えていました。

──クロスの多用やミドルシュートの意識の高さが感じられました。

常にプレースタイルを変化させることは、自分の中では大事です。『FIFA 17』で良い成績を収められたと個人的に思っていました。その流れを受けて同じシステムと同じスタイルで、『FIFA 18』を続けてしまった結果、今度は全く良い成績を出すことができませんでした。その経験から、意図的に『FIFA 19』でもプレースタイルを変化させています。具体的には、3バックや5バックも試しています。

──ナスリ選手の強さとは?

判断の速さだと思います。パススピード、パスを回す速さの選択が正確です。また、相手のディフェンスが「こうくるだろうな」という意図を読んで、常に相手の一歩先を見ていると感じます。非常に機械的と言ったら語弊があるかもしれませんが、「マシーン」のようなプレイをする印象です。今、日本の中で一番手をつけられない選手だと思います。

『FIFA 19』では改めて世界大会に出られるように、まずはウィークエンドリーグをがんばりたいです。

準決勝第2試合 マイキー選手(ベルギー) vs. かーる選手(フランス)
1st Legのリードを守ったマイキー選手がファイナル進出!

準決勝第2試合は、『FIFA 12』シーズンより第一線で活躍を続けるマイキー選手と、「明治安田生命eJ.LEAGUE」優勝のかーる選手の対決。

1st Legは前半からマイキー選手が立て続けに3点を奪取する展開となり、前半終了間近の43分、かーる選手がコーナーキックからヘディングで叩き込み3-1で折り返し。後半はそれぞれ1点ずつ追加したものの差は縮まらず、1st Legは4-2でマイキー選手の勝利となりました。

2nd Legは、かーる選手が2-1でリードして前半を折り返し。しかし後半65分、マイキー選手がコーナーキックからオーバーヘッドシュート! ボールはキーパーに止められるもファンブルとなり、それをヘディングで叩き込んで同点へ。その後、攻防は続くもお互いにチャンスがつかめないまま2-2で終了。合計スコアを6-4とし、マイキー選手が決勝へ進出しました。

<試合結果>
1st Leg:4-2(前半3-1/後半1-1)
2nd Leg:2-2(前半1-2/後半1-0)
合計スコア:6-4
勝者:マイキー選手

【かーる選手の試合後インタビュー】

──試合を終えた感想を教えてください。

『FIFA 19』が発売したばかりで、攻撃も守備もすべてまだまだ仕上がっていないなという印象でした。準決勝直前に、サイドバックを前方に上げるプランを選択しました。それが裏目に出て、サイドバックの背後をつかれ、そのクロスから連続して失点してしまいました。

──マイキー選手と対戦した感想は?

マイキー選手のフォーメーションは3トップがワイドに開いた陣形で、なかなかボールの取りどころがなかったです。焦ってプレスに行こうとすると、その裏をついてくるのが上手かったです。何度か得点して試合を盛り返すことができましたが、マイキー選手の試合の運び方が良く、追いつくところまで行けなかったです。

──自分への評価は?

正直、今日の良かった点は見つけられないです。まずは、世界大会が毎月続いていくようなので、今後出場できるようにがんばります。

決勝戦 ナスリ選手(ベルギー) vs. マイキー選手(ノルウェー)
完璧な試合運びを見せたナスリ選手が『FIFA 19』世界大会への出場権を獲得!

ついに迎えた決勝戦はナスリ選手とマイキー選手の対決。コイントスの結果、ナスリ選手がベルギーを選択し、マイキー選手は第2候補のノルウェーで臨むこととなりました。

1st Legは終始リードを保ったナスリ選手が圧倒!

ホームのナスリ選手のフォーメーションは4-2-3-1。サイドバックを置かずにセンターバックが4枚並ぶ、4-2-3-1でも特殊な陣形です。アウェイのマイキー選手のフォーメーションは4-4-2とバランス型の陣形に。

試合は、序盤からテンポの良いパス回しでナスリ選手がペースをつかみ圧倒。前半のうちに2得点を重ね、4人のセンターバックでしっかりと守備を固めながら、前線の選手でボール回し。マイキー選手は堪らず、フォーメーションを4-3-3から4-4-2へ変更したものの、前半終了直前にナスリ選手がダメ押しの1発!

ハーフタイムには、マイキー選手がナスリ選手と同じフォーメーションの4-2-3-1へと変更。後半早々にマイキー選手が1点を返すもナスリ選手が追加点を奪い、1st Legは4-1でナスリ選手が勝利を収めました。

マイキー選手の巻き返しならず。2nd Legも制したナスリ選手が無敗で優勝!

ホームとアウェイが入れ替わった2nd Legもナスリ選手が優位に試合を進め、前半10分に1点先制。ビハインドのマイキー選手は前半終了直前に4-4-2へフォーメーションを変更するも、その直後にナスリ選手が追加点をあげて前半を0-2で折り返します。

後半も、早々からナスリ選手が追加点を奪う展開に。後半60分にマイキー選手が意地の1発を入れるも、反撃はここまで。ナスリ選手は後半も攻撃の手を緩めず、1-5と圧倒的な強さを見せて試合終了となりました。

これで合計スコアを9-2とし、ナスリ選手の優勝が決定! ナスリ選手は予選から決勝まで負けなしという強さを見せ、一度も苦杯をなめることなく大会を終えました。

【試合結果】
1st Leg:4-1(前半3-0/後半1-1)
2nd Leg:5-1(前半1-0/後半4-1)
合計スコア:9-2
勝者:ナスリ選手

【マイキー選手の試合後インタビュー】

──残念ながら決勝で負けてしまいました。

ナスリ選手が、ただただ強かったです。最初に取られたゴールに対して、もう守備が何もできなかったのがすべてだと思います。試合前、コイントスで負けて、チーム選択でベルギーを選べなかったのも(心理的に)大きかったかもしれません。

ただ、シュート(「タイミングフィニッシュ」)の感覚に関しては、今日のような大きな大会で試してみないとわからないのですが、緊張感の中でもある程度対応できたのかなと思います。

【ナスリ選手の優勝インタビュー】

──優勝の感想を教えてください。

結構な試合数を戦いましたが、無事、最後には優勝できて嬉しいです。

──『FIFA 19』が発売されてから間もない中、練習で重視してきた点は?

海外のFIFA選手のプレー動画を見たり、ツイートや発言を参考にしたりして練習しました。特に、「タイミングフィニッシュ」というタイミング次第でシュートの精度が変わる技術を、重点的に練習しました。

──『FIFA 19』への適応の面は?

『FIFA 18』から『FIFA 19』に新しくなって、自身の適応が速いとは思っていません。どちらかといえば、練習は「質より量」で勝負しました。例えば、海外の選手が発信している情報を集めてみて、10個のテクニックがあったとしたら、1つずつ試してみました。その10個をしっかりとできるようになるまで、量(時間)をかけました。

──準決勝と決勝の自己採点は?

準決勝は10点満点中8点くらいです。コントロールシュートを打たれる場面が多くありました。要所で(コントロールシュートを)打たれないような守備が課題だと思います。決勝戦は修正して、そのスペースを消すような守備を意識してプレーできました。決勝は10点満点だと思います。

──パリ大会への抱負をお願いします。

『FIFA 18』で1回だけ世界大会で良い成績を残せたと思うのですが、「1回だけじゃないんだ」というところを見せられるようにしたいです。強い海外選手たちが「パリ大会に出場する」とツイートしているのを見ました。仮に勝てなくても、まずは勉強になれば良いと思っています。ただ、得るものが何か必ずあると思うので、それを発見して持ち帰りたいと思っています。

──パリ大会で対戦したい選手は?

(アルゼンチン人選手の)ニコラス(*1)です。ニコラスを倒せるくらいのレベルになれるように、期間は短いですけど、10月下旬までにもっと仕上げられたらなと思います。

*1 ニコラス・ヴィラルバは、「FIFA」シリーズにおいて、攻守両面で緻密で創造的なプレースタイルが評価されるアルゼンチン人選手。「FIFA eWorld Cup Grand Final 2018」で5位入賞。FCバーゼル(スイス)所属。

──専属コーチ(*2)についての考えは?

コーチはつけたいと思っていますが、まだそこまで話は至っていません。ただ、望んでいますので、その方向で動いてはいます。

*2 「FIFA eWorld Cup Grand Final 2018」では、一次リーグを突破した16人すべての選手に専属コーチが帯同。海外では、選手に対する主にメンタル面のサポートとして重要視される。

現地時間10月26日(金)から、パリ本大会が開幕!

もはや、国内に敵なしという状況のナスリ選手。準決勝後のインタビューでは、勝利したものの自身のプレーに納得がいかないとの発言も。世界を見据えた意識の高さと、定評のある強心臓ぶりを遺憾なく発揮していました。

「FIFA eWorld Cup Grand Final 2018」への出場で、すでに世界での実戦は経験済み。さらに練習を重ねてバージョンアップしたナスリ選手に、現地時間10月26日(金)からパリで開催される「CONTINENTAL CUP 2018」での好成績を期待しましょう!

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FIFA 19

・発売元:エレクトロニック・アーツ
・フォーマット:PlayStation 4 (*)
・ジャンル:スポーツゲーム
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 Standard Edition 希望小売価格 7,800円+税
    パッケージ版 Champions Edition希望小売価格 9,800円+税
    ダウンロード版 Standard Edition 販売価格 8,424円(税込)
    ダウンロード版 Champions Edition 販売価格 10,584円(税込)
    ダウンロード版 Ultimate Edition 販売価格 12,744円(税込)
・プレイ人数:1~4人(オンライン時:2~22人)
・CERO:A(全年齢対象)

*PlayStation®3版の『FIFA 19』はPS4版と異なる部分があります。ご了承ください。

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© 2018 Electronic Arts Inc. EA, EA SPORTS and the EA SPORTS logo are trademarks of Electronic Arts Inc. Official FIFA licensed product. © FIFA and FIFA’s Official Licensed Product Logo are copyrights and/or trademarks of FIFA. All rights reserved. Manufactured under license by Electronic Arts Inc.

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