ライター:岩井喬
アップデートとは、PS3®などのゲーム機やパソコンなど、コンピューター技術を活用した機器を動かしているプログラムを、最新のものに更新することで新たな機能を追加したり、セキュリティを強化させるためのものです。
このアップデートという作業自体はパソコンを使用されている方なら何度か目にしたことがあると思います。ウイルスからパソコンを守るセキュリティソフトのバージョンアップやパソコンのOSのバージョンアップなど、その時々で最適なプログラムに書き換えを行うことで、ハードウェアを常に快適に動作させるために必要なものが“アップデート”です。
これらのアップデート機能はPS3®をはじめとするゲーム機器にも大変重要な要素となってきました。PS3®発売以前には既にPSP®がシステムソフトウェアなどのアップデートが行えるハードとして登場していたため、“アップデート”とはどういったことを指すのか、すぐに把握できたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。もう少し遡るとPS2のDVDプレーヤーについてもバージョンが存在し、『DVDプレーヤー』のプログラムデータが入った専用ディスクから、メモリーカードへ新しいバージョンにアップデートすることで、機能性を向上させることができるようになっています。
アップデートについてまわる一つのキーワードが“バージョン”という単語ですが、「バージョン1.00」が常に最初の状態を指しており、アップデートされるたびにこの数値が大きくなっていきます。ご使用中のシステムが最新のシステムソフトウェアであるかどうか、このバージョンの数値によってすぐに確認できるというわけです。
ゲームソフト、DVD/BDの映像ソフトは、初めて発売された時から何も変更がないということは少なく、よりよい機能性・画質などを追及していくため、最新のゲームソフトのプログラムも必要に応じて新しいものに書き替わっていきます。アップデートによって、新しいプログラムにも常に対応し、快適な動作をさせる必要も出てきます。
パソコンで用いられるOS、ウイルス対策ソフトが常にアップデートされていることは、前述しましたが、PS3®も専用のプログラムで動作し、アップデートにも対応しています。またPS3®はゲーム機でありながら、パソコンと同様にインターネットを用いたネットワーク機能を有しています。この接続環境を生かして常に最新のシステムソフトウェアをダウンロードしておくことで、いつでも安心して遊ぶことができるようになっています。
つまり快適に遊ぶため以外に、セキュリティを万全にしておくことが必要であり、PS3®自体を守るためにも最低限必要な要素としてアップデートが挙げられるということを認識しておきましよう。
そしてユーザーの皆さんが一人一人PS3®を購入する時期が同じとは限らないため、初めてインターネットに接続し起動させる時には、自動的に最新のシステムソフトウェアのバージョン確認を行うようになっているので、その時々で最新のバージョンをご自身で確認しなくてもいいようになっています。これは例えアップデートで追加される機能の全てを使わないとしても、ハードそのものを守るため、そして最新のゲームソフト、DVD/BDの映像ソフトを楽しむために、常に最新のバージョンにさせておく必要があります。
PSP®やPS3®において、このアップデートを行うことで変わることが大きく分けて二つあります。
一つ目は操作性の向上、画質・音質のクオリティアップ、新しい機能の追加といった、使い勝手・機能性が増やすという役割。
そして二つ目はプログラムを最新の状態にすることで、セキュリティのレベルを向上させてハードを守り、ゲーム機を常に快適な動作とさせるための役割です。前者は、利便性が増し、体感できる変更であり、後者は目に見えない部分での変更といえます。
特にPS3®はゲーム機・マルチメディプレーヤーとしての側面と、パソコン以上に高精度なコンピューターとしての側面の両方を持ち合わせており、アップデートを繰り返していくことで、ハードそのものが常に最新の高い性能・機能性をもったシステムになりえるのです。これは据え置き型として発売されているDVDプレーヤーなどの機器にはない機能性であり、新しいフォーマットが登場した場合でもPS3®ならアップデートで対応が可能になることも十分考えられるわけです。

■システムソフトウェアVer.1.30(2006/12/6更新)
- Bluetooth機器登録にBDリモートコントローラが追加される。
<通常の電化製品で用いられるリモートコントローラは送信側と受信側にセンサーが必要な赤外線通信ですが、PS3®ではBluetoothというデジタル無線通信によってワイヤレスで周辺機器を使用できるようになっています。>
■システムソフトウェアVer.1.50(2007/1/24更新)
- PLAYSTATION®StoreでEdyからのチャージが可能に。
■システムソフトウェアVer.1.60(2007/3/22更新)
- アクセスポイント経由でPSP®を使ったリモートプレイが可能となる
■システムソフトウェアVer.1.70(2007/4/19更新)
- PlayStation®規格ソフトをPLAYSTATION®Storeよりダウンロードしてプレイが可能となる。
■システムソフトウェアVer.1.80(2007/5/24更新)
- ゲーム/DVDのアップコンバート出力
<“アップコンバート”とは、従来からの映像送出方式であるSD方式解像度で(480i、480p)制作されているPlayStation®/PlayStation®2規格ソフトウェアやDVDビデオの映像を、HD方式解像度(720p、1080i、1080p)として引き伸ばし、より解像度の高い画像を楽しめるようにするための機能です。> - メモリーカードへのセーブデータの書き戻し
■システムソフトウェアVer.1.90(2007/7/24更新)
- 壁紙/表示フォントのカスタマイズ
<背景に好きな画像を壁紙にできる機能と、表示されている文字のフォントを変更できる機能です。> - 音楽CDのアップサンプリング出力
<“アップサンプリング”とは、音楽CDをより良い音質で楽しめるようにするため、ディスクに記録されたデジタル信号から、音声となるアナログ信号に変換する工程をより綿密に、細かく処理ができるようにする機能です。一般的にこの数値が高いほど再生音の細やかさが増します。>
■システムソフトウェアVer.2.00(2007/11/8更新)
- プレイリスト
<PS3®に保存した音楽や画像の中から、好みの曲や画像をまとめたり、好きな順序に並び替えて再生することができます> - インフォメーションボード
<PS3®がネットに接続された状態のとき、XMB上へ電光掲示板のようにPS3®関連ニュースが表示される機能です。また“インフォメーションボード”のアイコンが追加され、選択することでより詳しいニュースを見ることができます。> - PLAYSTATION®Networkカテゴリ
<PLAYSTATION®Networkへすぐアクセスしサインアップできるアイコンが追加されました。> - インターネット経由でPSP®から待機状態のPS3®をリモート起動可能となる。
PS3®のアップデートは下の3つの方法から行うことができます。


