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俺の屍を越えてゆけ 続編への道 「俺の屍を越えてゆけ」続編の進捗状況について、随時お伝えして参ります!

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制作日誌19: 命を吹き込む収録現場

2013.10.24

急に寒くなってきましたが、皆さん風邪などひいてないでしょうか?
SCE『俺屍2』制作チームは、引き続き元気に制作を進めています。

ということで、今回は…そうです、いよいよ制作も音声収録のフェイズに入りました!
収録はこの一ヶ月の間に集中して行います。

「劇場アニメよりはるかに多いセリフ量だから覚悟しておいてね(笑)」

と桝田さんに言われてたので、それなりの覚悟はしていましたが…。
届いた台本を見てほんのちょっとだけ心が折れそうになりました。

PSP®版の攻略本よりぶあつぃ

RPGは、やはりセリフの量が多いですね…。
上下巻セットでこの厚さです。
さらに中をパラパラめくると、アニメの台本よりも行間が狭く、文字もビッシリです。

「あ、ごめん。TGSで宣言したように、コーちんの台本がこれに追加されるから」

笑顔で桝田さんが補足します。
つられて僕ら制作チームもぎこちない笑顔で応えますが、
誰もコーちんのセリフが遅れていることは桝田さんに突っ込めません。

ご本人が嬉々として楽しそうに語っているなら、僕らはスケジュールを調整するだけです。
すべての収録の演出監督をこなしていただきつつ何ですが、
桝田さん、引き続き台本の執筆も宜しくお願い致します。

※『俺屍2』に関しては演出監督を介さず、
桝田さん自ら演出監督として声優さんに直接指示を出してもらっています。
特に今回、シナリオの構造が複雑で…演出監督を通すとかえって細かいニュアンスが伝わりにくく、
収録の効率が悪いと判断したからです。

↑収録合間のスタジオの写真です。スタジオ経験は何度もありますが、
たくさんのモニターに謎だらけのボタンがギッシリと詰まった無機質な空間は、いつ来ても身が引き締まります。

じつは品川のビルにも音声収録のスタジオがあり、そこで収録する方が僕らは効率が良いのですが、
他のタイトルの収録で空きがないそうで…。別途外部のスタジオで収録を行うことになりました。

くーっ、先にスタジオを押えておけばよかった!

たしか、スタジオを占拠していたのは、ほにゃららサクリファイス デルタのチームでした。
あちらのチームは来年3月の発売予定ですし、急ピッチかつ順調に制作が進んでいるようですね。

↑スタジオでPCを見つつ、完全に仕事モードな桝田さん。どうも現場の照明が暗いので、
ピリピリしたムードに見えちゃいますが、実際はアットホームな空気でした。

スタジオでは2日間に分けて一族男女や神様のボイスパターンを収録。桝田さんと顔なじみの声優さんも多く、
現場入りするたびに「おおー! 元気?」と声が上がり、終わると「じゃーまたねー」と、お友達のようなノリです。

とはいえ、ひとたび収録になると現場の空気も一変します。
戦闘の猛々しい声から、交神の艶っぽい声、遺言の壮絶さや切なさ。
これが本当に一人の人間から発せられる声なのかと、信じがたいプロの技に圧倒されます。

「不満です(笑)」

その技にサラリとNGを出す桝田さん。負けじと声優さんが演じるリテイクに…

「そうきたか…いい、すごくいい!」

と、今度はベタ褒め。

一瞬たりとも気の抜けないプロ同士の真剣勝負。とはいえ勝った負けたではなく、
声優さんとの化学反応を楽しむ、桝田さん監修の舞台を見ているような感覚が芽生えていきます。

そんな掛け合いから次々とキャラクターが生まれていく様は圧巻であり、
それはまさに目の前で、ゲームに命が吹き込まれていく瞬間でもありました。

声優さんって本当にスゴい、と感動しつつ、
日誌なりに軽く皆さんにお話を伺うと、なるほどなーというテクニックを教えていただきました。

例えば敵からの攻撃でダメージを受けた時の声ですが、
これ、素人で出そうと思ってもそれほどバリエーションって浮かばないもので、
セリフだけ変えても似たような感じになってしまいます。

ところが!
その攻撃をどこに食らったのか、部位をずらしてイメージしながら声を出すと、
全然違うパターンが生まれるそうなんです。(腹⇒腕⇒足など)

試しにやってみると…

「ぅおぅ!」「イッ!」「くわぁっ!」

なるほど。

ちょっとしたトリビアです。
分かりやすく教えていただいたので、素人でもそれなりに演技できました。
声優さんのこうしたテクニックって、すごく引き出し多そうですよね。

と、勉強になることいっぱいのなか収録を見守っていると…

「今のところ原稿変えます」

「やっぱり演出変えます」

出たー!

いきなり現場でガリガリ修正いれてくー!
その勢いで、収録中にキャラの名前まで変えちゃったこともあるという逸話までおもちの桝田さんー!

まぁ、台本通りに声を収録するのが目標ではありませんよね。

ゲーム制作に限った話ではありませんが、
途中で「こっちの方が良い!」って気づいたのに、一度設定した目標を変えない人っていますよね。

目標がゴールなのに、ゴールするのが目標に変わっちゃってるというか。
その点桝田さんは柔軟で、平気でどんどん面白いものを取り入れていきます。

「だって、こっちのほうが面白いじゃん」

ノリっぽく微笑んで語るので、たまに騙されることもありますけど、
じつはこういう時の桝田さんって、恐ろしいまでにロジカルなんです。

普段はツンデレなノリなので、「怖そうだけど、メッチャいい人だ!」くらいに騙されちゃいますが、
時々ものすごくIQの高い悪魔じゃないかと思うことがあります。

皆さんも「桝田さんのゲームって面白いなぁ」と思ったら、
それは僕らと一緒で、巧妙な悪魔に心を鷲掴みにされたのかもしれません(笑)

さてさて、声優さんの収録はまだまだ続きます。
この段階では詳細をお伝えすることはできませんが、今回は本当に豪華です!

香盤表(出演者や進行が書かれている表)を見た他の制作チームのスタッフが、

「なんだこのメンバー!?」

と100%驚きますので、決して大げさな話じゃないと思います。

20年遊べる俺屍を合言葉に、すごい人たちが力を貸してくれました。
じつはこれだけのメンバーを集められたのは、とある暗躍者のお陰でもあるのですが、
ご本人は名前出しNGのようなので…。いつか日誌でご紹介できると嬉しいです。

これだけ煽ってご紹介しないのも心苦しいですが、今はまだ正式に発表する準備段階なので、
どうか期待してお待ちください!

例えば、一族男女や神様のボイスパターンに参加いただいた方では、こんな方がいらっしゃいます。

↑誰が誰だか、分からない…。





というかこれ、アー写(宣伝用の写真)載せるよりも事務所さんのハードル高い気が…。

永嶋先輩と椎名Pがちゃんと許可を得ているのか、心配でなりません。





次回の日誌の頃も、音声収録真っ最中だと思いますが、引き続き全力で頑張ります!

↑おまけ写真①
収録後のご飯タイム。「なんか『rain』が気になるんだよねー」と仰っていた桝田さんに、
プロダクトコードをプレゼントしました。真剣にゲーム説明文を読む桝田さん。

↑おまけ写真②
収録後のご飯タイム。居酒屋でご飯モノを食べた後に「デザート」にご飯モノを食べる永嶋先輩。
元気で何より。



それではまた次回まで!

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