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俺の屍を越えてゆけ 続編への道 「俺の屍を越えてゆけ」続編の進捗状況について、随時お伝えして参ります!

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制作日誌22: クリス桝田さんとコーちん福圓さん

2013.12.05

品川のスタジオに戻ってきました、SCE『俺屍2』制作チームです。
怒涛の声優さん収録も、ついにラスト!
本日は「コーちん」役の福圓美里さんの収録の模様をお届けしようと思います。

そうなんです、長らく『ソウルサクリファイス デル太』チームに占拠されていた弊社スタジオが空いたので、
やっと自社ビルのスタジオに戻れたのです。ソルサクチーム、収録お疲れ様でした!
様々なスタジオで録り慣れている声優さんと違って、僕らはやっぱりここが一番落ち着きます。

「おはよう~。これ今日の追加のセリフね」

桝田さんご登場。ちょっと眠そうなお顔なのは、朝までお仕事していたのかしら…。

というか、写真が暗かったのでスルーしそうになりましたが、明るいところでもう一回写真撮って良いですか?



これって…

ケーキやドーナツにふりかけてる、
ツブツブみたいですやん!


※ネットで調べたら「スプリンクル」というそうです。


「よく気づいたね、もうすぐクリスマスじゃない?」

あー、そういえばもう聖夜まで1ヶ月切ってましたね。
スタジオで仕事していると時間の感覚がなくなるので、僕らに何らかの「気づき」を与えてくれてるんですね。
「君たち、仕事も大事だけど、もうすぐクリスマスだよ? 家族や大事な人との準備は進んでいるのかい?」と。

大丈夫です。SCE『俺屍』チームは、誰もしばらく結魂の予定はございませんし、
交神の儀も遠い昔の思い出です。


ちなみに桝田さんに聞いたところ、このド級のツブツブ服は、ニ十数年前の新婚旅行の際、
イタリアの橋の上のお店で買ったそうです(結構そういう形式のお店があるみたいです)。
行った事もないので想像するしかないですが、なんだかミラノコレクション。


勢いあまって、昔よく着ていた「犬」のプリント柄の服についても聞いてみました。

「あぁ、あれね。あれはさぁ、着てるとうちの娘が“あーっ犬さんだー!”ってよく抱きついてきたから
次々と買っちゃったんだよね」


エピソードがどれもこれもリア充ですね。

日誌のネタでちょくちょく使わせていただく桝田さんの服装ですが、
じつはご本人のなかで明確なメッセージやテーマがあるんです。
これに気づくと、ファンの皆さんもますます桝田さんのファッションから目が離せませんよ!


お話をお仕事モードに戻して福圓さんの収録です。
いよいよコーちんが生まれる瞬間がやってまいりました!

↑桝田さんが台本にないセリフをひらめき、急遽手書きで原稿をもってきてくれました。
生原稿が掲載されるのって珍しいかもしれませんね。あえてそのまま掲載してみます。
これだけでも、コーちんがどんなキャラクターか分かるんじゃないでしょうか。

↑こちらは福圓さんと桝田さんのミーティング風景。収録ギリギリまでキャラクターの設定や性格を話して、
コーちんの役作りを行います。二人の頭の中ではもう、はっきりとコーちんが出来上がっている模様です。

ちなみにコーちんというキャラクターですが、公表している設定は以下の通りです。
すでにTGSでの試遊プレイやWebの記事などでご存知かと思いますが、
前作のイツ花のポジションを担当してくれるキャラクターです。

・人間でいうと恐らく12才くらいです
・プレイヤーの近くで活躍する女の子です
・人の言葉や生活は一通りこなせます
・○○○に変身します

なにぶん○○○ですし、まだ幼いですし、それゆえ人間の言葉や生活はボチボチ…というキャラのセリフって…

↑つまり、こういうキャラでした!(笑)

福圓さん演じるコーちんは、プレイヤーのサポートをする頼もしい存在ですが、
もっというと、ともすれば重くなりがちな世界を明るく吹き飛ばすような元気(能天気?)な役回りなんです。

なお、「コーちん=福圓さん」が決まった段階で、
桝田さんのほうは福圓さんの声にあわせて台本を書き直したりと、準備万端でした。
それもあって収録はノリノリ、ハイペースで進んでいきます。

※桝田さんの場合、メインキャラに関しては声優さんが決まった段階で、
その方の声を想定して原稿をチューンするのが当たり前なのですが、
「そんなこと誰もしていないらしいと、10年ほどまえに気づいたよ」と笑っていました。


こうした、ち密な計算のうえで成り立っている臨機応変っぷりも桝田流です。

(それよりも、コーちんだけで台本が別に用意されるほど、ボイス量がとんでもないことになっていますが…)

短いセリフだと、5つ6つ連続でポンポンと演技を決めていく福圓さん。
それに対して桝田さんのディレクションは…

「もう少し子どもっぽい感じ」
「本人言えているつもりだけど、言えてない、みたいな」
「もっと適当に、“っしゃーす”みたいな感じ」
「あー、コーちんは音痴がいいな…」(メロディーを口ずさみます)

と、福圓さんの演技と桝田さんの指示を聞いているだけでもスタジオは大爆笑。
お二人のやり取りを音声で流すだけでもひとつのエンタメになるんじゃないでしょうか(笑)

↑思いっきり収録中に、そっと写真を撮ってみました。このくらいでは桝田さんの集中力は途切れません。
こうしてみると、収録ブースとスタジオって近くて遠い感じがしますね。福圓さんもお顔は見えません。
全神経を演技に集中する声優さんと、その演技をじっと聞く監督。絵になります。


「あーっと、そこの“お忙しい皆さん”の【さ】と【ん】の間に少し音引きを入れて。
この皆さんは一族ではなく、プレイヤーなので。少し距離感を作ってほしい」



「わかりゃーした!」


本当は福圓さんは「わかりました」と言っていたのですが、
僕らスタッフにはもはやコーちんにしか聞こえなくなっていました。

それにしても桝田さんのきめ細やかな指示と、
それを一発で修正してくる福圓さんの演技、勉強させていただきました。


実際、僕らはその場にいて台本チェックをしているんですけど、
あまり役に立ててないような…。


さすがに1回の収録では録り切れない量なので、本日の収録はこれにて終了。
後半部分は年明けに持ち越しますが、来年またコーちんに会えると思うと楽しみです。


とにかく独特なセリフ回しの多いコーちん。

「~っぽい」(えらい大雑把)

「○○とか、○○とか、そういうの!」(途中まで説明して、最後面倒臭くなって投げ出す)

「○○様が、おいでになりのスケ」(全然うやまってない)

などなど、一族の背負った過酷な運命を何だと思っているんだ!
と、突っ込みたくなる可愛い存在です。


続編の新キャラクター、きっと皆さんにも気に入っていただけるんじゃないでしょうか。
そんな確信をもって、年内の収録作業を終えました。
いやー皆さん、本当におつかれさーした!


「はい、30分後にガヤの収録なので、日誌くんも参加して。端っこでね」


「え…?」



余談で恐縮ですが、若手の声優さんに混じって不肖日誌担当も演技に参加させていただきました。
ガヤというのは文字通り群衆のガヤガヤ音を収録するものでして…。
端っこのほうでノイズみたいな役目でしたけど、まさか人前で演技するなんて…。

ふと見るとアルファ・システムのスタッフさんも借り出されていました。


「日誌くん、僕ら、一族を追いかけてくる鬼の集団らしいよ」

「お、鬼ですか?」

「そう、鬼」

「…節分しかイメージできないっス!」

↑残酷にも収録は始まり、もう後には引けません。
声優さんに混じりながら、ありったけの鬼感をイメージして叫びました。

↑「あははは、日誌のために写真撮っといてやろう」とスタジオからブースを撮る永嶋先輩。
はっきり申し上げますと、邪魔です。

ただただ酸欠で頭がボーっとするわ、普段使わない筋肉を使っているのか、首が相当痛い!
収録後にいただいた水が飲めないくらいです。

声優さんって心底すごい。
プロのお仕事に少しでも触れたことを冥土の土産にしておきます。

4時間を越える演技の後に、「また次回宜しくお願いします~♪」と
素敵な笑顔で帰っていった福圓さんこそ、仕事の鬼です。

今回の日誌はここまでですが、じつはこの日、収録を終えて戻ったスタッフ全員に
驚きの再会があったのです。

興奮して周りに自慢すると、「そんな素敵なお話、日誌じゃもったいないんじゃない?(笑)」と言われる始末。

日誌はいつでも素敵なお話を書いているつもりなんですが…。

次回どうぞお楽しみに!

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