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7. ビグロ通信の起源

こんにちは。バランドール王国:歴史考察特派員のエルシィです。

皆さん、ビグロ通信はもうご存知ですよね?
あ…。アルバナなどの環境が厳しい地域ではまだ一般的ではないかもしれないので、一応説明しておきますね。
ビグロビグロというのは大陸全土に広く生息する猛禽類の一種で、訓練すればよく人の言う事を聞く事で知られています。
彼らの生態として特徴的なのが、つがいとなったビグロ同士は、遠く離れた場所にいても、見たもの、聞いたものを共有、伝達する事ができるという特殊能力です。
昔、まだ大陸のあちこちが未開の地だった頃、旅人たちはビグロのこの能力を利用し、旅先で困難な状況に陥った時の救難要請や、遠く離れた家族との会話の手段として、つがいの片方のビグロを手元に置き、もう片方のビグロをメッセージを届けたい相手先に飛ばす様になった。と伝えられています。

それが長い大陸の歴史の中の、いつ頃から活用され始めたのかは、諸説あって断定はできませんが、“ドグマ戦記”の記録の中で、このビグロ通信が使われていた。とされる記述があります。
当時のイシュレニア帝国は、このビグロで諜報活動を行っていたらしく、つがいのビグロの片方を、敵国の拠点に潜入させて進行ルートを決める際の情報収集に活用したり、わざと逃がした戦争捕虜の後を追わせて敵兵の潜伏場所を探らせたりと、多岐に渡って活用していた模様です。
当時、大陸の大半をイシュレニア帝国が牛耳っていたという事実と照らし合わせると、彼らが大陸全土でビグロ通信を多く活用していたからこそ、今の世に広く浸透したのかもしれません。

ご存知の方も多いかと思いますが、このビグロ通信、近年では主に冒険者達の間でコミュニケーションを取る手段として大きく活用されています。
遠方にいる冒険者同士で待ち合わせ場所を確認しあったり、それぞれ別の冒険をしている友人同士、お互いの近況を報告しあう手段であったりと、“ドグマ戦記”の時代と比べると、大分カジュアルな使われ方をしています。
皆さんの中にも、お友達と連絡を取り合うのに活用されている方も多いのではありませんか?
私も数々のレポートを纏める上で各地の特派員や学者の方々から情報をいただくのに、とても重宝しています。
私にとってビグロ通信のない生活は、もはや想像もつきません。

ビグロ通信は“ドグマ戦記”時代にイシュレニア帝国が広めた技術。
…と断言するには根拠に乏しいので何とも言えませんが、もし、仮にこれが本当に“ドグマ戦記”時代の戦争による副産物だったとするならば、現在を生きる我々にとって、今やかけがえのないコミュニケーション手段の一つですから、少し複雑な気分です。
人々——特にお年を召した辺境地域の語り部の方々は、“ドグマ戦記”を暗黒の時代、記憶に残したくない忘却したい過去等と忌み嫌いますが、ビグロ通信に限らず、戦争中に生み出された数多の文化、技術が、今の私達の生活の一部として、ごく当たり前に浸透しているのは揺るぎのない事実です。

振り返りたくない過去の過ちから、目を背けるだけでなく、時には、揺るぎようのない過去をしっかりと受け止めて、先人達への感謝の気持ちを忘れる事なく、彼らがどう生き、何を私達に伝えてきたのか。を、あえて辿って行く事は、とても大切な事だと思います。

彼らの残してきた知識、文化の恩恵を受けて、私達はこうして今を生きているのですから。

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