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10. 忘れられた村ミヌーテ

こんにちは。バランドール王国:歴史考察特派員のエルシィです。

前回、私のレポートの内容について上司から注意を受けた、というなんとも愚痴っぽい始まり方で恐縮でした。
…が、なんと、心配してくださった読者の方から、励ましのお便りをいただきました!
読者あっての考察レポート、今後も頑張りますので応援宜しくお願い致します。

さて今回は、今はもう地図から姿を消し、歴史に埋もれた忘れられし村、“ミヌーテ”に関してのレポートです。
はるかドグマ戦記の時代から見れば、その名を消した村や都市は数多く存在するわけですが、その中でこの大陸西方の山岳地帯に位置し、イシュレニア帝国領(現フォーリア公国領内)に属する小さな村が、特別奇怪な印象をもって様々な文献に名を残しているのは2つの大きな特徴に起因しています。

1つは、この村の出身者の多くは様々な特殊能力を有する“異能者”であったこと。
もう1つは、その能力故にアスヴァーン王国の標的となり文字通り滅ぼされてしまったこと。

まず最初の“特殊能力”ですが、様々な文献で取り上げられてはいますがその力の内容については諸説様々で、読心術といった本当に超能力めいた力、とする文献もあれば、それらを証明するには材料が少ないことから、酸素の薄い山岳で鍛えられた卓越した身体能力こそミヌーテの力、とする研究者もいてどうにも明確にはなっていません。
後者の考え方が現実的ではありますが、さらに私の解釈を補足するなら、多くの書物に共通して登場する、「鉄の結束による無敵のミヌーテ傭兵団」という言葉から、個々の身体能力だけでなく集団戦闘における戦略・戦術にも長けていたのではないか、と考えられます。
もちろん、個人的には「特殊能力」という言葉にロマンを感じたりするわけですが…、残念ながら、根拠のない発言はまた叱られてしまいますので自重しておきますね。

ミヌーテの虐殺さて、そのミヌーテ村に運命の日が訪れます。
数多くの書物に書き記された内容によれば、その日、ほとんどの村の傭兵は戦場に出て村を留守にしており、襲撃の知らせを受け、長雨でぬかるんだ道を、取るものも取り敢えず駆けつけた彼らが見たのは、宿敵アスヴァーン軍が残したと思われる軍靴の跡と、彼らが愛する妻や子供たちの無残な姿だったとのことです。
そう、この村の民の特殊能力に脅威を抱いたアスヴァーン軍は、無敵と名高い傭兵団の士気を下げ、かつ、次の世代の能力者が生まれることを防ぐための策として、兵が留守となり抵抗することのできない村で、無力な民を虐殺するという暴挙に出たのです…。
こうして、戦時下とはいえあまりにも悲劇的な運命をたどり、ミヌーテは地図から姿を消した今なお、その名を歴史に残すこととなりました。

ちなみに資料は少なく詳細は不明ですが、戦争終結後、アスヴァーンの賢者がこの村を訪れたとする記録があります。
そこで行われたのは和解への調印か、惨劇の中で命を散らした者への懺悔であったのか。
今、私たちの住むこのバランドール王国とフォーリアの間にもいよいよ終戦の噂があります。
実は、かつてミヌーテがあったはずのフォーリアの地をいつか訪れ、ただ悲劇的な話だけではなく、ミヌーテ独特の風習などにもより深くフォーカスしたレポートをするのが、特派員としての私の目標の1つだったりします。
ミヌーテに限らず、ドグマ戦記の記録の多くは現フォーリアの地を舞台に繰り広げられたものが多いため、特派員としてはバランドールに残る文献だけでなく、やはりかの地をこの足で踏んでこそ、ですよね。
その日が来たら今まで以上にいいレポートをお届けしたいと思いますので、どうぞご期待下さい。

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