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15. ハピタル族

こんにちは。バランドール王国:歴史考察特派員のエルシィです。
今回は、長い耳が特徴のハピタル族と歴史の関わりについてのレポートをお送りします。

ハピタルに関するドグマ戦記におけるもっとも有名なエピソードといえば、以前にもご紹介した、虫の谷の“バッケイヤ”に伝わる伝承ではないでしょうか。
かの時代、この地はイシュレニア国領内でありながら、その地のハピタルは自治権を巡って激しく抵抗したとされ、イシュレニア軍は“シンナイト”まで繰り出しますが、伝承にいうトロル族の勇者に思わぬ苦戦を強いられ、そのトロルは今でも“バッケイヤ”のハピタルにより英雄として崇め奉られているとのことです。
近年の研究では、遥か遠く離れたアスヴァーン王国の遺物に、このトロルを示すのではないかと思われる記述が発見され、虫の谷の抵抗運動の裏にはアスヴァーンの関与があったのでは、と見る学者もいます。

…そうそう、意外と知らない方もいるようなので一応説明すると、ハピタル族はその性格、生活様式等から、通称“森ハピタル”と“谷ハピタル”に分類されますが、他の種族と比較して元来手先が器用なので、いずれのハピタルもそれを活かした生活を送っています。
例えば“谷ハピタル”は自尊心が強く縄張り意識も高いため、“バッケイヤ”のように他の種族を寄せ付けずに同族だけで集落を築いていますが、“グライダー”と呼ばれる独自の技術力による一人乗りの小型飛空艇を操ることができます。
“バッケイヤ”の民のグライダー飛行は見るものの目を奪う圧巻の光景らしいのですが…、以前にもお話しした通り、くれぐれも気軽に虫の谷には近づかないように。

一方の“森ハピタル”も内向的ではありますが温厚な性格で、比較的他の種族への関心も高く、人間やワーグ、特にフォーレスの多い各地の街にとけ込んで暮らしています。
その暮らしぶりは様々ですが、建築、土木事業を筆頭に彼らの技術力は私たちの生活の中に息づいています。
危険な川を安全に渡す頑丈な橋、雨の日も風の日も快適に過ごせる家々、街を彩る美しいオブジェ、等々、私たちが何気なく暮らすこの平和で美しい街並みの至る所に、彼らの正確で丁寧な仕事が活かされているのです。
今日に至るまで、彼らの技術を基にした様々な建築工法、様式が生み出されてきたわけですが、では、ドグマ時代の遺跡こそは、純粋な“ハピタル”様式の建築工法なのではないか?……というと、残念ながら現在までの研究結果上、ドグマ期のハピタル族の生態について、虫の谷の一件ほどはっきりとした記録が見つかっておらず、どちらかというと否定的な見方がされており、その点はまだまだ今後の研究結果を待たねばなりません。
ただ、グリード地下やバンヘイブン平原など、当時のイシュレニア首都近くの地域には、今も幾つかの不可思議な人口建造物が残されており、イシュレニアの高度な文明を支える一助として、ハピタルの特殊な技術が関係していた、と考えるのもあながち的外れではないと思いませんか?
しかも、虫の谷のトロルの伝承にあるように、そこに更にアスヴァーンの魔法技術が絡んでくるとなると……。
ほら、実に興味深い研究テーマですね…うーん、私も真剣に取り組んでみようかな…。

私の知人にも多くの“森ハピタル”がいますが、彼らの多くは気さくで陽気、そして勤労な方ばかりです。
あまり歴史の表舞台に出てこない彼らですが、ふと街中で足を止めると、彼らの技術が活かされて作られた街の上に、確かに私たちの生活があることが分かるでしょう。
名は残らずとも確かな実を残す、職人魂とでも言いましょうか。
私もいつか、立派な書庫のある家を建ててもらって、一日中研究に没頭してみたい…。
これからも、遥か未来に遺る街を作ってくれる彼らの技術に、畏敬と感謝の気持ちを持ちたいと思います。

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