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19. 不世出の大錬金術師ギド

こんにちは。バランドール王国:歴史考察特派員のエルシィです。

先日、比較的危険な場所の遺跡調査の際に着用していた、長年愛用の防具がとうとう壊れてしまいました。
修理するのもいいのですが、これを機に新調しようかどうかと検討中です。
冒険者の方なら自分のスタイルに合わせた専用装備の一つや二つ、お持ちかと思いますが、高級な装備品になればなるほど入手は当然困難で、“フォース・ハンド”と呼ばれる名工の作った品々等はもはや伝説と化しています。
そんな彼らを目指して修行する若い職人も最近では多いようですが、どこの街にでもあるガマローネ合成所に素材を持ち込んで、新しい装備を作ってもらうという方法もあります。
この、二種類の素材から全く新しい物質を生み出す、ガーマン族に伝わる秘術。
実はドグマ戦記の時代にはこれに似た、様々な物質を練成してより完全な物質にするいわゆる“錬金術”が、特にイシュレニア帝国において盛んに研究されていたようで、その研究者は非常に高い地位にあったようです。

というのも、あの皇帝マドラスの父親である先王自身が非常に優秀な錬金術師であったようで、記録によれば、彼は国策として錬金術の研究を尊び、それが効を奏して国力は急成長を遂げ、後のマドラス統治の時代に繋がる、帝国の基礎を築き上げることができたようです。
そして、その先王に師事し、先王亡き後はマドラスに仕えて帝国を支え続けた偉大な錬金術師として、イシュレニア史に名を残しているのがギド・カンタラベです。

ギド・カンタラベ「天才」「不世出の傑物」という評価を欲しいままにした大錬金術師、として記録されるギドですが、彼の帝国での偉業に関する詳しい内容は実は未だ不明な点が多く残されています。
例えば“モノシップ”のように、現在よりも優れた技術力を誇ったとされる当時の文明に、彼が貢献したであろうことは言うまでもないでしょうし、マドラス皇帝の時代になって帝国が世界統一に動き出すための軍事力に、ギドの錬金術が最大限活かされたのではないか、という点は多くの研究者の意見の一致を見ますが、それらを証明する詳細な記録については未だ発見されておりません。
ならばこそ、国家機密にあたる研究に従事していたことの証明、と考える研究家も多く、あの謎に包まれた“シンナイト”の正体も、彼の研究記録が発見されればあるいは…というのは私だけの妄想ではなく、ギドの研究の発見と解明は、現在の技術力を加速度的に高めるだろう、と言われているのです。

そんな天才錬金術師ギドですが、帝国の繁栄に一生を捧げた彼の人生が安泰であったかどうか、と考えると、あながちそうとも言い切れない記述がとある記録に残されています。
時期にして、ちょうどあのワイルド将軍の逃亡劇が帝国を騒がせていた頃、ギドと思われる錬金術師がマドラス皇帝に逆らい、あの“無限牢獄”に投獄されていたというのです。
投獄された詳細な理由は不明で、タイミング的にワイルド将軍の逃亡に加担したのでは、とも言われていますが、その後の彼の処遇についても一切分からず、少なくとも幸せな晩年ではなかったのではないかと思われます。

この、イシュレニアに忠誠を誓っていたはずの高位の人間の反乱傾向について、マドラス皇帝の急進過ぎる世界統一の計画に綻びが生まれたのか、魔女と呼ばれたミューレアス女王による謀略か、意見の分かれるところです。
が、いずれにせよ多くの才能がこの戦乱によって無為に失われたことは想像に難くありません。
二代に渡って帝国に仕えたギドの目にその終焉の姿はどのように映っていたのか。いよいよ、長く続いた戦乱の時代もこの後急速に終末へと向かいます。

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