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21. イシュレニア帝国の衰退

皇帝マドラスこんにちは。バランドール王国:歴史考察特派員のエルシィです。
遥か一万年の昔、この大陸の統一まであと一歩というところまで迫ったイシュレニア帝国。
しかし、すでに皆さんご存知の通り、皇帝マドラスの覇業はその直前で叶わず、魔法国家アスヴァーンとの戦いの後、ともに指導者を失い、意外なほど静かにその歴史に幕を下ろします。
さて、私のドグマ戦記レポートもいよいよ今回をもって最終回。
ドグマ戦記と呼ばれる熱く激しい時代の、謎多きその終焉についてお話し致しましょう。

ワイルド“白騎士”ワイルド帝国騎士団隊長の奮戦によって女王ミューレアスを捕らえた帝国が、その瞬間までは、勝利による戦いの終結を確信していたであろうことは想像に難くありません。
しかし、ワイルド隊長自身によるミューレアスとの逃亡劇を発端として、帝国の快進撃はピタリと止まります。
表現は乱暴ですが一将軍の謀反に過ぎないこの一件が、磐石を思わせた帝国の進行に楔を刺し、長く続いた戦争を逆転させて収束させるほどの契機となりえたその詳細は不明です。
ミューレアス女王自国に戻ったミューレアスがワイルド将軍から帝国の情報を引き出すことで、アスヴァーン軍が帝国軍の弱点を突く総力戦に打って出て戦いを有利に転じたのでは、と想像するのは容易ですが、互いの国力を疲弊させて滅亡の一途を辿ったその経緯を示す詳しい資料は今のところ判明しておりません。

はたして、本当にイシュレニア帝国はアスヴァーンによって滅ぼされたのでしょうか?
アスヴァーンもまた激しい戦いの後、国力を保つことができず内乱によって滅亡したとされているため、本来残されているべき敵国イシュレニアとの決戦やマドラス皇帝の最期についての記録も、残念ながら今のところ一切発見されておりません。それはもう何かしら意図的なものを感じさせるほどに皆無であり、強いて言えば、“一万年後に転生したミューレアスとマドラスが決着をつける”という胡散臭い預言くらいしかないのです。
そして、“シンナイト”。帝国が覇を唱えるのに必要不可欠だったとされる決戦兵器、これにアスヴァーン軍がどう抗い、どう切り崩したのか、これもまた残念ながらまだ明確にされていません。
シンナイトそもそもその正体が様々な憶測を呼ぶ“シンナイト”ですが、それがなんであれ、イシュレニア帝国の軍事力の要であったことはもはや疑いようもなく、それらがどう攻略され、その後どのような末路を辿ったのか、いずれにせよ、ドグマ戦記を語る上で“シンナイト”なる兵器の解明は大命題と言えるでしょう。

すなわち、ドグマ戦記を中心とした歴史考察特派員たる私のこれからの研究テーマとして、“シンナイト”は避けて通ることはできません! ……というわけで、私はこれから“シンナイト”の核心に迫るため、しばらく集中的に研究に取り組もうと思います。うーん、俄然やる気が沸いてきました!
……そういえば、実は王国は既に“シンナイト”をあの十七年前の地殻変動時に掘り出していて、フォーリアとの決戦に備えて密かに研究を続けている、なーんて噂が口さがない学者の間でまことしやかに囁かれたこともひと昔前にはあったそうですが……、いやいや、まさか、さすがにそれはないですよね。

歴史は、魅力的で素敵です。
フォーリアとの和平の調印式もいよいよ秒読み開始、間違いなくこの日もまた新たに歴史に刻まれることでしょう。
未来のことは誰にも分かりませんが、過去の歴史から学び、よりすばらしき希望に溢れた未来へ繋げる、それこそが大切なことだと、私は思います。歴史の魅力を私のつたない文章でどこまでお伝えすることができたか、心配ではありますがほんの少しでも一助となることができていればこれに勝る喜びはありません。
それでは、今までお付き合いいただきまして本当に有難うございました。またどこかでお会いしましょう!

最大級の感謝をこめて。エルシィ

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