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【E3 2015】徐々に紐解かれる神話──『人喰いの大鷲トリコ』プレゼンテーションレポート!

by PS.Blogスタッフ 2015/06/19

巨大な遺跡を舞台に、大鷲トリコと少年の絆を描くアクションアドベンチャー『人喰いの大鷲トリコ』。現地時間の6月14日(日)に開催された「PlayStation® E3 EXPERIENCE 2015 Press Conference」でオープニングを飾った本作は、2009年に制作が発表された大作。2016年の発売が告知され、国内外で大きな話題を呼んでいる。同会場で公開されたE3 2015トレーラーは公式サイトでも公開されているので、ぜひチェックしてほしい。



E3 2015では『Horizon Zero Dawn』『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』とともに特設シアターでデモ映像を流し、連日長蛇の列に。またメディア向けには、ディレクターの上田文人氏によるメディア向けプレゼンテーションが行なわれた。




■見える場所はどこへでも行ける! 少年と大鷲が古代遺跡を行くデモプレイ

プレゼンテーションでは、上田文人氏がデモプレイを行ないながらゲームを解説した。「PlayStation® E3 EXPERIENCE 2015 Press Conference」では、少年が大鷲トリコを誘導しながら高所にある遺跡を進むシーンが見られたが、今回のプレゼンテーションではその少し前からスタート。

少年が遺跡を進むと、中庭のような場所で眠るトリコの姿が。その背に刺さった槍を少年が引き抜くところからスタートした。トリコに壁の高所をつかませて少年がその背を登っていったり、少年ひとりで遺跡内を進んで仕掛けを解いてトリコが通れる大扉を開けたり、上田氏が過去に手がけた『ICO』を思わせる謎解きも見られた。


上田氏によると、「少年だけでは行けないような場所を、トリコを誘導しつつクリアしていくのが本作の基本的なゲームデザイン」とのこと。少年をうまく操作してトリコだけでは通れない場所へ導いたり、逆にトリコの腕力や飛翔力を使ったりしながらクリアしていくようだ。少年がトリコを呼んだりジャンプしたりするジェスチャーに関しては、他にどのようなものが用意されているかは現時点では明かされなかったが、シンプルな操作になるそうだ。

また、トリコのデザインについては、特定の動物をモチーフにしているわけではなく、犬、猫、鳥などをミックスしているそう。「ペットのかわいさだけではなく、野生動物の凶暴さ、怖さも感じられるよう、両者の中間を狙った」と語っていた。




続くシーンは、E3 2015トレーラーで見られる場面。橋が朽ち果て、足場の不確かな高所の遺跡に出た少年は、トリコを導きながら崩れ落ちた橋を進んでいく。映像ではトリコをジャンプさせて先に進ませ、後から少年がトリコの元へ飛んでいたが、トリコにしがみついて移動することもできるらしい。進行のさせ方はひとつではないようだ。ステージも高所ばかりではなく、安定した広い場所もあるとのこと。高所のステージを用意したのは、トリコにしがみつくことで安心感を得られるというゲームデザインを目指したため。見渡すことができる景色で下方はこれまでにクリアした場所、上方はこれから行く場所となっており、見えている場所はすべてゲームのステージとして存在するそうだ。


途中には、不思議な紫色のシンボルを見たトリコが、瞳を赤くして威嚇するような声をあげる場面も。このシンボルは、上田氏いわく「トリコが嫌いなこの世界のマーク」だとか。

また、今回のデモプレイには登場しなかったが、いわゆる敵も存在するとのこと。少年は敵と戦えないが、トリコは戦えるという関係になっており、『ICO』の少年と少女とは異なる関係性が描かれるよう。なお、少年とトリコ以外のキャラクターについては、現時点では明かされなかった。


その後、崩れ落ちる橋からジャンプした少年が、トリコの尻尾につかまって事なきを得るというスリリングなシーンを経て、新たなエリアに入ったところでデモプレイは終了。ほっとひと息つくように、猫さながらに後ろ足で首筋をかくトリコの姿が微笑ましい。




デモプレイ終了後、上田氏は「『ICO』や『ワンダと巨像』同様、バーチャルなビデオゲームの画面の中に新しいキャラクターを作り出し、いかにして彼らを実在しているかのように見せるかがテーマ」とこのゲームの制作コンセプトを解説。自らも在籍するジェンデザインとSCE JAPANスタジオが協力し、2016年発売を目指して鋭意制作中であると語った。


その後の質疑応答では、ゲームシステムや開発に時間を要する理由などの質問が投げかけられた。ゲームシステムに関しては、オープンワールドではなくリニアスタイルのゲームであること、少年とトリコとのコミュニケーションにより信頼関係が変化すること、とはいえゲームの進行に支障をきたさないよう、ある程度の幅の中での変化になることが語られた。

また、日本では『人喰いの大鷲トリコ』、海外では『The Last Guardian』とタイトルが違う理由については、「個人の希望として、日本版の正式タイトルに『トリコ』と入れたかった」とのこだわりが明らかに。開発に時間を要した理由は、「たくさんありすぎてひと言では語れない。フレームレートやメモリ管理など技術的な問題もあったが、それだけではない」と前置きしつつ、「ハードがPS4™になったからと言って、ゲームの内容は変わらない。スペックに左右されない普遍的なものを作りたいという思いは常に変わらずある」と力強く語っていた。


冒険を通じて築かれていく、少年と大鷲の絆。静寂に満ちた世界に思いを馳せながら、2016年の発売を待ちたい。


『人喰いの大鷲トリコ』公式サイトはこちら


©Sony Computer Entertainment Inc.

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