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小林裕幸氏が語る『デビル メイ クライ 4 スペシャルエディション』の魅力とは? シリーズ初の舞台化情報にも迫る!【特集第4回/電撃PS】

by 電撃PS編集部 2015/06/25

『DMC4スペシャルエディション』は、スタイリッシュアクションの名作『DMC4』に、グラフィックの高解像度化や新規のプレイアブルキャラクターといった、さまざまな追加要素を施した完全版ともいうべきタイトル。今回は、そんな本作の制作を指揮したエグゼクティブ・プロデューサーの小林裕幸氏へのインタビューを掲載。ゲームやキャラクターの魅力はもちろん、小林氏が手がける人気アクション『戦国BASARA』シリーズとのコラボレーションで行なわれる、『DMC』シリーズ初の舞台化についても語ってもらった。


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前回までの記事はこちら

バージル、レディ、トリッシュたちの原点とは? スタイリッシュアクション「デビル メイ クライ」シリーズの歴史を振り返る!【特集第1回/電撃PS】

プレイアブルキャラクター全員のインプレッション! 発売間近の『デビル メイ クライ4 スペシャルエディション』の新たなアクションを徹底分析!!【特集第2回/電撃PS】

『デビル メイ クライ4 スペシャルエディション』本日発売! スタイリッシュさを彩るすべての要素を総まとめ!!【特集第3回/電撃PS】

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株式会社カプコン『DMC4スペシャルエディション』
エグゼクティブ・プロデューサー
小林裕幸 氏



■7年越しの思いを込めて作られた新生『DMC4 スペシャルエディション』

PlayStation®4で何かタイトルを出せないかな、と考えておりまして、今年でいうと『バイオハザードHDリマスター』を発売し、『バイオハザード0 HDリマスター』の制作も発表しました。こういった過去の名作のグラフィックを強化したり、いろいろな新規要素を加えたものを発売させていただいているのは、まだタイトルを遊んでいない方にぜひ楽しんでもらいたいのと、すでにプレイ済みの方に、最新のハードでどれだけ楽しめるようになるのか知ってもらいたかった、という気持ちがあってのことです。そういった思いをきっかけに『DMC4スペシャルエディション』の企画がスタートしました。





■『DMC4 スペシャルエディション』の注目ポイント

本作の注目ポイントとしては、やはり3人の新規プレイアブルキャラクターが一番大きいですね。とくにレディとトリッシュについては、できるかどうかのところから制作が始まりました。ですが、ディレクターの伊津野(※伊津野英昭氏)が「なんとかします」と言ってくれて、スタッフと一緒にすごくがんばってくれたおかげで、フタを開けてみれば十分すぎる以上のデキのキャラクターが誕生しました。本当にレディもトリッシュも、バージルと同じくらい新しい、完成度の高いプレイアブルキャラクターとして仕上がっていると思います。


やはり7年前のタイトルをそのまま移植するだけというのも寂しいですし、『DMC3スペシャルエディション』では新規要素として、バージルをプレイアブルキャラクターにしたのが好評でしたので。じつは本作は、『DMC4』が発売されてからそう間をおかずに出そうかとも考えていたのですが、いろいろな関係で実現できなかったんです。ですから、7年越しで発売できたという意味でも、感慨深いものがありますね。

日本語ボイスも、7年前から入れようと思っていました。当時は『DMC』のアニメも放送しており、ダンテ役の森川智之さんには「ゲームのほうでもよろしく」と言ってしまっていたんですよ(笑)。こちらの約束も7年越しにやっと果たすことができました。しかも、ネロ役に若手の石川界人さんというピッタリの声優さんも見つかって、非常にうれしく思います。ネロ役の芝居をできる声優さんの候補はたくさんいましたが、やはり芝居だけでなく、ネロの若さを表現できる人に演じてほしかったので、石川さんはハマリ役だと思いますね。ほかにも、クレド役の小山力也さんや、キリエ役の早見沙織さんをはじめ、出演してくださったキャストのみなさんの演技も素晴らしかったですね。





■PS4™で実現した数々の要素

PS4™の機能では、シェア機能を使った映像の配信に注目しています。本作では極めれば素晴らしくスタイリッシュなコンボも可能ですし、その映像を配信してもらえたらと。アクションに自信のあるユーザーのみなさんから、どんなスーパープレイ映像がアップされてくれるのか、非常に楽しみです。あとはグラフィックがフルHDになって、当時からこだわって作った映像部分がしっかり見せられるのもうれしいですね。アクションにもこだわって、60fpsのフレームレートでプレイできますし、サウンドも7.1ch対応です。これらすべてが、ハイスペックな次世代機だからこそできたことですね。

本作は完全新規のゲームというわけではありませんが、完全新規のアクションゲームを作るくらいの力の入れ具合で制作しています。バージルでいえば、専用のゲージを作って、キャラクター性に合ったアクションができるようにしていますし。これは、バージルに対する伊津野やスタッフの思い入れが強いおかげでできたことでもありますが。私は「そこまでこだわって作れ」とは言っていないのですけどね(笑)。ここからはプレイアブルキャラクターたちの見どころも紹介しましょう。


〈ネロ〉
新規の3人はもちろんですが、私としてはまずネロのすごさについて知ってほしいですね。彼の悪魔の右腕を使ったアクション「デビルブリンガー」は、遠くにいる敵をつかんでコンボを継続するという、アクションゲームの新たな可能性を示したものだと思っています。デビルブリンガーでは敵を捕まえるだけでなく、投げ飛ばしたり、盾にしたりといろいろできますので、まだ体験していない人にはぜひそのアクション性を楽しんでほしいですね。


〈ダンテ〉
ダンテについては、剣撃重視の「ソードマスター」や銃撃重視の「ガンスリンガー」といったスタイルを使い分けて戦うアクション。彼のアクションは『DMC3』でほぼ完成しており、これ以上どうしようか? という思いがありましたが、スタイルの切り替えはミッションの開始前や時空神像でやっていたので、『DMC4』でこれをリアルタイムでできるようにしました。ですからダンテは、まさに彼の完成形とでもいうべきアクションを味わうことができますね。


〈バージル〉
バージルについては、刀を使った"静"のアクションを再現するために専用の集中ゲージを作りました。刀以外の武器でダンテたちのようなアクションもできますが、彼らとは方向性の違うアクションを確立できたのではないかと思います。


〈レディ〉
レディについては、じつは個人的に一番のお気に入り。拳銃やミサイルランチャーのカリーナ=アンなどの銃器を切り替えて戦う、これまでのシリーズにないキャラクターです。銃器を切り替えながら、敵との距離を考えて戦うのが非常に楽しく、オススメですよ。


〈トリッシュ〉
最後にトリッシュについてですが、剣撃も格闘も雷を使ったアクションも強力です。武器切り替えがないので、初心者の方にも使いやすいですね。


〈スーパーネロ、スーパーダンテ〉
ネロとダンテにはスーパーキャラがいるのですが、彼らはデビルトリガーも専用ゲージも好きなだけ使えるという、まさにやりたい放題なキャラクターです。そのぶん、使用するための条件も厳しいので、まずは普通にプレイして、徐々に体力を伸ばしたり、新しい技を覚えたりしながらゲームを進めていただき、それらを極めたあとにスーパーキャラで楽しんでほしいですね。忙しくて時間がないという方には、DLC販売もしておりますのでそちらをチェックしてみてください。




■ゲーム性がガラリと変わる「レジェンダリーダークナイトモード」

ミッション中に大量の敵が出現する「レジェンダリーダークナイトモード」や、1.2倍のゲームスピードでプレイできる「ターボモード」は、『DMC4』のPC版にあったものですね。こちらはPlayStation®3のスペックでは実現できなかったものですが、PS4™なら十分可能ですので、ぜひ遊んでもらいたくて実装しました。大量の敵と戦うのは通常とゲーム性もまったく違っており、楽しんでいただけるものと確信しています。あと、隠しコマンドでゲームバランスをオリジナル版にする、いわゆる裏モードがありますが、これはカプコンの海外支社のほうから要望があって実装しました。海外のアクションファンは、オリジナルを好む傾向があるからでしょうかね。


〈レジェンダリーダークナイトモード〉


【隠しコマンド】
セーブデータがない状態でタイトル画面でL1ボタンとR2ボタンを押したまま左スティックを時計回りに2回、右スティックを時計周りに2回まわしたあとに、R3ボタンとL3ボタンを同時押しする。成功すると、タイトルロゴの色が変化。

↑コマンド入力に成功すると、ロゴの色が右の写真のようになる。
※一度プレイしたセーブデータがある場合、そのセーブデータを削除する必要があります。




■『DMC』と『戦国BASARA』だから実現したコラボレーションによる舞台化

『戦国BASARA』は6年ほど前から舞台化されており、何か新しいことをやっていきたいと思っていました。そんなとき、6月に『DMC4スペシャルエディション』が発売され、7月には『戦国BASARA 4 皇』が発売されるということで、ゲームのプロモーションもかねて両方を舞台化できないか、という話になり、実現する運びとなりました。もともと『DMC』の舞台化もしたいと思っていたので、非常にうれしいですね。タイトルは「戦国BASARA vs Devil May Cry」で、"vs"とついているのは、自分が子どものころに見た映画のタイトルによくあったので、そのノリでつけさせていただきました(笑)。もちろん、実際に伊達政宗やダンテたちが戦うシーンはありますのでお楽しみに。現状、舞台の脚本はもうできあがっていて、あとはどう戦わせるのかを、ゲームでアクションを確認しながら、アクション監督や演出家の方々と相談しながら決めていっている段階です。

ゲームの話になりますが、『戦国BASARA 4』のときに、『DMC』の衣装を『戦国BASARA』のキャラクターが着るというコラボがあったんですね。これが非常に好評で、今回の舞台化のきっかけにもなっています。もともと『戦国BASARA』は『DMC』のスタッフで作ったもので、『DMC』のファンが『戦国BASARA』をプレイしてくれる、という状況だったのですが、世代によっては『戦国BASARA』から『DMC』に入るという逆流現象も起きているんです。これはまったく予想外でしたが、逆にうれしくもありまして、両者のコラボは今後もあっていいのかな、と考えていますね。





■『DMC』シリーズの今後、そして『戦国BASARA4 皇』へ

『DMC』シリーズについては、今のところ未定です。ただ、7年越しの『DMC4スペシャルエディション』の発売を待っていてくれたファンの方も数多くいらっしゃったようです。そういったコアなファンの方々の声を、今後にしっかりとつないでいきたいという思いは強いですね。ハードについては、『DMC』も『戦国BASARA』も『バイオハザード』もPS4™で発売され、先日開催されたE3でも魅力的なPS4™タイトルが発表されました。私どもとしても、今後はPS4™でのタイトル開発をしっかりやっていきたいと考えています。

ちなみに、『戦国BASARA4 皇』はPS3®版との同時発売ですが、PS4™初の『戦国BASARA』シリーズということで、制作当初はやはりたいへんでした。ですが、苦労しただけの成果があり、グラフィックの質を比べるとやはりPS4™版が欲しいな、と思えるだけのクオリティに仕上がっています。PS4™で一度に表示できる人数が増え、合戦している気分もPS3®版を上回っていますしね。さらに、『DMC4スペシャルエディション』でもそうですが、プレイしたことのない人なら本当に大ボリュームの内容が楽しめるのも魅力です。両タイトルとも未プレイで、PS4™を持っていないアクションゲーム好きの人には、この2タイトルのためだけにハードを購入しても絶対損はしないと思いますよ。


『DMC4』は、カプコンのPS3®タイトル第1弾として作り、現在のアクションゲームにも見劣りしないクオリティのものを作れたと自負しています。当時遊べなかったユーザーさんには、ネロやダンテのストーリーはもちろん、追加3キャラクターのアクションも楽しめますし、プレイ済みの方にとっても、新たに3キャラクターが使えるというのは大きな魅力ですし、値段もお手頃価格です。この機会にPS4™で『DMC4スペシャルエディション』をぜひ遊んでみてください。





以上、小林裕幸氏へのインタビューをお届けした。小林氏を中心とした制作スタッフが作りあげた『DMC4スペシャルエディション』は好評発売中。舞台「戦国BASARA vs Devil May Cry」は8月20日(木)より「AiiA 2.5 Theater Tokyo」にて開演される。興味が沸いたならゲームを手に取り、舞台にも足を運んでみよう。また、来週からは『戦国BASARA 4 皇』の特集記事もスタートするので、そちらもお見逃しなく!


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ILLUSTRATIONS:Kazuma Kaneko/ATLUS
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