本日よりアーリーアクセス開始! 開発スタッフが語る『ドラゴンズドグマ オンライン』に込めた想い【特集第4回】

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本日よりアーリーアクセス開始! 開発スタッフが語る『ドラゴンズドグマ オンライン』に込めた想い【特集第4回】

世界を熱狂させた「ドラゴンズドグマ」シリーズの最新作、PlayStation®4/PlayStation®3用ソフトウェア『ドラゴンズドグマ オンライン』のアーリーアクセスが本日8月27日(木)より開始! こちらも本日発売の『ドラゴンズドグマ オンライン リミテッドエディション』の購入特典であるアーリーアクセス権を利用することで、8月31日(月)の正式サービス開始に先がけてプレイを始められるのだ。

この『ドラゴンズドグマ オンライン リミテッドエディション』は、豪華特典満載のパッケージ商品。アーリーアクセス権をはじめ、10種類ものゲーム内装備アイテムや総額1万円相当のオプションサービスのイベントコード、ファン垂涎のコレクターズグッズが封入されている。本日12:00より8月31日(月)12:00のアーリーアクセス期間からひと足早くプレイしたい方はもちろん、特典を入手したい方は、いますぐ最寄りの店舗へ!

『ドラゴンズドグマ オンライン リミテッドエディション』の紹介ページはこちら

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ドラゴンズドグマ オンライン リミテッドエディション

・プラットフォーム:PlayStation®4/PlayStation®3
・希望小売価格 PlayStation®4版 販売価格 7,800円+税/PlayStation®3版 販売価格 7,800円+税
・発売日:2015年8月27日(木)発売
・特典内容:パッケージ登録クーポン(アーリーアクセスや各種キャンペーンの参加に必要)/ネメシスシリーズ装備10種のゲーム内アイテムや1万円相当のオプションサービスの特典イベントコード/アートブック「The Art of Dragon’s Dogma Online」/オリジナルサウンドトラックCD「Limited Edition Special Soundtrack」

※本パッケージにゲームディスクは付属しません。ゲームクライアントはPlayStation®Storeから無償でダウンロードできます。また、本パッケージ同梱のプロダクトコード入力でも無料クライアントをダウンロードできます。
※ゲーム内アイテム特典のイベントコードはPS4™版、PS3®版、相互に利用できます。
※本製品付属のイベントコードの入力期限は2016年1月28日(木)の定期メンテナンス開始までとなります。

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なお、ゲームを始めるには、本作のゲームクライアントが必要となる。まだ準備していない方は、利用するプラットフォームに応じたクライアントをPlayStation®Storeでダウンロードしておこう。

▼PS4™版クライアントのダウンロードはこちら

▼PS3®版クライアントのダウンロードはこちら

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前回までの特集記事はこちら

特集第1回 8月7日から『ドラゴンズドグマ オンライン』クローズドベータテスト2がスタート! 注目ポイントをチェックして冒険の旅へ!

特集第2回 オンラインゲームが初めてでも大丈夫! 『ドラゴンズドグマ オンライン』でオンラインゲームを楽しもう<基礎知識編>

特集第3回 アーリーアクセス開始目前! 『ドラゴンズドグマ オンライン』でオンラインゲームを楽しもう<スタートガイド編>【特集第3回】

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■制作秘話から今後の展望まで!
 開発スタッフに聞く『ドラゴンズドグマ オンライン』が目指す姿

「ドラゴンズドグマ」シリーズを手掛け、本作を誰よりも深く知る松川美苗プロデューサーと木下研人ディレクター。オンラインタイトルへとして展開する経緯やゲームコンセプト、そして運営していくうえでの展望など、本作にかけるお2人の熱い想いを語っていただいた。

◆ファンの強い要望から誕生したオンラインタイトル

――まずは、「ドラゴンズドグマ」シリーズの最新作がオンライン専用タイトルになった経緯から教えてください。

松川:2012年に新規のオリジナルタイトルとしてPS3®で『ドラゴンズドグマ』を発売して、とても大きな反響をいただくことができました。そのおかげで、「ドラゴンズドグマ」をシリーズ作品として広げられるようになったんです。オンライン専用タイトルを作ることになったのは、『ドラゴンズドグマ』を遊んでくださったユーザーさんから「マルチプレイやオンラインで遊びたい」という声が多く寄せられていたことがきっかけ。そもそも『ドラゴンズドグマ』を作るうえでは、ソロプレイのゲームでありながら”マルチプレイっぽさ”や”オンラインゲームっぽさ”を楽しめるように目指していました。でも、実際にオンラインのマルチプレイで遊びたいというユーザーさんの要望がこれだけあるなら、やってみましょうと。上司の後押しもあって、2012年の春頃に開発がスタートすることになりました。

木下:ただ、『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』(2013年4月発売。『ドラゴンズドグマ』に新要素を追加した拡張版)も作るということでしたので、戸惑いはありましたね。「予算と人員はどうするの!?」と。

松川:ユーザーさんからはマルチプレイへの要望と同じくらい、「『ドラゴンズドグマ』を拡張した世界で遊びたい」という声も挙がっていたんです。私たち開発チームとしては、まずは『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』を作ろうと考えていましたが、設定したリリースタイミングに間に合わせるためには、同時進行的に準備を始める必要がありました。

木下:『ドラゴンズドグマ』はオンライン向けに調整していなかったので、オンラインのマルチプレイで動かすためのモデルの素体を作り、検証をするところから始めました。『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』の制作を進めるかたわらで、裸のキャラクター数体でドラゴンをチョップして反応やラグを確かめる、といったことをやっていましたね(笑)。

カプコン
松川美苗プロデューサー

カプコン
木下研人ディレクター

――かなり慌ただしいスタートだったようですが、ユーザーの要望に応えて生まれた作品というわけですね。それにしても、これだけの大規模コンテンツを基本プレイ無料で遊べるというのはあらためて驚きです。

松川:課金モデルについてはいろいろと検討しましたが、1人でも多くの方にこの世界を見てほしいという思いが第一にありました。そのためには、課金というハードルなしに始められることが一番です。基本プレイ無料なら、誰でもカジュアルにゲームを始められますし、友達を呼ぶときも「無料だからやってみようよ」と誘いやすいですよね。また、最近はオンラインゲームがたくさんあるなかで、複数のゲームを掛け持ちする方が増えています。久しぶりにログインするとき、課金するのが面倒でやめてしまうケースもあると思いますが、できるだけ長く遊んでもらうためにも、基本プレイ無料でいこうと決めました。

――気軽に始められる意味で、基本プレイ無料のメリットは大きいですね。一方で、課金アイテムについてはどのような考えで設定しているのでしょうか。

松川:広い世界を仲間やポーンと駆けめぐる、モンスターと戦う、武器や防具を集めたり生産したりする……。こうした面白さの主軸となる部分は無料で提供することが前提で、課金しないと特定の敵と戦えなかったり、特定の装備を入手できなかったりということはありません。そのうえで、時間効率の助けになるものを課金要素として用意しました。オンラインゲームは時間を費やすほど強くなって先に進めるもので、そこはきちんとプライオリティを得られるべきです。時間をかけられる方は無課金でもしっかり遊べて、時間をかけられない方は課金することで歩みを合わせられる。いろいろな環境のユーザーさんがいるなかで、楽しい時間を共有するためにご利用いただければと思います。

木下:オプションサービスは、課金アイテムである黄金石を使って利用できるようになります。そこで、この黄金石をPlayStation®Plusに加入している方へプレゼントさせていただくことになりました。PS4™でオンラインマルチプレイを楽しむには通常、PS Plusへの加入が必要ですが、本作は加入なしにオンラインマルチプレイを楽しめます。ただ、すでに加入している方にも何らかのメリットをご提供したいと考え、PS Plusの「スペシャル」カテゴリから黄金石を毎月1個、ダウンロードできるようにしました。ですから、すぐにプレイする予定がなくても、PS Plusに加入しているならアカウントだけでも作っておいて、黄金石を毎月ダウンロードしておくとお得です! また、PlayStation®ユーザーのみ購入できるダウンロードコンテンツ「覚者冒険セット」も用意しています。こちらは回復系のアイテムなどが合計30個まとまった商品で、できるだけ安価にしつつ、何度でも使えるゲーム内アイテムになります。これらを利用していただき、長く遊ぶきっかけにしてもらえると嬉しいです。

◆オンラインゲームとしての発展と『ドラゴンズドグマ』らしさのバランス

――オンラインゲームとして新たに生まれ変わった本作ですが、『ドラゴンズドグマ』らしさを表現するために気をつけたところはありますか?

木下:ひとつはグラフィックの見た目ですね。新しい作品として発展した姿を見せたいと思うと同時に、『ドラゴンズドグマ』ならではのリアルで理屈の通ったグラフィックは、きちんと表現する必要がありました。奇抜なケレン味を入れるにしても、やりすぎてほかのファンタジーと同じになってしまうと意味がありません。物理的に納得できて、ファンタジーの一線を越えないグラフィックは、スタッフ全体でこだわった点です。もうひとつは、アクションゲームとしての触り心地。大型モンスターによじ登って戦えるような自由度の高いアクションは、オンラインゲームで実現しにくいところですが、だからといって、ファンのみなさんが評価してくださったアクション性を捨てることはできませんでした。見て、触ったときの『ドラゴンズドグマ』らしさ。この2点は、特に気をつけたところですね。

――アクション性を確保する意味で、MMO(Massively Multiplayer Online:大規模多人数同時参加型オンライン)ではなくMO(Multiplayer Online:多人数同時参加型オンライン)というかたちをとったのでしょうか。

木下:そのとおりです。たとえば1万人規模で同時多発的にプレイしたとき、『ドラゴンズドグマ』らしいアクションのレスポンスを確保するのは、現在のスペックで不可能です。しっかりとアクションで遊べるようにするには、MOであることが必要でした。

――マルチプレイ人数は4人編成を基本に、グランドミッションでは8人編成も可能となっています。

木下:これまでの作品が4人編成の設計でしたので、ファンのみなさんにとってルールを理解しやすいと思います。同時に、ロールを意識したパーティープレイにおいても、役割の組み込みバランスを取りやすい人数設定ですね。その一方で、オンラインゲームならではの多人数コンテンツも提示したかったので、グランドミッションの8人パーティーを取り入れました。最初は、開発チーム内部でも8人は無理という意見がたくさんありましたが、我々の攻めどころとして、アクションを劣化させずに遊べる限界が8人だったのです。これ以上の人数となると、新しいハードの登場を待たなければならないレベルですね。

――本作のシナリオも『ドラゴンズドグマ』らしさを表現するひとつだと思います。大きな設定がひとつあって、あとは数あるクエストをこなしていくというオンラインゲームが多いなか、本作はかなりしっかりと作り込まれている印象を受けました。

木下:オンラインゲームが初めてという方にも遊んでいただきたいと思っていて、そうした方々にとって筋道が見えにくいのは敷居が高いだろうと。メインシナリオを追いかける目的があることで遊びやすくなりますし、過去作でも物語性はゲームの柱だったので、そこは大事にしたかったところです。

――シナリオ担当には、野島一成さん(ゲームシナリオライター。「ファイナルファンタジー」シリーズのシナリオを手掛けたことでも著名)を起用していますね。

松川:もともと開発チーム内部でシナリオのプロットを作りましたが、長期的に遊んでいただくには、もっと印象的で強いシナリオが必要だろうと思いました。そこで野島さんにお願いしたいと提案したんです。木下は「野島さんのような大御所がきたら、野島さんのカラーでウチのチームが塗り潰される!」と言っていましたが、私は以前、仕事をご一緒させていただいた経験があって心配していませんでした。

木下:ゲーム制作の現場では、外部の方が入ると内部の負担が増えてしまいがちです。でも、野島さんは我々の懐に柔らかく入ってきてくれるというか、こちらの意図を丁寧に理解しながら対応していただきました。それに、走り書きのシナリオ案を見せてもらったときに、鳥肌が立ったんですね。早く続きを読みたいと思ってしまった時点で、もう負けていましたよ。

松川:それなら、私は嬉しいですね(笑)。野島さんには今、サービスインで始まるシーズン1.0に続く、シーズン2のシナリオを進めていただいていますが、いかにこの世界が強く感じられるかという考えで作ってくださっているので、ぜひ期待してください。

――ゲームのシナリオは、いわゆるシーズン制で展開されるわけですね。

木下:シナリオには「理(ことわり)の5竜」という大きなコンセプトがあって、タイトルロゴにもデザインされている5匹の竜をめぐる物語が紡がれていきます。サービスイン時点のシーズン1.0では、そのうちの1匹が世界にドロップアウトしたことで大きな混乱をもたらした、そんな状況でスタートするわけです。そして、サービス展開をシーズン制で区切り、新たな竜が現れるという流れになります。一過性のゲームではなくて、長く展開させるつもりで作っていることを感じてもらえると嬉しいですね。

――次のシーズンに移るまで、どれくらいの期間を想定しているのでしょうか。

木下:具体的には、シーズン1.0を約半年で消化して、次のシーズン2に入る想定です。それに、シーズン1.0のなかでアップデートを3回予定しています。シーズン1.1を秋頃、1.2を年内、1.3は来春を目標に進めていく予定です。遊んでいただくユーザーのみなさんには、目まぐるしく展開するスピード感を味わってほしいです。

◆ロールの概念を意識したジョブ設計。最新トレーラーには9つ目のジョブの姿も!

――これまでのシリーズ作品にないジョブが登場し、パーティーのなかでの役割が明確になっていると感じます。やはり、オンラインマルチプレイならではのバランス設定を考えてのことでしょうか。

木下:『ドラゴンズドグマ』の自由なアクションの気持ちよさはこだわった部分ですが、オンラインで友達とパーティーを組んだときに、それぞれが好き勝手に攻撃して、気がついたら大型モンスターが倒れていたというのは味気ないと思いました。それよりは、役割を考えてプレイしてお互いの活躍を見ながら楽しめるようにしたかったんです。ただ、完全ロール制という縛りが強いと、自由度の部分が消えてしまいます。基本的には自由に遊べるけれど、役割を意識して立ち回ると助け合いの面白さを感じられて、結果的に戦闘の効率もよくなるバランスを目指しました。

松川:この編成がベストというものはなく、この編成では破綻するというものもありません。”アクションのカプコン”のタイトルですし、アクションの楽しさを特徴とした『ドラゴンズドグマ』の最新作でもあるので、アクションの自由度はできるかぎり許容したかったんです。その結果、どんな編成でも遊べるという、目指していたバランスを実現できたと思います。

木下:初期で選べる4種類は、ロールのお手本のような意味を持たせたジョブです。それぞれの役割がわかりやすく、パーティーのバランスもいいですね。一方で、シールドセージだけのガチガチに固めたパーティーや、シーカーだけで派手なアクションを楽しむパーティーなど、面白そうに思うものはどんどん試してほしいです。

――現在、初期4種類と冒険中に転職できる4種類、合計8種類のジョブが公開されています。今後、さらなるジョブが登場する可能性もありますか?

松川:もちろんありますよ! 名前や時期はまだ詳しく明かせませんが、公開したばかりの最新トレーラーで、その姿を少しだけお見せしています。これまでのジョブよりも、変わり種としての特徴を持っているので、ぜひ楽しみにしてください。

◆『ドラゴンズドグマ オンライン』ローンチトレーラー

――新しいジョブの存在は気になるところですね。さまざまなアイデアを出し合ってジョブを作っているかと思いますが、検討はしたけれど実現にいたらなかったボツネタなどはありますか?

木下:いくつかありますね……。パイロット(笑)というジョブをフラッシュアイデアとして提案されたことがあります。飛行機に乗ってやってくるというものですが、まあボツですよね(笑)。あとは、歌をテーマにしたジョブを作ろうかというアイデアもありました。でも、アクションがないということで、これもボツ(笑)。

松川:ジョブのネタ出しは、意外と重い作業なんですよ。企画セクションやグラフィックセクションのメンバーが集まって、アイデアに対して実現できるかを検討する……簡単にはいかないですね。パイロットなどは笑い話にしか聞こえないかもしれませんが、自由に意見を出し合う明るい現場風景ととらえていただければ(笑)。

◆プレイヤーとの絆を深め、ゲームサイクルの中心となるポーンの存在

――「ドラゴンズドグマ」シリーズの大きな特徴であるポーンの位置づけは、本作においてどのように考えているのでしょうか。

木下:マルチプレイを楽しむオンラインゲームとはいえ、常に友達と時間を合わせられるわけではありませんよね。そんなとき、ソロプレイでもポーンとパーティーを組んで冒険できるようになっています。もちろん、シリーズならではの要素として、ポーンと冒険する楽しさは確保したいと考えていました。ここからさらに役割を増やしてあげたいと思い、クラフト要素の担当にもなっています。友達との冒険中に入手した素材を持ち帰り、自分のためにアイテムを作ってもらう。そのおかげでより強いエリアに進み、より強い敵と戦う。ゲームサイクルの中心に感じてもらえるように、ポーンの存在を設定しました。ちなみに、戦闘中にポーンがロストすると、異界の狭間へ救出しにいくことになります。この仕組みを取り入れたのは、ポーンがただのパーツではなくて、関わりや絆を表現したかったからです。

――これまでの作品にあった、ポーンの知識成長要素がなくなっているのはなぜでしょうか。

木下:知識成長をしっかり作り込むと、ずっとソロプレイで遊んでしまうだろうと思ったからです。私自身、ポーンの知識育成は面白いと思っていますし、それだけに熱中しすぎてしまうのではないかと。本作は、オンラインでのマルチプレイを主軸にしているので、そのスタンダードから外れないよう、知識育成はいったん封じてマルチで楽しんでもらうようにしました。

松川:ポーンの育成については、竜力の継承を使って成長させる要素を入れていて、複数のメインポーンを作成することもできます。シーズン1.0の時点では3体までですが、これを上限と考えているわけでもないので、ポーンの成長と冒険を楽しんでいただきたいですね。

◆テストで実感したユーザーの生の反応と運営としての対処

――サービスインの事前に、アルファテストやクローズドベータテスト1、クローズドベータテスト2と、3回のテストを実施しましたが、その際のユーザーの反応はいかがでしたか?

木下:アルファテストのときは、この段階でアルファテストとしてはすごい完成度だというポジティブな声をたくさんいただくことができました。お見せできたのは限られた一部の範囲でしたが、それでも世界観やアクション性、フィールドの広がりを感じたと言ってもらえましたね。我々としても、約3年かけて作ってきたものを実際にプレイしてもらえるところまでこぎつけられて、上々の評価をいただけたことはよかったです。しかし、クローズドベータテスト1は万全を期したつもりでいましたが、ログイン障害が起こってしまって、ユーザーのみなさんにご迷惑をおかけしました。正直、厳しい意見もありましたが、「せっかくここまで進めたのに切断なんて!」といった声は、これまでオンラインゲーム制作の経験が少ないチームとして、あらためて生々しさを実感したというか、こういった生の声に応えなければという気持ちになったんです。それに、期間中はユーザーさんの要望に応えるために不眠不休で取り組んだことも、現場のいい経験になったと思いますね。

また、クローズドベータテスト2の際には、PS.Blogでユーザーのみなさんからコメントを募集させていただき、スタッフ一同目を通していたのですが、非常に暖かいコメントとともに、さまざまな要望も記載されていて、みなさんの望んでいるご意見をより正確に把握する良いきっかけとなりました。

PlayStation®.Blog ×『DDON』連動企画 「覚者の抱負をつづろう!」
ユーザーのみなさんからの投稿コメントはこちら!

――テストを通じたユーザーの要望には、具体的にどのようなものがあったのでしょうか。

木下:要望の内容は、ある程度予想していたものが多かったですね。改良が必要だと思うところは把握していたので、サービスインまでに間に合わせること、サービスイン以降で調整していくことといったように、計画は立てていました。ですが、テストを行なった反応として、強い要望をキャッチすることができました。具体的には、「ポーンと会話できるようにしてほしい」「文字サイズを大きくしてほしい」「マッチングをわかりやすくしてほしい」といった内容ですね。こうした声に応えるのは我々の責務ですから、調整計画と異なることがあっても、即時判断で対応することになりました。今後も、ゲームのコンセプトに合致する要望かどうかは吟味する必要がありますが、コンセプトに反することなく、より遊びやすくなるものであれば随時対応していくつもりです。

松川:あと、トレジャーズロットについては、クローズドベータテストの段階で通常入手するよりも強力な装備が出たことで、ユーザーのみなさんを不安にさせてしまうところがありました。ですが、トレジャーズロットのアイテムが最強装備になることはありません。うまく引き当てれば、序盤から中盤にかけて有利な装備や、オリジナリティの高い見た目の装備を入手できますが、最強装備はあくまでクラフトで生産し、強化して手に入れるものとしています。また、シルバーチケットはログインボーナスとしてもご提供する予定です。黄金石でしかくじ引きできない仕様にはしたくありませんでしたし、これをきっかけに毎日ログインしてほしいと思っています。


◆サービスイン後もさまざまな仕掛けでユーザーを魅了!

――『ドラゴンズドグマ オンライン』をどのように育んでいきたいか、今後の展望をお聞かせください。

木下:“アクションのカプコン”として、アクションが特徴の『ドラゴンズドグマ』の開発チームとして、アクションを多人数でしっかり楽しめるゲームにしていきたいですね。そのストロングポイントを軸にして、遊びの幅を広げていくつもりです。『ドラゴンズドグマ オンライン』というテーマパークを大きくしていくイメージですが、そこはファンタジーランドではなくてアスレチックランドなんです。

松川:モニターの前に座ってゲームをする時間は、年々減ってきていると思います。それでも、ゲームが面白いから、あるいはオンラインの友達が待っているから、今日もログインしようと思ってもらえるようにしたいです。末永く遊んでいただけるように、いろいろな仕掛けも準備していますし、バージョンアップでコンテンツを追加できる、オンラインゲームの強みを活かしていくつもりです。

――すでに追加されることが決まっている要素もあるのでしょうか。

松川:たとえば、シーズン1.0内のアップデートで見た目だけを変える装備の実装を予定しています。また、期間限定のイベントも実施します。ワールドクエストやグランドミッションのように、時間限定で楽しめるクエストもすでにありますが、それとは別にコラボレーションやタイアップキャンペーンも用意していきます。

――追加要素として、過去作の舞台やキャラクターが登場するようなことはありえるのでしょうか?

木下:いまのところ予定にありませんが、考え方として可能性をゼロにはしていません。遊びの幅を広げる意味で、ユーザーさんから要望がたくさんあって、しかるべきタイミングと合えば実現するかもしれません。

――さまざまな展開があることで、期待が高まりますね。それでは最後に、ユーザーのみなさんへメッセージをお願いします。

木下:シリーズ最新作がオンラインゲームになっても、「ドラゴンズドグマ」らしさは消さないように作ってきました。過去作のポーンコミュニティでつながっている友達と声を掛け合って、ポーンとの冒険や仲間と遊ぶ楽しさを味わってほしいですね。また、基本プレイ無料で長く遊べるゲームにしているので、「ドラゴンズドグマ」シリーズが初めてという方、オンラインゲームが初めてという方にも体験していただきたいと思います。

松川:最初の『ドラゴンズドグマ』が発売された時点では、シリーズ化できるか決まっていませんでした。実際にプレイして、面白いと言ってくださったユーザーのみなさんがいたからこそ、『ドラゴンズドグマ オンライン』を出せることになったので、お声をくださったみなさんにとても感謝しています。今回、PS4™とともにPS3®でも遊べるようにしたのは、シリーズ作品をプレイしてオンライン化への要望を出してくださったPS3®ユーザーのみなさんに応えるためでもあります。みなさんが期待している要素は入っていると思いますので、ぜひ楽しんでください。もちろん、『ドラゴンズドグマ オンライン』を初めて知った方も、まずはお試しいただければと思います。オンラインゲームでありながら、アクションにこだわっているので飽きずに遊べると思いますし、みなさんに合うスピードで楽しめます。この世界へ気軽に飛び込んでいただきたいです。

■「『DDON』 気になるキャラクターは誰だ! on Twitter」キャンペーンも実施中!

サービス開始に先駆けて配信されたローンチトレーラーを見た後、登場するキャラクターの中から気になるキャラクターの名前をつぶやこう!
投稿者の中から抽選で3名様に、「JTB旅行券10万円分」と、「DDONグッズ詰め合わせ」を10名様にプレゼント!!

キャンペーン実施の詳細はこちら!

<実施期間>
2015年8月25日(火)19:00 ~ 2015年9月13日(日)23:59

<実施概要>
『ドラゴンズドグマ オンライン』ローンチトレーラーを視聴して、ローンチトレーラーに登場するキャラクターの中から気になるキャラクターの名前を、キャンペーン対象ツイートに書き込んでからつぶやいてください。抽選でJTB旅行券やDDONグッズがプレゼントされます。

<参加方法>
①DDON公式Twitterをフォロー

『ドラゴンズドグマ オンライン』公式Twitterはこちら!

②『ドラゴンズドグマ オンライン』ローンチトレーラーを見て、気になるキャラクターをチェック

『ドラゴンズドグマ オンライン』ローンチトレーラーはこちら!

③下記のツイートに「気になるキャラクターの名前」を記載してリツイート

キャンペーン対象ツイートはこちら!

<賞品内容>
JTB旅行券10万円分(投稿者の中から抽選で3名様)
DDON グッズ詰め合わせ(投稿者の中から抽選で10名様)

<結果発表>
当選者へは、9月17日(木)中にTwitter上のダイレクトメールで連絡されます。1週間以内に返信しない場合、当選権利は破棄されるのでご注意ください。

■PlayStation®.Blog ×『DDON』連動企画第2弾
 「冒険の楽しさをつづろう!」

本特集の第1回記事で実施したコメント企画に、たくさんの投稿をいただきありがとうございました! 

好評につき、PlayStation®.Blogでは『ドラゴンズドグマ オンライン』のアーリーアクセス開始に合わせ、連動企画第2弾「冒険の楽しさをつづろう!」を本日8月27日(木)よりスタートします!! アーリーアクセスまたは8月31日(月)からの正式サービスでプレイしていただき、「大型モンスター戦がアツイ!」「ポーンのクラフトに夢中!」など、ゲームの楽しかった点をこの記事にコメントしてください。

コメントを投稿してくれた方から抽選で100名様に、ゲーム中に使用できる回復アイテムなどをセットにしたイベントコードをプレゼント! コメントの募集期間は本日8月27日(木)12:00から9月13日(日)23:59まで。下の企画要項をよく読んで、ぜひご参加ください!

【企画概要】

<募集期間>
2015年8月27日(木)12:00 〜 2015年9月13日(日)23:59まで

<応募要項>
『ドラゴンズドグマ オンライン』をプレイして楽しかった点を本ブログ記事にコメント投稿することをもって本企画への応募完了となります。募集期間終了時までにコメントを投稿いただいた方の中から抽選で100名様にイベントコードをプレゼントします。

※コメントを投稿した時点で、企画要項に同意したものとみなします。
※コメントを投稿するには、Sony Entertainment NetworkアカウントでPlayStation™Networkにサインインする必要があります。
※応募はSony Entertainment Networkアカウントひとつにつき1回のみ可能です。ひとつのSony Entertainment Networkアカウントで複数のコメントを投稿した場合でも、1回の応募とさせていただきます。

<賞品内容>
・イベントコード「覚者への支給品【薬】」
 癒しの薬・上  10個
 ガラエキス・上 10個
 応急薬      5個

<当選発表>
当選された方には、Sony Entertainment Networkアカウントを取得する際に登録したメールアドレスへ9月25日(金)以降にイベントコード付きの当選案内メールをお送りさせていただきます。

※アカウント登録のメールアドレスを変更したい場合は、こちらより手順をご確認ください。

<注意事項>
・当社は、本キャンペーンのご利用または本キャンペーンに関してお客様に発生した損害について、一切の責任を負いません。
・イベントコードを入力して入手できるゲーム内アイテムは、イベントコードを入力したキャラクターのみ使用が可能となります。入手したアイテムを別のキャラクターやアカウントに移行することはできませんので、必要なキャラクターにてご入力ください。
・送付するイベントコードはPS4™版・PS3®版でもご利用いただけます


待望のアーリーアクセス開始を迎えた『ドラゴンズドグマ オンライン』。さっそくゲームの世界に降り立ち、覚者として冒険を楽しんでいる方も多いことだろう。一方で、正式サービスからプレイしようとしている方も、開始日の8月31日(月)はもう目の前! そこで次回の特集記事では、新人覚者が知っておきたい冒険の基本を紹介。本作に初めて触れる方は、お見逃しなく!

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『ドラゴンズドグマ オンライン』公式サイトはこちら

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