交錯する5つの運命――終焉の物語が描かれる『オーディンスフィア レイヴスラシル』の世界観とアクション【特集第2回/電撃】

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交錯する5つの運命――終焉の物語が描かれる『オーディンスフィア レイヴスラシル』の世界観とアクション【特集第2回/電撃】

“北欧神話”をモチーフに、独自の世界観が構築されている『オーディンスフィア レイヴスラシル』。終焉へと向かいつつある舞台世界は、美しくもどこか寂しい、独特な雰囲気をかもし出している。そしてそんな世界観を生み出しているの が、開発会社ヴァニラウェアが描き出す幻想的なグラフィックだ。細部にまで描き込まれた映像は、2Dアクションの限界ともいえる美しさで、プレイする者を 引き込んでくるだろう。特集の第2回目となる今回は、そんな世界観の魅力の一端を紹介。さらに、物語を紡ぐ5人の主人公と、彼らが繰り出す独自のアクショ ンも徹底チェックしていこう。

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前回までの特集記事はこちら

運命に導かれし者が紡ぐ新たな叙事詩!『オーディンスフィア レイヴスラシル』に収録される2つのゲームモードに迫る【特集第1回/電撃PS】

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■運命に導かれし5人の主人公が紡ぐ、世界終焉の叙事詩

‐STORY‐

エリオン大陸において絶大な力を誇り、世界を統べていた魔法大国バレンタイン。
“コルドロン”と呼ばれる、魔力の結晶炉を源に栄華を極める大国であったが、
その栄光も束の間、一夜にして滅び去ってしまう。

やがて所有者を失った”コルドロン”を巡りはじまる国々の争い。
その戦火は、日増しに激しくなっていった。

エリオン大陸に古くから伝わる終末の予言。
その予言のとおり、世界は終焉へと進んでいくのだろうか――。

本作は上記のような物語で展開する。さまざまな人種や妖精が暮らす美しき大地・エリオン大陸。そのなかには”魔王”オーダインが統治するラグナネイブル王国 や、妖精の国・リングフォールドなど、さまざまな国が存在し、それらが”コルドロン”を巡って激しい戦いを繰り広げていくことになる。

<結晶炉コルドロン>
バレンタインの栄華の象徴で、力の源でもあった魔力の結晶炉。「フォゾン」と呼ばれるエネルギーを集めて、魔石を作り出すことができる。

そして戦火のなか、数奇な運命に導かれてそれぞれの戦いに身を投じていく、立場の異なる5人の主人公たち。アリスという少女が読み進める物語のなかを冒険す るという形で、そんな彼らの物語を追体験していくこととなる。以下では彼ら5人の物語背景と、それぞれ魅力の異なるアクションを見ていこう。

【ワルキューレ】
グウェンドリン(CV:川澄綾子)

<Episode>
北方の大国ラグナネイブルの王女。勇敢な戦乙女・ワルキューレであり、王女でありながら先陣を切って戦場を駆ける。それは、”魔王”と恐れられる父親にし て、ラグナネイブルの王であるオーダインからの愛情を得るためであった。日増しに激しくなる、妖精の国リングロールドとのコルドロンを巡る戦い。その戦い のなか、グウェンドリンは最愛の姉であるグリゼルダを失ってしまう。しかし、オーダインは姉の死をもってしても、その冷たい態度を崩すことはなかった。

<Action>
プ レイヤーがまず操作することになるグウェンドリンは、連撃が得意なバランスタイプのキャラクター。攻撃をつなげやすく、アクションが苦手な人でも扱いやす いキャラクターとなっている。また、空中を長く移動できる「滑空」など、ほかのキャラクターにはないアクションも用意されている。

【呪われ王子の冒険】
コルネリウス(CV:浪川大輔)

<Episode>
タイタニア王国の王子であるコルネリウスは、婚約者のベルベットに会おうと森へと向かっていた最中に気を失ってしまう。そしてあるとき目覚めたら、コルネリ ウスはまるで獣のような姿の「プーカ」になっていた。コルネリウスは魔石の剣を手に、自身にかけられた呪いを解くための旅に出る。

<Action>
コルネリウスは、身の丈より大きな剣を使った豪快なアクションが特徴。全キャラクターのなかでも攻撃力が高いほか、回転斬りなど、複数の敵を巻き込む攻撃も繰り出せる。

【妖精の国の物語】
メルセデス(CV:能登麻美子)

<Episode>
妖精の国リングフォールドの王女。ラグナネイブルとの戦火は広がるばかりだが、まだ幼いメルセデスは自由気ままな日々を楽しんでいた。しかし、コルドロンを めぐる争いはそんな生活を一変させる。リングフォールドの女王にして、メルセデスの母親であるエルファリアが、戦火に巻き込まれ倒れてしまったのだ。女王 が亡くなったことで、メルセデスに新たな女王としての重責がのしかかる。幼き妖精の王女は、民を導くことができるのだろうか――?

<Action>
羽を羽ばたかせ、ステージ上を自由に「飛行」できるメルセデス。扱う武器は石弓で、ほかのキャラクターとは一線を画す、シューティングゲームのようなアクションを楽しむことが可能だ。

【死と闇黒の剣】
オズワルド(CV:千葉進歩

<Episode>
妖精の国リングフォールドに仕える漆黒の剣士。リングフォールドの重臣であるメルヴィンに育てられ、彼のためなら命を捨てることすらいとわないオズワルド。 そんな彼にメルヴィンが告げた命令は、賢竜ハインデルの討伐だった。激闘の末、ハインデルを打ち倒したオズワルド。しかしその身体は、手にした力の呪いに より、少しずつ蝕まれつつあった……。

<Action>
手にした魔剣による強力無比な攻撃が特徴。アクション自体はオーソドックスなタイプのキャラクターといえるが、特殊スキルである「バーサーク」を発動させる と、そのアクション性は大きく変化する。一定時間、スピードや攻撃力が大幅にアップするその力で、立ちふさがる敵をなぎ払え!

【運命とともに】
ベルベット(CV:沢城みゆき)

<Episode>
亡国バレンタインの王女。国を失ってからは森の奥深くで静かに暮らし、”森の魔女”として恐れられる存在になっている。婚約者であるコルネリウスとの関係は 続いており、彼との逢瀬はベルベットに安らぎをもたらす。しかし、彼女は母親から遺された”死と呪いの予言”を忘れることができなかった。終焉の予言を防 ぐため、運命に抗うため、ベルベットはコルドロンの暴走を阻止しようと旅に出る。

<Action>
武器である鎖を使った特殊なアクションが魅力のベルベット。中距離戦を得意としており、移動にも鎖を利用することで、ほかのキャラクターにはない動きや戦い方を展開することができる。

以上が、本作に登場する5人の主人公だ。それぞれ異なる時間軸で展開する彼らの物語が徐々にからみあうことで、やがて世界終焉をめぐる壮大なストーリーが描かれていく。彼らがたどり着く、運命の終着点で待つものとは……!?

なお、5人のキャラクターのビジュアルをはじめ、本作の世界観をより堪能したいなら、先着購入特典「オーディンスフィア レイヴスラシル・アートワークス」に注目! これは本作の珠玉のアートワークを集めた上製本で、新規描き下ろしを含めたヴァニラウェアならではのアートの 数々をじっくりと鑑賞することができる。ぜひ事前予約などで確実にゲットしてほしい。

■キャラクターの個性を際立たせる新要素「スキル」

システム面でもPlayStation2®版にはなかったさまざまな新要素が盛り込まれている本作。アクションそのものも大きく変化しているので、 PlayStation2®版をやり込んだプレイヤーでも新鮮な感覚で楽しむことができるだろう。そんなアクションのなかでも最大の注目要素が「スキル」 だ。「スキル」は、「アビリティ」と「サイファースキル」の2種類が用意されており、どちらも主人公個別の能力となっている。

「アビリティ」は、キャラクターの能力を向上させるもので、基本的にその効果は常時発動する。一方「サイファースキル」は、キャラクター個別のアクションを修 得していくもので、攻撃やサポートなど、その能力はさまざま。さらに、修得した「サイファースキル」はフォゾンを使って強化することもできる。どのスキル を使い強化するかで、主人公を自分好みに育てることが可能になるわけだ。

さらに、本作では「奥義技」を新たに追加! 特定の条件を満たすことで繰り出せるこの攻撃は、強力なのはもちろん、特殊な演出も挿入される見ごたえのある攻撃に!!


より爽快感を増したアクションで、PlayStation®2版とは別物といってもいい進化を遂げた本作。特集の第3回目となる次回では、そんなアクション はもちろん、HD化によって大きく進化したグラフィックなど、さまざまな要素が明らかになるプレイ動画の公開を予定している。百聞は一見に如かず! 本作 の進化がひと目でわかる内容になる予定なので、楽しみに待っていてほしい。

『オーディンスフィア レイヴスラシル』公式サイトはこちら

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