PlayStation®.Blog
PlayStation®.Blog

『イグジストアーカイヴ』はココがおもしろい! プレイレポート&アマツメ役・井上喜久子さんインタビューをお届け【特集第5回/電撃PS】

by 電撃PS編集部 2015/12/24

スパイク・チュンソフト×トライエースが生んだ完全オリジナルタイトルとして、鳴り物入りで発売され、大きな話題を呼んでいる『イグジストアーカイヴ』。すでにプレイしてその独特の世界観を楽しんでいる人も多いことでしょう。一方で、まだゲームを購入するかいなか、迷っている人も少なくないはず。そこで今回は、実際にゲームをプレイした筆者によるプレイレポートをお届け。本作の何がおもしろいのか、どんな人にオススメなのかをお伝えしていきたいと思います。

さらに、物語のキーマンの1人である女神アマツメを演じた、井上喜久子さんへのインタビューも掲載しますので、すでにゲームを遊んでいるという方も必見です!


----------------------------------------------------------------------

前回までの特集記事はこちら

それは、死から始まる物語──スパイク・チュンソフト×トライエースが生み出す新作RPG『イグジストアーカイヴ』の魅力を特集【特集第1回/電撃PS】

感情、記憶......キミという存在は結晶する──スパイク・チュンソフト×トライエースが生み出す新作RPG『イグジストアーカイヴ』の登場人物の人となりに肉薄!【特集第2回/電撃PS】

動画も公開! 発売約1週間前となった『イグジストアーカイブ』のゲームシステムを事前にまとめてチェック!!【特集第3回/電撃PS】

『イグジストアーカイヴ』発売記念! RPGファンなら絶対気になる3つの魅力にあらためて迫る【特集第4回/電撃PS】

----------------------------------------------------------------------





■冒頭から驚きの連続!? 要所で「決断」を迫られるストーリーの魅力

元々、トライエースさんの作品の大ファンである筆者。仕事であることを半ば忘れて、イチファンとしてゲームを楽しみながらプレイしております(笑)。まだプレイ時間は10時間ほどですが、正直に言って、期待していた以上におもしろい! 夢中でノメり込んでしまっているわけですが、その魅力の大きな比重を占めるのが、ミステリアスで先が気になるストーリーでしょう。

これまでこのPS.Blogでも何度かお伝えしてきたとおり、本作の物語は12人の青年たちがある事故で命を落とし、異星プロトレクサに強制送還されてくるところから始まります。ありそうでなかなかないですよね、プレイ開始直後に主人公やヒロインが死んでしまうRPGって(笑)。思わずグイグイ引き込まれます。しかも、死の直前にヒロインの1人であるランゼが主人公・カナタに対してつぶやくセリフがまた衝撃的なんですよ。

「あなたと一緒に死ぬなんて、嫌」

え、ランゼってカナタの婚約者なんですよね? じゃあ、この一言の意味ってどういうこと!? 開始1分からインパクトが強いイベントが目白押しで、いやがおうにも先が気になってしまいます。


異星プロトレクサに召喚されてからも、展開の早さは怒涛のごとし。物語を進めていくことでカナタたちは、プロトレクサの守護者である女神アマツメの力によって、それぞれの肉体に邪神ヤマトガの魂を同化させられていることを知ります。互いに反目しあう女神と邪神。そしてそこに横やりを入れてくる、魂を食らう者「シャサール」の真祖・ゼノビア。この3つどもえの戦いに、カナタたちは強制的に巻き込まれてしまうわけで......。

個人的に、感情移入する対象によって物語のとらえ方も大きく変わってくる印象。プロトレクサを守るため......つまりは世界を救うために、手段をかえりみずに邪神を封じたアマツメを信頼するのか? それとも、騒動の元凶でこそあるものの、カナタたちにアドバイスしたり、力を貸したりしてくれるヤマトガに肩入れするか? 虎視眈々とプロトレクサを狙うゼノビアの考えに賛同するプレイヤーだっているでしょう。逃れられぬ戦いの運命の中でどのような選択をしていくのか......すべてはカナタ(=プレイヤー)にゆだねられています。この「プレイヤーの決断によって物語が大きく変動していく」という部分こそが、本作の最大の見どころであるといえますね。


なお、1回のプレイですべての謎が解けるわけではありませんので、より深く本作の物語を味わいたい人は、年末年始を利用して、じっくりと何度もプレイすることをオススメいたします。






■どんなパーティで戦うか迷う? 爽快感と戦略性に満ちたバトルシーン

トライエース作品といえば、やはりアクション性豊かなバトルシーンも大きな魅力。本作では「アクティブチェインバトル」が採用されており、簡単なボタン操作で仲間たちと連続攻撃を繰り出し、敵を撃破していくことになります。戦闘には最大4人まで参加可能で、△、○、×、□ボタンそれぞれに各キャラの行動を割り当てることに。各ボタンを押すことで、割り当てられているキャラがアタックフェーズ(味方の攻撃フェーズ)では攻撃を、ガードフェーズ(相手の攻撃パート)では防御を繰り出します。


アタックフェーズにおいては、押したボタンの順番によって仲間との多彩なコンボが繰り出せるほか、物理攻撃をほぼ完全にシャットアウトする敵や、近接攻撃を繰り出すと必ずカウンターを食らう敵もいたりしますので、各キャラの個性をよく考えたうえで、「パーティに誰を組み込むか」が重要。好きなキャラをパーティインさせることにこだわるか、はたまた、クリア効率を優先するのか......。すべてはプレイヤーしだいですね。


ちなみに筆者は、カナタ、ランゼ、まゆら、コハルのパーティがお気に入り。遠距離物理攻撃ができないという弱点こそあるものの、結構バランスはとれていますし、何より男子の夢ですよね、ハーレムパーティというものは(苦笑)。


なお、戦闘中のプレイヤーの行動はAP(アクションポイント)で管理されるのですが、このシステムはものすごく戦略的なので、個人的にとても気に入っています。APはフェーズ開始時に一定量回復しますので、たとえば「一気呵成に攻撃を仕掛けるため、ガードフェーズではあえて防御しない」など、多彩な戦略がとれるわけです。今のは極端な例ですが、敵と何度も交戦し、相手の攻撃パターンを覚えていけば、「今誰が狙われているのか」を瞬時に判断できるようになってきます。そうなると、防御させるべきキャラを一瞬で判断することも可能に! そうしてAP消費をおさえれば、当然、それだけ次のアタックフェーズで攻撃の手数を増やせるわけで......。このしてやったり感というか、プレイヤーの戦略的成長で戦いが有利になる手ごたえをバッチリ感じられるところが、本作の戦闘における最大のだいご味だと思います。






■目指すはダンジョン踏破率100%! でも、いきなりはムリなのでご注意

クエスト制で進行するダンジョン探索では、高低差のあるフィールドをさまざまなアクションを駆使して進んでいきます。ダンジョンには「踏破率」が存在し、100%に近づいていけばいくほどボーナスがもらえるので、ぜひすべてのダンジョンを完全踏破したいところ。ぶっちゃけ、見返りがあろうがなかろうが、数字を100に近づけたくなるのはゲーマーのサガだと思っているので、個人的にこのやり込み要素は大歓迎です。

とはいえ、序盤は繰り出せるアクションが限定されているので、初見でダンジョンを完全踏破できるようになるのは、中盤以降になってからのお話。正直なところ、繰り出せるアクションが少ない序盤はややヤキモキする人もいるかもしれませんが、そのぶん、すべてのアクションを覚えたあとの「ダンジョンを自由自在に行き来する」気持ちよさは特筆ものです! ものすごく気持ちいいので、序盤の苦労も報われるというもの。最初はストーリーを進めることを優先し、ダンジョン踏破率を増やしてくのは、空中での二段ジャンプやスライディング、敵のシンボルを拘束して足場代わりに利用できる「バインドスフィア」などのアクションを覚えてからにするのがセオリーですね。





■発売中の電撃PlayStation Vol.605には
 ランゼのサンタクロースコスチュームが付属!

ここまで、筆者がプレイして感じた本作の魅力について語ってまいりましたが、いかがでしたでしょうか? 物語の奥深さ、バトルの爽快感と戦略性、ダンジョン踏破のやり込み要素など、RPG好きなら絶対に楽しめる要素が満載なので、少しでも興味を抱いた人は絶対に遊んでみてもらいたい逸品です。

ちなみに、ここで少しだけ宣伝を(笑)。じつは、現在発売中の電撃PlayStation Vol.605に、ヒロインの1人であるランゼのサンタクロース衣装がもらえるプロダクトコードがついています。今のシーズンにピッタリのこのコスチューム、とってもキュートでランゼの魅力をよく引き出してくれますので、よろしければこちらもぜひチェックしてみてください!






■女神アマツメを演じる井上喜久子さんを直撃!
 井上さんが感じたアマツメの魅力を聞く

それでは最後に、アマツメを演じられた井上喜久子さんへのインタビューを掲載したいと思います。井上さんがアマツメを演じるにあたって心がけた部分や、アマツメという女神が秘める魅力について存分に語っていただきましたので、みなさんぜひ熟読してみてくださいね。

──まずは、プロトレクサの女神であるアマツメを演じられた感想をお聞かせいただけますか?

井上喜久子さん(以下、井上):アマツメはプロトレクサを守護する女神さまではあるのですが、ひと口に「神」と言っても、いろいろな神さまがいるわけで......。アマツメの場合は、最初はとてもクールというか、主人公のカナタたちにもかなり淡白に接する形になります。

──私も編集部でプレイして驚きました。ちょっと固いというか、冷たいとさえ言えるほどクールですよね。

井上:ええ。私も台本を読んで抱いていた印象としては、もう少し感情的にしゃべるというか、柔らかい雰囲気の神さまだと思っていたんですけどね。最初のほうは、心を閉ざしていると言えるくらい、とにかくクールです。物事があまりに大きく動いているので、それらを客観的にとらえようとしてこんな態度なのかな、と解釈して演じさせていただきました。

──プロトレクサを守護するため、あえてああいったクールな態度になっている、って感じなんですかね。

井上:あまり言い過ぎてしまうとネタバレになってしまいますけど、長い物語の中で、カナタたちと交流を深めるにつれ、アマツメも色々な一面を見せてくれますので、プレイする方は楽しみにしていてほしいですね。彼女が少しずつ人間というものを知って変化していく部分は、私も演じていて「きたきたきたーっ!」ってテンションが上がちゃいましたから(笑)。

──それは早く見てみたいですね。楽しみです!

井上:ぜひお楽しみに。演じるにあたって、「最初はクールに」というディレクションをいただいたわけですが、演じ終えた際、そのような指示をいただいて本当によかったと思えました。

──収録の際に印象に残ったことなどはありますか?

井上:そうですね......。最初はクールということで、どうしても緊張感を持って演じることになるわけですが、収録現場がとても温かい雰囲気だったので、とても楽しく演じさせていただけたことを覚えています。

──収録自体はかなりお時間がかかった感じですか?

井上:そうですね。何せ、台本が500mlのペットボトル1本ぶんくらいの分厚さがありましたので(笑)。それなりに時間はかかりましたね。

──物語などをお読みになって抱いた印象はいかがでしょうか?

井上:とても奥深い物語で、色々感じ入るものがありました。カナタたち人間からしたら、神さまであるアマツメは超越的というか、無条件で信じるべき存在に感じると思うのですが、神さまには神さまの悩みというか、やらなければならないことがありまして......。

──そうなんですか? 神さまということで、もっと超越的な存在なのかと思っていました。

井上:そもそもアマツメ自身は、この戦いにカナタたちを巻き込んでしまったことへの責任というか、後悔のような念を抱いていますし、自分が万能ではないことも自覚していたりして、そういった逡巡がストーリーをものすごく奥深くしているんですよ。私自身も、台本を読んでいて夢中になりました。ほんと、ここでは絶対に言えないんですけど、あっと驚く展開が起こりますから。みなさんにはぜひプレイしてみてほしいですね。


──ちなみに、この物語は主人公たちが運命に抗っていく物語が描かれていくわけですが、井上さんご自身には、そういった経験などはございますか?

井上:抗うというか、立ち向かっていった経験ってことですよね......。

──抽象的な質問で申し訳ありません。

井上:いえいえ。私、今年で声優というお仕事をはじめて27年になるんですけど......いや、まだ17歳なんですけどねって、おいおい! と、いつものやつをやらせていただきつつ(笑)。これは今だから話せることなんですが、まだ仕事をはじめたばかりの頃、自分のことを助けてくれると信じていた先輩にある冷たい仕打ちを受けたことがありまして。当時は「もう声優を辞めてしまいたい」とさえ思ったんですけど、ある時ふと「これを乗り越えて声優を続けていくことが、その人を最大限に見返すことになるんだ」と気づきまして。言い方は悪いんですけど、「ふくしゅう」って感じですかね。うーん、自分の人生の中ではじめて使いましたね、ふくしゅうって単語(笑)。

──なんだか、井上さんが口にされると「復讐」というより「ふくしゅう」って、少し柔らかくひらがなになるような印象です(笑)。

井上:そうですかね?(笑) 最初は「見返してみせる」って感情もありましたが、後からあの時のことを考えると、あの出来事があったからこそがんばれた自分がいたのは確かなんですよね。あれがあったからこそ、ものすごく前向きにがんばれたという側面があるんです。ですので、声優の後輩たちにも「辛いことがあるからこそ、前を向ける」ってことは伝えていますし、カナタをはじめとする本作の主人公たちにも、同じような想いはありますね。今はきっと辛いと思うけど、それを糧にがんばれば、きっといい思い出になるよって。

──その経験は、井上さんの人生にとって大きな転機だったわけですね。そこで選択を間違えなかったからこそ、グッドエンドのルートに向かっている......って、なんだかRPGみたいですね。

井上:言われてみれば確かに(笑)。私としては、バッドエンドのルートものぞいてみたいって願望もありますけど。なんというか、場末の居酒屋でお酒におぼれている自分の姿とか、ちょっと興味ある......。

──想像できませんね、それ(笑)。

井上:そうですね(笑)。でも、そういう前向きさって本当に大事だと思います。そして、そういう意味でいうとこの『イグジストアーカイヴ』は、人生の岐路に立ったときの選択の重要性というか、心構えのようなものを教えてくれる作品になっていると思うんですよね。ぜひ多くのみなさんに楽しんでいただければうれしいですね。どうぞよろしくお願いいたします!

──本日はありがとうございました!



井上さんのインタビューにもありましたが、物語のキーマンであるアマツメは、最初はやや冷たい印象を受けるかもしれません。口調もかなり事務的ですしね......。そんな彼女と交流を深めていくうちに、アマツメにどんな変化が現れるのか? ここにもぜひ注目してもらえればと思います。



▼『イグジストアーカイヴ -The Other Side of the Sky-』の購入はこちらから


------------------------------------------

イグジストアーカイヴ -The Other Side of the Sky-

・発売元:スパイク・チュンソフト
・フォーマット:PlayStation®4/PlayStation®Vita
・ジャンル:RPG
・発売日:好評発売中
・希望小売価格
 PS4™版 パッケージ版 販売価格:7,200円+税
 PS Vita版 パッケージ版 販売価格:6,800円+税
・CERO:審査予定

------------------------------------------

PS.Blogの『イグジストアーカイヴ -The Other Side of the Sky-』ページはこちら

------------------------------------------

『イグジストアーカイヴ -The Other Side of the Sky-』公式サイトはこちら

電撃PlayStation最新号の詳細はこちら



©Spike Chunsoft Co., Ltd. All Rights Reserved. Developed by tri-Ace Inc.

記事を探す
トップに戻るボタン