10年の時を経て"極み"に達した『龍が如く 極』のバトルと街を体感せよ!【特集第2回/電撃PS】

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10年の時を経て"極み"に達した『龍が如く 極』のバトルと街を体感せよ!【特集第2回/電撃PS】

“龍が如くスタジオ”が10年という年月で積み上げてきた技術や経験で、PlayStation®2版の初代『龍が如く』を新たに描くアクションアドベンチャー『龍が如く 極(以下、龍極)』。前回は本シリーズのドラマや登場人物の魅力にスポットを当てたが、今回はゲームプレイの魅力に注目。なかでも主人公である桐生一馬(演:黒田崇矢)を操作して体験する迫力のバトルと、日本最大の歓楽街・神室町で楽しめる多彩なプレイスポットに焦点を当てていく。

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前回の特集記事はこちら

「龍が如く」シリーズ10年の歩みと『龍が如く 極』の進化したドラマ【特集第1回/電撃PS】

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『龍が如く0 誓いの場所(以下、龍0)』で好評だったスタイルの切り替えを踏襲し、さらに新要素を盛り込んだバトル。

おなじみのプレイスポットはもちろん、『龍0』で登場した「ポケットサーキット」や、セガの大ヒットアーケードカードゲームをモデルにした新プレイスポットも登場。

■RPG的成長要素でアクション初心者も安心のバトル

『龍極』のバトルは従来のシリーズと同様、左スティックで移動、□ボタンで通常攻撃、△ボタンで強攻撃(ヒートアクション)、○ボタンで投げ(つかみ)、×ボタンで避け(スウェイ)と役割がボタンに振り分けられており、シンプルで覚えやすい形だ。さらに、敵を倒したりサブストーリーをクリアすると経験値が手に入り、それを使って能力を強化(体力の上昇やさまざまな技を習得)させることができる。アクションゲームが苦手な人でもバトルを繰り返して能力を上げていけば、いつかは強敵をも倒せるという、ある意味RPG的な感覚で遊べるのもポイント。また、ゲームスタート時に難易度の選択もできるので安心だ(難易度による物語展開の違いはない)。

「心」「技」「体」「龍」の能力強化が用意されている。なお「龍」については成長方法が他とは異なる(後述の「堂島の龍」スタイルの解説参照)。

各項目の能力は盤の上に配置され、ためた経験ゲージを消費して能力を習得する。何から習得するのかは自由だ。能力は全スタイル共通に効果を発揮するものや、スタイル専用のものがある。

【バトルのポイント①】爽快感バツグンのヒートアクション演出!

『龍が如く』シリーズのバトルを象徴するのが、ヒートゲージを使って繰り出すヒートアクションと呼ばれる大技。ヒートゲージがたまった状態で相手をダウンさせたり、つかんで壁際に引き寄せると△ボタンの表示が出るので、ボタンを押せば大技がさく裂! ド派手な演出とともに大ダメージを与えることができる。その種類は周囲の状況や相手の状況次第でかなりの数が存在するので、それを探すという楽しみもある。

ヒートゲージは攻撃したりガードしたりすることでたまる。いかに素早くこのゲージをためるかが、勝負のカギを握る。

表現的にはかなり過激だが、その荒々しさは桐生の強さの表れでもある。なお、武器を持った状態でも繰り出すことができ、その威力と演出はぜひその目でいろいろたしかめてほしい!

【バトルのポイント②】4つのスタイルを切り分けて街中で大暴れ!

『龍極』のバトルは『龍0』で好評だった、複数のスタイルを切り替えて戦うシステムを継承。それぞれ大きな特徴があり、使用感覚もまったく異なっている。スタイルの切り替えは、バトル中に任意のスタイルが設定された方向に、方向キーを入力するだけとカンタン。たとえば「壊し屋」スタイルならば、方向キーを右に入力すればOK。また、装備している武器を使う場合は、現在のスタイルの方向に方向キーをさらに入力すれば使うことができる。使用回数に制限はあるが、どれも強力無比なものばかりだ!

<「チンピラ」スタイル>
殴る、蹴る、つかむ、投げるといった全方位の攻撃を繰り出せるスタイル。あらゆる戦況に対応できるバランス型のスタイルで初心者にもオススメだ。

「チンピラ」スタイルの特徴は、気合いと荒々しさ! 敵の攻撃を受けたら□や△ボタンを入力することで、すぐさま敵を殴り返す「根性反撃」が使える!

<「ラッシュ」スタイル>
パンチを主体に繰り出す攻撃と、スウェイやウィービングといった多彩な回避行動が特徴のスタイル。敵の攻撃を回避し、そのスキに連続攻撃をたたき込もう。

多数の敵の攻撃も華麗に回避! また嵐のような連続パンチを敵に浴びせると、敵が気絶状態になる。この状態で攻撃すると大ダメージを与えることが可能だ。

<「壊し屋」スタイル>
パワー型のバトルスタイルで、攻撃中に看板や自転車といったその場にあるモノを自動で拾う「オート武器攻撃」が大きな特徴。また、L1ボタンでのガードはどんな方向からでも耐えられる「レジストガード」となっている(通常は正面からの攻撃のみガード可能)。

室内などの狭い場所で威力を発揮するスタイル。なお、バイクのような重量があるモノは、このスタイルのみ持ち上げられる。

<「堂島の龍」スタイル>
桐生の究極のバトルスタイル。あらゆる状況に対処できる完全無欠のスタイルだが、10年の収監生活によりすっかりさび付いてしまった。このスタイルの育成だけは経験値でなく、彼をライバル視する真島吾朗とのバトルとの戦いを経てのみ、その真価を取り戻すことができる。

“伝説の龍”として、日本中にその名をとどろかせた男・桐生一馬。実戦を経てその真価を取り戻せ!!

「どこでも真島」と呼ばれるシステムにより、桐生をあらゆる場所で付け狙う真島。遭遇イベントだけでなく、街中を移動中や飲食店の中までもひょっこり登場するので気が抜けない!

真島との戦いに勝利すると、失っていた力を取り戻す。また、『龍0』で真島が使っていたアクションを習得できる場合も!?

■オトナの遊びが散りばめられた歓楽街・神室町の歩き方

「龍が如く」シリーズのメインの舞台となる、日本最大の歓楽街・神室町。実在の歓楽街をモデルに造られたこの街には、ゲームとしての遊びがタップリと詰め込まれている。

神室町の象徴ともいえるアーケード。街中にはキャッチやティッシュ配りなどもおり、歓楽街を探索している雰囲気を存分に味わえる。

【神室町歩きのポイント①】時間を忘れてハマるプレイスポットの数々

「龍が如く」シリーズならではの要素といえば、遊びきれないほどのミニゲームが用意されたプレイスポットも忘れてはならない。本作はオリジナル版にあったプレイスポットに加え、新規のものが多数追加されている。主なプレイスポットの例は下記のとおり。また、セガゲームス公式の動画でも、さまざまなプレイスポットが紹介されているので、ぜひチェックしてほしい。

◆『龍が如く 極』桐生一馬と真島吾朗のゲーム紹介PV

<主なプレイスポット>
・カジノ (バカラ、ブラックジャック、ポーカー、ルーレット)
・カラオケ
・クラブセガ (プリクラなど)
・キャバクラ
・ショーパブ
・ダーツ
・ビリヤード
・ボウリング
・ポケットサーキット
・将棋
・賭場 (おいちょかぶ、こいこい、チンチロリン、丁半博打)
・麻雀

バッティングセンターなど、オリジナル版にあったプレイスポットも、よりハイクオリティになって収録。

『龍0』で好評を博した「ポケットサーキット」も引き続き登場。こだわりのマシンを組立てて、サーキットの風となれ!

キャバクラ遊びが体験できるキャバクラ。お店に足しげく通って、女の子たちの心をつかんで見事アフターに誘えれば、ステキな経験も……。

【神室町歩きのポイント②】本編ドラマとは一線を画す展開が人気のサブストーリー

桐生の成長に必要な経験値を稼ぐ手段にもなるサブストーリー。報酬だけでなく、それぞれの物語の内容も、笑いあり感動ありとバリエーション豊か。本編ではけっして見せない、桐生の新たな顔をぜひ堪能してほしい。

【神室町歩きのポイント③】実際に行った気にさせてくれるタイアップ店舗や看板

「龍が如く」シリーズといえば、現実にある企業とのタイアップも人気の理由の1つ。本作にもドン・キホーテやPRONTなどの実際に利用できる店舗や、有名店舗の看板がいたるところに掲げられ、リアリティの演出に一役買っている。

店舗とのタイアップはオリジナル版よりも大幅に増え、2005年の神室町をより華やかに彩る!

【神室町歩きのポイント④】コレクター魂をくすぐるコインロッカーの鍵集め

神室町の中心部の泰平通りにはコインロッカーがあり、この鍵を拾うことで収納されているアイテムをゲットできる(鍵は道端などで青白くキラリと光っているのが目印)。これはRPGで言うところの宝箱のようなものなので、遠慮なく開けて役立てよう!

【神室町歩きのポイント⑤】やり込みがご褒美として返ってくる達成目録

街歩きをするなかで意識したいのが、達成目録と呼ばれる項目の達成だ。たとえば「人に50回話しかける」「飲食店で10回食事する」のような条件を満たすと、CPと呼ばれるポイントをゲットできる。そしてこれをためると、ダッシュ機能を強化できたり、バトルに役立つアイテムが手に入るなどの特典が得られる。

達成目録はアドベンチャー、バトル、サブストーリー、どこでも真島、ミニゲームのカテゴリに分かれている。これらを”極める”のも『龍極』の楽しみの1つだ。


以上、今回は『龍極』のバトルと、プレイスポットをはじめとする神室町歩きの魅力を解説してきた。オリジナル版をプレイ済みの人も、初めて「龍が如く」に触れるという人も、その圧倒的なボリュームと進化に驚かされることだろう。本編を終えてもさらに遊び続けられる魅力が詰まった『龍極』に、ぜひとも期待してほしい。

『龍が如く 極』公式サイトはこちら

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