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本日発売! PS VR対応、PS4®『初音ミク -Project DIVA- X HD』制作者が語るライブの魅力【特集第4回】

by PS.Blogスタッフ 2016/08/25

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前回までの特集記事はこちら

PS4®だからここまでできた! より美しくなった『初音ミク -Project DIVA- X HD』を大解剖【特集第1回】

音楽ライター全曲解説! 上質のA&V機器で『初音ミク -Project DIVA- X HD』をレビュー【特集第2回】

「リスアニ!」編集長がPS4®『初音ミク -Project DIVA- X HD』に挑戦! PS VR体験レポも!!【特集第3回】

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PS4®で広がる初音ミクの世界! プロデューサー&ディレクターインタビュー

本日8月25日(木)、PlayStation®4用ソフトウェア『初音ミク -Project DIVA- X HD』がついに発売! このゲームは、電子の歌姫・初音ミクが主演するリズムアクションゲーム。好評発売中のPlayStation®Vita用ソフトウェア『初音ミク -Project DIVA- X』を高解像度・高フレームレート化したうえ、10月13日(火)発売予定のバーチャルリアリティシステムPlayStation®VRにも対応し、初音ミクたちのVRライブを体験することができる。


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特集第4回は、発売を記念してクリエイターインタビューをお届けしよう。プロデューサーの林誠司氏、ディレクターの大坪鉄弥氏が語るPS4®版の見どころ、そしてPS VRでのライブ観賞の楽しみ方とは? 


左から株式会社セガゲームス『初音ミク -Project DIVA- X HD』ディレクターの大坪鉄弥氏、プロデューサーの林誠司氏。



【ディティールにこだわり、衣装の素材感まで描写! PS4®だからできたグラフィック表現】

――PS Vita版『初音ミク -Project DIVA- X』発表当初から、PS4®版の発売も決定されていましたが、両ハードで展開した経緯を教えてください。


大坪:前2作『初音ミク -Project DIVA- F 2nd』および『初音ミク -Project DIVA- f/F』は、PS VitaとPlayStation®3で発売しました。その後、PS4®が世に出ましたよね。初音ミクさんは、新しい技術にふさわしい存在です。そのため、今回は企画立ち上げ時からPS4®版を視野に入れていました。ちょうどいいタイミングだったと思います。


――PS4®での開発はいかがでしたか?


大坪:PS Vitaは携帯機ですし、発売から少し時間が経っているので、PS4®との圧倒的な性能差は感じましたね。前作ではPS VitaもPS3®も近い絵作りでしたが、今作のPS4®ではグラフィックをブラッシュアップしようと。

60fpsでヌルヌル動かしつつ、リズムゲームとしても快適に遊べるものにしようと考え、試行錯誤を重ねました。スペックが高くいろいろできる分、現場は大変でした。


――PS4®版は、ひと目見ただけでグラフィックが美しくなったことがわかりますね。


大坪:キャラクターモデルはほぼ同じですが、物理シェーディングに置き換えているので見た目のインパクトが違います。いちばんきれいでいちばんかわいい初音ミクさんを見せるにはどうすればいいか考え、全体のディテールをアップさせています。これまでの「Project DIVA」シリーズでもっともきれいなのが、PS4®版のモデルではないかと思います。


林:モジュール(コスチューム)の素材感まで表現していますからね。「このモジュールはどんな素材?」とみんなで話し合って。


大坪:ありましたね。「謎の新素材じゃないですか?」みたいな話し合いも(笑)。そもそも、ミクさんのモジュールの多くには細かい設定がないんです。だからこそ、アーケード版はアーケード版なりの解釈をしているんですよね。僕らはアーケード版と同じことをするのではなく、我々なりの解釈をしようと思って。服の縫製のラインを足すなどして、ハイエンド感を演出しました。

ミクさんのオリジナルコスチュームには、こうした要素をたくさん入れています。その他のモジュールも、全体的にツヤ感やテカりが増しました。


――モジュールの種類も約300種ありますよね。いろいろなデザイナーさんが手掛けていますが、全体のコンセプトは?


林:今回は「ライブ&プロデュース」がテーマなので、ダンスを意識したデザインにしてもらいました。スカートの長さなども、ステージでダンスを踊ることを前提に考えていただいて。


大坪:なおかつエレメント(属性)に合わせたデザインにしていただきました。それに、ミクさんの収録曲が多いため、衣装もミクさんに偏りがちなのですが、今回は6人でお揃い感のあるモジュールを用意しているのもポイントです。


林:確かに、全キャラお揃いの衣装が多いですね。「卑怯戦隊うろたんだー(アーティスト:シンP)」では、曲には3人しか登場しないのに、せっかくだから全員分作ろう、と(笑)。「うろたんだー」の世界では、実はルカさんは登場していないんですが、シンPさんにも相談して「じゃ、ルカさんは謎の女幹部にしよう」ということになって。


大坪:開発終盤に、マスクなしのバージョンも追加しました(笑)。




【ミクさんの活動でいちばん熱いのはライブ! だからこそテーマは「ライブ&プロデュース」】

――今回は「ライブ&プロデュース」がテーマというお話がありましたが、その意図を教えてください。


林:ミクさんの活動で今いちばん熱いのは、ライブですよね。世界進出もされていますし、国内外で初音ミクさんのライブが最先端のエンタテインメントとして評価されています。実は僕らも、モーションの提供などでライブに一部協力しているんです。それもあってライブと親和性の高いゲームを作りたいと思いました。


大坪:「ライブ&プロデュース」というコンセプトが決まりゲーム制作が進む一方で、去年の「初音ミク『マジカルミライ 2015』」(初音ミクのライブ)では先行して本作のモーションも一部提供しているんですよ。


林:そういうつながりが深まっているんですよね。ライブエディットモードでは楽曲をフルサイズで収録していますが、それもライブや今後発売される『初音ミク VRフューチャーライブ』に活用できるからなんです。

これまでのPVはゲーム内のみで楽しめる一品ものですが、今回のような作り方をすればいろいろな広がりがうまれるんじゃないかと。


――全編ライブPVではありますが、ステージのバリエーションが豊富ですよね。


大坪:ライブというと、普通コンサートホールを想像しますよね。でもそれだけではビジュアルに変化がつけにくいですし、それぞれの曲のイメージも伝わりません。そのため、曲のイメージを取り込んだうえでステージを作っています。

考え方としては、セットのようなもの。テレビの音楽番組でアーティストがスタジオセットの前で歌っても、それはライブじゃないですか。大事なのは、歌って踊るということ。そこに楽曲ごとのイメージをつけたうえでステージを構築しました。


林:しかも、楽曲とステージが1対1で結びつくのではなく、曲ごとにステージを入れ替えることができます。プレイヤーによっては、こちらが提案したものとは違う組み合わせがいいと思うかもしれません。そのため、ステージと曲を自由に組み合わせられるようにして、プレイヤーにライブをプロデュースする感覚を味わってもらうことにしました。


――まさに「ライブ&プロデュース」ですね。


林:今までの「Project DIVA」シリーズは、いい音楽といい映像でリズムゲームを楽しんでいただくものでした。今回は、それに加えて「ライブ&プロデュース」がテーマ。しかも、自分で考えた組み合わせによってゲームの結果も変わります。

今まではモジュールを着せ替えてもリズムゲームの結果には関係ありませんでしたが、今回はそれも含めてひとつの遊びにしました。「この曲に、このモジュールとアクセサリを組み合わせると、よりボルテージが稼げる」といった遊びを入れることで、さらに攻略要素の高いゲームになったと思います。


――改めて、ライブクエストモードの楽しさをお二人から紹介していただけますか?


林:初音ミクさんというキャラクターは、いろいろな人の想いの集積体。肉体を持った身近な存在という感じはしなかったのではないかと思います。でも今回は、キャラクター性を強く打ち出しています。会話を楽しみながらストーリーを進め、ミクさんたちと同じ目的をもってゲームを進行する楽しさを味わえます。


大坪:あとはモジュールのドロップですよね。今まではポイントを貯めてモジュールを入手していましたが、今回はクエストに紐づいてドロップします。「何が出るかな」というワクワク感を楽しんでいただければと思います。実はレアなモジュールをドロップする時は、変身演出も通常とは違うんですよ。


林:プレイしている時のドキドキ感、なにが出るんだろう感、欲しかったものが来た時の「キター!」感は、今まで以上。リズムゲームの最中にワクワク感を味わってほしいですね。


大坪:新しいモジュールが出にくいようであれば、スキルを駆使していただければ。その分ボルテージは稼ぎにくくなるんですが、ドロップする確率はアップします。




【ライブを間近で、好きな角度から観たい! ユーザーの要望に応えるPS VR 】

――ライブエディット、そしてPS VR対応のライブ観賞モードも見どころです。VRへの対応は、当初から考えていたのでしょうか。


大坪:早い段階から企画に盛り込んでいました。どんなものになるか、当時は全然わかりませんでしたが。


林:バーチャル・シンガーのミクさんがVRでライブをするというのは、文脈的にも落とし込みやすいですよね。すでに楽曲やダンスのモーションもありましたから、我々のチームがいちばんVRに近い場所にいたんです。

そこで、まずはVR Tech DEMOを作ることに。『Project DIVA X』があったからVRのスタートラインに立てたし、その後の『VRフューチャーライブ』にもつながっていきました。


大坪:最終的に『Project DIVA X HD』のライブエディットとライブ観賞は、PS VRのためにあると言っていいほどになりました。それぐらい親和性は高いですね。


――VR Tech DEMOの段階から、完成度は非常に高かったですよね。


林:評判も良かったですよね。前例がないので当初は不安もありましたが、VR Tech DEMOが好評だったので「これならいける」と。作ってよかったですね。


――PS VRに対応させるには、やはり技術的にも大変なのでしょうか。


大坪:手間はかかりますね。右目と左目の2画面を表示するので、同じフレーム数で2倍のものを描かなければなりませんから。解像度、フレームレートの問題もありますし、没入感を損なわないために処理落ちしてもいけません。さらに、3D酔いも人によって感じ方が違います。ベストなVR体験をしていただこうと、チーム一丸となって手探りで調整していきました。


――現状では、3D酔いしやすい人でも酔いづらくなっていますね。


大坪:そうですね。『Project DIVA X HD』のライブ観賞モードでは、ミクさんたちのライブを間近で、好きな角度から観られます。カメラ位置も切り替えられるのですが、その時にも酔わないようさまざまな工夫をしています。


――カメラ位置によって、手が届きそうな距離でミクさんたちが踊ったり、ミクさんの背中越しにステージを観たりすることもできるんですよね。


大坪:『Project DIVA X HD』のライブ観賞は、とにかくミクさんのダンスを間近に観たい、ミクさんが見ている風景を観たいという要望を叶えるものです。自分でライブをエディットし、ステージやモジュールも思い通りに切り替えられる。そういった自由度が優先されています。

一方『VRフューチャーライブ』は発想が違い、音響も含めてライブ会場の臨場感を楽しんでいただくもの。重視するポイントが違うんです。


林:『Project DIVA X HD』ではカメラの切り替えによってミクさんたちを近くで観られるうえ、「ここはちょっと演出が足りないよね」と思ったら、またエディットできます。

要するに、ライブのプロデューサー感覚を味わえるんです。横から視点で舞台監督のようにステージを観ながら、「ちょっとライトのタイミングが早いんじゃないの~?」なんて言ってみることもできます(笑)。そこまでやりこんでいただけると有り難いですね。


――ミクさんとVRの相性についてはいかがでしょう。PS VRに対応したことで、ミクさんのどのような魅力が引き出されましたか?


大坪:VRでは空間全てを細部まで作り込んでいるので、後ろからダンスの振り付けを観たり、「ここがこうなっているのか」とステージをじっくり観ることができるんです。


林:いちばん大きいのは、ミクさんがそこに"いる"こと。初めて観た方は、「いるわー!」って思いますよ、絶対。ミクさんが肉体を持った存在として、自分と同じ空間の中にいる。そう感じていただけるのがいちばんの魅力です。


――今後も「Project DIVA」シリーズは、VR対応が前提になっていくのでしょうか。


林:相性は間違いなくいいので、普及が進めばその可能性もあると思いますし、すごく期待しています。世界中にPS VRが広がってほしいですね。




【出会った時の感動が新鮮なまま残り続ける、それが初音ミクの魅力】

――では、最後にPS4®版のアピールを。今回の『Project DIVA X HD』発売に合わせ、新収録曲2曲が配信されるんですよね。


林:はい。PS4®版は無料で2曲追加できます。「Sharing The World(アーティスト:BIGHEAD)」は、海外で開催したライブ「HATSUNE MIKU EXPO 2014」のテーマ曲です。英語歌詞で、海外における初音ミクライブの人気曲なんです。


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もう1曲は「Hand in Hand(アーティスト:livetune)」。去年の「マジカルミライ 2015」で演奏されたテーマ曲ですね。いずれもライブ映えしますし、大いに盛り上がる楽曲です。「ライブ&プロデュース」というテーマなので、新たにこの2曲を追加しました。

それぞれ摩天楼や鉄骨を組んだ舞台と、かっこいいステージを作っています。「マジカルミライ 2015」を体験された方には、ぜひ新たなステージでライブを追体験してほしいですね。さらに、それをライブエディットの題材として使っていただき、PS VRで新たな発見をしていただければ。


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――初音ミクは国内外でずっと愛され続けています。先ほどミクさんは「いろいろな人の思いの集積体」だと話していましたが、お二人にとって初音ミクの魅力とは?


大坪:もう付き合いも長いので、とても身近な存在ですね。しかも、ミクさんはおそらく世界でもっとも曲数の多いアーティストです。曲によって、「こんな一面もあったのか」と新たな表情を発見できるのも魅力です。


林:最初に声を聴いた時のインパクトは、今でも忘れていません。ファンの方それぞれに、こうした出会いがあったのだと思います。しかも、出会った時の純粋な感動が新鮮なまま残り続けているのが、ミクさんの魅力。デビューからもう9年ほど経ちますが、出会った頃の思い出が色あせない。こんな歌手はなかなかいませんよね。


――本日、『Project DIVA X HD』が発売を迎えました。これから購入されるユーザーに向けて、最後にアピールをお願いします。


大坪:PS4®をお持ちでしたら、ぜひとも購入していただきたいです。PS Vitaとのクロスセーブにも対応しているので、すでにプレイした方も改めてPS4®のきれいな映像でミクさんのライブを楽しめます。人気曲も数多く収録されているので、「初音ミク」の入門編としてもおすすめです。


林:遊びやすいうえに高画質なので、大画面につないで遊んでいただきたいですね。そして、PS VRを購入されて、ぜひ VRでミクさんの全てを楽しんでいただければと思います。


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3曲をプレイできる体験版をPlayStation®Storeで配信中!

現在、PlayStation®Storeでは、『初音ミク -Project DIVA- X HD』の体験版を配信中! この体験版では、「Satisfaction(アーティスト:livetune)」、「LOL -lots of laugh-(アーティスト:mikumix)」、「ラズベリー*モンスター(アーティスト:HoneyWorks)」の3曲をプレイできる。フルHDの解像度、60fpsの滑らかな動きに触れてみよう。


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PS4®HDDベイカバー単品が好評販売中!!

PS4®HDDベイカバー「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project」の単品販売版が好評発売中! 絵柄は『"X" ver.』と『"FT" ver.』の2種類が用意され、それぞれジェット・ブラックとグレイシャー・ホワイトの2色展開。PS4®を電子の歌姫で着飾れる、ファンにイチ押しのアイテムだ。


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Illustration by KEI

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発売後も、PS VRでのライブ観賞用にエディットを楽しんだり、高難度モードを極めたりと長く楽しめそうな『初音ミク -Project DIVA- X HD』。購入を迷っている人は、まず体験版でお試しを!


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初音ミク -Project DIVA- X HD

・発売元:セガゲームス
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:リズムアクション
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 希望小売価格 7,990円+税
    ダウンロード版 販売価格 8,629円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:B(12才以上対象)

※PlayStation®Vita版も好評発売中

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© SEGA
© Crypton Future Media, INC. www.piapro.net 
記載の商品名および社名は各社の登録商標です。

本作のキャラクター設定は SEGA feat. HATSUNE MIKU Projectが
本作のために設定したものであり、公式設定とは異なります。

※画面は開発中のものです。また、画面写真はPS4®版のものです。内容は予告なく変わることがあります。

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