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狩られる側だけでなく、狩る側の愉悦も堪能! 『ダイイングライト』プレイレポート マルチプレイ編【特集最終回】

by PS.Blogスタッフ 2015/04/22

ゾンビだらけの街でサバイバルを楽しめる話題作『ダイイングライト』。発売日前後から大きな注目を集めるようになった本作、すでにプレイされたという方も少なくないのでは? 本作の特徴は、昼と夜で大きく変わるプレイ感覚や、街を縦横無尽に移動できるパルクール要素。サバイバルホラーの楽しさにこれらが加わり、独特のゲーム体験が生まれている。

これまでの特集記事では主にシングルプレイの特徴や楽しさをお伝えしてきたが、最終回となる今回のテーマは、PlayStation®Plusに加入していれば世界中の人々と楽しめるマルチプレイ。2人から4人でいっしょにクエストのクリアを楽しめる「協力プレイ」はもちろんのこと、協力プレイ中の人間を強力なゾンビとして襲ったり、襲われた側として対抗する最大4対1の対戦モード「ゾンビモード」のプレイ感をお伝えする。『ダイイングライト』のマルチプレイが持つ、その場その場で生まれる即興的な面白さを感じていただきたい。

※画面写真は実際のプレイを撮影したものです。

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前回までの特集記事はこちら

サバイバルだけじゃない! ドラマも!! 『ダイイングライト』プレイレポート 昼編【特集第1回】

はるかに危険が増した夜の恐怖! 『ダイイングライト』プレイレポート 夜編【特集第2回】

つい目移りするシナリオや遊びが満載! 『ダイイングライト』プレイリポート オープンワールド編 【特集第3回】

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無力な人間たちを狩る異色の体験

「人間ドモガ泡食ッテヤガル」

......ゾンビモードの襲撃側をプレイしているときの気分や思考は、ゾンビというよりも、圧倒的スピードとパワーを持つモンスターのそれに近づいていく。もはや夜の闇は視界を遮ることはなく、こちらの姿を隠す頼もしい味方だ。建物から建物へ触手を伸ばし、空中を音もなく動き、獲物の死角へと回り込んでいく。不安げに左右を見まわしながら襲撃に備える人間たちの姿を見ていると、"奴ら"の無力さが滑稽にさえ思えてくる。

とはいえ、狩りを長く楽しむためには、相手にも何かしらの希望を与えねばならない。人間側の目的はゾンビの巣をすべて破壊すること。だから、もしすぐに狩り尽くせる集団が相手だとしても、あえて狩る人数を抑えつつ、相手にもこちらの巣をいくつか壊させてやる。相手の行動を待っている間も、遠くから液体を飛ばして脅威を与えたり、遠吠えを聞かせて「近くにいる」ことを知らせるなどして、力を抜いているのを気取られてはならない。そして「もう少しですべての巣を潰せるかも」という、かすかな希望にすがりはじめた時点で牙をむき、奴らを全滅させるのだ......。

遊んでいるうちに、ついこのような感覚を抱いてしまう異色のゾンビモードとは、どんな風に遊べるモードなのだろうか? その他、通常の協力プレイについても含めて、まずは人間側の視点からマルチプレイを見ていこう。



【マルチプレイの準備はほんの数秒】

遊び方の話へ移る前に、マルチプレイをするための設定について説明を。といっても、すでにPS4™をネットに接続済みの方であれば本当に簡単で、ゲームのプロローグが終わった時点で表示される下の画面で「DYING LIGHT」を選択すればそれで終了。その後は、普通にストーリーを進めたり、サイドクエストを進めているうちに、協力プレイヤーがゲーム内に遊びにきてくれたり、他のプレイヤーが操る強力な感染者(ナイトハンター)が侵入してくるようになる。

もちろん、設定はオプション画面の「オンライン」の項目から細かく設定しなおすことも可能だ。ナイトハンターの侵入が邪魔に感じたらオフにすることもできるし、フレンド登録した人とのみ協力プレイを楽しめる設定にもできる。あとで「こんなはずじゃなかった......」と後悔しても、しっかり取り返せるのでお気軽に。




■協力プレイもゾンビモードも渾然一体

さっそくプレイを開始すると、協力プレイヤーの来援ではなく、他のプレイヤーが操作する強力な感染者・ナイトハンターが侵入してきた。いきなりのゾンビモードである。このモードでは、人間側の勝利条件は敵の巣を5つ破壊すること。成功すれば大量の経験値が得られ、強い武器が手に入ることもある。ナイトハンター側は、人間を誰でも10回倒せば勝利となる。ちなみにナイトハンターにもスキル習得の概念があり、勝利を重ねればそれだけ早く強くなることができる。

冒頭でも軽く触れたたように、ナイトハンターは触手を使い、空中での高速移動を行なえる。また、無防備なプレイヤーを一撃で倒す「襲撃」という攻撃手段も持っているので、人間側のプレイヤーは慣れないうちはすぐにやられてしまうだろう。担当もその例外ではなく、最初の数回は簡単に襲撃を許してしまった。

だが、人間側にもナイトハンターへの対抗策がある。UVライトが放つ紫外線をナイトハンターに当てると彼らのエネルギーを奪うことができ、「襲撃」が行なえなくなるなど、行動に大きな制約を与えることができる。また、ナイトハンターはUVを浴びると悲鳴をあげ、体表が発光するので、とても目立つ。結果、それを見た他の人間とも連係しやすくなる。

×ボタンを長押しするとレーダーにナイトハンターの大まかな方向が表示されるので、それを頼りに位置を予測することが可能だ。まずはわずかでもUVを浴びせたいところ。

襲撃を試みるナイトハンター、UVライトでそれを阻止する人間。一進一退の攻防が続いていたころ、そこに新たなプレイヤーが現れた。ひとつのゲームに参加できるナイトハンターは1体だけなので、すなわち、こちらに協力してくれるプレイヤーということになる。つまり......助かった!

すでにナイトハンターの襲撃が始まっていても、自由な出入りが可能なのも本作のマルチプレイの特徴。その後も協力プレイヤーが続々と現れ、最終的には人間4人対ナイトハンターひとりの勝負に。満員御礼だ。

一進一退の勝負だったナイトハンターだけに、やはり経験はそれほどでもないようで、人間が4人そろうとなす術がない。巣を破壊されるだけでなく、本体も絶え間ないUVの照射で思うように動けず、いいようにやられるばかりだった。この人間とモンスターの力関係が逆転するゲームデザインは、バンパイアや狼男を扱ったお話をイメージさせるところもあり、なかなか面白い。

そしてナイトハンターを撃退してゾンビモードが終了したあとも、「助っ人イケメンマッチョ軍団」(勝手に命名)は解散することなく、こちらのメインクエストをどんどん手伝いはじめた。協力プレイヤーがストーリー上の目的地に到着すると、こちらは目的地までの移動を省略することもできるという至れり尽くせりっぷり。ゲーム内容に熟知した協力プレイヤーがいる場合は、極端な話、こちらが何もせずとも、映画感覚でストーリーを楽しむことすら可能だろう。

もちろんそこまでお任せにしなくとも、クリアできずに苦戦しているクエストがある場合などに、協力プレイを利用するのはひとつの手となる。

また、ストーリー上の目的地に着くまでの時間を競ったり、時間内に金目のものをどれだけ集められるかという"競争チャレンジ"も遊べる。これは当然ながらシングルでは遊べない、マルチプレイならではのお楽しみだ。




■襲撃側はタイトル画面で「ビー・ザ・ゾンビ」を選択

一方、襲撃する側でゾンビモードをプレイしたい場合は、まずは封入特典のダウンロードコンテンツであるゾンビモードをダウンロードし、インストールする。その後ゲームを起動すると、タイトル画面に「ビー・ザ・ゾンビ」というメニューが出てくる。それを選ぶと、ナイトハンターとしての基本的な行動を学べるチュートリアルがスタート。

ナイトハンターは腕の触手を伸縮させて建物や地形にからませることで、空中での移動や方向転換、高速移動が可能。触手のボタンを長押しすると、触手がからまった場所に向かって高速移動できることも知っておきたい基本知識だ。

また、ナイトハンターが襲撃で人間を一撃で葬れるのに対し、人間側は一瞬でもUVライトを当てればナイトハンターの襲撃を防ぐことができ、当て続けることでナイトハンターを弱体化できる。基本的に奇襲をかけなければ、襲撃は成功しないと思っていいだろう。

チュートリアルが終わったら、オプション画面で「マッチメイキング」を選ぶと、「クイック参加」と「ゲームを探す」のふたつを選ぶことができる。前者は適当なゲームに侵入でき、後者は侵入できるゲームを探すことが可能だ。慣れないうちは「ゲームを探す」を選び、プレイヤー数の少ないゲームを選んだ方がいい。

襲撃するナイトハンター側でのプレイは、こちらの巣や、周囲の感染者に攻撃している人間を襲撃で葬るのがセオリーとなる。相手はこちらの大まかな方向がわかるが、高さまではわからない。建物や樹木を利用して上から襲ってくるか、それとも地上を駆け寄ってくるか、相手に迷いを生じさせるとスキを作りやすい。また、毎度のように上から襲ってくる印象を与えておくと、地上からの接近に対して反応が遅れたりもする。

プレイした限りでは、基本的にゲームの進行度が同じくらいの相手に侵入することができるようなので、いい勝負になることが多いのだが、相手側に強力なプレイヤーが助っ人にきていると、逆になすすべもなく倒されることもある。触手で逃げに徹しても平気でついてくるような人間は、キャラクターを相応に成長させている相手なので負けても仕方なし。こちらもゾンビのレベルを上げてスキルを習得してから復讐してやろう。

こうして人間側、ナイトハンター側の両方をプレイしてみると、互いの気持ちがより理解しやすくなる。相手にとって嫌なことが自分の体験として実感できるので、両方のモードでどんなふうに戦えばいいのかが見えてくるわけだ。

本作のマルチプレイを遊ぶなら、片方だけを遊ぶのはもったいない。ナイトハンター側でのプレイにもぜひチャレンジしてみてほしい。




シングル、マルチともに異色の内容で、新鮮なプレイ感のある『ダイイングライト』。4回の特集で多少なりとも本作への興味を持った方は、ぜひ一度はこのゲームの舞台、ハラン市を訪れてみてほしい。気さくな感染者たちがいつでも歓迎してくれるだろう。


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