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『NieR:Automata』とのコラボ楽曲「命にふさわしい」を語り尽くすamazarashi秋田ひろむインタビュー!

by PS.Blogスタッフ 2017/03/27

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「NieR」×amazarasi──異なるフィールドで活躍するクリエイターによる共同創作プロジェクト

好評発売中のPlayStation®4用ソフトウェア『NieR:Automata(ニーア オートマタ)』は、スクウェア・エニックスがプロデュース、プラチナゲームズが開発を手掛けるオープンワールドのアクションRPG。プレイヤーは、新たに組織されたアンドロイド部隊「ヨルハ」所属の「2B」となり、異星人の機械兵器に侵略された地球を奪還するため、熾烈な戦いに身を投じる。人のない不毛の地で繰り広げられる、機械兵器とアンドロイドの戦い。やがてそれは、知られざる真実の扉を開けてしまうこととなる......。


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今年2月、そんな『NieR:Automata』とのコラボレーション楽曲「命にふさわしい」がリリースされた。楽曲を手がけたのは、ロックバンドamazarashi。中心メンバーの秋田ひろむ氏はゲーム好きとしても知られ、「NieR」シリーズの大ファンだという。

昨年10月、「NieR」シリーズのディレクター・ヨコオタロウ氏は、音楽と映像演出が融合したamazarashiのライブに感銘を受け、楽屋でコラボレーションを提案した。ヨコオ氏が絵本のプロットを書き、秋田氏がそのプロットと『NieR:Automata』の世界観に基づき楽曲を制作するという、異色の共同創作プロジェクトだ。

それが、『NieR:Automata』とamazarahiの世界が融合した楽曲と絵本「命にふさわしい」。CDと絵本、ミュージックビデオとゲームのプロモーションビデオを収めたDVDがセットになった初回生産限定盤は、「NieR」ファン、amazarashiファン双方から喝采をもって受け入れられた。

このコラボレーションが実現に至った経緯、秋田氏の「NieR」シリーズに対する思い、ゲームをプレイした感想を語り尽くすインタビュー!



amazarashi

青森県在住の秋田ひろむを中心とするバンド。

日常に降りかかる悲しみや苦しみを雨に例え、僕らは雨曝だが「それでも」というところから名づけられたこのバンドは、「アンチニヒリズム」をコンセプトに掲げ、絶望の中から希望を見出す辛辣な詩世界を持つ。スクリーンをステージ前に張ったままタイポグラフィーと映像を映し出す、独自のライブ演出も話題に。3DCGアニメーションを使ったミュージックビデオは文化庁メディア芸術祭で優秀賞を受賞するなど国内外で高く評価されている。また、リリースされるCDには楽曲と同タイトルの詩が付属されている。


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amazarashi公式サイト


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「命にふさわしい」初回生産限定盤(NieR仕様盤)

CD+DVD+『NieR:Automata』プロダクトコード「ポッドモデル:amazarashiヘッド」
オリジナル絵本「命にふさわしい」(作:ヨコオタロウ/絵:幸田和麿)同梱
希望小売価格:1,800円(税別)


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「命にふさわしい」通常版

CD
希望小売価格:1,200円(税別)

「命にふさわしい」ミュージックビデオ

誰もが生きている中で感じるであろう、挫折や喪失の悲しみを歌詞に


――秋田さんは、ゲームファンだとうかがっております。お好きなゲームジャンル、PlayStation®に関する思い出があれば、お聞かせください。


秋田:好きなゲームジャンルは対戦型のFPSとRPGです。RPGはテーブルトークRPGやゲームブックに影響を受けたようなものや、一人称視点で自分が主人公になりきれるものが好きです。子供の頃、実家はゲーム禁止の家庭だったんですが、一人暮らしをして初めてPlayStation®で『ファイナルファンタジーVIII』をやってみたら、ものの見事にはまってしまって、それからずっとゲームファンです。


――「ドラッグ オン ドラグーン」「NieR」シリーズといったヨコオタロウ作品との出会い、その魅力についてお聞かせください。


秋田:僕が初めてヨコオさんの作品をプレイしたのは『NieR Replicant(ニーアレプリカント)』でした。はじめは普通のアクションRPGだと思ってやってたんですけど、プレイしていくうちにこれは普通じゃないぞ、と思いはじめ、みるみるヨコオタロウワールドにはまっていきました。どの作品も痛ましさや悲観的な空気をまとってるんですけど、それを通してプレイヤーが「自分だったらどうする?」と考えさせられるのがすごいところだと思います。

なによりゲーム愛を感じるというか、プレイしてるとびっくりするようなオマージュがあちこちに散りばめられていて、プレイしながら「このゲームを作った人は本当にゲームが好きなんだろうな」と感じてうれしくなりました。


――amazarashiと「NieR」シリーズには、どのような共通項を感じていますか?


秋田:小さな希望を描くために、それとは真逆の暗いところをしっかり描く、というのが似ているかもしれません。こんなことを言うとおこがましいですが。全く近いものだとは言えませんが、向いてる方向は似てるんじゃないかなと思っています。


――ヨコオさんから、絵本の制作の申し出を受けた時のご感想をお聞かせください。ヨコオさんがamazarashiのライブをご覧になり、今回のコラボが始まったそうですが、ライブについてはどのような感想を語っていましたか?


秋田:僕らのライブに関しては、「やりたかったことをやられた」と言っていただきました。最高の褒め言葉です。絵本も含めたコラボレーションに関しては、本当に思ってもなかったことで、まずびっくりしました。そのあと、ちゃんとやらなきゃと思ってプレッシャーを感じました。


――絵本のプロットについて、どのような感想を抱きましたか?


秋田:作中のキャラクターや、その怒りは、amazarashiとamazarashiのリスナーに似ているなと思いました。意識して描いてくださったかはわかりませんが、僕らの世界観に寄り添ってくれたような物語だと思いました。


――絵本や『NieR:Automata』の物語から、どのようにイメージを膨らませて「命にふさわしい」が生まれたのでしょうか。楽曲、歌詞が完成するまでの創作の流れをお聞かせください。


秋田:はじめにゲームの脚本と絵本のプロットを読んで、曲全体のイメージを考えました。結構悩んで紆余曲折したんですけど、『NieR:Automata』の世界観と普段の僕らの生活の共通項を考えて「命にふさわしい」というキーワードを思いつきました。そこからはすんなり作れました。


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――「心さえなかったなら」という歌詞が印象的です。歌詞に、どのような思いを込めましたか? また、秋田さんご自身の中で、特に印象深い歌詞、楽曲の方向性を決めたフレーズがあればお聞かせください。


秋田:タイアップではなく"コラボレーション"ということだったので、僕らの全開の表現で挑もうと決めてました。なので『NieR:Automata』を意識しつつ、僕が歌っても違和感のないものにしたいと思いました。そこで、誰もが生きている中で感じるであろう挫折や喪失の悲しみを歌詞にしました。「心さえなかったなら」という言葉は悲しい感じがするんですけど、それを怒りのテンションで歌うのがこの曲の核だと思います。


――完成した楽曲への自信、ヨコオさんの絵本への感想をお聞かせください。


秋田:曲に関してはいいものができたと思います。それを気に入ってもらえるかはまた別の話なんですが、ヨコオさんが気に入ってくださったのでそれで全部問題なしです。絵本もとても綺麗で、『NieR:Automata』の世界の話ではありますが、勝手に自分と重ねてしまいました。主人公の彼はamazarashiととっても似ていると思います。


――人形が破壊されるミュージックビデオも、楽曲の世界観にマッチし、鮮烈な印象を残します。映像の観どころをお聞かせください。


秋田:心のない機械生命体が何で迷いが生じて、何が起こって結局破壊に至るのか、というところを意識して観てもらうと面白いと思います。一見すると悲惨な映像ですが、心のない人形になぜ痛ましいと感じてしまうのか、その原因は何なのかを感じてほしいです。


――『NieR:Automata』も、すでにプレイされたそうです。率直なご感想をお聞かせください。


秋田:大まかなストーリーは知っていたんですが、それでもプレイすると印象が全然違います。敵のスケール感だったり、傷ついたときの痛々しさだったり、キャラクターそれぞれの切迫した気持ちとか、そういうもの全部が感情移入に作用していて最後の方はプレイしていて辛くなるほどでした。純粋にゲーマーとしてはまってしまいました。


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――ゲームシステムについてはいかがでしょうか。


秋田:アクション部分が触っていて楽しくて、それもまた熱中してしまう要因でした。 僕はアクション下手なんですけど、簡単な操作でスタイリッシュに動かせるのでうまくなったと勘違いしてしまいます。プラグイン・チップの構成に悩むのも楽しかったです。あと、オープンワールドになったことで損なわれると思ってた、横スクロールになったりシューティングになったりの、前作にもあったようなゲームオマージュがまた感じられてうれしかったです。


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――主題歌、BGMなど楽曲に関するご感想をお願いします。


秋田:今回のコラボが決まった時、はじめに意識したのは『NieR Replicant』のBGMでした。音楽も印象深い作品だっただけに、僕らが邪魔することにならないかと。今作もそうなんですが、「NieR」シリーズの音楽はゲームミュージックというよりアーティストの作品に近い気がします。ボーカルが入ってて印象に残るメロディーなんだけど、ゲームの世界を損なわないのがすごいと思います。今作では「カミニナル」というフレーズが印象的な曲とパスカルの村の音楽が好きです。


――特に印象に残ったキャラクターがいれば、その理由とともに教えていただけますでしょうか。


秋田:やはり9S(ヨルハ九号S型)でしょうか。一番苦悩してたのは彼だったのかなあと思って。


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――まだゲームをプレイしていない人に『NieR:Automata』を勧めるとしたら、どのようにアピールしますか?


秋田:アクション苦手でもクリアできますよ。きっとびっくりするからクリアしてください。ゲームの概念がひっくり返ります。


――今回のコラボレーションは、秋田さんおよびamazarashiにどのような刺激を与えましたか?


秋田:今回の「命にふさわしい」という曲は『NieR:Automata』との出会いがなければ生まれなかった曲です。そしてこの曲は、amazarashiとしてずっと長い間歌っていくことになる曲だと思ってます。ゲーマーの僕としては完全に降って湧いた幸運だったんですが、この出会いに感謝しています。


――最後に、「NieR」シリーズのファンに向けてメッセージをお願いします。


秋田:初めましてamazarashiのボーカルの秋田です。「命にふさわしい」を気に入ってくれたら、他の曲も聴いてみてください。YouTubeにミュージックビデオがたくさんあるので検索してみてください。




amazarashiベストアルバム『メッセージボトル』3月29日(水)発売!

2010 年6月、『爆弾の作り方』でメジャーデビューし、数々の名曲を発表してきたamazarashiの初ベストアルバム。インディーズ時代に発表した「光、再考」「つじつま合わせに生まれた僕等」を含む秋田ひろむがセレクトした全26曲を収録。完全生産限定盤、初回生産限定盤には青森で「あまざらし」名義で活動していた時代、青森限定500枚でリリースされた幻のミニアルバム『光、再考』を完全収録。


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『メッセージボトル』完全生産限定盤(スペシャルパッケージ)

3CD+DVD+変形A4サイズ布貼り上製本
amazarashi詩全集、小説、イラスト集
あまざらし ミニアルバム『光、再考』
希望小売価格:5,800円(税別)



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『メッセージボトル』初回生産限定盤

3CD+DVD+CDサイズ上製本
小説
あまざらし ミニアルバム『光、再考』
希望小売価格:3,800円(税別)



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『メッセージボトル』通常版

2CD
希望小売価格:2,800円(税別)




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NieR:Automata(ニーア オートマタ)

・発売元:スクウェア・エニックス
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:アクションRPG
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 希望小売価格 7,800円+税
    ダウンロード版 販売価格 8,424円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:D(17才以上対象)

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PS.Blogの『NieR:Automata』記事はこちら

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『NieR:Automata』公式サイトはこちら

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