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「VRには現実での経験も還元される」 杉山愛と高橋名人が語るVRの先進性

by PS.Blogスタッフ 2017/04/10

スポーツゲームで、ゲームのプロとその道のプロが対決したらどちらが勝つのか──。この夢の頂上決戦はこれまで幾度も行なわれてきましたが、やはりゲームのプロに分がありました。画面を見てコントローラーで操作するという環境は、リアルなスポーツの現場では存在しないからです。しかしながら、視界が丸々その世界に入り込んでしまうVRなら、今までとは違う結果が生まれるかもしれない......。

そこで今回は、コンシューマーゲームの黎明期からゲーム名人として活躍している高橋名人と、日本人初のシングルスとダブルスの同時世界トップ10入りを果たした元プロテニスプレーヤーの杉山愛さんに、テニスゲーム『VR Tennis Online』で対決していただきました! 白熱した試合をおさめた動画と、試合後の対談をお楽しみください。




球筋はリアルでタッチも完璧


──まずは、今回『VR Tennis Online』を体験されたご感想をお聞かせください


杉山さん:こんなにリアルなゲームがあるんだとびっくりしましたね! コートに立っているような感覚もしっかりありました。ラリーなんかは球筋がリアルであったり、スライスもドロップもロブもスピンも、かなり現実を再現しているように感じましたね。


高橋名人:しかも、それがプロじゃない人でもプロ並みのショットが打てちゃったりしますからねえ。


杉山さん:そうなんですよ! 現役時代の自分より完璧なタッチで打てるっていう......。これをプレイした後に現実でテニスをやったら、自分にがっかりしちゃうんだろうなあ(苦笑)。


高橋名人:そこがゲームのいいところでもありますけどね。ただ、技術がここまでくると、ゲームを超えて一つのシミュレーションですよ。今回はテニスでしたけど、何かを体験するとそこでは視線がどのように動いて、こんな状況では何が起きてみたいなことが体感できる。これがVRのすごいところで、家庭用ゲーム機が広がってから30余年の歴史においてかなり大きな進歩なんじゃないかなあ。


杉山さん:そうなんですね。確かに、プレイしていてゲームって感じよりも新しいアトラクションを体験している感覚に近かったですね。


高橋名人:例えば車や飛行機の運転なんかのシミュレーションもできてしまうわけですよ。普通に運転するのもそうですが、事故のシチュエーションも体験できたりする。実際に事故に遭ったら大変なことですが、VRならそれができたりする。実際にはできないことができるようになったって、本当にすごいことです。その人の実力以上のこともできたりするし。足遅い人が速い人になるとか。


杉山さん:実際にはできないという話でいうと、今回の『VR Tennis Online』でもありました。現実のテニスだと「この体勢で自分があそこに打ったらミスをしてしまうだろうな」っていうのも、これなら打ててしまうみたいな。明らかにゲームのキャラクターが私より上手いんですよ(笑)。でも、VRだから私が打っているように感じることができた。すごいやりやすかったですね。


高橋名人:それと、動くゲームなのに酔いがないっていうのも良かった。


杉山さん:VRって酔うんですか? 特に感じませんでしたけど。


高橋名人:歩いていると、微妙に視界って揺れるじゃないですか。これをVRでやると実際に自分が歩いていないのに揺れるから、体感と現実が結びつかなくて酔うんですよ。でもこれは酔わなかった。スポーツゲームは酔いが難しいと思っていたけど、工夫しているんですね。

現実での経験がヴァーチャルにも還元されていた


──そして......なんですが、高橋名人! 惨敗でしたね!


高橋名人:予想外だったよ、俺も! 杉山さんが今日初めてPS VRを体験するっていうから、序盤手加減したんですよ。そしたらなんかいきなり「この人、本当に初プレイかよ!」って球がどんどん飛んできて、気付いたら負けてた。


杉山さん:そこは現実でのテニスの経験が生きたと思うんです。ここにサーブを打ったら相手は返しにくいとか、このコース攻められると対応できないってことがリアルに再現されていました。だからスライスサーブをワイドに打って、そこから相手を振り回すっていう意地悪な戦いかたをして(笑)。


高橋名人:初プレイで「右に打とう、左に打とう」っていう打ち分けを相手の状況も見ながら冷静に判断して行なえるのはまさにプロとして世界で戦われていた経験からきていますよね。現実の世界で得たものが、還元されるのもVRの魅力だなと実感しました。プロの戦法ってこうなんだって思いましたしね。悔しい......。


杉山さん:勝負師が出ちゃいましたねえ(笑)。すみません。でもこれまでのテニスゲームと比べると、本当に打ちたいように打てる感覚がありましたよ。だからかもしれないですね。


高橋名人:いいんだよ、俺は。みんながゲームを楽しんでくれれば......。杉山さんが楽しんでくれて嬉しいよ。

これだけリアルだと、きっと怖さも本物だ


──今回はテニスゲームでしたが、PS VRで今後出たらいいなと思うものはありますか?


高橋名人:サッカーだね。サッカーコートの中に立ちたい。審判でもいいよ。周りで選手が走っていて、パスが回ってみたいな空間の真ん中に立ってみたいんだよね。テレビ中継では無理だけど、VRならできるでしょ。あとはスキージャンプだね! 90メートル級ジャンプを自分でやってみたい。これできたらジェットコースターの比じゃないと思うんだよ。ずっと家から出ないよね! 杉山さんも興味あるでしょ?


杉山さん:私は高所恐怖症なので......そういうのをリアルに体感するのはちょっと......。


高橋名人:でもね、スカイダイビングなんかは、怖いと思っていても一回試してみて「ああ、こんな感じか」とわかって大丈夫だと次から恐怖がないらしいんですよ。だからVRで試したら、現実でもいけるかもしれない。


杉山さん:いや、それだけは無理です(苦笑)。私はもうちょっと和やかなものがいいです。さっきもプレイ中、上を見上げたら空があって飛行船が飛んでいたり、空間の空気感をすごく感じることができました。そう、あれだけリアルなんだから、怖さも本物じゃないですか......。


高橋名人:そうか、わかった。じゃあ、次はビルの屋上とかで勝負すれば杉山さんにも勝てるな。どうですか? 一回だけでいいんで。


杉山さん:無理です! やりません(笑)!



高橋名人がまさかの惨敗という衝撃の結果だった今回の対決。しかし、ヴァーチャルにも現実での経験が生きてくるというのは、興味深い話です。PS VRの新たな可能性を教えてくれたお二人、ありがとうございました!




杉山愛(すぎやま・あい)

1975年、神奈川県生まれ。スポーツコメンテーター/元プロテニスプレーヤー
4歳でラケットを握り17歳から34歳まで17年間のプロツアーを転戦。グランドスラム女子ダブルスで3度の優勝、グランドスラムのシングルス連続出場62回は女子歴代1位。WTAツアー最高世界ランク シングルス8位 ダブルス1位の快挙も成し遂げ、現在は、情報番組のゲストコメンテイターやグランドスラムのスペシャルコメンテイター、解説など多方面で活躍。


高橋名人(本名:高橋利幸/たかはし・としゆき)

1959年、北海道生まれ。ゲームプレゼンター/一般社団法人e-sports促進機構代表理事
1980年代に家庭用ゲーム機で1秒間に16連射する伝説的な技を見せ、子どもたちのヒーローとして人気を得たゲームの名人。現在も、自らゲーム会社を立ち上げるなど、様々なかたちでゲームに関わりながら、タレント活動の他、一般社団法人e-sports促進機構代表理事も務める。





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VR Tennis Online

・発売元:コロプラ
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:スポーツゲーム
・配信日:好評配信中
・価格:2,490円(税込)
・プレイ人数:1人(オンライン時:2〜4人)
・CERO:A(全年齢対象)

※PlayStation®VR専用
※ダウンロード専用タイトル

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