PlayStation®.Blog
PlayStation®.Blog

【先行配信】100年先も伝えたい珠玉のアニメーション『この世界の片隅に』が、デジタルセル版にて配信開始。※呉のロケ地もご紹介

by PS Videoスタッフ 2017/05/10

20170510-konosekai-main640.jpg

昭和20年、広島・呉。わたしは ここで 生きている。

クラウドファンディングで3,374名のサポーターから39,121,920円の制作資金を集めた『この世界の片隅に』は、2017年5月現在も日本全国の観たい声に支えられつつ劇場上映の中、何度でも観られるデジタルセル版の先行配信にて早くも登場。

2007年に「漫画アクション」にて連載を開始、その後2011年に実写ドラマ化、そして2016年に劇場アニメーション化。「戦争と広島」という、日本人にとっては誰もが知る深い歴史を長く伝えてきた作品であり、そこで描かれる物語は「戦争」ではなく「生きている日常」でした。

20170510-konosekai-PV.jpg
【Youtube】PS Video『この世界の片隅に』デジタルセル版 先行配信予告

平和からの混沌、そして・・・

日本における戦争と平和をテーマとした漫画・アニメ作品は「はだしのゲン」「火垂るの墓」などが代表作です。それらは空襲による戦中、中でも広島における原爆投下という悲劇を中心(と、それを生き抜く様)として描かれていますが、『この世界の片隅に』はそれ以前、戦火に巻き込まれる前の広島・呉の日常を中心(と、戦火に巻き込まれる様)として描かれているため、平和な日常が混乱の戦争にゆっくりと、確実に蝕まれていく様とその落差が観るものの心に激しい衝動を与えます。

後述にある本編ストーリーは「18歳になったすずさん」から始まります。しかし本編構成はその以前、まだ幼少時代のすずと家族の広島・江波での暮らしから描いており、その前半部分はストーリー後半につれ、伏線として回収されていくことになるため1つ1つが見逃せません。ソフトタッチな描写のため、それぞれの出来事に対しては観ている上ではある意味「落ち着き」のようなものがありますが、それ故に物語が進むにつれてその優しい日常が壊されていくのが本当に辛く、悔しく。

しかしその辛い中、この状況下で強く生きるすずさんの前向きな性格が、この物語の救いであり復興への希望であると感じます。普段はのんびり屋な話口調が、時に感情的になるその緩急から伝わる戦時中の緊迫感が強く印象に残ります。それが日常だからこそ共感できてしまい、観ながら「すずさん、頑張って」と思う場面も多いはず・・・。 昭和18年に18歳という設定のすずさんは、2017年現在だと御年92歳となるはずで、見終えた後に背筋が伸び、この時代を生きた全ての人々に対して尊敬の念を禁じ得ませんでした。

余談ですが、PS Videoアニメ担当の祖母は今年で90歳。
実家に帰る度に会ってはいますが、改めて顔をみてこようと思います。

ものがたり

18歳のすずさんに、突然縁談がもちあがる。
良いも悪いも決められないまま話は進み、1944(昭和19)年2月、すずさんは呉へとお嫁にやって来る。呉はそのころ日本海軍の一大拠点で、軍港の街として栄え、世界最大の戦艦と謳われた「大和」も呉を母港としていた。 見知らぬ土地で、海軍勤務の文官・北條周作の妻となったすずさんの日々が始まった。

夫の両親は優しく、義姉の径子は厳しく、その娘の晴美はおっとりしてかわいらしい。隣保班の知多さん、刈谷さん、堂本さんも個性的だ。
配給物資がだんだん減っていく中でも、すずさんは工夫を凝らして食卓をにぎわせ、衣服を作り直し、時には好きな絵を描き、毎日のくらしを積み重ねていく。

1945(昭和20)年3月。呉は、空を埋め尽くすほどの数の艦載機による空襲にさらされ、すずさんが大切にしていたものが失われていく。それでも毎日は続く。
そして、昭和20年の夏がやってくる――。

20170510-konosekai-ss01.jpg
20170510-konosekai-ss02.jpg
20170510-konosekai-ss03.jpg
20170510-konosekai-ss05.jpg
20170510-konosekai-ss04.jpg
20170510-konosekai-ss06.jpg
20170510-konosekai-ss07.jpg
20170510-konosekai-ss08.jpg

配信概要

<配信開始日>:
2017年5月10日(水)

<対応機器>:
PlayStation®4、PlayStation®3、PC(Webブラウザ)、ならびにAndroid/iOSスマートフォン、タブレットのモバイル機器
※モバイル機器の場合は、Google PlayiTunesよりPlayStation™Videoアプリをダウンロードしてください。
※iOS版は、各ストアでご購入いただいたコンテンツ再生のみの機能となります。

<価 格>:
デジタルセル方式 (HD版): 2,700円(税込)
※デジタルセル方式は制限なく何度でも再生できます。

<視聴方法>:

各対応機器におけるPS Video商品画面にて、SENアカウントでサインインしていただき「セル(HD)」→「購入する」を選択してください。決済完了後は「今すぐ見る」もしくは「マイビデオ」より視聴可能です。
各機器での詳しいコンテンツ視聴方法をご確認ください。

【特別企画】PS Videoアニメ担当がやってみた『ぶらり呉の旅』

20170510-kure-main.jpg

※すずさんが嫁いだ北條家があるとされる地域(旧上長ノ木・畝原・惣付のあたり)は、いわゆる「聖地巡礼」の目的地とされませんようお願いいたします。訪問ならびに写真撮影等は公式でもお控え頂くよう呼びかけていますのでご配慮ください。聖地巡礼は、ルールを守って楽しくおこないましょう! (「この世界の片隅に」公式HP内 聖地巡礼についてのお願い

ここからはお久しぶりの『アニメ担当がやってみた』シリーズです。過去に音楽ライブや聖地巡礼を記事にしてきましたが、今回の舞台は広島県の呉!そして、またもや実費!!


<呉のようす>

町自体は映画公開から半年ほどが経過していることで、現在は落ち着いている様子でしたが、逆に今がゆっくり観られるチャンスとも。このロケ地マップ(呉駅の南にある観光案内所で配布中)を見てもわかる通り、町全体が『この世界の片隅に』推しで本目的の観光客は迷いなくロケ地を堪能できます!今回はその一部をご紹介。 ※左は呉の日本酒「千福 もみじ吟醸」すずさんラベル

20170510-kure-map.jpg


<灰ヶ峰 山頂>

映画公式サイトの最下部背景にもなっている呉や広の町並み、港、瀬戸内海まで一望できる絶景が楽しめます。戦時は高角砲が設置されていた場所でもあり、現在は高角砲基部が展望台となっておりこの写真はそこから撮影。車での訪問がベストです。夜景スポットとしても有名。

20170510-kure-haigamine.jpg


<旧澤原家住宅 三ツ蔵>

すずさんが自宅から呉の町へと抜ける道沿いにある印象的な建物として登場する、国の重要文化財「旧澤原家住宅」の蔵。今にもすずさんが横切っていきそうな、作中の「呉の面影」が今も色濃く残るロケ地のひとつだと思います。灰ヶ峰へ行く途中に立ち寄るとよいでしょう。

20170510-kure-mitsukura.jpg


<大和ミュージアム>
※公式サイト
作中にも一部登場する戦艦「大和」と呉の歴史が詰まった博物館。もちろん館内には本作のポスターなども展示中。10分の1サイズ(26.3メートル)で再現された戦艦大和の迫力には圧倒されます。他にも零戦、回天などの実物展示があり、外で46センチ三連装主砲の九一式徹甲弾がパイロンのようになっているのは平和となった証かと...。後ろは「てつのくじら館」潜水艦あきしお。なお本ミュージアムは、真珠湾奇襲で轟沈した戦艦アリゾナと併せて展示されているハワイ州ホノルル「戦艦ミズーリ記念館」と姉妹館提携しており、アニメ担当はこれで姉妹館(艦)制覇!※戦艦ミズーリは現存で乗船見学可

20170510-kure-yamato.jpg

20170510-kure-yamato2.jpg


当然のことながら呉の町並みは当時とほぼ違うため、このあたりかなと思いを馳せることになりますが、今があるのは当時培われた技術(特に大和製造の各技術は、様々な形で日本の近代化に貢献)のおかげでもあり、過去と現在の両面の歴史を観て楽しむのが『この世界の片隅に』ロケ地巡りの特徴かと思います。

今後ともPS Video、ならびにPS Plusをよろしくお願い致します。


『この世界の片隅に』公式サイト

©こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

記事を探す
トップに戻るボタン