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艶やかな調べと華やかな演出がファンを魅了! SIEゲーム楽曲オーケストラコンサートをレポート!

by JAPAN Studio 2017/05/08

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多くの来場者が訪れた会場は開演前から熱気が充満!

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)から発売されたゲームタイトルの楽曲を演奏するオーケストラコンサート「GAME SYMPHONY JAPAN 23rd CONCERT~PlayStation®を彩るJAPAN Studio音楽祭 2017~」(主催:株式会社アイムビレッジ)が、5月3日(水・祝)、神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホールにて開催された。

GAME SYMPHONY JAPAN(ゲーム・シンフォニー・ジャパン、略称:GSJ)は、国内外で延べ2万人の観客を動員している、「オーケストラによるゲーム音楽コンサート・シリーズ」。今回はSIEのゲーム制作集団"JAPAN Studio"とのコラボレーションが実現し、歴代PlayStation®におけるJAPAN Studioの珠玉の作品群から、最新作『人喰いの大鷲トリコ』『GRAVITY DAZE 2』まで、その歴史を振り返ることのできるコンサートとなった。

会場には早くから多くのゲーム楽曲ファンが集まり、ホールエントランスに用意されたキトゥンとトロのパネルやDUALSHOCK®4の大型オブジェと記念撮影する姿が。パンフレットやラージトート、キーホルダー、缶バッジといったグッズを販売する物販コーナーにも、長蛇の列ができていた。

また、開演前のホールではゲストによるプレトークが行なわれた。司会を務める結さんの紹介により、SIE ワールドワイド・スタジオ JAPAN Studio音楽祭プロデューサーの伴哲、JAPAN Studio バイスプレジデントの山本正美、GAME SYMPHONY JAPAN顧問の坂本英城さん、なるけみちこさん、岩垂徳行さん、そしてGAME SYMPHONY JAPANプロデューサーでありコンサートの指揮者を務める志村健一さんが登壇。この日のプログラムの聞きどころや、ゲーム楽曲がオーケストラで演奏されることへの期待感などが語られた。

途中から「GRAVITY DAZE」シリーズ作曲家の田中公平さんが加わると、来場者も巻き込んだトークは大盛り上がり! 笑いの絶えないプレトークは時間いっぱいまで続けられた。


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写真左から、結さん、田中公平さん、伴哲、山本正美、坂本英城さん、なるけみちこさん、岩垂徳行さん、志村健一さん。




第1部:全ての物語はここから始まる

コンサートの第1部は"全ての物語はここから始まる"と題し、『I.Q Intelligent Qube』『アークザラッド』『ポポロクロイス物語』『ワイルドアームズ』『俺の屍を越えてゆけ』という初代PlayStation®で生まれた名作の楽曲が演奏された。

『I.Q Intelligent Qube』と『アークザラッド』の雄大なオーケストラサウンドが生演奏でよみがえり、『ポポロクロイス物語』の「ピエトロの旅立ち」ではエンディングバージョンを歌った奥山佳恵さんご本人(当時は「ジュリエッタ柴田」名義)がナルシアの衣装で熱唱。奥山さんはレコーディング以来、20年ぶりに歌ったというが、変わらぬ歌声は会場を大いに盛り上げた。


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『ワイルドアームズ』の「荒野の果てへ」では、口笛ミュージシャンの早川章弘さんが出演。作品を代表する名曲がオーケストラで奏でられ、哀愁漂う口笛が伸びやかに響くと、客席からは感嘆の声が上がった。


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続いては、『俺の屍を越えてゆけ』の主題歌「花」を作詞作曲した樹原涼子さんが登場し、ピアノを弾きながら情熱的に歌い上げる。元々はゲーム用に作ったわけではなく、ゲームデザイナー・桝田省治さんに「この曲、ゲームにちょうだい」と言われて主題歌になった「花」。これまでも多くの場所で歌い、この日はオーケストラと共演するなど、樹原さんにとって「私をいろいろな場所に連れていってくれる曲」になっているという。





第2部:音楽とキャラクターたちの共演

第2部"音楽とキャラクターたちの共演"では、魅力的なキャラクターを生んだ6タイトルの楽曲が演奏された。リコーダーの音色が印象的な『勇者のくせになまいきだ。』、迫力のタイコサウンドが奏でられた『パタポン』、陽気で明るいテーマソングの合唱で盛り上がった『LocoRoco』のほか、『サルゲッチュ』『どこでもいっしょ』『パラッパラッパー』では名物キャラクターたちが登場。彼らの愛らしくにぎやかな演出で、会場は笑顔に包まれた。

『サルゲッチュ』では軽快な楽曲に乗ってピポサルが登場。ステージで踊ったり、客席に降りてハイタッチして回ったりと、ゲームを思わせる自由奔放ぶりを見せつける。しかし、指揮棒をゲットアミに持ち替えた志村さんが見事に捕獲! ピポサルの独壇場はここまでとなってしまった。


『どこでもいっしょ』からはトロとクロが出演。演奏の最後にオーケストラ指揮者に挑戦するも、クロの指揮では音がバラバラに......。ところが、指揮がトロに変わると、志村さんが驚くほど息の合ったハーモニーが! 客席からは「ブラボー!」の声が上がり、盛大な拍手が降り注いだ。


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第2部の最後を飾ったのは、元祖"音ゲー"の『パラッパラッパー』。主人公のパラッパが登場し、ラップソングメドレーに合わせてクールなパフォーマンスを披露した。ステージ6の楽曲「クラブパーティー・ラップ」では、観客も一緒になってノリノリなパーティー気分に!





第3部:PlayStation®と共に広がるJAPAN Studioの世界

第3部は"PlayStation®と共に広がるJAPAN Studioの世界"と題し、まず『ICO』『ワンダと巨像』『人喰いの大鷲トリコ』の楽曲が演奏された。

世界的なゲームデザイナーである上田文人さんが手掛けた名作群の物語を追体験するかのように、プロローグからエピローグまでの主要楽曲で構成されるセットリストに。その雄大な世界観にたっぷりと浸れるものになっていた。


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最後のプログラムは「GRAVITY DAZE」シリーズから。『GRAVITY DAZE 2』の楽曲がコンサートなどで披露されるのは今回が初となる。演奏に先立ち、作曲を担当した田中公平さんとシリーズディレクターの外山圭一郎のトークが行なわれた。

ゲームで表現する「見たことのない新しい世界観」(外山)に合う曲作りが求められ、「どこにもないけれど、どこにもない世界すぎても表現したいことが変わってしまう。そんな新しい世界観を構築するのは大変でした」(田中さん)といった作曲時のエピソードを披露。そんな中でも、異なる2曲を同時に演奏すると1つの曲になる新しい試みも行なわれており、田中さんは「この作品は自分の代表作です。今日は楽しんでいってください」と力強く語ってくれた。

演奏にはトランペット奏者のEric Miyashiroさんも加わり、オーケストラならではの迫力で観客を魅了。浮遊感と疾走感に満ちた名曲の数々をたっぷりと聞き入った。


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全てのプログラムを終えた後には、アンコールとして『パラッパラッパー』の2曲が。最後の「クラブパーティー・ラップ」ではシリーズの生みの親である松浦雅也さんとSIEワールドワイド・スタジオ プレジデントの吉田修平が登場したほか、この日のゲスト全員がステージに集合。会場が一体となっての大合唱が響き渡り、JAPAN Studio音楽祭を締めくくるにふさわしい華やかなフィナーレとなった。





<プログラム一覧>

第1部:全ての物語はここから始まる
・『I.Q Intelligent Qube』より
 オープニング・コーラス/前兆/第1の潮流/黄道/危機の訪れ

・『アークザラッド』より
 「アークザラッド」のテーマ

・『ポポロクロイス物語』より
 ピエトロの旅立ち

・『ワイルドアームズ』より
 荒野の果てへ

・『俺の屍を越えてゆけ』より
 花


第2部:音楽とキャラクターたちの共演
・『サルゲッチュ』より

 オープニングムービー/タイムスリップムービー/こだいのはらっぱ

・『勇者のくせになまいきだ。』より
 すべてのはじまり/こんかいのお題/さわやかな朝のダンジョン/なまいき勇者あらわる/みごと勇者を撃退

・『パタポン』より
 パタポンの伝説/ギョロッチのテーマ/ずんじゃかホイ!~凱旋~

・『どこでもいっしょ』より
 テーマ曲(「どこでもいっしょ」オープニングバージョン)/News BGM Ver.3/news_End

・『LocoRoco』より
 ロコロコのうた

・『パラッパラッパー』より
 パラッパ登場/たまねぎ先生のカンフー・ラップ/ムースリーニ先生の教習ラップ/カエル先生の売口上ラップ/ニワトリ先生のお料理ラップ/トイレ・ラップ/クラブパーティー・ラップ


第3部:PlayStation®と共に広がるJAPAN Studioの世界
・『ICO』より

 prologue/impression/Castle in the Mist/heal/ICO -You were there-

・『ワンダと巨像』より
 プロローグ ~古えの地へ~/荒ぶる邂逅 ~巨像との戦い~/甦る力 ~巨像との戦い~/復活の予兆/エピローグ ~残されし者たち~

・『人喰いの大鷲トリコ』より
 Overture: Lore/Forest/Sentinel Ⅱ/Victorious/Finale I: Apex/Finale II: Escape/End Titles: The Last Guardian Suite/Epilogue

・『GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動』より
 万有引力の発見/オルドノワ/反抗と殲滅

・『GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択』より
 GRAVITY DAZE 2/アンジェ/レベル4/GRAVITY DAZE/重力的眩暈(Ending Ver.)


アンコール
・『パラッパラッパー』より

 ファニー・ラブ/クラブパーティー・ラップ

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