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PS4®で再び登場する『FFXII』。シリーズとしても特異な存在感を放つ作品の魅力を追跡【特集第1回/電撃PS】

by 電撃PS編集部 2017/06/27

世界的な人気RPGシリーズとして愛され続けてきた「ファイナルファンタジー」シリーズ。本シリーズは、同じ世界観やキャラクターに捕われず、ナンバリングごとに新たな世界、物語、そしてシステムを刷新するという、常に新たな挑戦を重ねてきたことが、人気の要因の1つとされます。ナンバリングごとに独自の展開する例もありましたが、基本的にナンバリングが違えば、ほぼ独立した作品となっており、それぞれに魅力があるため、シリーズファンのなかでも、フェイバリット作品が大きく分かれることが特徴でした。

さて、ナンバリングごとに個性の異なるこのシリーズですが、なかでもシリーズ12番目にあたる『ファイナルファンタジーXII』は、群を抜いて異彩を放っている作品となっています。シドやチョコボといったお約束的なポイントは抑えているものの、世界観にシステム、モンスターから召喚獣まで、よく知られている「FF」シリーズのナンバリング作品とはかなり異なったイメージで統一されており、PlayStation®2版発売当時にはファンを驚かせました。シリーズの歴史を語るうえで、1つのターニングポイントとなる、重要な作品となっているのです。


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そして2017年、意欲作として話題となったこのシリーズ作品が、PlayStation®4版として登場します。ただのHD化だけでなく、さまざまな進化・変更も追加されてのリマスター版です。そこでまずは、この特異の傑作が、どれくらいほかのシリーズ作品と違っているのか、その独自性をあらためて読み解き、本作しか持ちえない魅力を再評価するべく、振り返っていきましょう。





あらためてチェックしたい!! 『ファイナルファンタジーXII』ならではの5つのポイント

『ファイナルファンタジーXII』を振り返るうえで、5つのポイントに分けてみていきましょう。

1. 緻密な世界設定と、あえて語らない物語に妄想力がふくらんでいく!

物語の舞台になるのは、長い耳を持ったヴィエラ族やトカゲのようなバンガなど、獣人系の亜人種が多く暮らすファンタジー色の強い世界で、物語は、その世界の一部"イヴァリース"と呼ばれる地域を中心に展開していきます。

いろんな人種が行き交う雑多な雰囲気、魔石と呼ばれるエネルギーで発達した文明。独自の様式を持った高層建築が建ち並び、飛空艇が空を飛び交う。いろいろな要素が雑多に混じりあいながらも、しっかりとした統一感を持っており、まるで子供のころから知っているおとぎ話のような、なじみ深さを感じさせてくれるのです。



世界設定に関しては、広大な世界を感じさせる莫大な情報量がありますが、あまりハッキリと語られないため、想像力に任せられる部分が多くなっています。これらはもちろん、元々緻密かつリアルに設定されているからこそ生まれるもので、世界に強烈なライブ感を与えてくれます。雑多に人が行きかう街中は、本当にそこに人が住んでいるんだというリアルな空気感を感じさせてくれます。ここまで濃密な世界感は、シリーズ唯一といってもいいでしょう。


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また、イヴァリースという呼称は、1997年にPlayStation®で登場したシミュレーションRPG『ファイナルファンタジー タクティクス』にも登場しています。共通する用語も多いため、世界観については、作品間のつながりも含め、ファンの間でさまざまな論議の的にもなりました。


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2. MMORPGを思わせる広大な世界でのバトル操作

本作のバトルシステムの基本は、1つ前のナンバリングであるオンラインRPG『ファイナルファンタジーXI』のオートバトルに近しいアクティブディメンションバトル(ADB)を採用。3Dで構成された美しく広大な世界には、リアルタイムでモンスターたちが歩き回っており、敵対するモンスターがこちらを発見すると、襲い掛かってきます。戦いでは、「たたかう」で相手を指示すると、オートで通常攻撃をくり返してくれます。あとは、状況にあわせ、魔法や技をコマンド入力していくだけです。操作の感覚は『ファイナルファンタジーXI』のバトルに近いものがあり、それを経験している人にとっては、とてもなじみやすいものでしょう。ただやはり、オンラインに慣れていない人にとっては、エンカウント式だった『ファイナルファンタジーX』までとの変わりっぷりに衝撃を受けたようです。


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シリーズ的には大きく変わったとはいえ、このバトル方式はオンラインでのRPGとしてはどちらかといえばオーソドックスなスタイル。ただ、オンラインゲームで一般的な手法をそのままオフラインに持ち込んだのは、当時としてはまさにコロンブスの卵的発想で、実に画期的でした。そうしたチャレンジこそ「FF」らしさだったのかもしれません。


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もちろん、ただそのまま持ち込んだだけでは、いろいろと破綻する部分もでてきたでしょう。そこをうまくアレンジして、オフラインのバトルシステムを実現したのです。そのなかでも最たるものが、仲間の挙動を制御する独自のシステム、ガンビットシステムだったのでした。



3. AIを自分で制御できる新機軸ガンビットシステム

本作のバトルでは、3人のキャラクターを操作して戦うことになります。もちろん各キャラクターのコマンドをすべて入力することもできるのですが、それでは1回の戦闘ですることが多くなってしまいます。そこで仲間・自分のコマンドを、ちょっとしたフローを組んで自動で行動させるわけです。それが、本作を語るうえで欠かせないガンビットシステムなのです!

システムはとても簡単です。「どういう状況のとき」に「何をするか」という行動セットを複数設定し、それに優先順位をつけるだけです。プログラム的な難しさはありません。例えば「HPが50%以下の味方」と「ケアル」で、HPが半分になったキャラクターにケアルしてくれます。「毒の味方」に「ポイゾナ」とか、「炎属性が弱点の敵」に「ファイア」などなど、応用はいくらでも考えられますね。


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このシステムのすごさは、ターゲットの種類の多さが、そのまま奥深さになっていることです。例えば「火属性に弱い敵」「火属性を吸収する敵」「暗闇状態の味方」などなど、状況がとにかく細かに、そして大量に用意されており、バトルでのありとあらゆる状況に対応できるのです。こうしたガンビットのターゲットはアイテム扱いでお店で買えたりするので、コレクションするという楽しさもありました。ぶっちゃけ使いどころが考えつかないようなターゲットもありましたが、それでもこの大量のターゲットのおかげで、"ガンビットを組む"楽しさを味わえたのです。操作も楽で切った貼ったで簡単に作成できるので、ボスやダンジョンにあわせて変更するのも簡単です。個人的には仲間制御システムの最高傑作だと思っているのですが、その後のシリーズにガンビットの要素が残っていないのが残念なところです。


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4. カスタマイズできるライセンスシステム

システムでもう1つ特徴的なのが、ライセンスです。これはいわゆる育成&カスタマイズ要素で、戦闘で得られるLPを使って、ライセンスと呼ばれるマスを開放。そのマスに書かれた効果を得られるというもの。アビリティや武器・防具は、対応するライセンスを開放しないと使えないのです。よってどちらかというと必須の要素で、必要なものを順に開放していくことになります。本来は、1つのライセンスボードを全メンバーが共通で使っていたため、最終的には似たようなキャラクターになってしまってました。しかし、のちにPS2®で登場したインターナショナル版『ファイナルファンタジーXII インターナショナル ゾディアックジョブシステム』では、ジョブごとに分かれた12のライセンスボードが用意され、各キャラクターごとにそれぞれ1つを選択する形式になりました。

この新たなボードは共通のボードより小さく、特定の役割に偏ったライセンスなので、どう育てたいかをしっかり考えて選択しなくてはなりません! 一度選ぶと変更できないので、かなり悩むことになりますが、それもまた1つの楽しさといえるでしょう。ちなみに戦闘バランスも大幅に変更されており、どんなジョブ(ボード)の組み合わせでもクリアできるように調整されているのでご安心を!


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ちなみに登場するメインキャラクターは6人。ジョブは12種類あるので、選ばなかった6ジョブは基本的にゲームに登場しません。おかげで専用の武器などもムダになるという弱点もありました。今回のPS4®版では、1人に2つのライセンスを設定できるようになったので、全ジョブを楽しめない不満も完全解消!! 各ジョブごとの細かな内容やキャラクターごとのオススメなどは、次回にて紹介予定です。


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5. シリーズのイメージをくつがえす召喚獣たちの存在

召喚獣の扱いも、これまでのシリーズとは大きく違います。強力な存在で、ゲーム中にしもべにすることで戦闘で召喚できるというベースは同じですが、召喚すると召喚者と2人での共闘状態になり、召喚獣自体にコマンドを指示して戦うこともできるようになります。過去シリーズでは『ファイナルファンタジーX』に近いシステムといえるでしょう。


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これまでのシリーズと大きく違うのは、その種類です。「FF」の召喚獣といえばイフリートやシヴァ、ラムウなどが有名ですが、今回彼らはまったくでてきません(飛空艇の名前として登場します)。すべて、今回の世界観をひもづける形で新たに設定されているのです。『ファイナルファンタジー タクティクス』を初出とするものが多く、過去シリーズのボスの名前を冠する召喚獣もいます。また、制御も難しく、これまでのシリーズのような一撃必殺の切り札ではなく、どちらかといえばちゃんとした戦術をもとに特性を活かしていく、タクティカルな存在となっています。さらに、基本的に最初は敵として登場しますし、見た目も闇の存在という風貌のものが多く、そんな彼らを力で制御しているといいったイメージです。

また、召喚獣をしもべにすると、ライセンスボードに召喚獣が登場、これを解放することで分断されたライセンスの橋渡しになり、新たなライセンスのゲットも可能と、成長にもひと役買ってくれます。


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いろいろと紹介してきましたが、やはりちょっとだけ、多くの人がよく知る「ファイナルファンタジー」の方程式からは外れた世界観&システムを有する『ファイナルファンタジーXII』。しかしそれがまた1つの魅力になっている部分でもあると思います。そんな『ファイナルファンタジーXII』のPS4®版では、画面のHD化だけでなく、さまざまな新要素が追加されました。次回はその追加要素について紹介していきます。


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今なら当日0時からプレイ可能&早期購入特典などを入手するチャンス!

7月12日(水)までにPlayStation™Storeで予約すると、発売日となる7月13日(木)の0:00以降、すぐにプレイすることが可能! またデジタル通常版には「FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE Mini Soundtrack」(本特典は、2017年7月19日(水)に配信予定)の予約特典のほか、早期購入特典として「FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE テーマ "モブハント"」と「FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE カスタムBGM」(本早期購入特典は2017年7月26日(水)まで付属)が付いてきます。

また「デジタルプレミアムエディション」も用意。こちらには予約特典として、「FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE 予約限定Extra Soundtrack」(本特典は、2017年7月19日(水)に配信予定)のほか、早期購入特典として「FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE テーマ "モブハント"」(本早期購入特典は2017年7月26日(水)まで付属)が付いてきます。

発売したらすぐにプレイしたい人には、PS Storeでの予約をオススメ! 事前ダウンロードもしてくれるので、大容量のダウンロードで待たされることもナシ!! ぜひチェックしてみてください。



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FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE(ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ)

・発売元:スクウェア・エニックス
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:RPG
・発売日:2017年7月13日(木)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 6,800円+税
    ダウンロード版 販売価格 7,344円(税込)
    デジタルプレミアムエディション 販売価格 11,448円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:B (12才以上対象)

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