【TGS2017】ファンと開発のパッションが生んだ原点回帰。『CoD: WWII』メディアセッションレポート

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【TGS2017】ファンと開発のパッションが生んだ原点回帰。『CoD: WWII』メディアセッションレポート

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11月3日(金)発売予定のPlayStation®4用ソフトウェア『コール オブ デューティ ワールドウォーII』(以下『CoD: WWII』)。最高峰のFPSとして世界中で人気の「コール オブ デューティ」シリーズ最新作であり、第二次世界大戦を舞台としたリアルな戦闘体験を楽しめるタイトルだ。

「東京ゲームショウ2017」の会期2日目となった9月22日(金)、本作のメディアセッションが実施された。開発を担当するSledgehammer GamesのNarrative DirectorであるScott Whitney氏が登壇し、プレゼンテーションおよび質疑応答が行なわれたので、その模様をレポートする。

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『コール オブ デューティ ワールドウォーII』Narrative Director
Scott Whitney氏

「コール オブ デューティ」の原点へ。各ゲームモードの見どころをプレゼンテーション

この日のメディアセッションは2部構成。前半はこれまで公開されてきた数々のトレーラー映像を交えながら、本作に搭載されるゲームモードの見どころをWhitney氏がプレゼンテーションする形で進められた。

Whitney氏は冒頭で「この3年間、我々は『CoD: WWII』というプロジェクトに心血を注いできました。そこで大きな目的となったのが、「CoD」の原点に回帰することです。時代や舞台を戻すだけではありません。ゲームの経験と感触も原点に回帰します。同時に、第二次世界大戦という、何百万人もの人々が亡くなった戦争をもう一度思い出し、新しい世代に伝える機会を得ることができました」と、本作への想いを語った。

ここからは、Whitney氏自身の言葉をもって各モードを紹介していこう。

キャンペーンモード

第二次世界大戦を現代に伝える物語は、キャンペーンモードで見ることができます。我々としては、軍事作戦を描くだけでなく、プレイヤーの心を掴んで離さないシネマのような経験をしてもらいながら、史実に忠実にストーリーを語っていきたいと思っています。ここには、とても強い義務感を感じています。余分なフィルターを通すことなく、戦争の良い面も悪い面も、すべてを伝えていくという使命です。

キャンペーンモードの舞台は、1944年から1945年にかけてのヨーロッパ戦線です。1944年6月6日のノルマンディー上陸作戦から始まり、ドイツへ進軍して戦争の終結までを描きます。物語の中心となるのは、「ザ ビッグレッド ワン」と呼ばれたアメリカ第一歩兵師団です。ただし、この物語を描くには、アメリカの歩兵師団だけでは十分ではありません。多様性に富んだ、さまざまな国籍の兵士たちも登場します。

また、この物語では、メインキャラクターとなる一人の少年の成長を追っていきます。この19歳の少年は栄誉を目的としていたが、戦火の中で、仲間を救うためにあらゆる犠牲を払わなければならないことに気づき、真の英雄とは何か、真の友情とは何かを知っていくことになるのです。

マルチプレイヤーモード

マルチプレイヤーモードは、「CoD」シリーズでとても人気があるモードです。「CoD」で遊ぶのはマルチプレイヤーモードがあるからと言っても過言ではないかもしれません。今回は、戦争の残酷さを伝えると同時に、歴史上もっとも過酷な戦争への没入感を目指すことが目的であり、これらを実現するためのアイディアとモードを用意しました。

地に足の着いた戦闘は、古典的ながら我々の得意とするところです。また、さまざまなプレイスタイルをサポートする「師団(ディビジョン)システム」を導入しています。

さらに、目的達成型の新しい対戦モード「ウォーモード」は我々もエキサイティングだと感じており、新しいソーシャルハブ体験「ヘッドクォーター」は初めてプレイする方に使ってもらううえでも最適の機能です。

ゾンビモード

第3のゲームモードとして、ゾンビモードを今回も搭載しています。非常にファンタスティックなモードとなっており、深く、説得力のあるストーリーが描かれます。また、実際の戦場におけるドイツ軍のやり方をイメージし、「CoD」史上もっともおぞましいモードと言えます。

目指したのは、兵士たちの心理まで伝わる臨場感の再現

ここからは、メディアセッション後半となる、Whitney氏への質疑応答の模様をお伝えしよう。

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――本作は「原点回帰」がテーマとなっていますが、なぜ第二次世界大戦を再び描き、地に足の着いた戦闘に戻ろうと思ったのでしょうか。

決断の背景にはさまざまな要因がありましたが、我々としてもその時代にパッションを感じていること、そして何よりファンの関心が高かったのが第二次世界大戦だったからです。また、「CoD」シリーズで第二次世界大戦が舞台になるのが10年ぶりであり、節目のタイミングという意味もあります。

――PS4®というハードで第二次世界大戦を描く意味と手応えは?

10年前と現在の技術は、昼と夜を比べるくらいの違いがあります。そうした技術的な要素があるのはもちろん、プレイヤーが登場人物に共感してくれるようなストーリーを作ることができたと思っています。わずかな表情の違いで感情を伝えられるようになっており、また個人だけでなく部隊としての微妙な心理も表現できるようになっています。

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――音響へのこだわりについて聞かせてください。

今回の音響担当チームは、期待していたレベルをはるかに上回るパフォーマンスを発揮してくれました。もちろん、当時の音をそのまま録音することはできませんが、映像資料を参考にしたり、軍事アドバイザーと話し合ったり、当時使われていた兵器を実際に撃つことで音を再現しました。そうしてできた今回の音響は、まさにアメージングです。

――戦場は細部まで描かれており、そのためのロケも実施されたそうですね。

今回のメインキャラクターが19歳の少年であり、自分の故郷を離れるのは初めてで、しかも地球の反対側まで戦争におもむきます。そんな彼の心理を、できるだけ再現したかったのです。

そのためには、写真やインターネットで見るだけでは不十分だと思い、実際にその場所で体感してきました。2月の戦場がいかに寒かったか。戦うだけでなく、戦場から戦場へと移動することも大変です。ナチスドイツから地球を守るという大それた考えよりも、もっと日常的な細かい部分に反映させたかった。キャラクターがその戦場にいたのだということを、プレイヤーに感じてほしいと思います。

――新搭載のウォーモードについて、手応えのほどやユーザーの反響はいかがでしょうか。

この新しいモードには、我々もパッションを感じながら制作してきました。βテストにおいても、ファンから好評をいただいています。より戦略的で戦術的な要素を反映させたユニークなマルチプレイヤーモードであり、第二次世界大戦当時を知る人たちも納得できるような戦闘を、うまく反映できているのではないでしょうか。連携が重要になるため、戦闘の現場で起こったであろう、プレイヤー同士のやり取りまでもが味わえると思います。

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実装するマップやシチュエーションの種類については、残念ながらまだ詳しくお話できません。後日、最新情報としてお伝えするので、楽しみに待っていてください。

――製品版発売後、DLCはどのように展開していくのでしょうか。

こちらについてもまだ詳しく話せませんが、私が見たかぎり、かなり楽しんでもらえると内容になっていると思います。

ウォーモードの反響もよかったので、それに関連したコンテンツも出てくるでしょう。リッチなコンテンツになります。

――期待の大きなタイトルであり、初めて「CoD」に触れるプレイヤーも多いと思われます。初心者への配慮という点で準備していることはありますか?

我々としても、プレイヤーの裾野を広げて「CoD」コミュニティの人数を増やしたいと思っています。そのため、初心者でも遊びやすいユーザーフレンドリーな設計を心掛け、チュートリアルも充実させています。

また、今回は「ヘッドクォーター」を用意しています。安全な環境で兵器やスキルを十分に試し、準備してから戦場に挑めるようになっているので、ぜひ活用してください。

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――最後に、日本のファンへメッセージをお願いします。

いつも変わらない厚いサポートに感謝しています。これほどのパッションを持ったファンがいなければ、我々もこの場所に到達することはできませんでした。みなさんのパッションを力に、3年間かけて作ってきたものをもうすぐ届けられます。ファンのみなさんが共感し、ゲームの世界に入り込んでくれることを期待しています。

また、我々は日本のファンをとても重要に考えています。字幕だけでなく音声までフルローカライズしているので、より深い体験をしてもらえると思います。

ダウンロード通常版&『デジタルデラックス』の予約受付中!

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PlayStation™Storeでは、ダウンロード版『コール オブ デューティ ワールドウォーII』の通常版と『デジタルデラックス』の予約を受付中! 『デジタルデラックス』は、ゲーム本編と「シーズンパス」がセットのお得な商品となっている。

詳しくは、こちらの記事をチェック!

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コール オブ デューティ ワールドウォーII

・発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:ファーストパーソンシューティング
・発売日:2017年11月3日(金)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 7,900円+税(*1)
    ダウンロード版 通常版 販売価格 8,532円(税込)
    ダウンロード版 デジタルデラックス 販売価格 12,852円(税込)
・プレイ人数:1人~
・CERO:Z(18才以上のみ対象)

*1 このソフトウェアをプレイするには、PlayStation®4がインターネット環境に接続されている必要があります。ディスクのみではプレイできません。

※ダウンロード版ご購入の際のご注意
このコンテンツをPS Storeでご購入いただくには、クレジットカードによる決済が必要です。

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『コール オブ デューティ ワールドウォーII』公式サイトはこちら

「コール オブ デューティ」SIEJA公式Twitterはこちら

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