【TGS2017】原作の意志を引き継いだスタイリッシュアクション『GUNGRAVE VR』!

0 0
【TGS2017】原作の意志を引き継いだスタイリッシュアクション『GUNGRAVE VR』!

20170923-gungravevr-01.jpg

20170923-gungravevr-02.jpg

PlayStation®2用ソフトとして2002年にリリースされた『GUNGRAVE』を、PlayStation®VR用に最適化して開発された『GUNGRAVE VR』。ストーリーは2作目となる『GUNGRAVE O.D.』以降の世界を描くほか、当時高く評価された無限シューティングやオブジェクト破壊といった要素はそのまま引き継ぎ、PS VRという新たなステージでスタイリッシュかつ爽快感あるアクションを楽しめる。

また原作のキャラクターデザインを担当した内藤泰弘氏がキャラクターデザインにアドバイスを行ない、音楽を担当した今堀恒雄氏が本作のメインテーマ「Bara Armati」を作曲。もちろんボイスもオリジナルにこだわり、主人公ビヨンド・ザ・グレイヴ役に関智一さん、浅葱ミカ役にはアニメ版のミカ役を演じた佐久間紅美さんをキャスティング。当時のコアメンバーも制作に参加しており、シリーズの意志を継承した作品となっている。

今回「東京ゲームショウ2017」にあわせて行なわれたメディア向けのセッションでは、本作のパブリッシングを行なう韓国のBLUESIDEと、開発を担当した韓国のゲームデベロッパーIGGYMOBによる解説が行なわれ、デモバージョンながら実際にプレイすることもできた。ここではその様子をレポートする。

20170923-gungravevr-03.JPG

20170923-gungravevr-04.JPG

新しい「GUNGRAVE」サーガを作りたい

メディアセッションでは、まずBLUESIDEのキム氏から開発背景の紹介が行なわれた。実は当初、モバイル用ソフトとして開発が行なわれていた本作。だがBLUESIDE側から、このゲーム性はPS VRに合うのではないかと提案をし、それに応える形でIGGYMOBが半年でPS VR用ソフトとして作り変えたという。続けてキム氏は、VRゲームとして安定したプレイ感が確保されていたことに驚き、ゲームが完成するまえにパブリッシングすることを決定したと振り返った。

20170923-gungravevr-05.JPG

また本作では、1人称視点と3人称視点がスムーズに切り替わるようデザインされていると解説。開発チームでは「Extreme Combat (TPS+FPS) ACTION」と呼んでおり、1人称視点では臨場感ある戦闘を体感でき、3人称視点ではアドベンチャーモードやキャラクターアクションの動きを楽しむといったことが可能となる。

操作はワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK®4)を使って行なうのだが、当初はPlayStation®Move コントローラーを使う案もあったとのこと。だがプレイヤーへの負担が大きいのではないかという懸念から、PS VRのヘッドトラッキング機能で視点(照準)をあわせ、コントローラーで移動やアクションを行なう現在のスタイルに落ち着いたという。

20170923-gungravevr-06.JPG

続いて開発を担当するIGGYMOBのケイ氏から具体的なゲーム内容についての説明があった。操作方法やモード、登場する敵など多くの点で追加、改善が行なわれているが、中でも大きな要素が加えられたのはグレイヴが使う二丁拳銃「ケルベロス」だと紹介。本作ではケルベロスを使い続けるとオーバーヒート状態となり、一時的に射撃ができなくなってしまう。それを回避するのが新たに追加された「クーリング」と呼ばれるクールダウンアクションである。

また「バレットタイム」(一時的なスローモーション機能)も追加された。これらは単調になりがちな戦闘でメリハリを演出するために追加されたということだが、戦闘の幅が広がり、新たな戦術が楽しめることになりそうだ。また発売後もDLCでモードやステージ、キャラクターなど持続的にコンテンツをアップデートしていくことも告げられた。

20170923-gungravevr-07.jpg

解説の後は質問タイムに。さまざまな質問がされるなか、DLCの追加キャラクターには、前作『GUNGRAVE O.D.』で倒されたキャラクターたちも何らかの形で登場することや、オリジナルキャストの起用を目指していることが明かされた。もしメディアセッションの記事を読まれたキャストさんがいたら、ぜひ我々にアプローチしてほしいとも語っていた。

また、なぜ日本のタイトルである『GUNGRAVE』を韓国で開発しようとしたのかという質問にケイ氏は、「IGGYMOBは韓国より日本での知名度の方が高い会社です。その中で自分は同年代である30代、40代をターゲットにしたゲームを開発してきたので、日本の方に懐かしいと感じてもらえる『GUNGRAVE』を選びました。また日本のゲーム市場に対する憧れもありました。ビデオゲームコンソールの本拠地である日本で、ぜひ評価をしてもらいたいという夢があるんです」と返答。さらに現在PlayStation®4ソフト『GUNGRAVE G.O.R.E』を開発中で、『GUNGRAVE VR』とあわせ新しい「GUNGRAVE」サーガを作りたいということも語られた。

20170923-gungravevr-08.jpg

ちなみにキム氏とケイ氏は以前、日本のゲームメーカーで一緒に働いていた時期があるのだそうだ。またキム氏から、現在韓国ではVR市場が大きな盛り上がりを見せており、国からのサポートも手厚いので、韓国のゲーム開発会社やパブリッシャーはVRに興味を持って動き出しているという補足もあった。

最後に、体験版についてキム氏から「まずは今までにないPS VRでのTPS+FPSアクションを体験してもらいたいです。また今回多くの弾丸を3Dで再現しました。迫り来る大量の弾丸を避けながら敵を撃破するのはとても面白いので、そこにもぜひ注目してみてください」と案内があり、メディアセッションは終了となった。

20170923-gungravevr-09.JPG

【プレイインプレッション】

初見では背景に敵が馴染んで、どこを見ていいのか混乱することもあったが、ヘッドトラッキングでのエイミングとコントローラーの相性はかなりいいと感じた。

FPSやTPSが苦手な人がまずつまずくのは、敵を倒せない=正確なエイミングができない、ということが多いのではないだろうか? 『GUNGRAVE VR』ならば視点を動かすことで照準を合わせられるので、手元は移動とアクションに集中でき、コントローラーよりも敵を倒しやすいと思う。欲を言えばエイムアシストや敵へのマーキングなどの機能があってもよかったかもしれない。

またTPS+FPSアクションについては、切り替えはとてもスムーズ。こちらが意識することなく戦闘を楽しめた。また「クーリング」や「バレットタイム」も原作の雰囲気をうまく取り入れた要素だと感じた。開発はすでに終盤段階。発売は年内予定ということなので、期待しながら待ちたいと思う。(PS.Blogスタッフ・豊田)

20170923-gungravevr-10.JPG

——————————————

GUNGRAVE VR

・発売元:BLUESIDE Inc.
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:アクション/シューティング
・発売日:2017年年内予定
・価格:未定
・プレイ人数:1人
・CERO:審査予定

※ダウンロード専用タイトル
※PlayStation®VR専用

——————————————

「BLUESIDE Inc.」公式サイトはこちら(海外サイト)

©RED Entertainment/Development By IGGYMOB
※GUNGRAVVEは株式会社レッド・エンタテインメントの商標です。

コメントの受付は終了しました。

お客様の生年月日を入力してください。

Date of birth fields