シリーズの根源が描かれる『アサシン クリード オリジンズ』の魅力とは【特集第1回/電撃PS】

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シリーズの根源が描かれる『アサシン クリード オリジンズ』の魅力とは【特集第1回/電撃PS】

◆2017年10月10日(火)更新 誤記を修正しました。

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フィールドを縦横無尽に駆けられるフリーランや高所からのイーグルダイブ、多彩な暗殺アクション、歴史上の著名な時代・都市を再現したロケーション、ドラマティックな物語……。いくつもの魅力に彩られた大作アクションシリーズ「アサシン クリード」の最新作『アサシン クリード オリジンズ』が、いよいよ10月27日(金)に発売されます。

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本作は初代『アサシン クリード』の発売から数えて10周年、加えてシリーズ10作目という節目にリリースされるタイトル。美麗なグラフィックで表現された古代エジプトの世界や、「アサシン」の起源に迫る物語が展開されるということで、注目している方も多いはず。

今回からスタートする特集記事では、さまざまな視点から本作を紹介し、その魅力に迫っていきたいと思います。

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2つの思想の対立──シリーズの根底に流れるテーマを紐解く

「アサシン クリード」を語る際に欠かせないのが、本シリーズは人々の統制・管理を唱える支配者と、人の自由意志を信じる者たちとの戦いを綴った作品群だということ。過去作では、それらの思想を代表する2つの組織――アサシン教団とテンプル騎士団の対立が語られてきました。

アサシン教団は実在したともされる伝説の組織で、イスラム教国家や十字軍の要人を狙う暗殺者の集団として語られています。本シリーズでは人間の自由を尊重し守護する集団として描かれ、各地で奔走。十字軍時代のシリアやルネサンス期のイタリア、独立戦争期のアメリカなど、人類史の転換期ともいうべき争乱の時代・場所で戦いを繰り広げてきました。

それに対し、「厳格な秩序による徹底管理こそが人類を正しく導く方策である」との考えを持つのがテンプル騎士団。史実では神の名のもとに聖地エルサレムを奪還すべく、十字軍に参加した軍隊です。ゲーム内では王侯貴族や支配者の側に潜り込み、自分たちの都合のいいように体制をコントロールすべく暗躍。

アサシン教団は彼らテンプル騎士団のたくらみを打ち砕くために、一種のアナーキストとして対峙する……。そんな展開が、歴史上、世界各地で行なわれてきたのです。

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この両組織の対立、ひいては、人間は「厳格な秩序のもとに管理・統制されるべき」「自由であるべき」という2つの思想の対立こそが「アサシン クリード」の大きなテーマ。作品によってはアサシン教団だけでなくテンプル騎士団側の視点も描かれ、「人にとって自由と管理どちらが正しいのか」という命題が論じられてきたわけです。「アサシン クリード」はこうした壮大なテーマと、そしてなにより、その戦いにときに翻弄され、ときに試練を乗り越えて生きた登場人物たちのドラマがあったからこそ、高い人気を得てきたわけです。

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さて、この自由と秩序の対立は本作でも語られるのですが、これまでの作品と大きく違うことが1つあります。それは、舞台となる紀元前エジプトには、まだアサシン教団もテンプル騎士団も存在していないという事実。つまり本作では、両組織の原型となるものがどのように生まれたのかという、シリーズの原点となるドラマが描かれるのです。シリーズ初心者の方も、これまでいくつかのシリーズ作はプレイした、という方も、もちろんシリーズ全作品を網羅したファンの方も楽しめる、まだ誰も知らない「アサクリ」の根源の物語。これまでのどんなシリーズ作品以上に興味深いタイトルと言って過言ではないはずです。

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紀元前のエジプト、浪漫あふれる古代の街を自在に駆け回る

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上でも軽くふれましたが、今回の物語の舞台となるのは、古代エジプトの地。ピラミッドやスフィンクスなどなど、歴史好きなら誰もが食いつく時代がゲームの中に再現され、オープンワールドとして自由に探索できます。しかも描かれる時代は、エジプト史のなかでもとくに有名な、紀元前50~30年ごろ。ファラオたるクレオパトラ7世やプトレマイオス13世、さらには共和政ローマの重鎮であるユリウス・カエサルらによって、血ぬられた権力闘争や愛憎劇が繰り広げられた時代です。この混沌とした時代で、アサシンたちはどう生きるのか。彼らの行動が歴史にどう影響を及ぼすのか――その結末を、ぜひご自身の目で確かめてほしいと思います。

馬に乗って砂漠地帯を疾駆したり、城砦に登って弓を射たり、街中の川を泳いだりと、思う存分エジプトの地を見て回れます。また、今作は水中に潜ることもできますが、その際はワニやカバなどの原生動物と戦うことも。過去作になかったエキサイティングな体験が待っています。

「起源」を紡ぐ物語の主人公と、同時代の偉人たち

主人公のアサシンのほか、世界史に名を残す人物が数多く登場するのも「アサクリ」シリーズの特徴。彼らが史実となる事件の裏で何を考えどんな行動を取るのか、そんな部分にも注目です。

バエク(BAYEK)
CV:福山潤

“エジプトの守護者”と呼ばれる、特別な訓練を受けた戦士。人々の平和を守る仕事に就いている。名前はヒエログリフに記された文字で”鷹”という意味。セヌという鷹を相棒にしている。

クレオパトラ(CLEOPATRA)
CV:雨宮天

世界三大美女の1人に数えられる知的な美女で、プトレマイオス朝のファラオ。父の死後、弟のプトレマイオス13世の共同統治者として王位に就くが……。

ユリウス・カエサル(CAESAR)
CV:大塚芳忠

共和政ローマ時代の政治家にして軍人、文筆家。野心に満ちた男で、アレキサンダー大王の遺産を受け継ぎ、偉大な征服者となることを夢見ている。

プトレマイオス13世(PTOLEMY)
CV:柿原徹也

弱冠12歳にしてファラオになったクレオパトラの弟。生来は純真な心の持ち主だったが、青春期にさまざまな悪意の影響を受けた結果、クーデターによる姉の追放に踏み切る。

上で紹介している以外にも、バエクの敵対者で、ファラオを影から操る「古き結社」という組織があります。彼らは奇妙な仮面をかぶって素性を隠し、「平和と秩序を守るため」と称してあらゆる手段を講じます。その思想はのちのテンプル騎士団に通じるところもありますが、はたして……。

さて、今回は本作の概要や登場人物など、舞台設定まわりの情報をお届けしました。本作は「アサシン クリード」最新作でありながら、物語はシリーズの起源を追うもので、これまでのシリーズの予備知識がない方でも楽しめる内容となっています。シリーズファンはもちろん、シリーズ未体験の方が最初に触れるタイトルとしてもこれ以上ない最適な一本といえますので、興味がわいた方はぜひプレイを検討してみてください。

次回の特集第2回では、大きく刷新されたアクション要素について解説。どうぞお見逃しなく!

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※ゲーム画面はGamescom2017時のものです。

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アサシン クリード オリジンズ

・発売元:ユービーアイソフト
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:アクション
・発売日:2017年10月27日(金)予定
・価格:パッケージ版 通常版 希望小売価格 8,400円+税
    ダウンロード版 通常版 販売価格 8,100円(税込)
    ダウンロード版 デラックスエディション 販売価格 9,396円(税込)
    ダウンロード版 ゴールドエディション 販売価格 11,988円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:審査予定

※ダウンロード版ご購入の際のご注意
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