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【PGW 2017】"誰もが楽しめるゲーム"とは? 「Gaming is for Everyone」パネルセッションレポート!

by PS.Blogスタッフ 2017/11/06

魅力あるストーリーと最新テクノロジーでユーザーコミュニティを拡大

フランス・パリで行なわれたゲーム見本市「Paris Games Week(パリゲームウィーク) 2017」に合わせ、現地時間10月30日(月)に開催されたソニー・インタラクティブエンタテインメントヨーロッパ(SIEE)主催の「PlayStation® Media Showcase」。その終了後、同会場ではゲームクリエイターたちによるパネルセッションが実施された。


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セッションでは、SIEワールドワイド・スタジオ プレジデントの吉田修平をはじめ、Supermassive Games、London Studio、Bungie、Media Moleculeの代表者がパネラーとして登壇。「Gaming is for Everyone」をトークテーマに、より多くの人が気軽にゲームを楽しむにはどうすればいいか、熱いトークが繰り広げられた。
※以下、敬称略


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Supermassive Games Executive Producer
Simon Harris



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London Studio Director of New Entertainment
Liz Wyle



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Bungie Inc. 『Destiny 2』Design Director
Luke Smith



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Media Molecule Co-founder & Studio Director
Siobhan Reddy



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SIE ワールドワイド・スタジオ プレジデント
吉田修平

ユーザーに求められるゲーム作りのポイント

まずは、ユーザーがどんなゲームを求めており、そのためにどんな作り方に留意しているか? というテーマからスタート。ここでSimon HarrisとLuke Smithが口をそろえて言及したのは、クリエイティブなゲーム性と新しいテクノロジーを盛り込んだ作品を、ユーザーが求めているということだった。

「ストーリーがしっかりと作り込まれているうえで、新しいデザインや映像のクオリティなど、新鮮な驚きを与えてくれるゲームが求められています。しかし最も大切なのは、楽しんでプレイできることであり、難しすぎて良いことはありません」(Luke Smith)


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また、Simon Harrisは「PlayLink」シリーズの『Hidden Agenda ―死刑執行まで48時間―』の開発において、デザインやエフェクト、キャラクター、モーションにも新しいテクノロジーにチャレンジしており、家族や友達といっしょに楽しむための新しいイノベーションを盛り込んでいるとコメント。この最新技術を取り入れることは、どのスタジオも強く意識しているようだ。

「映画やドラマを配信しているNetflixには、子供から大人まで楽しめるさまざまなコンテンツがあり、このような多様性はゲームにもあってほしい。もっとも、映画は受動的に鑑賞するものであって、ゲームには物語に介入して能動的に楽しめるインタラクティブな強みがあります。私たちの作品では、選択肢を選ぶことによって物語が変化し、プレイヤーそれぞれの物語が綴られ、その展開をみんなで楽しめるようになっています」(Simon Harris)。

「ユーザーの多くは、自分が興味を持つストーリーに加えて、新しいテクノロジーにも魅力を感じ、ゲームを買いたいと考えます。私たちも、新しい作品には最新の技術をできるだけ盛り込むようにしています」(Siobhan Reddy)。


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ゲームテクノロジーの進化とその対応

トークのテーマは技術革新へと移り、ゲームの表現力はもちろん、プラットフォームや開発環境にまで及んだ。

ゲームのクオリティやパフォーマンスは、PlayStation®4などのコンシューマ機が優れており、じっくり楽しむためにも向いている。一方で、スマートフォンは誰もが持っているツールであり、今はユーザーがどのプラットフォームで遊ぶか、幅広い選択肢を持った時代だ。こうした技術の進化スピードはとても早く、吉田は自身の経験とともに技術対応力の大切さも語っている。

「私が若いころ、ゲームはゲームセンターまで行って遊ぶものであって、誰もが手軽に楽しめるものでありませんでした。それが今は、コンシューマゲームやスマートフォンアプリのテクノロジーが進化したおかげで、いつでも、どこでも、誰とでも楽しめるものになっています。PlayStation®VRも、かつては夢として抱いていたものが現実になり、これまでにない世界を体験できます。こうした進化のスピードは、驚くほど早いものです。各スタジオにはアイデアやイマジネーションを持った優秀なクリエイターがたくさんいますが、最新のテクノロジーを使いこなすための知識や研究も大切でしょう」(吉田)。


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「新しい技術を導入する際は、チームみんなで研究します。誰か数人が知っているだけでは開発スピードが遅くなってしまいますが、みんなで勉強すれば理解も早いし、開発スピードも上げられます。また、ゲームの開発はチームで行なうものであり、素晴らしいアイデアを持つクリエイターがいたとして、その1人にだけ頼っていては広がりが生まれません。チームみんなのアイデアを集め、より良い方向性を見つけることが大切なのです」(Luke Smith)。

「私たちは、ゲームの発売後にユーザーの反応を見るのをいつも楽しみにしています。プレイヤー同士のコミュニティができて、どんな感想を語り合い、そして技術面を含めてどんな要望を持っているか、とても興味深い。ユーザーに遊んでもらって終わりではなく、どう感じたかを把握することが大切です。そのアンケートを取って、アップデートや次回作のユーザーフィードバックに役立てています」(Simon Harris)。


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家族や友達などのコアなコミュニティからユーザー拡大を目指す

ここで話題は、今回のメインテーマであるユーザー層を拡大していくための手法に。ゲームに慣れ親しんでいない人にも遊んでもらうためには、家族や友達など、近しい人とのコミュニティからの広がりがポイントになるようだ。

「みんなのためのゲームということがコンセプトにありますが、ある人はSFが好きだったり、またある人はサスペンスが好きだったり、それぞれで興味が異なります。まずはその興味を満たすストーリーやコンテンツを作ったうえで、しっかりと周知させ、コミュニティを広げていくことが大切です」(Luke Smith)。

「コミュニティのスタートは、きっとゲームが好きな1人でしょう。その1人が満足し、どれだけ楽しいかを語ると、ゲームを遊んでいない家族や友達も興味を持ち始めます。家族や友達というコミュニティは小さくても、つながりが強く、影響を受けやすいものであり、どんなCMよりも信頼するでしょう。誰かが夢中になり、そのコミュニティからゲームプレイの輪が広がっていく。このような家族や友達といっしょに遊べるゲームを作り、楽しみ方のスタイルも訴求していきたいです」(Liz Wyle)。


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自分のプレイを動画サイトなどへ簡単にシェアできるPS4®は、ゲームの楽しさを広めるのにうってつけだ。PS VRの新鮮な驚きや、誰もが手軽に触れられる「PlayLink」なども、ゲームで遊んでいない人が興味を持ち始めるにはぴったりだろう。

今年の「PlayStation® Media Showcase」でも示されたように、ストーリーの面白さやクオリティの高さを備え、多様なユーザー層に働きかけるコンテンツの登場に期待したい。


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PS.Blogの「Paris Games Week 2017」記事はこちら

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