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海外ゲームの新たな一歩を記した『ウィッチャー3 ワイルドハント』【ネタバレなしレビュー】

by 電撃PS編集部 2017/12/01

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この年末年始のお休みに、ぜひプレイしたいPS4®の名作を、電撃PS編集部がネタバレなしで徹底レビュー!「やるなら今だ!あのゲーム」全14タイトル一挙公開中!

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怪物退治を生業とする、1人の男の生きざまを描いた濃密な物語

『ウィッチャー3 ワイルドハント』は、ポーランドの小説を原作とする「ウィッチャー」シリーズの3作目にして完結編。完結編とはいっても、「ウィッチャー」シリーズは世界観こそ共通しているものの、作品ごとに異なる事件を描いているため、本作が初プレイでもまったく問題はない。本作のタイトルにもなっている"ウィッチャー"とは、この世界において怪物退治を生業とする戦士の集団のことを指しており、主人公のゲラルトもウィッチャーとして名を馳せている1人だ。ゲラルトはウィッチャーとして人の依頼を受けながら、世界に終焉をもたらす存在とされる"ワイルドハント"と戦いを繰り広げていくことになる。


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「ウィッチャー」の世界は、人の欲にまみれた権力争いや戦争によって民衆が弾圧されている、ダークファンタジーとして描かれている。怪物専門の狩人として有名なウィッチャーですら、得体の知れない"人間ではない者"のように接する人が多いほどだが、この陰鬱とした世界観こそ本作の大きな魅力といっても過言ではない。苦痛に満ちた世界ならではの人間の生きざまというのを丁寧に描いているからこそ、世界に生きる者たちの葛藤や決断がより魅力的に映るのだ。予定調和のような、誰もが幸せになれるような世界ではなく、生きることの苦しさをまざまざと感じ取れる、大人向けのファンタジー作品だといえるだろう。


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メインとなる物語を進める以外にも、ゲラルトは村に立ち寄ったり、困っている人に話しかけたりすることで依頼を受けることがある。本職である怪物退治の依頼以外にも、人同士のいさかいの仲介をしたり、なかには犯罪の片棒を担がされるようなものがあったりと、その種類は多種多様だ。こういった依頼の達成にも、ウィッチャーの超常的な能力は役に立つ。

ウィッチャーは長年の訓練と霊薬によって人を越えた力を持っており、鋭敏な嗅覚で対象の残り香を感知し、鋭い観察眼でわずかに残った足跡を見つけ、追跡することができる。戦闘では、巧みな剣技や"印"と呼ばれる魔術的な力をもって対抗できるほか、あらかじめ対峙するであろう怪物の情報を調べておけば、専用の毒を剣に塗っておく、効果的な霊薬を飲んでおくといった事前準備も可能だ。怪物退治の専門家だからこそ、万全な状態で戦うための下準備を整える、というウィッチャー流の戦い方を楽しめる。

1人のウィッチャーとして、この世界にかかわっているという実感がスゴイ!

自らの選択が結末に影響するサブクエストは、陰惨であるがゆえに目が離せない!

本編では、ゲラルトを代表としたウィッチャーの面々とワイルドハントとの壮大な戦いが描かれていくが、それとは関係ないところで、人々から受ける依頼の物語もそれぞれ特徴的でおもしろい。単に依頼を受けて対象の敵を倒す、という流れでは終わらず、話がこじれたり、派生して別の事件につながったりと、別の流れに巻き込まれていくことも少なくない。

プレイヤーは会話中のゲラルトの反応を選択することができ、それによって報酬や話の展開が左右されるのもポイントだ。選択が大きく影響するものでは、2人の人物のどちらかを選ばなければならないといった酷な選択もあり、物語に没入しているほど悩むだろう。世界観的に、選ばれなかったほうには悲惨な未来が待ち受けていることも多く、自分の選択とその結果が強く記憶に残るはず。なかには賄賂を贈って解決したり、印を用いて相手を惑わすなど、絡め手的な交渉が可能なことも。

完全日本語吹き替え&ハイクオリティな和訳が日本のユーザーの心をつかんだ作品だけあって、会話シーンひとつとっても、ファンタジー映画を見ているかのような濃厚な時間を堪能できるのが、本作の魅力だ。


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事前準備を自然と促す、フレーバーを意識したモンスターハンティング

怪物退治を生業とするウィッチャーだが、じつは問答無用で怪物に勝てるほど強力な存在ではない。霊薬で身体能力を強化してはいるものの、どちらかといえば怪物に対する知識を持ち、対処法を講じることができる専門家といった存在だ。ゲームでもそれを忠実に再現しており、強力な怪物相手に無策で挑むと、かなり厳しい戦いを強いられる。

そこで重要となるのが怪物の知識の収集と、その怪物に見合った毒や霊薬の調合、弱点となる印のセットなど。これらをしっかりと用意すればするほど、戦闘は飛躍的にラクになる。そして対象の怪物を追っている間や、怪物によって荒らされた場所で痕跡を探しているときなど、ゲラルトは自分の仮説を口に出し、答えを導いていく。これが実際に獲物を追う狩人のイメージそのもので、まさにハンティング気分を味わえる要素となっている。戦闘においても敵の弱点を突けるかがかなり重要で、剣による斬撃、クロスボウでの射撃、印や道具を使ったさまざまな特殊効果を駆使して戦術を組み立てていくのは、独自の魅力を秘めている。


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乗馬レースに酒場での殴り合いなど、「ウィッチャー」の世界に浸れるイベントも!

純粋な戦闘以外にも、世界観を感じ取れる要素がふんだんに盛り込まれているのも本作の特徴。例えば酒場では、ボクシングさながらの拳の殴り合いイベントが発生したり、町の外では街道を利用した乗馬レースが開催されていたりする。もちろん、これらに参加して勝利すれば報酬がもらえるので、ゲーム攻略にも役立てることができる。

また、「ウィッチャー」世界では"グウェント"と呼ばれるカードゲームが盛んで、商人などと対戦することが可能だ。自分でカードを取捨選択してデッキを作るTCG要素もあり、勝負に勝つか商人から買うかすることで、手持ちのカードを増やしていける。このグウェントは、その独自の戦術性の高さからファンの間で大きな人気に! 現在では、本作のグウェントをもとに、より対戦向けにした独自のゲームとしてサービスが展開されているほどだ。


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『ウィッチャー3』を遊びつくすなら、全DLCが入った『ウィッチャー3 ワイルドハント ゲームオブザイヤーエディション』がオススメ

本編のみでも大ボリュームだが、本作には『無情なる心』と『血塗られた美酒』という2種類のエキスパンション・パックが販売されている。各エキスパンション・パックでは、新たな物語を楽しめるだけでなく、敵や新エリアの解放など、多くの要素が追加! これから始める人は、この2つのエキスパンション・パックや、これまでに配信されたDLCがすべて同梱されている『ウィッチャー3 ワイルドハント ゲームオブザイヤーエディション』がオススメだ。ぜひこの年末年始は、『ウィッチャー3 ワイルドハント』で濃密なファンタジー体験をしてもらいたい。


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ウィッチャー3 ワイルドハント

・発売元:スパイク・チュンソフト
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:アクション・RPG
・発売日:好評発売中
・価格: パッケージ版 希望小売価格 5,486円+税
    ダウンロード版 販売価格 5,925円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:Z(18才以上のみ対象)

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ウィッチャー3 ワイルドハント ゲームオブザイヤーエディション

・発売元:スパイク・チュンソフト
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:アクション・RPG
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 希望小売価格 6,480円+税
    ダウンロード版 販売価格 6,998円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:Z(18才以上のみ対象)

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PS.Blogの『ウィッチャー3 ワイルドハント』記事はこちら

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『ウィッチャー3 ワイルドハント』公式サイトはこちら



この年末年始のお休みに、ぜひプレイしたいPS4®の名作を、電撃PS編集部がネタバレなしで徹底レビュー!「やるなら今だ!あのゲーム」全14タイトル一挙公開中!

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