『アサシン クリード オデッセイ』の舞台、神々の息吹が宿る古代ギリシア世界を探訪【特集第2回/電撃PS】

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『アサシン クリード オデッセイ』の舞台、神々の息吹が宿る古代ギリシア世界を探訪【特集第2回/電撃PS】

紀元前のギリシアに栄えた都市国家(ポリス)のひとつにして、屈強な軍隊を組織していたスパルタ。スパルタ軍の苛烈な修練は”スパルタ教育”の語源として現代にも伝わるほどですが、この国で英雄とたたえられたレオニダス王の孫を主人公に、ギリシアの命運を左右するペロポネソス戦争の時代の大冒険を描くのが本作『アサシン クリード オデッセイ』です。

当時の世界を忠実に再現したオープンワールドと、その広大な世界を隅々まで歩き回れる冒険感、爽快かつ骨太のアクションなど、多彩な魅力を持った本作について掘り下げる特集記事も第2回となります。今回は、冒険の舞台である古代ギリシアをクローズアップ。当時の世界観などを交えつつ、雄大かつ美しいギリシア世界の景色を紹介していきます。

そもそも古代ギリシアとはどんな世界だったのか?

本題に入る前に、まずは舞台である古代ギリシアの時代背景をざっと説明しておきましょう。当時のギリシアはひとつの国として成立しておらず、各地に点在するポリスがそれぞれに統治を行なっていました。ポリス間の勢力争いや、ペルシアをはじめとする外敵との戦いはあったものの、ある程度安定した暮らしを手に入れていたギリシアの人々により文明が発達。のちに14世紀のイタリアなどで起こった、古代の文化・芸術を復興させようとする運動=ルネサンスにも影響を与えた、きらびやかな文化を築いていくことになります。

ギリシア文明の例としては、それまでは口伝されるだけだったギリシア神話や、ギリシアの二大叙事詩「イリアス」「オデュッセイア」の文書化、石造りの建造物や彫像の作成、詩や演劇をはじめとする芸術活動など、非常に多彩。とくに神話と叙事詩については一般教養として民衆に広く根付いており、物語に登場する神々と英雄たちの行動や思考が、ギリシア人の倫理規範として確立されていったのです。

また、当時のギリシアでは地中海周辺の気候に適したオリーブとブドウが、主要な農産物として生産されていました。これらは単なる食糧というだけではなく、オリーブからはオリーブ油、ブドウからはブドウ酒が作られ、交易品として利用されたといいます。ギリシアでは船を使った海洋交易も盛んで、エジプトや黒海周辺の国々との交易によりさらなる富を得ることに成功。このような後押しもあって、ギリシア文明は発展の一途をたどっていきました。

そんな古代ギリシアの風景だけでなく、こういった時代背景から文化、風習に至るすべての再現を目指して作られているのが『アサシン クリード オデッセイ』。以下ではどんなものがオープンワールド化されているのか、具体例をあげて紹介しましょう。

オープンワールドに詰め込まれた古代ギリシアの魅力

本作では、ギリシア本土とその東に広がる多島海・エーゲ海の島々をオープンワールドとして表現。紀元前の自然あふれる大地や、ギリシア文明の発達により作られた都市や建造物、生計を立てるためにブドウ園などで働く人々の姿を見て回ることができます。

人々が集い、法を定めることで栄えたポリスの街並み。ギリシア神話で語られる神々を祭った神殿や彫像。青く澄みきったエーゲ海の景観。こういったもののすべてが、開発スタッフによる綿密な調査や時代考証を経て、ゲーム上で見事に表現されているのです。

代表的な場所では、パルテノン神殿があるアテナイの都市や、かの有名な芸術作品”ミロのヴィーナス”が出土したというミロス島、ギリシア文明の聖地として栄え、遺跡の数も多いデロス島などを訪れることができます。遺跡や美術品などは現代では失われていたり、長い年月を経て色あせてしまったりしたものも多いのですが、本作では歴史資料などを参考に、当時の形状や色彩を再構築。ゲームのなかに忠実に表現された、古代文明の遺産の姿を見ることができるのです。こういったものが見られるだけでも、歴史好きの人なら大興奮間違いなし! 歴史にあまり詳しくないという人でも、古代の魅力にあふれた未知の世界に触れるという、日常を飛び越えた非日常の体験がきっとできるはずです。

自然の風景では、人々が暮らす温暖な土地から、草木も生えない不毛な荒野、火山や海底といった秘境もバッチリ表現。火山の険しい地形を乗り越えて、山頂からの景色を堪能したり、美しいエーゲ海に眠る遺跡で財宝を探す──。こんなロマンに満ちあふれた冒険の日々を送れるのです!

また、本作は「各種イベントなどで、選択肢によってまったく異なる道を選べる」のですが、これはかなりのパターンが用意されています。各地をめぐるだけでなく、その土地に住む人々との会話を楽しむことで、冒険への没入感はさらにアップ。古代ギリシア世界で自分だけの物語を紡ぎながら旅しているかのような満足感が得られます。

ちなみにギリシア人の会話のなかには、神話や叙事詩の内容をもとにしたセリフも数多く出てきます。歴史好きなら思わずニヤリとしてしまう会話が楽しめるのも魅力的ですね。

古代ギリシアならではの危険と隣り合わせのスリルを味わう

そんなギリシアでの旅ですが、旅というものには危険がつきもの。陸を行けばポリス間の戦闘に巻き込まれることもありますし、野犬などの野生動物に襲われることもあります。船で移動できるエーゲ海にも、海賊や軍艦があちこちに出没。美しい海の中に獰猛なサメの影を見ることもあるわけです。

こういった危険に立ち向かい、勝利を得ることも冒険の楽しみのひとつです。ポリス同士が争っていたら、どちらかに加勢し勝たせて、ポリスの勢力図を塗り替える。海賊に襲われたら、逆に返り討ちにして財宝を強奪。野生動物が相手なら、狩ることで戦利品を獲得し、装備などの強化に活用できます。もちろん、自分の思い通りにするには、ある程度の強さが必要ですが……。とはいえこういった自由度の高さは、間違いなく本作の魅力。自分好みのライフスタイルで、古代ギリシアでの冒険をトコトン楽しみましょう!

『アサシン クリード オデッセイ』プレビュートレーラーはこちら

また、広い世界をくまなくめぐれば、神話で語られるような怪物に出くわすこともあります。視線だけで生物を石化させるメデューサをはじめ、人知を超えた存在との戦いは、畏怖とスリルが入り混じり合った高揚感をユーザーに与えてくれるはず。

ちなみにメデューサ戦は、実機プレイ動画が公開されています。

『アサシン クリード オデッセイ』 Battle of Medusa/Ver.Gamescom2018【実機プレイ】はこちら

動画内の敵味方のレベルを見るに、メデューサ撃破の難度はかなり高めな様子。主人公のレベルや装備を整えることはもちろん、自分のプレイヤースキルもしっかり磨いたうえで、さらなる高みへ挑戦したいところです。

以上、古代ギリシア世界について解説してきましたが、今回伝えられた魅力はほんの一部。実際にプレイして世界をめぐれば、新しい発見がいくらでもあるはずです。この素晴らしき古代ギリシアの魅力を味わい尽くすためにも、ぜひゲームを手に取ってプレイしてみてください。

『アサシン クリード オデッセイ』ローンチトレーラーはこちら

次回の記事では、よりアグレッシブに進化したアクション要素について解説します。そちらのほうもお見逃しなく!

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アサシン クリード オデッセイ

・発売元:ユービーアイソフト
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:アクション
・発売日:2018年10月5日(金)予定
・価格:パッケージ版 通常版 希望小売価格 8,400円+税
    パッケージ版 ゴールドエディション 希望小売価格 12,000円+税
    ダウンロード版 通常版 販売価格 9,072円(税込)
    ダウンロード版 デラックスエディション 販売価格 11,016円(税込)
    ダウンロード版 ゴールドエディション 販売価格 12,960円(税込)
    ダウンロード版 アルティメットエディション 販売価格 14,904円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:Z(18才以上のみ対象)

※ダウンロード版ご購入の際のご注意
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『アサシン クリード オデッセイ』公式サイトはこちら

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