遊び方は人それぞれ!『Fallout 76』の多彩なプレイスタイルを複数人でレポート【特集第3回/電撃PS】

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遊び方は人それぞれ!『Fallout 76』の多彩なプレイスタイルを複数人でレポート【特集第3回/電撃PS】

終末戦争と呼ばれる世界大戦によって、荒廃した大地と化してしまったアメリカを舞台にしたオープンワールドRPG『Fallout 76』。世界中で多くのファンを持つシリーズだけに、発売を迎えてからというもの、アパラチアでのサバイバルを楽しんでいる声も多く聞こえます。

広大な世界を探索するうえで、キャラクターをどのように成長させて、どんなプレイをするのかといったプレイスタイルの幅広さも本作の特徴です。そこで第3回では、複数のライターの遊びかたを例に、本作の無数に広がる楽しみかたを紹介していきます。

せっかくだから協力プレイを楽しみたい! 団体行動でお得に冒険! (ライター:hororo)

「Fallout」シリーズといえば、(NPCはいるものの)ひとり孤独に旅をするのが常でしたが、本作ではほかのプレイヤーとの冒険ができるようになりました。B.E.T.A.で実際に触れるまではマルチプレイ化に少し不安も感じていたのですが、実際に体験してみるとめちゃくちゃ楽しい! シングルプレイの楽しさを残しつつも、マルチプレイならではの魅力が加わっているのを実感しました。

協力プレイといえば、ボイスチャットをするかどうか悩みませんか? もちろん、気心知れた仲間と遊ぶのであれば、ボイスチャットは意思の疎通が取りやすくなりますし、ワイワイ騒ぎつつ遊べるので文句なしにオススメです。

逆にボイスチャットでの抵抗を感じるという人でも、ゲーム内で用意されたエモートを使うことでもやり取りができるので、コミュニケーションを楽しむことはできるでしょう。ゲーム的にも、そこまで密な連携が必要になる場面はないため、気軽にマルチプレイを楽しめるのも魅力ですね。実際、フィールドで出会うほかのプレイヤーは、こちらの存在に気づくとエモートで挨拶してくれる人が多いです。そのままチームを組んでいっしょに冒険することもあり、緩いマルチプレイを楽しめました。

エモートでは、アイコンとキャラクターの動作でさまざまな感情を表すことができます。ちょっとコミカルなアクションが多いので、特に伝えることもないのにおもしろがってエモートを出して遊ぶことも珍しくありません。初期から使えるものだけでも十分な種類があるのですが、アトムという通貨で新たなエモートを購入することもできます。販売されているものも今はまだ限られていますが、おそらく今後追加されていくでしょう。

マルチプレイの恩恵を何よりも受けていると感じたのは、やはり戦闘。本作ではひとつのワールドに20人以上のプレイヤーが参加できるためか、敵が群れて出現することが多々あります。格下相手ならともかく、自分と同程度、もしくは格上の敵に数で勝られたら探索どころではありません。

そんなとき、仲間といっしょに行動していれば心強さが段違い! 敵の群れを連係して押し返したり、逆に巨大な敵に圧倒されて大惨事になったりと、騒がしくも楽しいプレイを楽しめます。ソロプレイ中でも、たまたま近くにいたほかのプレイヤーが助けてくれることもあり、過酷な大地でも温かい気持ちになれることもあります。

もしも誰かが戦闘不能になったとしても、近くにほかのプレイヤーがいれば復活させることも可能です。まあ、スティムパックが必要になるのですが……。じつは、チームメンバーやチームメンバーのC.A.M.P.までは無料でファストトラベルができます。なので、蘇生させずとも、チーム内の誰かが生きてさえいれば、すぐに戦線復帰できるんですよね。基本的に、本作のファストトラベルは距離に応じたキャップを消費するため、無料でファストトラベルできる場所が増えるというのは大きな利点です。

PERKを1枚だけ選び、その効果をチームメンバーにも適用させる「シェア」も、チームプレイをするならぜひ活用したい要素。シェアしたいPERKのコストの3倍のC(Charisma)値があることがシェアできる条件ですが、その価値はあるハズ! なので、フレンドとチームを組んでプレイするという人は、最低でもコスト1のカードをシェアできるように、Cの値を3までは育てるのがオススメです。

自分の場合は、いっしょにプレイしているメンバーが戦闘寄りの育成方針を取っていたため、あえてI(Intelligence)を優先的に上げ、質の良い武器や防具を作れるように育成中。他のオンラインゲームなどでも生産職で装備を作ってプレゼントするのが好きだったんですが、まさか「Fallout」で似たようなプレイができるとは……! こういった役割分担ができるのも、チームプレイの醍醐味ですよね。

サバイバル性が強い本作では、弾薬などの物資が尽きてしまうこともあるかと思います。そんなとき、仲間から弾薬を分けてもらったりもできるので、臨機応変に冒険をこなすことができるのもメリットですね。つねにいっしょに遊べるようなら、お互いの使用弾薬が異なるように主力武器を決めるなど、チームプレイを前提として装備を選ぶのもアリです。

と、このようにマルチプレイを楽しんでいるわけですが、少し大変なのがホロテープを聞いたり、文章を隅々まで読んだりというのが難しいこと。シングルプレイと違い、ほかのプレイヤーといっしょにプレイしているたけに「待たせたら悪いな」という気持ちがどうしても生まれてしまいます。なので、自分はソロプレイでストーリーを楽しむ用のキャラを別に作り、自分しかいない時などには一人でもプレイするようになりました。

自分はあまりやっていませんが、ボイスチャットでわいわい会話を楽しみつつ、それぞれが単独行動をするといった遊びかたも可能です。ですが、同じものを体験してリアルタイムに盛り上がるというのは、シングルプレイでは味わえない魅力! この機会に、旅の道連れとして友達を誘ってみてはいかがでしょうか?(hororo)

ソロでも楽しめるサバイバル感が魅力! (ライター:Ak)

オンライン専用タイトルということで、まず「Fallout」シリーズファンにとって気になるのは、”ソロプレイでも楽しめるのか?”という点だと思います。今まで探索に重きを置いてきた「Fallout」のゲーム性からいっても、まずはソロプレイでじっくり楽しみたいという人も多いハズ。

かく言う自分もオンラインプレイにはそれほど積極的なほうではなく、実際にβテストから製品版発売後まで、基本的にはソロプレイで進めてきました。ここからはそんな自分が、ソロプレイのポイントと、その魅力について語っていきたいと思います。

結論から言うと、本作でも従来の「Fallout」シリーズと同様、ソロプレイでロケーションを巡り、探索を楽しむのに何の問題もありません。マルチプレイでしか楽しめないコンテンツというのもほとんどなく、戦闘のバランスも、味方が多ければラクできるけれど、1人でも問題はない程度。むしろ、作中で拾えるメモやボイスレコーダーの情報をじっくりと吟味したい場合は、ソロプレイのほうが向いていると思える部分も多いです。PvP要素に関しても、自分から積極的に関わらない限りはPvPが発生しない作りになっているので、チームを組んだプレイヤーたちに、数の暴力でボコボコにされるといったことも避けられます。

1人で荒廃した世界を旅するという体験は、シリーズ体験者にとってはもはや語るまでもないほどに浸透した”楽しさ”。とくに本作では『Fallout: New Vegas』のハードコアモードや、『Fallout 4』のサバイバルモードのように、空腹と渇き、病気などの要素が導入されており、サバイバルへの没入感が高く、より旅している感覚を味わえるようになっています。その場その場で拾った食料や水を、病気や放射能に注意しながら口にして飢えをしのぎ、じょじょに探索範囲を広げていくのは、地味ながらも、プレイの止め時を見失うくらい楽しいですね。

ちなみに『Fallout 4』で導入されたクラフト要素は、本作でも健在。クラフトや休憩の拠点にしたり、荷物を預けたりが主な役割になりますが、機能性だけを重視するならクラフト施設や寝床を用意するだけでOKです。ひたすらソロプレイで探索に集中したいというプレイヤーにとっては、このお手軽さはありがたいですね。

ソロプレイで十分なら、オンライン化の意味がないのでは? という疑問を持つ人もいるかと思いますが、ソロプレイでゆるい共闘感が味わえる要素が豊富なのも、本作の大きな魅力なんです。一例として挙げられるのが、突発的に開催されるイベント。”特定のNPCを一定時間守る””迫りくるエネミーを○ウェーブ倒して拠点を防衛する”など、その内容はさまざまですが、制限時間内に目的を達成することで、回復アイテムやキャップなどの報酬を受け取れます。イベントが開催されるロケーションにはほかのプレイヤーが各地から集結する傾向があり、パーティーを組まずにゆるい共闘感が味わえます。イベントの開催場所には直接ファストトラベルが可能なので、ふだんはソロプレイで探索しつつ、目ぼしいイベントが開催していたらその場所に飛ぶ、といったプレイスタイルでOKです。

ひとつのサーバーに最大24人しか入れないとあって、メインストーリーに関わるロケーション以外では、なかなかほかのプレイヤーには遭遇しにくい本作。それだけに、偶然同じロケーションを探索し、強敵と出会ったときに共闘できたときはドラマチックな展開になります。自分の場合、スコーチの群れに襲われて危機一髪だったところを、とあるプレイヤーが颯爽とショットガンで助けてくれたのが感動的でした。思わずお礼として、そっとショットガンシェルを差し出していましたね……。こんな出会いも、荒廃した世界を探索している感覚が味わえて楽しいです。

そんなさまざまな魅力にあふれた本作ですが、サービス開始から間もないとあって、これからの充実に期待したい部分があるのも事実。個人的には、もう少しロールプレイの幅が増えてほしいと感じています。今後のアップデートで、派閥間のPvP要素などが拡充されるということで、そこで”自分ならでは”のプレイというのが楽しめるようにならないかと期待! 元となるゲーム性は文句なく魅力的なので、ぜひチャレンジングな新要素を導入していってもらいたいところですね。期待に胸をふくらませながら、今日もアルミニウムを求めて各地を旅したいと思います!(Ak)

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Fallout 76

・発売元:ベセスダ・ソフトワークス
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:アクションRPG
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 通常版 希望小売価格 7,980円+税
    パッケージ版 Tricentennial Edition 希望小売価格 9,980円+税
    パッケージ版 Power Armor Edition 希望小売価格 24,980円+税(*)
    ダウンロード版 通常版 販売価格 8,618円(税込)
    ダウンロード版 Tricentennial Edition 販売価格 10,778円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:Z(18才以上のみ対象)

*Power Armor EditionはAmazon.co.jp専売となります。
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