Libalent Vertexが完全優勝でロンドンへの切符を奪取! 『CoD:BO4』第2回「CWL日本代表決定戦」レポート

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Libalent Vertexが完全優勝でロンドンへの切符を奪取! 『CoD:BO4』第2回「CWL日本代表決定戦」レポート

世界大会「CWLロンドン」の出場権をめぐるトーナメント戦に8チームが集結

「CWL日本代表決定戦」は、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が主催する、PlayStation®4用ソフトウェア『コール オブ デューティ ブラックオプス 4』(以下『CoD:BO4』)の国内トーナメントです。本大会に優勝したチームには世界大会「Call of Duty World League(CWL) Global Open」の出場権が贈られます。

3月30日(土)に第2回「CWL日本代表決定戦」を行ない、国内の精鋭8チームが5月3日(金)から5日(日)に英国・ロンドンにて開催される「CWLロンドン」への出場権を賭けて激突しました。また、翌31日(日)には、アジアパシフィック地域の強豪チームであるMindfreakと日本のプロチームとのエキシビションマッチ「International Match-up -VS. Mindfreak -」を特別企画として実施。本記事では、2日間にわたる注目の試合の数々をレポートします。

トーナメント戦開催時にライブ配信した映像のアーカイブ視聴も可能です。国内トップレベルのチームによる対戦を、ぜひご覧ください。

王者Libalent Vertexのさらなる成長を感じさせる大会に!

第2回「CWL日本代表決定戦」には、第1回大会の上位2チームとオンライン予選で選抜された上位6チームの計8チームが出場。第1回大会から連続出場したのは4チーム、残り半数が新たに世界大会への切符を求め、この大会にたどり着いています。

ダブルイリミネーション方式のトーナメントに臨み、各チームがWinners Bracket(勝者側トーナメント)からスタート。一度負けるとLosers Bracket(敗者側トーナメント)へと移行し、そこで負ければ敗退となるルールです。各試合は「HARDPOINT」「SEARCH & DESTROY」「CONTROL」のゲームモードを使った5ゲームのうち、3ゲーム先取したチームが勝ち上がります。

大会会場では、ライブ配信のメインとなるステージのほかに、3つの試合が同時に進行。オフライン大会ならではの緊張感漂う雰囲気はもちろん、液晶ゲームモニターとヘッドセット、対戦台を囲う鉄柵にいたるまで、「CWL Global Open」の現地会場と同じ環境が再現されていました。

【Winners 1回戦】
Libalent Vertexが圧巻の完封発進!

Winners Bracket 1回戦のメインステージには、前回大会優勝チームのLibalent Vertexが登場。「コール オブ デューティ ワールドウォーII プロ対抗戦」にも出場していたプロチームのSunSisterと対戦するという開幕カードとなりました。

ゲーム1「HARDPOINT」の序盤こそSunSisterが有利に入ったものの、Libalent Vertexのエンジンがかかると、その強さが際立つ展開に。「HARDPOINT」を250-84で制し、ゲーム2「SEARCH & DESTROY」を6-0、ゲーム3「CONTROL」を3-0と、1ラウンドも失うことなく完封で3タテ! ほかの3試合が熱戦をくり広げるなか、早々に1回戦突破を決めました。

なお、その他の1回戦では、Kbps、CYCLOPS athlete gaming、Rush GamingがWinners 2回戦進出を決めています。

<Winners 1回戦結果>

カード:Libalent Vertex VS SunSister
ゲーム:3対0
勝 利:Libalent Vertex

カード:Unsold Stuff Gaming VS Kbps
ゲーム:1対3
勝 利:Kbps

カード:CYCLOPS athlete gaming VS PNG esports
ゲーム:3対0
勝 利:CYCLOPS athlete gaming

カード:Rush Gaming VS AdventGaming
ゲーム:3対1
勝 利:Rush Gaming

【Winners 2回戦 / Losers 1回戦】
CYCLOPS athlete gamingがRush Gamingを下してWinners Finalへ!

Winners Bracket 2回戦では、前回大会準優勝のCYCLOPS athlete gamingが、「CWLフォートワース」にて世界大会の経験を積んできたRush Gamingと対戦。CYCLOPS athlete gamingはゲーム1とゲーム2を連取して序盤にリードを作り、Rush Gamingがゲーム3を取って追いかける展開になりましたが、CYCLOPS athlete gamingがゲーム4「HARDPOINT」を制して勝利。同じくWinners 2回戦突破を決めたLibalent Vertexと、Winners Finalで争うこととなりました。

なお、会場ではLosers 1回戦も同時に行なわれており、Unsold Stuff GamingとPNG esportsが勝利を収めました。

<Winners 2回戦結果>

カード:Libalent Vertex VS Kbps
ゲーム:3対0
勝 利:Libalent Vertex

カード:CYCLOPS athlete gaming VS Rush Gaming
ゲーム:3対1
勝 利:CYCLOPS athlete gaming

<Losers 1回戦結果>

カード:SunSister VS Unsold Stuff Gaming
ゲーム:2対3
勝 利:Unsold Stuff Gaming

カード:PNG esports VS AdventGaming
ゲーム:3対0
勝 利:PNG esports

【Losers 2回戦 / Losers 準決勝】
“Losersの鬼”Unsold Stuff Gamingが衝撃の快進撃!

初戦を落とし、Losers 1回戦もフルラウンドを戦っての辛勝で生き残ったUnsold Stuff Gamingですが、”Losersの鬼”とも呼ばれるこのチームは追い込まれてからが本番です。Rush GamingとのLosers 2回戦では、ゲーム1「HARDPOINT」を250-5という前代未聞の大差で圧勝。最終的に3対1で難敵Rush Gamingを下すと、Losers 準決勝ではKbpsを3タテし、前回大会同様にLosers Finalまで駒を進めます。

なお、「CWLフォートワース」にオンライン予選「Japan National Qualifier」を勝ち抜いて出場し、世界大会を経験してきたRush Gamingでしたが、前回と同じくLosers 2回戦でUnsold Stuff Gamingに敗れて大会を去る結果に。

Rush Gamingのリーダーを務めるHunt選手は「あっという間に終わってしまった感じですが、くよくよしている暇はこれっぽっちもありません。明日はMindfreakとのエキシビションマッチもありますし、いろいろ吸収して次につなげたいです。今回は自分たちの強みである連携力を磨いてきたつもりでしたが、オフライン大会の環境で緊張もあり、自分たちの力を出せなかったことが悔しいです。次は100%の力を出し切れるように、また練習してきます」とコメント。悔しさをにじませながらも、その目は次の目標を見据えていました。

<Losers 2回戦結果>

カード:Rush Gaming VS Unsold Stuff Gaming
ゲーム:1対3
勝 利:Unsold Stuff Gaming

カード:PNG esports VS Kbps
ゲーム:0対3
勝 利:Kbps

<Losers 準決勝結果>

カード:Unsold Stuff Gaming VS Kbps
ゲーム:3対0
勝 利:Unsold Stuff Gaming

【Winners Final】
隙のない戦いを続けるLibalent VertexがGrand Finalへ前進

ここまで全勝のチーム同士がぶつかるWinners Finalは、Libalent Vertex対CYCLOPS athlete gamingという前回大会の優勝を争った2チームが再び激突。CYCLOPS athlete gamingがその差をどこまで縮めたかに注目が集まるなか、試合は期待どおりの白熱した内容に。

しかし、ゲーム1「HARDPOINT」は250-175、ゲーム2「SEARCH & DESTROY」は6-5という接戦をきっちりと勝ち切ったのはLibalent Vertex。続くゲーム3「CONTROL」を3-0で完勝して、最大のライバルと目されていたCYCLOPS athlete gamingの挑戦を退け、今大会3試合連続の3タテ勝利を飾りました。

Libalent Vertexのリーダーであるsitimentyo選手は「1本も取られていないので、ここまで完璧ですね。このまま崩さずにGrand Finalも勝ちにいきます」と自信のコメント。また、「CWLフォートワース」で海外の強豪と戦ったことについては、「海外選手の判断の早さ、動きの早さを実際に見て、僕たちもそれを意識して練習に取り組んできました。今日はその成果を出せていると思います」と語っており、貴重な経験を日々の成長につなげていることが感じられました。

<Winners Final結果>

カード:Libalent Vertex VS CYCLOPS athlete gaming
ゲーム:3対0
勝 利:Libalent Vertex

【Losers Final】
CYCLOPS athlete gamingが絶体絶命の大ピンチをしのいでGrand Finalへ

Winners Finalで敗れたCYCLOPS athlete gamingはLosers Finalへまわり、もう一度Libalent Vertexに挑むための戦いへ。もっとも、Losers Bracketを勝ち上がるたびに調子を上げてきたUnsold Stuff Gamingの勢いはすさまじく、ゲーム1とゲーム2を立て続けに落とし、ゲーム3「CONTROL」も2ラウンド先制されるという絶体絶命のピンチに陥ります。

しかし、このまま終われないCYCLOPS athlete gamingは底力を発揮して「CONTROL」を逆転勝利。ゲーム4でUnsold Stuff Gamingが得意とする「HARDPOINT」をしのぎ切ってタイに戻すと、ゲーム5「SEARCH & DESTROY」を6-3で制し、怒涛の大逆転でGrand Final行きを決めました。

Unsold Stuff Gamingはあと1ラウンド取ればGrand Final進出という状況でしたが、あと一歩がわずかに届かず。前回大会と同じく3位という結果に終わりました。

<Losers Final結果>

カード:CYCLOPS athlete gaming VS Unsold Stuff Gaming
ゲーム:3対2
勝 利:CYCLOPS athlete gaming

【Grand Final】
圧倒的な強さを見せたLibalent Vertexが2連覇達成!

ついに迎えたGrand Final。ここまで1ゲームも落としていないという圧倒的強さを見せる王者Libalent Vertexと、Losers Finalで奇跡の大逆転を演じたCYCLOPS athlete gamingの対戦です。

ゲーム1「HARDPOINT」は序盤からじりじりとLibalent Vertexがリードを奪う展開に。押し返されそうになると味方のカバーで踏みとどまる連携力の高さを見せ、250-210の接戦を制してまずは1本先取します。続く「SEARCH & DESTROY」では5-2とリーチをかけてからCYCLOPS athlete gamingの反撃によって5-5まで追いつかれますが、Inaba UR選手の連続キルなどもあり6-5で勝利。ゲーム3「CONTROL」2-0から2-2に追いつかれる展開になりながら、最終的にはきっちり勝ち切る底力を発揮。ついに大会を通して1ゲームも落とさない完全優勝を果たし、第1回に続く「CWL日本代表決定戦」連覇を飾りました。

Libalent Vertexは日本時間の5月3日(金)から5日(日)に英国・ロンドンにて開催される「CWLロンドン」への出場権を獲得。前回の「CWLフォートワース」からどれほど成長し、どんな結果を見せてくれるか期待しましょう!

最後に、大会終了後にリーダーのsitimentyo選手が語ってくれた頼もしい言葉をお伝えします。

「CWLフォートワース」での経験を活かして、この大会に向けて練習を濃くしました。苦手にしていた「HARDPOINT」も重点的に強化して、その成果を出せました。これまではお互いに遠慮していた部分もありましたが、海外大会を経験して勝ちたい気持ちが強くなったのか、みんなが思った意見を言い合うようになりました。(リーダーとしてまとめるのは)大変なやつらですけど、今回も優勝できて本当にいいメンバーに恵まれたと思います。

フォートワース大会を経験して、僕たちも強くなっていると思います。「CWLロンドン」ではリベンジを果たして、今度こそ優勝してみんなを喜ばせたいと思います!

<Grand Final結果>

カード:Libalent Vertex VS CYCLOPS athlete gaming
ゲーム:3対0
勝 利:Libalent Vertex

Winners Bracket最終結果

Losers Bracket最終結果

Libalent Vertexなど国内有力3チームがAPAC最強チームMindfreakに挑戦! 「International Match-up -VS. Mindfreak-」現地レポート

第2回「CWL日本代表決定戦」実施翌日の3月31日(日)、国内有力3チームとAPAC最強チーム「Mindfreak(マインドフリーク)」によるエキシビションマッチ「International Match-up -VS. Mindfreak-」が実施されました。

Mindfreakは2010年の設立以来、オーストラリアの「コール オブ デューティ」eスポーツシーンを支えてきた歴史あるチームで、CWLフォートワースのオープントーナメントでは2位という好成績を残しています。

Mindfreakに挑戦する日本チームはLibalent Vertex、CYCLOPS athlete gaming、Rush Gamingの3チームで、前日に行なわれた第2回「CWL日本代表決定戦」の順位をもとに対戦順が決定しています。なお、各試合は「HARDPOINT」「SEARCH & DESTROY」「CONTROL」のゲームモードを使った5ゲームのうち、3ゲーム先取したチームが勝利となります。

「International Match-up -VS. Mindfreak-」の様子は、当日にライブ配信した映像のアーカイブ視聴も可能です。白熱の試合や熱気あふれる会場の雰囲気をぜひ、その目でご覧ください!

【第1試合】
日本の「CoD」シーンを支えるRush Gamingは新ルール「CONTROL」でラウンド先取するも0-3で敗北

まずMindfreakに挑戦するのはRush Gaming。リーダーHunt選手は、かつて所属していたSCARZ時代の対戦を含めると3度のCWL出場経験があり、今回挑戦するメンバーの中でも特に経験豊富な選手です。Mindfreakに対して、Hunt選手は「個人能力も高いですが、それよりも連携力に長けたチームです。特にカバーの速度は凄まじいため、相手に合わせて立ち回るよりも、自分達のできることを全てぶつけて戦いたいと思います」とコメント。また、海外選手の動きを参考に練習を続けているLuke選手の技術力に期待したいとも語りました。

ゲーム1、HACIENDAの「HARDPOINT」は序盤に拮抗した戦いを見せるも、Rush Gamingは2周目以降ほぼポイントを重ねられない状態。中盤ではGorou選手とWinRed選手が粘り強い防衛を見せましたが、終始試合の流れを変えることができず95-250でMindfreakが勝利しました。

WinRed選手

ゲーム2、ARSENALの「SEARCH & DESTROY」も、Mindfreakの圧倒的な連携力を前に前線が崩壊し、序盤から0-3と大差を付けられます。しかしラウンド4、Rush GamingはLuke選手を除く4人でB地点へ前進する強気の作戦を取り、Luke選手はスナイパーライフルで前線を援護。最後はHunt選手が決め見事に防衛に成功。このまま流れを作るかに見えましたが、奇をてらった作戦は対応され、3-6でMindfreakが勝利しました。

Luke選手

Louqa選手

ゲーム3、SEASIDEでの「CONTROL」は不利状況からLuke選手の裏取りが刺さり、Rush Gamingが先制。ただしその後は矢継ぎ早の攻撃で逆転され、1-3でMindfreakが勝利。最終的にスコアは、0-3でMindfreakの勝利となりました。

試合後、Hunt選手は「研究量が圧倒的に違うと感じました。Mindfreakは判断能力が高く、選手全員がカバーできる位置をあらかじめ相談し合っており、特にHARDPOINTなどリスポーンが移動するルールの動きの引き出しが非常に多いことに驚きました。自分たちはまだまだこのゲームのことを完全に理解していたわけではなかった、もっと奥が深いんだと痛感させられました」と語ります。

一方で、1on1の撃ち合いでは大きな差を感じなかったとも語っており、今回の対戦で得た新たな視点をもとにチームをより高いレベルに仕上げていくとポジティブな姿勢を見せてくれました。

【第2試合】
0-3で敗北を喫したものの「SEARCH & DESTROY」に確かな手応えを感じたCYCLOPS athlete gaming

続くはCYCLOPS athlete gamingの対戦。リーダー Nicochaaaaaaaann選手は「意気込みとしては、もちろん勝ちに行くつもりです! ですが、それよりもこの最高の機会を活かして、海外チームの動きをCYCLOPS athlete gamingに取り込みたいと思っています。今回はオンラインの対戦では得られないキャスターモードでの視点を配信で確認できるので、まずは自分たちのベストを相手にぶつけてみて、どういった対応を取られるのかを見てみたいと思っています」と語ってくれました。

Nicochaaaaaaaann選手

ゲーム1、ARSENALでの「HARDPOINT」は攻防においてMindfreakのLouqa選手とFighta選手が活躍。Nicochaaaaaaaann選手やNgt選手の連続キルで打開する局面もありましたが逆転には至らず、122-250でMindfreakが勝利しました。

ゲーム2、ARSENALでの「SEARCH & DESTROY」はラウンド4以降にCYCLOPS athlete gamingが奮闘を見せます。Leisia選手のキルを起点にABERNz選手、Nicochaaaaaaaann選手が強気の攻めを見せ中盤にラウンドを重ねますが、Mindfreakの連携力には一歩及ばず3-6となりました。

Shockz選手

ゲーム3、同じくARSENALでの「CONTROL」は終始MindfreakがCYCLOPS athlete gamingを寄せ付けない展開。ラウンド3ではLeisia選手のヘルストームからTimGUCHI選手の攻撃的な立ち回りが功を奏し1ポイントを返しますが、その後は再びMindfreakの流れが続き、1-3でMindfreakの勝利となりました。

結果的には0-3という形になりましたが、その内容からNicochaaaaaaaann選手は確かな手応えを感じていた様子。「相手も同じ人数なのに、1on2、1on3の撃ち合いをずっと押し付けられているようなイメージでした。これはMindfreakが要所で2on1の有利状況を作るという基本中の基本を徹底していたからで、この部分に日本チームとの差を感じました。SEARCH & DESTROYは、細かなミスさえなければ拾えていたラウンドも多く、我々が世界にも通用するレベルであることを実感しました」と相手を冷静に分析しながら、この経験を糧にしてCYCLOPS athlete gamingをさらに強化していきたいと語りました。

【第3試合】
得意の「SEARCH & DESTROY」で勝利を収めたLibalent Vertex、あと一歩まで詰め寄るが1-3で敗北

最後は、前日の第2回「CWL日本代表決定戦」で見事優勝を果たしたLibalent Vertexの対戦。リーダーsitimentyo選手はいつもの調子で「エキシビションマッチということで、まずは楽しみたいです。気持ちで負けないで、勝ちに行きます!」と笑顔で語ります。特に注目しているのはFighta選手とのことで、「観戦をしていても安心感がありますし、以前のオンラインでの対戦でもFighta選手に多く倒されてしまうシーンが多かったため警戒しています。我々で言うInaba URのような”こいつなら何かをやってくれる”と思わせる存在ですね」と高く評価しています。

「2連覇とは言え我々が1番とは思っていません。常にチャレンジャー精神を忘れずに対戦しています」とも語るsitimentyo選手ですが、名実ともに”格上”となるMindfreak相手にどこまで食らいつけるか期待が高まります。

sitimentyo選手

Fighta選手

ゲーム1、HACIENDAでの「HARDPOINT」はLibalent Vertexが第1拠点からポイントを先行。第3拠点までは完璧なリスポーンコントロールで105-25と差を広げます。しかしFighta選手の巧みな位置取りと人数を掛けた連携で形勢は逆転、2周目から3周目に掛けて少しずつポイントを重ねていったMindfreakが197-250で勝利しました。

試合が動いたのはゲーム2、ARSENALでの「SEARCH & DESTROY」。ラウンド1はGenGar AX選手のファーストブラッドからxAxSy選手が続き、人数有利のまま1-0と先制。続くラウンド2はsitimentyo選手の驚異的なエイムによるファーストブラッドから再びxAxSy選手がダブルキルと好調な滑り出しを見せます。Mindfreakがセルフキルでラウンドを譲る展開もあり、終始優勢だったLibalent Vertexが6-2の大差という本日最初の勝利を飾りました。

AliceWonderland選手

しかしゲーム3、ARSENALでの「CONTROL」では一転、Mindfreakの高度な連携を崩すことができず1-2と再びリードを許します。得意の「SEARCH & DESTROY」に繋げたいLibalent Vertexですが、続くゲーム4、ARSENALでの「HARDPOINT」もMindfreak優勢の時間が続きます。第1拠点ではGenGar AX選手の連続キルとAliceWonderland選手のダクトからの強襲で有利状況となるシーンも見られましたが、その後はリスポーンも不利となり打開ができず73-250でMindfreakが勝利。Libalent Vertexも奮闘しましたが、世界の壁はいまだ高く、1-3でMindfreakが勝利しました。

惜しくも破れたLibalent Vertexですが、見事6-2で勝利を収めた「SEARCH & DESTROY」は確実に世界トップレベルであることが証明されました。確かな手応えを感じたsitimentyo選手は「最初のHARDPOINTでも序盤リードを作れましたし、得意なSEARCH & DESTROYは勝利することができて良かったです」とコメントしました。

“日本最強”を集めた混合チーム! 実況k4sen氏がその場で選出した5名が、再びMindfreakに挑む

3チームの試合終了後、サプライズとして、本日戦った日本選手の中から5人を選出し、再びMindfreakに挑戦するというスペシャルマッチが実施されました。実況k4sen氏に選ばれたのはxAxSy選手、Inaba UR選手、Nicochaaaaaaaann選手、Leisia選手、WinRed選手の5名。スペシャルマッチとは言いつつも、前衛後衛のバランスをしっかり考えた構成となっており、選出には数多くの助言があったとのこと。「とにかくパワーだ! パワーで勝て!」というk4sen氏の作戦を受けて、5人はチームk4senとして再びステージに上がりました。

実況のk4sen氏と解説の鈴木ノリアキ氏

左からxAxSy選手、Inaba UR選手、Nicochaaaaaaaann選手、Leisia選手、WinRed選手

ゲーム1、GRIDLOCKでの「HARDPOINT」は序盤からxAxSy選手とInaba UR選手を中心に個人技が光りキル数を伸ばしますが、Mindfreakの組織的な打開によって徐々にポイント差が開いていきます。第3拠点周辺の狭い空間での撃ち合いではチームk4senが優位に立つも、その後は不利状況が続き、134-250でMindfreakが勝利しました。

しかし、FREQUENCYでの「CONTROL」では驚きの展開となります。Mindfreakに2ポイントを先取され、ラウンド3でも初動でA地点を奪われてしまいますが、後のないチームk4senはInaba UR選手が惜しみなくスコアストリークを投入。人数有利になった瞬間にWinRed選手が前進、即席チームとは思えないカバー力で全員が相手のチケットを削っていき、最後はInaba UR選手が決めて1-2と返します。勢いづいたチームk4senはその流れのままラウンド4でもチケット差を大きく広げ、スコアは2-2の同点に。勝負の最終ラウンドはxAxSy選手、Inaba UR選手の怒涛のスコアストリークとk4sen氏の指示通り力でねじ込む個人技が光り、なんと2-3で日本チームが勝利! 予想を越えた戦いぶりは選手の自信にも繋がっていたようでした。

急造チームながら、撃ち合い面での強さを見せつけ「CONTROL」ではラウンドを獲得するなどの活躍を見せたチームk4sen。以上の4試合をもって、「International Match-up -VS. Mindfreak-」は閉幕となりました。

対戦を終えて──Mindfreakから見た日本チームの印象

全試合終了後、MindfreakのFighta選手に、それぞれのチームの印象についてインタビューを行ないました。

Rush Gamingについて
「全チーム良かったけれど、Rush Gamingは個人技で突破されるシーンもあって、高いポテンシャルを感じました。ただし、各個撃破されてしまうシーンも多かったので、連携力を獲得すればより強くなると思います」

CYCLOPS athlete gamingについて
「SEARCH & DESTROYがとても強かった! 本来はこちらが負けるべきだったラウンドもいくつかあって、相手がミスをせず順当にプレイしていれば負けていたと思います。今後もっと強いチームになれるはずです」

Libalent Vertexについて
「まとまりが良くて、それぞれがアグレッシブに当たってくる印象のチームでした。もう少し連携力を高めて行けば、より強くなるはずです。ゲーム2のSEARCH & DESTROYについては、正直負けるとしたらこのルールだと思っていましたが、チームの雰囲気的にもうまくその後の試合でリカバリーできました」

また、「対戦をしていて最も印象に残っている選手は?」という問いに対しては、Fighta選手やShockz選手などチーム内で話し合われたのち、Libalent VertexのxAxSy選手の名前が挙がりました。

試合終了後には3チームともにMindfreakと「あのシーンではどうするのが最適解だったか」といった具体的な戦術を含めたディスカッションを行なっており、和やかな空気ながら真剣な交流となっていた様子もうかがえました。今回の経験を踏まえて、第3回、第4回「CWL日本代表決定戦」ではさらに高いレベルの対戦が観られることに期待が高まります。

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コール オブ デューティ ブラックオプス 4

・発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:ファーストパーソンシューティング
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 希望小売価格 7,900円+税
    ダウンロード版 通常版 販売価格 8,532円(税込)
    ダウンロード版 デジタルデラックス 販売価格 12,900円(税込)
    ダウンロード版 デジタルデラックス改 販売価格 16,900円(税込)
・CERO:Z(18才以上のみ対象)

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※本大会で使用されているゲームモードには、「CERO:Z(18才以上のみ対象)」に該当する表現は含まれません。

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