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【PS VR】『Pixel Ripped 1989』配信中! 開発者が語る、レトロゲームとVR技術が融合する驚きの体験とは

by PS.Blogスタッフ 2019/06/18

世界のVRゲーマーが絶賛する意欲作が国内PS Storeにて配信中!

PlayStation®VR専用タイトル『Pixel Ripped 1989』が、日本国内のPlayStation™Storeにて好評配信中!

本作は、ブラジルのディベロッパーArvore Immersive Experiencesによる、初期のビデオゲームをオマージュした一風変わったマルチダイメンション(多重次元)ゲーム。PC版や海外PS VRタイトルとしてはすでに発売されており、その独創的なゲームデザインが高く評価されている。日本でも第22回文化庁メディア芸術祭のエンターテインメント部門で新人賞を受賞するなど、多くのVRゲーマーが絶賛する意欲作だ。
※本タイトルは英語でのみ利用可能です。




1989年を舞台とするVR空間に入り込んだプレイヤーは、天才ゲーマー少女Nicolaとなり、8ビットのポータブルコンソール「GEAR KID」で彼女のお気に入りのゲーム「Pixel Ripped」をプレイ。ゲーム内ゲームの主人公Dotは、ビデオゲームの世界から現実世界を侵略しようとする悪役Cyblin Lordと戦っており、そのサポートを現実世界のNicolaに託す。

ビデオゲームの世界と現実世界、2つの世界をこの脅威から救うため、Nicolaは教室で気難しい先生の目を盗みながら、あるいは怖い校長先生から逃げながら、レトロな2Dゲームに立ち向かう。



この独創的な作品は、どのようなアイデアから生まれたのだろうか。レトロゲームの思い出や制作時のこだわり、最新VR技術の可能性まで、本作のプロジェクトマネージャーを務める女性クリエイター、Ana Ribeiro氏に伺った。

ある日見た夢と人生経験がアイデアの源泉に──『Pixel Ripped 1989』クリエイターインタビュー

──ゲームの中で別のゲームを遊べるVR作品はいくつかありますが、そこから現実世界と融合し、干渉し合う展開は非常に新鮮です。このアイデアはどのように生まれたのでしょうか。


ある日、私はテレビゲームをしている夢を見ました。プレイ中にゲームのグラフィックが8ビットから16ビット、32ビットと進化していき、ついには私とゲーム、2つの世界が融合していくほど現実的になっていったのです。昔のビデオゲームを参考にするというアイデアはその夢から生まれ、そこに私の人生経験を組み込んでいきました。

私は子どもの頃からゲームをして育ってきたので、ただゲームだけすることを許してもらうのがどれだけ大変だったか覚えています。ですから、80年代のゲーマーがどういうものだったか、思い出してもらえるようなゲームを作りたかったのです。誰もが人生の中でゲームをしているときの思い出があります。プレイヤーがゲームの中でゲームをしながら、ゲームに関する面白かった過去の出来事を回想することができる、これが『Pixel Ripped』のユニークな点です。誰もが授業中に先生の目を盗んで携帯ゲームをプレイした経験があると思います。このゲームは、記憶を関連付けしていくタイムマシーンとして使用することができます。


──VRの中で2Dレトロゲームを表現するうえで、どんなところにこだわりましたか?


ビデオゲームの始まりを制作するのは、最も難しく、そして最も素晴らしいことでした。バーチャルリアリティーに、たくさんの現実の層を構築していくからです。

ゲーム内のビデオゲームは別のゲームであり、独自のロジックやグラフィック、音声があります。3Dゲームには独自の相互作用やアニメーションの3Dキャラクターが存在するため、ゲーム内ゲームとこの3Dゲームを同時に動かしながら、低いFPSを保つことがとても大変です。すでに2つのカメラが同時に動いているため、VRゲームを作るためには最適化の問題がありました。そして、このゲームにはゲーム内でプレイしている2Dゲームからのカメラもあります。最適化は課題の1つでしたが、チーム全体にとって骨の折れる仕事だったのは2D制作でした。しかし、この2Dのおかげで、『Pixel Ripped』を制作した私たちは大きな達成感を得ることができたのです。

アート、音声、コード、ゲームデザインにわたるすべてのデザインを、3Dの現実世界用と2Dのゲーム用の両方で制作しました。レトロゲームコンソールの限界を尊重しながらレトロゲームを構築し、同時に最新技術であるVRを用いた3Dの世界を創造する必要がありました。



──お気に入りのシーン、注目してほしいシーンを教えてください。


私のお気に入りはボスバトルです。ビデオゲームのキャラクターたちが、ゲームの中から現実世界へ飛び出してきます。子どもの頃から、ビデオゲームのキャラクターがコンソールから現実に出てきたらどうなるだろうと考えていました。そしてこれは、多くのゲーマーと同様、私にとって夢がかなった瞬間でした。キャラクターたちが2Dのスクリーンから出てきて現実の世界で飛び回り、交流していくこのボスバトルはとても特別です。



──日本のレトロゲームを遊んだ思い出や、どんな影響を受けたか教えてください。


家にビデオゲームがあったことを覚えています。私と兄弟たちは『ロックマン』『獣王記』『ゴールデンアックス』『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』『超魔界村』......たくさんのゲーム業界初期のクラシックゲームをプレイしながら育ちました。

このゲームたちは日本と呼ばれる魔法の場所からやってきたと私たちは言っており、ゲームがどうように作られたのかいつも不思議に思っていました。


──授業中、先生に見つからないようにゲームをするシーンがありますが、同じような実体験はありますか? 日本では、授業中にゲームをするのはもちろん、学校にゲーム機を持ち込むことも禁止されている場合が多いです。


ブラジルでもゲームを学校に持ってきてプレイすることは禁止でしたが、私は規則に従う学生ではありませんでした。授業中によく先生を引き付けてはゲームをしていました。私は"Guerra de papel"という紙を丸めて投げ合う遊びが好きで、クラスメートと一緒に紙に唾をつけて投げていました。また、私は学校の壁を飛び越えた最初の女子でもありました。

当時はとても恥ずかしかったのですが、今になってはそのような行動が本当の私を作り、そしてこのゲームを作るインスピレーションを与えてくれたと信じています。



──ゲームをつくるうえで大切にしていること、こだわっていることを教えてください。


ある意味で革新的で、プレイヤーのために新たな世界を作るゲームを制作することにこだわっています。すでに誰かが作ったことに取り組むと、苦労をしてしまいます。私の一番のモチベーションは、プレイヤーの人生に良い思い出を残すようなリアルを創り出すことです。


──VRゲームの可能性をどうお考えでしょうか。また、今後VRで実現させたいことがあれば教えてください。


今後のLBE(Location Based Entertainment)が本当に楽しみです。より独自にカスタマイズされたエクスペリエンスを作り出すことができ、そしてさらに高度なVR技術が可能になるからです。自宅でのゲームエクスペリエンスの制限の壁を取り除くことができる、多くの可能性を秘めた分野です。

ちなみに、私は食べることが大好きなので、現実世界で体重がまったく増えることなく、おいしいものを食べることが私の夢です(笑)。


──日本のPS VRユーザーにメッセージをお願いします。


日本のゲーム文化に刺激を受けて『Pixel Ripped』を制作しました。ついに日本でリリースすることができて、とても嬉しいです!

レトロゲームに懐かしさを感じつつ、VRならではのミッションに大忙し。そして2つのゲームが融合する驚きの体験に!

本作はプレイヤーの一人称視点になっており、VR空間で携帯ゲーム機を手に持ってプレイ。ゲーム内ゲームは8ビット時代のレトロなエッセンスがふんだんに盛り込まれており、80年代のゲーム文化に触れた人や、レトロゲーム好きな人の心に刺さる楽しさだ。走る、ジャンプする、弾を撃つというシンプルなアクションながら、レトロゲーム特有の難しさに何度もミスしてしまう場面もあり、これもまたノスタルジーを感じずにはいられない。

しかも、ゲーム内ゲームをただクリアすればいいわけではなく、現実世界にはNicolaのプレイを邪魔する仕掛けが用意されている。たとえば教室のステージには、授業中にゲームで遊ぶことを許さない怖い先生がいる。ゲーム内ゲームでミスをしてもやり直せるが、この先生に3回見つかるとゲームオーバー。そうならないためには、丸めた紙を飛ばすVRギミックを使い、先生の注意をそらす必要がある。VR視点で特定の場所を狙い撃つと、テレビのスイッチが入ったり、展示物が崩れ落ちたり、はたまた謎のサッカー選手が乱入してきたりと、さまざまなハプニングが発生。先生が気を取られている隙に、ゲーム内ゲームを進めていくわけだ。



別のステージでは、ゲーム世界の悪役が現実世界に干渉し、ハトが生徒を襲い始めるという事態に。今度は携帯ゲーム機をかざし、射的感覚でハトを撃退していく。こうしたゲーム内ゲームのアクションとVRギミックによる二重構造は、忙しくもスリリングな体験となってかなり面白い!



そして本作最大の見せ場となるのが、ゲーム世界と現実世界が融合するボスバトルだ。モノクロのゲームモニターから飛び出したキャラクターは、現実世界で色鮮やかなカラー表現に。ノートや文具が積み重なってできた立体的で巨大なステージを舞台に、キャラクター操作とVRギミックを同時に行なう迫力のボスバトルが展開される。

ゲーマーの妄想そのものが、最新のVR技術によって目の前に現れる演出は必見。ノスタルジーだけではない驚きの体験を、ぜひ楽しもう!



7月11日(木)までの期間限定! 30%OFFで購入できる配信記念セール実施中!


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Pixel Ripped 1989

・発売元:Arvore Immersive Experiences, LLC
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:RPG
・配信日:好評配信中
・価格:ダウンロード版 販売価格 2,895円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:B(12才以上対象)

※PlayStation VR専用
※PlayStation®Move モーションコントローラー対応
※ダウンロード専用タイトル

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『Pixel Ripped 1989』公式サイトはこちら(海外サイト)



©ARVORE Immersive Experiences LLC.

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