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CDL特集

ロンドン大熱狂、制したのはHuntsmen

「Call of Duty League」で初めて北アメリカ外での開催となった「London Royal Ravens Home Series」。シーズン初のトーナメントイベントでもある本大会は、London Royal Ravensが7チームを招待する形で開催されました。
まずはロンドン大会後の順位表をどうぞ。
以降では、この結果に至るまでの軌跡を辿っていきたいと思います。

因縁のライバル関係に終わりなし

「コール オブ デューティ」eスポーツの歴史を語る上で欠かすことのできない存在、H3CZ (Hector Rodriguez、元OpTic Gamingオーナー) とHastr0 (Mike Rufail、Team Envyオーナー)。両者がオーナーを務める2チームはいずれも世界大会優勝を果たし、「コール オブ デューティ」eスポーツの代名詞的チームとして名を馳せてきました。
そして本大会でも、歴史を繰り返すかのようにH3CZのChicago HuntsmenとHastr0のDallas Empireが決勝で激突。
本大会、Chicago HuntsmenとDallas Empireはグループプレイの終盤でも直接対決していましたが(Dallas Empireはここで敗北を喫したことでグループプレイを勝ち抜けるためにもう1試合戦わざるを得なくなりました)、両チームともグループプレイのラウンド1では米国西海岸チームに完勝し、シングルイリミネーション形式の勝ち抜き戦に入ってからはヨーロッパの強豪を相手に3-2の接戦を制するなど、同じような戦績で決勝まで勝ち進んでいます。
その後は決勝で両チームが激突するというライバル関係の健在ぶりを印象づけるものとなりましたが、結果はChicago Huntsmenがまたしても勝利を収めることとなっています。
決勝ではDallas EmpireがSEARCH & DESTROY (Arklov Peak)で接戦を繰り広げましたが、Scump (Seth Abner、先日C6への強烈なトラッシュトークが話題になったばかり)がチャンスをモノにすると、Gunless (Peirce Hillman)が防衛に入ってラウンド11を制しています。

ツイート訳:😎 @scump! ラウンド11で@Crimsixを落とした!
Chicago @Huntsmen これで@DallasEmpire相手に決勝シリーズを2-0でリード!
さあDOMINATIONで決めるのか?

この熱戦の直後、Chicago HuntsmenはDOMINATION (St. Petrograd)でも勝利してDallas Empireに完勝。Dallas Empireの面々がオーナーH3CZへの誕生日プレゼントにしたかった、50 CDLポイントを代わりに手にしました。

地元ファンの熱狂は止まず: Ravens敗退でも絆は固く

London Royal Ravensは間違いなく素晴らしいプレイヤー揃いのチームですが、本大会で一番注目を集めたのは #6thRaven (6人目のメンバー)、つまりカッパー・ボックスアリーナに集ったファンたちでした。

グループプレイでは開催地チームとして有力視されていたLondon Royal Ravens。Toronto Ultraを3-1で下すと、New York Subliners相手に3-2の劇的な逆転勝利を収め、ファンを熱狂させたのです。

ツイート訳:ロンドン!!!
@RoyalRavens@subliners相手に大逆転、地元大会のHome Seriesで準決勝へ駒を進めます!

そして続く日曜、London Royal RavensはDallas Empire相手に2-0とリードを築き、誰もが決勝進出を確信しました。しかし…。

ツイート訳:London が2-0でリード! S&Dのラウンド11で勝利だ!@RoyalRavens、決勝まであと1ゲームです!

ここから悪夢の逆三タテを食らい、3-2で敗北。これにより決勝の対戦カードがDallas Empire対Chicago Huntsmenで確定します。

苦い敗戦を見てなお、ロンドンに集った地元ファンは選手がステージを去るまで心からの応援を続けました。しかも、その後C6 (Ian Porter)がPlayStation® Instant Reactionインタビューに出演した時には茶目っ気のある声援まで飛んでいました。

ツイート訳:ロンドンの観衆「T2P!T2P!T2P!」
@Crimsix「確かにもう一回やりたいところだよね」

その他の見どころ一覧

もちろんロンドン大会の見どころは他にもたくさんありました。以下ではいくつかを列挙してみましょう。
  • 観衆:最高でした。現場からは以上です。
  • Shotzzy、覚醒: 本大会での彼のパフォーマンスは、ミネソタ大会とはまったくの別人と言ってよいレベルでした。特に素晴らしかったのは敗退のかかった対Seattle Surge戦で、2度のHARDPOINT両方でキル:デス比率1を超える成績を出した上に、2分間以上も拠点を抑え続けてみせました。メインステージ上で終始伸び伸びプレイして見せた彼とiLLeY (Indervir Dhaliwal)の両名。シーズン後半にはChicago Huntsmenや他のチームにとって脅威となる可能性が垣間見えました。
  • Legionの強さは健在:今シーズンのChicago Huntsmen相手に初めてフルセットまで持ち込んだチームとして実力を証明した彼ら。ロンドン大会でもベスト4進出を果たし、その強さが本物であることを示しています。ここまでの活躍を見せられると、シーズン開幕前の各種ランキング予想は完全に間違いだったと認めざるを得ないでしょう。
  • Seattle SurgeとNew York Sublinersに復活の兆し:グループプレイ勝ち抜けこそ逃したものの、今回は両チームとも念願の勝利を挙げています。いずれのチームも精鋭揃いであることは周知の通りなので、CDLポイント争奪戦に加わるのは時間の問題でしょう。
  • 傷だらけの紫: Los Angeles GuerillasとToronto Ultraの両チームははるばる大西洋を横断して参加したにもかかわらず、結局全敗のまま敗退となりました。この後Toronto Ultraは次のアトランタ大会、Los Angeles Guerillasは3月の地元開催大会でリベンジを目指すことになります。

Challengers大会、勝敗の行方

ツイート訳:GG、 @TrainHardEsport 。CDL @RoyalRavens チャレンジャーイベント、優勝しました。落としたマップは1つのみ。

ここからは「Call of Duty Challengers London Royal Ravensオープン」の詳細を見ていきましょう。
Launch Weekend優勝チームのTeam Singularityは今回も圧倒的な力で王座防衛を達成。ロンドン大会のグランドファイナルでは、多数の英国出身プレイヤーに加え、スペインのプロ経験者Sukry (Endika Andres)、フランスのベテランWailers (Wailers Locart)を擁するTrainHard Esportと対戦しています。
前回のミネソタ大会と違いブラケットリセット(ルーザーズブラケット側のチームが最初のBO5を勝ち、優勝を懸けた最後のBO5へ進むこと)も不要だったTeam Singularity。振り返ってみれば、大会通算で1ゲームしか落とさずに連覇を果たすという圧勝劇でした。
Team Singularity のMapleも「#backtobackbaby (これで連覇だぜ)」、と結果に満足した様子です。
また、イベント後にDexertoが実施したインタビューでは、同チームのBidz (Luke Biddle)が「今のSingularityならCDLにいるチームの9割に勝てる」と述べています。
こういった発言が、後の移行期間に彼(とそのチームメイト)のプロチーム入りに際して悪材料となるのか好材料となるのかは判断しかねるところではありますが…。とはいえ、彼らの実力がヨーロッパのChallengerチームの中で群を抜いているのは間違いありません。

ひとつの数字が示すもの

  • 175秒 — Chicago HuntsmenのEnvoy (Dylan Hannon)が、決勝進出のかかったゲーム4 (マップ:St. Petrograd)で拠点を踏んでいた時間。
  • 175秒 — 上述のHARDPOINTゲーム(マップ: St. Petrograd)で、Dallas Empireが拠点を踏んでいた時間の合計。

最後に

ロンドンの観衆は前評判通り、騒がしく時に無礼ながらも「コール オブ デューティ」eスポーツシーン屈指の盛り上がりを見せてくれました。敗北が確定するその瞬間まで(配信に乗るほどの大声で)チームを応援する姿は胸を熱くするものがあったほどです。
London Royal Ravensは現地時間6月20~21日にもう一度ウィークエンドイベントを開催する予定なので、ロンドンファンの熱気はしばらく見られないというわけでもありません。おそらくこちらのイベントは、Championship Weekendを除けば最高の盛り上がりを見せるものになるでしょう。

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