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CDL特集

地元を沸かせたAtlanta FaZe、Florida MutineersはChicago Huntsmen相手に大金星

2020シーズン3回目の「Call of Duty League」イベント。
Atlanta FaZeは、地元ファンの前でメイントーナメントとChallengersイベントをダブル優勝で飾る快挙を達成しています。そもそも「Call of Duty League」イベントで主催チームが優勝したのはこれが史上初。また、開催地のアカデミーチームがオープントーナメントで優勝したのも今回が初めてでした。
それでは熱戦の数々が生み出した物語とその軌跡をご覧ください。…と、その前に大会後の順位表をどうぞ。

PrestinniとFlorida Mutineers、ArcitysとChicago Huntsmenを撃破

大会前に、無敗のChicago Huntsmenが負けると予想していた人は少なかったのではないでしょうか。それが「準決勝敗退」ともなれば、ほとんどの人にとって想定外の出来事だったと言ってもよいでしょう。しかしそんな予想の声はFlorida Mutineersには届いていなかったようです。そして彼らが本当に3-2で勝利すると、CDLコミュニティには大きな衝撃を走りました。

Florida Mutineers所属のPrestinni (Preston Sanderson)とChicago Huntsmen所属のArcitys (Alec Sanderson)による双子兄弟対決となった準決勝は、大会屈指の注目を集めることとなりました。実は長年チームメイトとして活動してきたこの2人がステージ上で対戦するのは今回が初めてのこと。試合開始前はChicago Huntsmenの決勝進出が確実と思われていましたが、ゲーム3でFlorida MutineersがDOMINATION (St. Petrograd)を勝ち切るとその雰囲気は変化していきます。
Florida Mutineersは続くHARDPOINT (Hackney Yard)も250-186で制してシリーズを2-2に戻し、勝負の行方はSEARCH & DESTROY (Gun Runner)、ここを制したチームがAtlanta FaZeの待つ決勝へ進出するという状況に。
最初の3ラウンド終了時点ではChicago Huntsmenが2-1のリード。この時点でPrestinni (Preston Sanderson)は2キル3デスと活躍できていませんでした。しかしここでPrestinniが覚醒、以後はラウンド平均2キルの大活躍を見せてマッチカウント6-2で勝利をもぎ取ります。これが兄弟対決に終止符を打ち、Chicago Huntsmenを敗退へと追い込みました。

ツイート訳:Chicago @Huntsmen 敗退です。
Florida @Mutineers が土壇場からの逆転勝利!@ATLFaZe の待つ決勝へと駒を進めます!

試合後のCouRage (Jack Dunlop)によるインタビューでは、2人とも感情が抑えられない様子となりました。

ツイート訳:@Prestinni@Arcitys 、運命は時に残酷です。

その日、Sanderson家のディナーでは気まずい空気が流れたことでしょう…。Chicago Huntsmenにとってはこれが今シーズン初の敗北であり、図らずも兄弟対決の末に「彼らも無敵ではない」ことが証明されてしまったのですから。なお次の 「Los Angeles Home Series」には出場しない両チームですが、3月後半の「Dallas Home Series」では再度対戦の機会が訪れるかもしれません。

地元チーム強し:Atlanta FaZeの快進撃

しかしジャイアントキリングを達成したFlorida Mutineersをもってしても、主催チームとして大会に臨んだAtlanta FaZeを打倒することは叶いませんでした。
Chicago Huntsmenに並ぶ優勝候補と目されていたAtlanta FaZeは、地元の意地を見せるかのように4連勝で優勝を決めたのです。

快進撃の始まりは土曜でした。Atlanta FaZeはOpTic Gaming Los Angelesに完勝した後、準決勝でLondon Royal Ravens相手に3-1で快勝して見せたのです。

そして日曜。準決勝ではMinnesota Røkkrにギリギリまで追い詰められますが、最後のSEARCH & DESTROY (Gun Runner)を6-4で決めてしっかりと勝利をもぎ取り決勝進出。決勝ではMinnesota Røkkr戦の苦戦は何だったのかと思うほどの勢いで隣州チームFlorida Mutineersに完勝しています。

専門家、プレイヤー、コーチらから高い評価を得ていたAtlanta FaZeがついにその実力を示し、「Call of Duty Leagueで倒すべきボスキャラは我々だ」と示してみせたのです。

その他の見どころ一覧

もちろんアトランタ大会の見どころは他にもたくさんありました。以下ではいくつかを列挙してみましょう。
  • おかえり、ミネソタ: 1月26日以来、CDLイベントでプレイしていなかったMinnesota Røkkrでしたが、今大会ではAtlanta FaZeの決勝進出をあと一歩で阻むところまで追い詰め、最終成績ベスト4と上々の成績を残しました。
  • あと一歩: 個人的に今大会で一番「もしも…」を考えさせられたのは、土曜のグループプレイでToronto UltraがChicago Huntsmenをあと一歩まで追い詰めた試合でした。しかし残念ながらToronto Ultraはここで勝ち切れず、後にParis Legionに敗れて敗退しています。果たして同チームはこの戦績を及第点と評価するのでしょうか? あるいは再び多数在籍するメンバーとの入れ替えに踏み切るのでしょうか。
  • ヨーロッパの苦戦: あと一歩のところでグループプレイ勝ち抜けを逃したParis LegionとLondon Royal Ravens。もちろん日曜のパフォーマンスが振るわなかったことが原因ですが、それでも両チームがプレイオフ出場争いの有力候補であることは変わらないでしょう。

Challengers大会、勝敗の行方

アトランタ勢の躍進はプロチームだけではありませんでした。「Call of Duty Challengers Atlanta FaZe オープン」でもFaZe Clanのアカデミーチームが厳しいトーナメントを勝ち抜き、優勝を果たしているのです。
実は「Path to Pro」(プロへの道)チームがChallengersイベントで優勝したのはこれが史上初めてのこと。Atlanta FaZeにとってもメンバー層の厚さを証明する大きな勝利となりました。なおFaZe AcademyのメンバーにはJurNii (Juan Antonio González Muñoz)とGRVTY (Thomas Malin)が参加しており、2人がプロでも活躍できるスタミナと実力を兼ね備えていることを証明しています。
JurNii、GRVTY、そしてチームメイトのJimbo (Bryan Sabman)、Sibilants (Daunte Gray)、Spart (Kris Cervantez)、あらためて優勝おめでとう!

ひとつの数字が示すもの

13: Prestinni (Preston Sanderson)がLondon Royal Ravens戦のHARDPOINT (St. Petrograd)で1デスするまでに叩き出した最高キル数。これは現時点で最長のキルストリーク記録であり、パブリックロビーならあと2キルでJuggernautという活躍でした。

ツイート訳:これが@Prestinni! 世界王者のプレイだ! @Mutineers が早くも @RoyalRavens を制圧していく。

駆け引きはゲームの外でも

London Royal RavensにとってグループプレイのAtlanta FaZe戦は準決勝で有利なシード枠を獲得するためにどうしても勝っておきたい試合でした。
この状況下で、Atlanta FaZe相手のSEARCH & DESTROYモードという状況を見たLondon Royal Ravensの公式Twitterアカウント(最優秀チーム公式Twitterアカウント賞の筆頭候補です)は、SEARCH & DESTROYゲーム中に大胆なツイートを投稿しました。

ツイート訳:FaZe戦のSEARCH & DESTROYでまず1ラウンド勝利したことを発表いたします。

その後さらに2ラウンド落とすと投稿もそれに合わせて2回行われ、続けてシリーズのモード構成に対する提言まで投げかける展開に。

ツイート訳:FaZe戦のSEARCH & DESTROYで3ラウンド勝利したことを発表いたします。

ツイート訳:FaZe戦ではSEARCH & DESTROYをなくしてDOMINATIONを増やしたほうがいいと思うんですが、どう思います?

まとめると、London Royal RavensはDOMINATIONが得意、Atlanta FaZeはすべて得意、チーム公式Twitterのジョークは最高、ということですね。

次のマップ:ロサンゼルス大決戦

Florida Mutineersにとっては都合のいいことに、次の「Los Angeles Home Series」では最初のラウンドでAtlanta FaZeとの対戦が決定しており、雪辱を果たすチャンスはそう遠くないようです。また同じグループにはアトランタでは偵察に徹していたDallas EmpireとNew York Sublinersも入っています。
もう一方のグループは…運命のいたずらで地元2チームであるLos Angeles GuerrillasとOpTic Gaming LAが同一グループに入ってしまい、トーナメント初戦でロサンゼルス大決戦が実現することとなりました。この決戦の勝者はその後Seattle Surge vs Minnesota Røkkrの勝者と激突します。

最後に

もしかしたらまだお気づきでない方もいるかもしれませんが、実は #GreenWall (緑の壁)の異名を持つOpTic Gaming LAは、アトランタ大会終了時点で未だ1勝もできていません。
彼らが未勝利である事をからかうのは簡単ですが、リーグの勢力図が見えてきた今、敗戦の内容をしっかりと分析してみるのも重要な事かもしれません。
  • 1敗目はFlorida Mutineers戦、スコアは3-1でした。このシリーズはSEARCH & DESTROYが11ラウンドまでもつれ込んだ他、DOMINATIONも凄まじい接戦でした。
  • 2敗目はリーグ屈指の強豪との声も高いAtlanta FaZe戦で、結果は完敗でした。
  • 3敗目も同じくリーグ屈指の強豪であるChicago Huntsmen戦、こちらも完敗でした。
  • 4敗目はParis Legion戦、スコアは3-2でした。同チームは専門家からは軒並み低評価を受けながらも、ここまで毎回予想以上の活躍を見せています。
このように、今シーズンの対戦スケジュールはOpTic Gaming LAにとって相当厳しいものだったのです。今、あらためて下馬評や現在の順位表を見ることなく評価してみればどうでしょう? 未勝利・CDLポイント未獲得のチームにしては人材が揃いすぎているのは間違いありません。その一端は私たちも時折目にしているはずです。たとえばFlorida Mutineers戦のシリーズ初戦ではJKap (Jordan Kaplan)が拠点を押さえ続け、SEARCH & DESTROYではDashy (Brandon Otell)が素晴らしいキルをいくつも挙げています。
次イベントは幸いにも地元開催、初戦の相手は現在1勝3敗のLos Angeles Guerrillas。さらに場合によっては今シーズン1勝4敗で不振が続くSeattle Surgeとの対戦になる可能性もあります。
ただこの2試合が楽勝だと考えているわけではありません。Los Angeles GuerrillasもSeattle Surgeもプロチームですし、彼らのシーズン序盤のつまずきから立ち直るべく準備してくるでしょう。しかしリーグ屈指の強豪2チーム、失うもののないParis Legion、好戦的なFlorida Mutineersと対戦してきた後ということを考えれば、次回がOpTic Gaming LAの復活劇となっても不思議ではないでしょう。
…もちろんハリウッド映画顔負けの大惨劇になる可能性もありますが…。

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