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CDL特集

帝国の逆襲:Dallas EmpireがChicago Huntsmen Home Seriesを制す

2週間前、地元開催のDallas Empire Home SeriesでMinnesota Røkkrに大番狂わせを食らい辛酸を舐めさせられたDallas Empire。
しかし今回、ライバルチームChicago Huntsmenのホームで開催されたChigago Huntsmen Home Seriesでは完全復活を遂げました。対戦チームを次々となぎ倒して勝ち上がると、グランドファイナルでもAtlanta FaZe に完勝し、Chicago Huntsmen Home Seriesの王座に就いています。今回の優勝によりDallas Empireは首位に立っただけでなく、今シーズン初めて「Call of Duty League」トーナメントを2回優勝したチームとなりました。
ではイベントを振り返る前に、まずは最新の順位表をどうぞ。
続いて、熱戦の数々が生み出した物語とその軌跡を紹介していきます。

二度目の優勝を果たしたDallas Empire

上位勢と下位勢がくっきり別れている現状、グループB勝ち抜けという成果だけではトップチームの証明にはなりません。確かにOpTic Gaming Los AngelesとSeattle Surgeはいずれもプロチームですが、地元開催のHome Seriesで成果を出せなかったDallas Empireが批評家の口を黙らせるにはそれ以上の成果が必要だったのです。
しかし幸運なことに準決勝の相手はChicago Huntsmen。ラウンド1では手痛い敗北を喫していましたが、トップチームの実力証明には願ってもない相手です。
過去の戦績ではChicago Huntsmenが圧倒的に勝ち越していますが、今回はDallas Empireが最初のHARDPOINTを制して勢いに乗り、続くSEARCH & DESTROY (Gun Runner)も6-2で勝利。そのままDOMINATION (Hackney Yard)まで押さえて完勝しています。

ツイート訳: Chicago @Huntsmen 、これにて地元開催のHome Series敗退! @DallasEmpire がシリーズを3-0で完勝し、決勝へと駒を進めます!

 

しかし続く決勝の相手はあのAtlanta FaZe。Chicago Huntsmen戦だけではまだ足りぬと言わんばかりに強豪との対戦が続きます。Atlanta FaZeは本イベントで(不調続き同士の対戦となったLos Angeles Guerillas戦でついに初勝利を掴んだ) Seattle Surgeを敗退に追い込んでの決勝進出でした。そして決勝、「今回の最優秀シリーズ」にふさわしい見応えある勝負が展開されました。
結果的にはAtlanta FaZeを撃破して優勝を果たし、直近のトーナメント3回中2回優勝という成績で「Call of Duty League」の支配者となったDallas Empire。
こうなると「Dallas Empireはリーグ最強チームか?」という疑問が誰しもの頭に浮かぶのは必然と言えたでしょう。
しかし試合後のPlayStation® Instant Reactionでは、C6 (Ian Porter)がその疑問を吹き飛ばすような回答をしています。「僕らはただ自分たちのプレイをしただけ。ウチのメンバーは何を言われていても気にしない。ただ試合で全力を出す、それだけ。コメントを読むためにプロやってるわけじゃないからね」
これは実に鮮やかな切り返しでした。

その他の見どころ一覧

もちろん本イベントの見どころは他にもたくさんありました。以下ではいくつかを列挙してみましょう。
  • Huntsmenファン「まだあわてるような時間じゃない」: プレイオフ進出権を余裕で確保しているChicago Huntsmenにとって、3回連続ベスト4入りという成績は決して悪い成績ではありません。ただ次回のイベントを休む彼らには、先を見据えて英気を養ってもらいたいところです。
  • Los Angeles Guerillasから20ポイント獲得したSeatle Surge: Seattle Surgeの現在の成績は、対Los Angeles Guerillas戦で4-0、それ以外の全チームには0-10という状態です。残念ながら1チームに何度勝利してもプレイオフ進出は叶わないので、彼らは他のチームに勝つ方法を「可及的速やかに」見つけ出す必要があるでしょう。
  • 復調の兆しを見せたNew York Subliners: ラウンド1でChicago Huntsmenに勝利したことは、Mack (Makenzie Kelley)の獲得がチームにとって極めて有効だったことを証明したと言えそうです。続く土曜にはAtlanta FaZeとChicago Huntsmenに敗北したものの、新生New York Sublinersには今後追い上げを見せる可能性が見えました。
  • OpTic Gaming Los Angeles、危機再来: 前回こそベスト4入りを果たしたものの、今回はまたしても2連敗で敗退となった同チーム。この結果を受けてコミュニティからは現行メンバーの実力を疑問視する声が上がっています。ついにメンバー入れ替えを行うのか、あるいは2週間後のFlorida Mutineers Home Seriesで最後のチャンスを与えるのか?注目が集まります。

Challengers大会、勝敗の行方

第1回「Call of Duty Challengers Cup」とChicago Openトーナメントが開催された本イベント。結果を見る限り、少なくとも3地域中2地域は「二強時代」にあると言えそうです。

まずアジア・太平洋地域では、Renegadesが同地域の強豪Mindfreakに圧勝して両トーナメントを優勝しています。とはいえ、Chicago Openトーナメントでは日本代表のSCARZとLibalent Vertexがベスト6入りを果たしており、日本という成長著しい競技シーンの将来性を証明する結果となっています。

一方ヨーロッパ地域では、Chicago Openヨーロッパ地域王者であるTeam WaRと、第1回European Challengers Cup王者The Connects(ベテランMadCat (Dylan Daly)が率いるチーム)が地域の覇権を巡り火花を散らしています。

北アメリカ地域は英国からの刺客兼同地域王者Team Singularityが第1回North American Challengers Cupを制し、Chicago Openでも決勝進出を果たしています。

結果を見る限り、Challengersシーンの世界最高峰チームは明らかになったと言っても良いでしょう。もはや今後は「他のアマチュアチームが彼らをどう倒すのか?」が焦点になってきそうです。

ふたつの数字が示すもの

50 – Simp (Chris Lehr)が日曜のSeattle Surge戦HARDPOINT (Azhir Cave)で叩き出したキル数。「Call of Duty League]における1ゲームでの最多キル数記録を更新する快挙です。

49 – Simpが更新する前のHARDPOINT最多キル数記録。実はこの記録を残したのもSimpで、こちらも金曜のLondon Royal Ravens戦で出たばかりでした。

今回の最優秀シリーズ

Chicago HuntsmenがNew York Sublinersにリベンジを果たしたシリーズも素晴らしいものでしたが、今回はやはりChicago Huntsmen Home Series決勝戦を選びたいところです。
HARDPOINT (Gun Runner)での接戦で幕を開けた本シリーズ、先手を取ったのはDallas Empireでした。

ツイート訳:接戦となったマップ1、 @DallasEmpire がHARDPOINT (Gun Runner) を250-222で制し、 @ATLFaZe を一歩リード。SEARCH & DESTROY、マップはSt. Petrograd

ゲーム2のSEARCH & DESTROY (St. Petrograd)は複数ラウンドが時間切れで終わる「隠れんぼ」のような展開に。とはいえ、その攻防は11ラウンドにわたる手に汗握るものでした。最終的にはSimp (Chris Lehr)が世界王者時代の元チームメイトClayster (James Eubanks)を倒し、Atlanta FaZeが勝利します。

ツイート訳: SEARCH & DESTROYのラウンド11。これ以上ないほどの接戦。@ATLFaZe@SimpXO が1v1を制した!途中まで1v1ですらなかったのにコレです

… 何ということでしょう…。

ビッグプレイ

そして今回、New York SublinersのTemp (Donovan Laroda)はSEARCH & DESTROY (Arklov Peak)で重要拠点Aを防衛する際に極めて有効な壁抜きポイントを披露してくれました。

ツイート訳: これはメモ必須

これは本当に素晴らしいプレイで、後にコーチのRevan (John Boble)が情報秘匿のためにクリップの削除を要請する、と冗談交じりに語ったほどでした。
CDLやChallengersイベントではSEARCH & DESTROYをチェックすることを強くお勧めします。「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア」のマップを熟知した世界最高峰のプレイヤー達のプレイからは、きっと様々な学びを得られるでしょう。

次のマップ: 地元での奮起を目指すフロリダ勢

次回「Call of Duty League」イベントの舞台はフロリダ、日程は現地時間5月8~10日です。果たしてFlorida Mutineersは、2月のAtlanta FaZeのように開催ホストチーム優勝の栄誉を得ることができるでしょうか。

次回トーナメントは、グループこそ違えど両チームが出場予定。Florida Mutineersの相手はChicago Huntsmen Home Series決勝の再現となるMinnesota Røkkr。この試合の勝者と、最近調子を上げてきたNew York Subliners対Toronto Ultra (休養明けで気力充実です)戦の勝者が激突し、勝ったチームが日曜の本戦へと駒を進めます。

一方のAtlanta FaZeも、ラウンド1で早々にトップチームParis Legionと対戦予定。同グループには今回のイベントで全敗を喫して雪辱に燃えるOpTic Gaming Los AngelesとLondon Royal Ravensも顔を揃えています。

最後に

去る2020年4月6日、Seattle SurgeのApathy (Bryan Zhelyazkov)と妻Maria氏の間に娘が誕生しました。今回のイベントでSeattle SurgeがLos Angeles Guerillas戦を制して2勝目を挙げていますが、Apathyはその試合後にLottie Van-Praagに向け試合の振り返りと「新米パパ」生活の様子について語っています。

CDLのプレイヤー平均年齢は22歳と若く、現役プロ兼父親という誉れを手にする者は多くありません。他に名前が上がる「プロ親父」といえば、シーン屈指のベテラン名選手Karma (Damon Barlow)くらいでしょう。

今回娘の誕生で晴れて「親父クラブ」のメンバーとなったApathyと妻Maria氏の両名に心からの祝福を。

晴れて「Call of Duty League」の「親父チーム」となったSeattle Surge。ただし新米パパをもってしても、プレイヤー平均年齢21歳を誇るリーグ最年少チーム、Atlanta FaZeを倒すことはできませんでしたが…(親父ギャグが好きな方、ココでとっておきのギャグをどうぞ!)。

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