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Libalent Vertexがシーズン完勝! 前人未到の公式大会9連覇を達成! 「Call of Duty Challengers日本代表決定戦 Summer」決勝大会レポート

「Call of Duty Challengers日本代表決定戦 Summer」は、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が主催する、PlayStation®4用ソフトウェア『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア(以下、CoD:MW)』の国内大会です。
5月に実施されたオンライン予選には日本最強の座を狙う約60チームのプロチーム・アマチュアチームが参加。6月には、その上位6チームと前大会(「Call of Duty Challengers日本代表決定戦 Spring」決勝大会)の上位2チームの計8チームが決勝大会への進出を目指してオンライン最終予選を戦いました。
連覇、王座奪還、下克上…… チームがそれぞれの想いを背負って臨んだ今回の決勝大会は、シーズン最終戦にふさわしい熱戦の繰り広げられた大会となりました。本記事では、2020年7月19日(日)に開催された決勝大会を余すことなくレポートします。
また、開催当日にライブ配信した映像のアーカイブは下記よりご覧いただけます。

連覇か、王座奪還か、下克上か。

まずは決勝大会に勝ち進んだ4チームをご紹介します。
オンライン最終予選 グループα 1位のSCARZ、2位のMonarch。そしてグループβ 1位のLibalent Vertex、2位のREJECT FAKER、計4チームです。
SCARZ、Libalent Vertexの両者は言わずもがな、決勝大会の常連チーム。連覇のかかるLibalent Vertexと、前大会のリベンジに燃えるSCARZの一騎討ちには注目が集まります。
さらに、オンライン最終予選で下馬評を覆すチーム力で勝ち進んだMonarchと、Libalent VertexからSEARCH&DESTROYを勝ち取ったREJECT FAKER。Monarchは決勝大会において唯一のアマチュアチーム。REJECT FAKERのCity of NewYork選手は、Twitterでの人気投票ランキングで1位を獲得しており、本大会の解説を務める鈴木ノリアキ氏からも「本番に強い」との太鼓判。下克上にも期待がかかります。
決勝大会はダブルイリミネーション形式のトーナメント戦で行われます。ダブルイリミネーションとは、一度負けるとLOSERS BRACKETへ移行し、LOSERS BRACKETで負ければ敗退となるトーナメント形式です。

【WINNERS 1回戦 第1試合】SCARZの前線部隊が躍進!

WINNERS 1回戦 第1試合は、SCARZ対REJECT FAKER。Game 1 HARDPOINTは、SCARZが比較的コンパクトなマップであるGUN RUNNERをピックします。撃ち合いが多発するマップで開幕から正面衝突し、試合が動いたのは両者が100点台に近づいた、中盤戦。閉所の仕事人であるSCARZ Duffle選手の粘りが、チームの勢いに火をつけました。後半はSCARZの猛攻で、瞬く間に点数を250点まで積み重ねます。
Game 2 SEARCH&DESTROYは、REJECT FAKERがオンライン最終予選で評価されていたARKLOV PEAKでの対決。REJECT FAKERはyouki2127選手のSRで攻め入る起点を作りますが、SCARZがさらに上を行く技量で圧倒し、快勝しました。

<WINNERS 1回戦 第1試合 結果>

SCARZ - REJECT FAKER

マップカウント:2-0

HARDPOINT(GUN RUNNER):250-150

SEARCH&DESTROY(ARKLOV PEAK):6-1

DOMINATION(HACKNEY YARD):-

【WINNERS 1回戦 第2試合】PICCADILLYの奇跡「3枚SR」

第2試合は、Libalent Vertex対Monarch。Game 1 HARDPOINTは、初動からLibalent Vertexが大量得点。3ポイント目のトロッコ付近では的確な同時グレネードも繰り出し、リードを広げます。MonarchもJaqson選手が1人で3人を相手どるなど奮闘しますが、Libalent Vertexが流石王者と言える試合展開でGame 1を難なく勝利します。
続くGame 2 SEARCH&DESTROYでは、MonarchがPICCADILLYをピック。Monarchに秘策ありと期待されましたが、思わぬ戦法に出たのはLibalent Vertex。海外でも類を見ない3枚SR(Leisia選手、xAxSy選手、Inaba UR選手)で、相手の前進をことごとく防ぎます。
試合後、勝利したLibalent Vertexのリーダーsitimentyo選手によると、「まさかPICCADILLYを選んでくるとは予想していなかった。そしてSRが3枚だったのは今知りました、Inaba URが勝手なことしました(笑)」とのこと。突飛な戦法でも崩れない、あらためてLibalent Vertexの強さが示された1戦でした。

<WINNERS 1回戦 第2試合 結果>

Libalent Vertex- Monarch

マップカウント:2-0

HARDPOINT(GUN RUNNER):250-121

SEARCH&DESTROY(PICCADILLY):6-2

DOMINATION(HACKNEY YARD):-

【LOSERS 1回戦】REJECT FAKER、あと一歩届かず

オンライン最終予選の1位通過チームが順当に勝ち上がり、LOSERS 1回戦はREJECT FAKER対Monarchの対戦となりました。
戦意が高まる両チームのGame 1 HARDPOINTは、MonarchのC Baton選手が開始早々にトリプルキルを決めると、今度はREJECT FAKERのCity of NewYork選手が7連続キル。終始、地点を奪い合い、離れては追いつくシーソーゲームでした。最後は209-212まで点差が詰まりましたが、そこからMonarchが決死の逃げ切りで勝利を収めます。
Game 2 SEARCH&DESTROYでは、REJECT FAKERのCity of NewYork選手、Toka選手が前線で張り、youki2127選手が後方からSRで支援。個々の役割がうまく噛み合い、マップカウントは1-1へ。
ラストはGame 3 DOMINATION。Monarchのkiminosuke選手が自ら得意モードと宣言しているDOMINATIONで、巧みに地点を揺さぶります。点差は僅差ながらも、ペースを崩さず着実に点数を積み重ねたMonarchが勝利。これまで敗北を喫していた相手から貴重な勝ち星を上げました。

<LOSERS 1回戦 結果>

REJECT FAKER - Monarch

マップカウント:1-2

HARDPOINT(ST. PETROGRAD):209-250

SEARCH&DESTROY(ARKLOV PEAK):6-2

DOMINATION(HACKNEY YARD):145-168

【WINNERS FINAL】DOMINATIONの引き分けで再試合へ

この日もっとも観客を湧かせたであろう試合が、WINNERS FINALでのSCARZ対Libalent Vertex。公式大会では初のDOMINATIONの引き分けによる再試合が発生し、試合時間は1時間半を超える“超・長期戦”となったのです。
まずはGame 1 HARDPOINT。いかにスムーズなローテーションを行えるか、確保した地点をどう戦略的に保有するかが明確な焦点となった戦いでした。試合はLibalent Vertexが2〜4ポイント目を有利に運び、SCARZが5ポイント目に大量得点を上げ追いつくという流れで、両者がほぼ同じ点数を取りながら200点台へ。この流れを打開したいSCARZがリスポーン位置を反転させようと、いくどとなく裏どりを試みますが、Libalent Vertexは一切の抜け道を作りません。結果、SCARZが点差を詰めきれず、まずはLibalent Vertexが先取。
Game 2 SEARCH&DESTROYでは互いの精巧な作戦が展開されましたが、先に勝負を決めたのはLibalent Vertex。マップカウント0-2とLibalent VertexがGRAND FINALへ王手をかけます。
そしてGame 3 DOMINATION。ほぼ同点で迎えた最終盤、SCARZがA・B地点、Libalent VertexがC地点に陣取る形で、B地点を争う正面衝突が続いていましたが、Libalent VertexがB地点での睨み合いをやめ、sitimentyo選手を先頭に森からA地点へ進行。残り30秒弱でSCARZが7点リードしていたものの、A地点への奇襲からLibalent Vertexが猛追を仕掛け、試合は土壇場で同点に。驚愕の結果に、実況解説陣も一瞬言葉を失うほどでした。

【WINNERS FINAL】史上最長!? 6マップ、100分超に及ぶ試合の決着は

DOMINATIONでの引き分けは、レギュレーションに則り同条件で再試合を行うことに。
大方の予想を覆し、再試合は先ほどとは全く異なる展開となります。終始、SCARZがA・B地点をキープし、じわじわと点差を離しつつLibalent VertexをC地点へ追い込みます。残り2分の時点で点差は50点。ここから差が縮まることはなく、再試合はSCARZの大勝利。
GUN RUNNERでのDOMINATIONは、前大会でSCARZが太刀打ちできないほど押し込まれたことも記憶に新しいです。同様の対戦カードに春の悪夢が再来かと想起されましたが、蓋を開けてみると今度はSCARZが逆襲する結果となったのです。
試合はGame 4 HARDPOINTへ。DOMINATIONでの勝利で勢い付いたSCARZが堅く地点を保持。終盤、Libalent Vertexも追い上げますが、SCARZが地点を死守し勝ち切ります。
そしてマップカウント2-2で迎えたSEARCH&DESTROY。Libalent Vertexが3枚SRを見せたPICCADILLYを、あえてSCARZがピックして開戦。しかし試合はLibalent Vertexが開幕から連続で5ラウンドを取得。あわやこのまま決着がつくかと思われた時、SCARZに流れを引き戻したのはAliceWonderland選手のSRでした。0-5とマッチポイントを取られた状態から4−5まで持ち堪えます。
しかし、迎えた10ラウンド目。Libalent VertexのxAxSy選手がデッドサイレンスを使用し、地下通路からSCARZの背後へ回る奇襲を仕掛けました。SCARZはAliceWonderland選手がsitimentyo選手のボム設置を止めますが、xAxSy選手も走り込んだ勢いのままに4連続キル。Libalent Vertexの一手により、長い長い決戦に終止符が打たれたのです。

<WINNERS FINAL 結果>

SCARZ - Libalent Vertex

マップカウント:2-3

HARDPOINT(GUN RUNNER):226-250

SEARCH&DESTROY(GUN RUNNER):4-6

DOMINATION(GUN RUNNER):157-157

DOMINATION(GUN RUNNER):192-121 ※引き分けにより同条件で再試合

HARDPOINT(RAMMAZA):250-213

SEARCH&DESTROY(PICCADILLY):4-6

【LOSERS FINAL】止まらないSCARZの猛攻

LOSERS FINALはSCARZ対Monarch。MonarchのリーダーJaqson選手が、「厳しい戦いになると思いますが、力を100%以上出し切って勝ちたい」と臨んだ試合ですが、Game 1 HARDPOINTからSCARZペースで進みます。Monarchも地点へ突撃しますが、先手を打ち続けたSCARZが大きくリードを作り、そのまま勝利を収めます。
続くGame 2、Game 3もSCARZが一方的な試合を展開しました。Monarchも健闘し、SEARCH&DESTROYではTIPMINE選手のSRが光る場面も見られましたが、Libalent Vertexへのリベンジに向けて猛進するSCARZを前に為す術なく。チームとしての完成度と撃ち合いの強さを兼備するSCARZが完勝します。
SCARZはBo5での連戦真っ只中でしたが、AliceWonderland選手は「あと2回試合できますね。嬉しいな、頑張ります」と優勝に向けた茶目っ気のあるコメントも。まだWINEERS FINALの熱が覚めない中、トーナメントは最終決戦へ突入します。

<LOSERS FINAL 結果>

SCARZ - Monarch

マップカウント:3-0

HARDPOINT(GUN RUNNER):250-151

SEARCH&DESTROY(PICCADILLY):6-1

DOMINATION(HACKNEY YARD):196-126

HARDPOINT(ST. PETROGRAD):-

SEARCH&DESTROY(ARKLOV PEAK):-

【GRAND FINAL】因縁の最終決戦、Libalent Vertex対SCARZ

頂上決戦となるGRAND FINALは、Libalent Vertex対SCARZ。再び両チームが激突します。
注目のバンピックは、SCARZが引き続きGUN RUNNERを選択し、Libalent VertexはSEARCH&DESTROYでST. PETROGRADを選択する形に。
まずはGame 1 HARDPOINT。WINNERS FINALと同じ流れにはなるまいとSCARZのDuffle選手やNevvtonX選手が地点内で粘りを見せます。ほぼ互角で試合が進行する中、先に大きなリードを作ったのはLibalent Vertexでした。50点以上の差をつけて先に200点台に到達すると、最終局面では盤面が全て見えているかのような完璧な立ち回りで完封。
Game 2 SEARCH&DESTROYでも、ゲームの流れを掌握したのはLibalent Vertex。1ラウンド目からセンター進行の奇襲を仕掛けた後は、スローペースな攻めに切り替え、緩急のある策を展開します。
Game 3 DOMINATIONではInaba UR選手が8連続キルとロケットスタートを切ると、SCARZが再起する隙も与えずに圧勝。「やはりLibalent Vertex」と思わせる尋常ではない強さで、見事優勝を勝ち取りました。
MVPは、スコア平均3346を叩き出したLibalent VertexのInaba UR選手。自身も「自分かxAxSy選手が選ばれると思っていた。ただ最後のHARDPOINTでスコア6000を稼げたので、おそらく自分だろうと確信していました」と、十分に手応えを感じるほどの好成績でMVPを獲得しました。

<GRAND FINAL 結果>

Libalent Vertex- SCARZ

マップカウント:3-0

HARDPOINT(GUN RUNNER):250-185

SEARCH&DESTROY(ST. PETROGRAD):6-2

DOMINATION(GUN RUNNER):208-109

HARDPOINT(HACKNEY YARD):-

SEARCH&DESTROY(GUN RUNNER):-

チームインタビュー

REJECT FAKER

ーー今大会で印象に残る試合や感想を教えてください。

youki2127「初戦のSCARZ戦は、立ち上がりこそ良かったものの、その後、慎重に行き過ぎてしまった結果、相手に勢いで押し切られました。Monarch戦は、SCARZ戦の反省を生かし、積極的にやろうと開き直った結果、僕のSRも刺さり、思い通りの試合運びをすることが出来ました。しかしHARDPOINTとDOMINATIONは相手の戦略が上手く、焦りから小さな判断ミスが重なってしまったように思います」

 

ーー応援してくださった方へメッセージをお願いします。

youki2127「応援してくれたファンの皆様、支援してくださったチーム関係者の方々、そして大会運営いただいたスタッフの方々、本当にありがとうございました。今大会は日本4位という結果でしたが、来シーズンはもう一段階成長したREJECT FAKERを見せられるように頑張ります。これからも応援よろしくお願いします」

 

Monarch

ーー今大会で印象に残る試合や感想を教えてください。

Monarch「REJECT FAKER戦、ST. PETROGRADでのHARDPOINTです。あの開幕グレネードは今まで交流戦で隠していた作戦なので、綺麗に決まって嬉しかったです」

 

ーー応援してくださった方へメッセージをお願いします。

Monarch「沢山の応援ありがとうございました。過去の大会に一緒に出てくれたメンバーに感謝しています。お陰で大きな舞台に立つことができました。そしてマネージャとしてチームに入ってくれたみんなも、短い期間だったけどありがとう! また大会があれば参加したいです」

 

SCARZ

ーー今大会で印象に残る試合や感想を教えてください。

SCARZ「決勝トーナメントでの印象的な試合は、WINNERS 1回戦のREJECT FAKER戦です。実は自分たちSCARZはシーズンのスタート時、あまり強くありませんでした。決勝トーナメントの初戦は序盤ペースをつかまれ、とても苦戦していましたが、自分たちの得意なHARDPOINTの第5ポイントを起点に差をつけて、そのままSEARCH & DESTROYでも勝ったとき、自分たちは今シーズン本当に強くなったんだなと感じました」

 

ーー応援してくださった方へメッセージをお願いします。

SCARZ「皆様、今シーズン応援ありがとうございました。いろいろな場面で応援していただき、本当に日ごろから感謝しています。今シーズンの大会では優勝することができず、ファンの皆様の期待に応えることができなかったのが本当に心の底から悔しいです。しかしこの悔しさをばねに、より一層強くなるので今後ともよろしくお願いします!」

 

Libalent Vertex

ーー今大会で印象に残る試合や感想を教えてください。

sitimentyo「SCARZとのDOMINATIONです。GUN RUNNERは僕らも得意マップだったので、1戦目に同点で終わった事が衝撃でした。2戦目はそのまま流れを掴まれ、マップを取られてしまいましたが、“GRAND FINALでやり返そう”とチーム内でまとまって、ピックバンであえて選び、大差で勝てたことが嬉しかったです」

 

ーー応援してくださった方へメッセージをお願いします。

sitimentyo「今シーズン大会を開いていただいた関係者と、ファンの皆様には感謝しかありません。大会がないかもしれないという状況で練習するのは、正直不安も少しありましたが、僕らを応援し続けてくださったファンの皆様の声が、僕らの心の支えになりました。優勝という形でお返しできて良かったです。来シーズンもさらにLibalent Vertexを強くするので、応援お願いします!」

CoD:MVシーズン最強はLibalent Vertex!

数々の名勝負が繰り広げられた今シーズンはLibalent Vertexの優勝で閉幕。これでLibalent Vertexは今シーズン完勝、そして公式大会9連覇を達成する結果となりました。
当初、大会の優勝チームは海外大会への出場権を獲得する予定でしたが、「Call of Duty Challengers」のオフライン開催中止に伴い今回は賞金のみが贈られます。しかし、Libalent Vertexのリーダーsitimentyo選手は「海外に行ける、そのときまでにさらに実力を上げたい。日本のシーン全体の実力を底上げして、環境も良くして、海外で力を発揮できるようにしていきたい」と未来への展望を語っています。
今シーズンはMonarchをはじめとする多くのアマチュアチームや若手選手が頭角を現しました。激化する国内での競争が実を結び、再び日本チームが海外大会で活躍する日が、きっとくることでしょう。

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