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CDL特集

Atlanta FaZe、Chicago Huntsmen、Dallas Empire、London Royal Ravens、Championship Weekend進出決定

今年新たに発足した「Call of Duty League」は、都市別フランチャイズ形式の導入、プレイオフシステムの刷新、そして賞金総額の圧倒的増額とさまざまな変化をもたらしました。
その変化はあまりに大きく、当初はポストシーズンの雰囲気がうまく想像できない部分があったほどです。しかし開幕すると、そんな心配はすぐに杞憂だと分かりました。あの熱気と興奮、劇的なプレイの数々、そして選手やチームが紡いでいく物語は何も変わっていなかったからです。
そして時は流れ…先日、5日間にわたる熱戦が幕を閉じ、「2020 Call of Duty League Championship」進出を決めたチームがAtlanta FaZe、Dallas Empire、Chicago Huntsmen、London Royal Ravensに決まりました。

Championship Weekend (8月29~30日)を目前に控えた本記事では、まずプレイオフを彩った熱戦の数々を振り返ってみたいと思います。

DAY1: 最下位シードは2021年を見据えて

今年はプレイオフ形式の変更に伴いリーグ所属の全12チームにチャンスが与えられましたが、だからと言って全チームが優勝を狙えるメンバーを揃えていない事は明白でした。一部のチームにとっては、日曜まで生き延びるだけでもある種の奇跡が必要だったほどです。
特に初日はエリミネーションブラケットからプレイオフに参加する4チームが激突することになったため、選手にかかる重圧は最初から相当なものだったでしょう。

ツイート訳: 旗は守りきったぞ!
@ParisLegion@SeattleSurge に3-0で完勝、これにてSeattle Surgeの今シーズンは終了!
Paris Legionは賞金10万ドル以上獲得を確実にし、 #CDLPlayoffs を勝ち進みます。

初戦は第10シードのParis Legionが見事な完勝を果たし、プレイオフ最初の敗退チームは第11シードのSeattle Surgeとなりました。

続いての対戦カードは第12シードのLos Angeles Guerillasと第9シードのOpTic Gaming Los Angeles。「ロサンゼルス大決戦」再びです。果たしてOpTic Gaming Los Angelesが同都市ライバルに引導を渡し、「リーグの悪役」としての地位を固めることができるのでしょうか…?(詳細は以下にて!)

…結果から申し上げれば、OpTic Gaming Los Angelesが我々に見せてくれたのは、SEARCH & DESTROY (Piccadilly)でシリーズの勝敗を決めた2つのビッグプレイでした。

ツイート訳: ここで「アイスマン」がエース獲得ッ!@TJHaLy

ツイート訳: @Drazah_ が爆弾設置場所で3連続キルだ!

DAY2: Toronto UltraとNew York Sublinersが勝ち進む

2日目も興味深い対戦が2試合、こちらはウィナーズブラケットを舞台に繰り広げられました。負けても即敗退ではないものの、初戦を制して勢いをつけつつエリミネーションブラケット行きを避けたいのはどのチームも同様です。
ここで第7シードToronto Ultraは第6シードLondon Royal Ravensと対戦し、これをシリーズ成績3-1で勝利。確かに第7シードと第6シードの対決ではありますが、結果が出揃った今思えばこれは「大金星」とも呼ぶべき戦果でしょう。一方、第5シードNew York Sublinersも第8シードMinnesota Røkkrを3-1と同じシリーズ成績で破っています。
こうして2チームが勝ち上がったわけですが、木曜の試合で特に目を引いたのはNew York SublinersがHARDPOINT (Hackney Yard)で見せた底力の一端でした。

ツイート訳: ファイナルマップはとんでもない展開に!
New York @Subliners が激しい終盤戦の攻防を制し、
Minnesota @ROKKR をシリーズ成績3-1で撃破!

DAY3: 準備はできているか

歴史を振り返ってみても、強豪チームというのは常にビッグステージを見据えているもの。格下相手ならばよほどの事がない限り奥の手を隠したまま勝ち上がっていきます。そして金曜日、ついにプレイオフに真打ちが登場します。強豪チーム――第4シードChicago Huntsmenと第3シードFlorida Mutineers――の試合日です。
今シーズンは調子の波があったChicago Huntsmenですが、それでも彼らがエリートチームであることに疑いの余地はなし。最終的には勢いに乗るNew York Sublinersに実力を示して勝利しています。特にゲーム1のHARDPOINTは見応え十分で名試合と呼ぶにふさわしいゲームでした。

ツイート訳: 勢いが止まらない!
New York @Subliners がゲーム1のHARDPOINTを250-168で制し
Chicago @Huntsmen 相手にリード。
続いてはSEARCH & DESTROYです。

最終的に同シリーズはゲーム5 SEARCH & DESTROYラウンド11を制したChicago Huntsmenが勝利していますが、最後まで諦めなかったNew York Sublinersには賛辞を贈るべきでしょう。

ツイート訳: ブリトータイムだ(訳注: 米国視聴者向けにスポンサーから無料ブリトークーポンが振る舞われるサービスタイム)!
@ZooMaa が1v2 を制し、 @Subliners がスコアで並んだッ!勝負は次のラウンド11へ持ち越し。

結局ここでは「勝ち方」を知り尽くしたChicago Huntsmenが勝利をもぎ取ります。

ツイート訳: ラウンド11で @Arcitys が決定的な3キルを挙げ、
Chicago @Huntsmen がNew York @Subliners 戦のシリーズ成績を1-1に戻していく! 

こうしてChicago Huntsmenは強豪らしく格下に勝ち切りましたが、一方のFlorida Mutineersはその流れに乗り損ねます。
Toronto Ultraは7月末に地元開催のHome Seriesで接戦を勝ち切る粘り強さを見せて優勝してきていますから、Florida Mutineersは「不意を突かれた」とは言い訳できません。このシリーズ、Florida Mutineersは結局混戦の中でダブルキルを決めて勝利したSEARCH & DESTROY以外では一度もマップを取ることができませんでした。

ツイート訳: 残り2人を @FrostyBB が華麗に落とし切り、
Florida @Mutineers@TorontoUltra 相手にSEARCH & DESTROYを6-4で制す!
これでシリーズ成績は1-1、次はDOMINATIONです。

Toronto Ultraはその後全勝し、HARDPOINTとDOMINATION無敗のままシリーズ勝利を決めました。
このシリーズは結局Toronto Ultraの巧みなゲーム運びが勝敗を決めたと言うべきでしょう。例えばゲーム4のHARDPOINTでは、なんとかスコアをタイに戻したいFlorida Mutineersがそのまま勝ち切ろうと拠点を抑えているところをギリギリで攻め落としてスコアを止め、さらにお手本のような美しいローテーションで次の拠点を抑えて逆転しています。

ツイート訳: 唖然呆然!
スコアは250-249、マップを制したのは @TorontoUltra
シリーズ成績3-1でFlorida @Mutineers を撃破!これでこそ #CDLPlayoffs
Toronto Ultraは明日の @DallasEmpire 戦に勝てばChampionship Weekend進出決定です。

DAY4: 期待が現実に追いつく瞬間

確かにLondon Royal Ravensが盛り返してParis Legionを撃破したのも、勢いを駆るOpTic Gaming Los AngelesがMinnesota Røkkrを敗退に追い込んだのも心躍る展開でしたが、それでもやはりトップシードチームの試合前には濃密な期待の空気が漂っていました。

4日目の目玉はChicago Huntsmenと第1シードAtlanta FaZe戦、いきなりウィナーズブラケットのメインイベントとも言える組み合わせだったのですから当然かもしれませんが。

そしてシリーズの流れを決めるゲーム1…Atlanta FaZeはいきなり素晴らしいプレイを見せ、Week 11で晒した惨敗劇のイメージを一気に払拭します。

ツイート訳: キル数がデス数を11も上回った @Priestahh を擁する @ATLFaZe
Chicago @Huntsmen 相手にHARDPOINTを250-177で制し、シリーズ初戦を勝利! 

しかし対するChicago Huntsmenも、チームが誇るベテランコンビFormaL (Matthew Piper)とScump (Seth Abner)がとんでもないプレイを繰り出し、シリーズは白熱していきます。

ツイート訳: ラウンド11を制したのはChicago @Huntsmen
SEARCH & DESTROYを取って @ATLFaZe 戦のシリーズ成績を1-1のタイに戻します。
さあ次にリードするのはどちらか?

その後も接戦は続き、ついに迎えたゲーム5。カウントは4-4のタイ。ここでAtlanta FaZeのMajorManiak (Michael Szymaniak)が覚醒し、チームに勝利を引き入れます。

ツイート訳: これで3キル! @majormaniak がここで覚醒ッ!

その後はさらにaBeZy (Tyler Pharris)がかつてないほどいやらしいプレイに徹してScumpらを抑え、Atlanta FaZeが6-5で勝利して「Championship Weekend」出場を決めます。

ツイート訳: これで @ATLFaZe はChampionship Weekend出場確定!
シリーズを3-2で制し、Chicago @Huntsmen をエリミネーションブラケットへ叩き落としました! 

一方、ウィナーズブラケットの反対側では第2シードDallas Empireが「シンデレラストーリー」実現に向けて勢いに乗るToronto Ultraと対戦。
Toronto Ultraは序盤に勢いを生かしてリードを作り、シリーズ成績2-1としてDallas Empireにプレッシャーをかけていきます。

ツイート訳: ギリギリ間に合わなァァい!
@TorontoUltra@DallasEmpire の終盤ラッシュを防ぎ切ってDOMINATIONで勝利!
Dallas Empireはあと1ゲーム落とせばエリミネーションブラケット行きです。

しかしDallas Empireは、ここからは本気だと言わんばかりに逆襲を開始。
ゲーム4 HARDPOINTでは、Toronto Ultraをあと少しで100ポイントクラブ(スコア100ポイント未満で敗北したチームのみが会員となれる不名誉なクラブ)会員入りさせるほどの圧倒ぶり。

ツイート訳: 圧勝劇開演: @iLLeYYY 、本気です。 

その後はDallas Empireがゲーム5 SEARCH & DESTROY (Piccadilly)も6-2の大差で圧勝し、Toronto Ultraをエリミネーションブラケットへ叩き落とします。

ツイート訳: これで @DallasEmpire もChampionship Weekend出場確定!
@TorontoUltra を3-2で下し、来週のウィナーズブラケット決勝へと駒を進めます!
一方Toronto Ultraは明日のエリミネーションブラケットへ!

こうして(大勢の予想通り)、Dallas EmpireとAtlanta FaZeは「Championship Weekend」出場枠を確保。MVPはDallas EmpireのShotzzy (Anthony Cuevas-Castro)が獲得しました。

DAY5: リベンジとヴィラン(悪役)の物語

2日目にToronto UltraがLondon Royal Ravens戦を3-1で勝利したのは先述の通り。しかし日曜、London Royal RavensはNew York Sublinersを退けて勝ち上がり、Toronto Ultraとの再戦を実現します。

ツイート訳: これは本物だ!
ゲーム5 SEARCH & DESTROY、 @RoyalRavens が6-1で勝利し、
New York @Subliners#CDLPlayoffs 敗退へ追い込みました!
London Royal Ravensは本日この後、Champs Weekend出場枠を懸けて @TorontoUltra との決戦に臨みます。

ここでLondon Royal Ravensは自分たちのプレイを貫いて長期戦を戦い抜き、Toronto Ultraに見事リベンジを完遂。

ツイート訳: なんと @SeanyCod@Trei の合計キル数は2ケタ台!
London @RoyalRavens がSEARCH & DESTROYを6-4で勝ち切り、
@TorontoUltra とのシリーズ成績を1-1のタイに戻します。

というわけで「リベンジ」の章は終幕。他方の「ヴィラン(悪役)」といえば…はい、OpTic Gaming Los Angelesです。

しかし真のヴィランを名乗るならば、CDLコミュニティで一定以上の成果を出さねばなりません。そうでなければ複数チームのファンを怒らせることができませんから…。しかし今回、彼らはその「偉業」をやってのけました。

第一に、彼らはLos Angeles Guerillasをプレイオフ敗退に追い込んでいます。別に大したことじゃない、同一都市チームというだけだし、と思いますよね。しかしLos Angeles Guerillasに勝利した時に放つビッグマウスはヴィランになるなら不可欠。当然今回も強烈でした。

次戦、試合前にMinnesota Røkkrのとあるプレイヤーが練習試合の時のゴタゴタを蒸し返していたのですが、OpTic Gaming Los Angelesは意趣返しとばかりに同試合を完勝。ヴィランとしての格を上げていきます。

ツイート訳: 3-0で@OpTicGaming Los Angelesが完勝!
Minnesota ROKKRを #CDLPlayoffs 敗退に追い込んだ!
#OGLA の次戦は明日、相手はFlorida Mutineersです。

さらにはその次の試合でも凶悪さをいかんなく発揮して3-0で完勝。

ツイート訳: 本当に決めた! @OpTicGaming Los AngelesがDOMINATIONで逆転!
Florida @Mutineers 相手に3-0で完勝です!
#OGLA は本日後ほど、Championship Weekend出場枠を懸けてChicago Huntsmenと対戦します。

エリミネーションブラケットを勝ち上がってくるチームの物語にはハッピーな要素が含まれることが多いのですが、彼らは例外です。OpTic Gaming Los AngelesはCDLのヴィランであり、SNS上でもマーベル映画作品におけるサノスのような圧倒的ヴィランとして振る舞っている節があります。

もちろん典型的ヴィランならば、この後ヒーローに敗れるのがお約束。この場合はChampionship出場への道をChicago Huntsmenに閉ざされる、というところでしょうか。

もちろんChicago Huntsmenをヒーローとみなすのを受け入れられないファンがいるのも理解できます。ただ彼らが熱心なファンを多数擁する人気チームであることについては異論ないでしょう。

結末はもうご存知かもしれません。ただ、たとえ知っていても、あるいは結末を知らないならば特に、このシリーズは最後まで視聴することをお勧めします。このシリーズを個人的にコール オブ デューティeスポーツ史上でも有数の名勝負だったと考えていますから。
余談ですが、熱狂的なファンであることは素晴らしい反面、勝敗を個人的に捉えたり、その結果として選手を責める・貶めるような行動を取ったりするのは止めましょう。eスポーツはエンターテインメント、コミュニティ、競技の融合体ですから、すべてを楽しんでいく姿勢が肝要だと考えます。

Challengers大会、勝敗の行方

まずはChallengersシーズンの総括ができていなかったので、ここで改めて。Renegades、Team WaR、Triumphの皆さん、「Call of Duty Challengers」地域王座獲得おめでとうございます。

普段ならばアジア・太平洋地域(APAC)でイベント15連勝を果たしたRenegadesについて掘り下げたり、7イベント中6回優勝(今回は特に最重要大会)を果たしたTeam WaRの活躍を記したり、Triumphが最も選手層の厚い地域で優勝を果たしたことについて解説したりするところですが…

今回はその役目を公式解説動画に譲ることとしましょう。

ツイート訳: コール オブ デューティ アマチュアシーンの最高峰選手による真剣勝負が繰り広げられた、
先週末の2020 Call of Duty Challengers Regional Finals。
アジア・太平洋、北アメリカ、ヨーロッパの3地域大会のハイライトはこちらからどうぞ。

願わくは、彼らに来年プロシーンで活躍する機会が訪れんことを。とはいえプロ選手数は有限であり、その枠は現役プロが引退しない限り常に奪い合いです。Challengersシーンから有望株を加入させるということは、代わりにベテランや若手選手が出場機会を失うということでもあるわけです。

最終マップ: Championship Weekend

次回は勝ち残った4チームを取り上げた記事をお届けする予定です。どうぞお楽しみに!

さてさて、カレンダーの8月29~30日には「2020 Call of Duty League Championship」ともう書き込んでありますか?当日はCall of Duty YouTubeチャンネルで中継されるので、こちらも併せて保存しておきましょう。

それでは、歴史が綴られる瞬間をお見逃しなく!

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