第3回

第3回

首位陥落!! 波乱の結末を迎えた「CoD:WWIIプロ対抗戦」第3回レポート!

日本最強チームの座を賭けて、プロ6チームが全30試合(総当たりを2周実施)にわたるリーグ戦を戦い抜く「コール オブ デューティ ワールドウォーII プロ対抗戦」。リーグ戦は、5ヶ月間、各月6試合ずつが行われ、成績上位2チームが東京ゲームショウ2018で行われるグランドファイナルに進出する。第2回までの結果では、首位Rush Gamingと2位DetonatioN Gamingが1ポイント差、3位もタイと混戦となっている。6月15日~17日にアメリカ アナハイムで開催された「CWL Anaheim」の閉幕からわずか5日、未だ冷めやらぬ熱気の中第3回 CoD:WWIIプロ対抗戦が6月23日(土)に行われた。
本記事は配信試合にフォーカスを当ててお送りしているが、第3回の配信外試合では3位Libalent Vertexが首位Rush Gamingに勝利するという”事件”があった。Rush Gamingとしてはリーグ初の敗北、それも0-3というポイントとなったため、中盤を過ぎて再び首位争いが振り出しに戻っている。
左からE3NCOUNT、sitimentyooo、Inaba UR、Nicochaaaaaaaann
Libalent Vertex Inaba UR選手は「(Rush Gaming戦は)とにかく楽しかったです。チーム全体がすごくいい雰囲気でした」とコメントしているが、もちろんこの裏側には第2回が終わったその瞬間ーーそれこそ試合日の真夜中から、1ヶ月間休まず練習を続けてきたという確固たる下地がある。まだまだ熱い展開は続いていく、そんな予兆を感じさせる試合となった。

波乱の幕開けかーー大幅な順位の変動が見込まれる第3回

MC 岸 大河氏、実況 k4sen氏、そして第2回から参加した解説 鈴木ノリアキ氏の3名がステージに登場。第2回MVP、K/D比だけでなく各モードのスコアで他プレイヤーを圧倒したDetonatioN Gamingの GenGar AX選手をフォーカス。前週に行われた世界大会「CWL Anaheim」およびアメリカでの練習を経た各チームの成長に大きな期待が寄せられていた。1ポイントの重みが徐々に増し始める中盤戦がいよいよ開幕となる。

第1試合『DetonatioN Gamingデトネーション ゲーミング VS SunSisterサンシスター

ゲーム1
モード:HARDPOINT
マップ:SAINTE MARIE DU MONT

ゲーム2
モード:SEARCH & DESTROY
マップ:LONDON DOCKS

ゲーム3
モード:CAPTURE THE FLAG
マップ:ARDENNES FOREST
配信初戦は現在2位のDetonatioN Gamingと6位のSunSisterの試合。DetonatioN Gamingは「自信はある。いつも通りの戦術で臨みたい」としながらも、各マップでの裏取り警戒やSEARCH & DESTROYにおけるChip選手のスナイパー警戒など対策ポイントは明確な様子。対するSunSisterは新メンバーとしてbigfoot選手が参加。また、体調不良で不参加となったMacomb選手に代わりリザーバーのGorou選手が前回に引き続き参戦している。2名変更というチーム編成だが、チームに加入して1ヶ月以上の練習を重ねたbigfoot選手は「練習は長く重ねてきています。やって来たことを出すだけ」と語っている。Macomb選手のためにも、まずは一勝をもぎ取りたいと語るSunSister。意地を見せられるか。
SunSister bigfoot選手
SAINTE MARIE DU MONTでのHARDPOINTは、拠点同士が離れているためにシフトの戦術的判断が問われるマップとなる。bigfoot選手の開幕3連続キルから、先にポイントを取っていったのはSunSister。
初動で出遅れたDetonatioN Gamingは第2拠点でも不利な状況となり、9-59とビハインドとなるも、GenGar AX選手のディフェンダーキルを皮切りにリスポーンが有利に傾く形に。その後の第4拠点でDetonatioN Gamingが一時逆転したものの、SunSisterも上手く人数を掛けた打開を見せ失点を最小限にとどめていく。K/D比的にもDetonatioN Gaming優位かと思われたが、3周目第1拠点、第2拠点ではChip選手のポイント内での動きとGorou選手の巧みなカバーで224-242まで再びSunSisterがリード。最後は次拠点を先に固めたDetonatioN Gamingをポイント優位のSunSisterが崩せるかという展開になったが、GaIiard選手が水際の攻防を耐え切り、ゲーム1は250-242でDetonatioN Gamingが勝利した。
GenGar AX選手
ゲーム2、LONDON DOCKSでのSEARCH & DESTROYは、DetonatioN Gamingの攻撃からスタート。ラウンド1はAIiceWonderIand選手のファーストブラッドから一気に試合が展開し、DetonatioN Gamingが先制。その後もAIiceWonderIand選手のスナイパーによるゲームメイクで2-0とラウンドを重ねて行く。ラウンド3、4はともにGenGar AX選手とKitty選手の1vs1までもつれ込んだが、ラウンド3はGenGar AX選手が、ラウンド4はKitty選手がラウンドを取るという双方譲らない展開となった。しかしその後はSunSisterが押し込まれる状況が続き、最終的には6-1でDetonatioN Gamingが勝利した。
ARDENNES FORESTでのCAPTURE THE FLAGは、両者ともに守備的な堅い初動を見せる。Kitty選手のダブルキルと中央を押さえるChip選手の巧みな位置取りによってSunSisterが優勢になるも、xAxSy選手の裏取りによって打開され、DetonatioN Gamingが先にフラッグを持ち帰る展開に。その後もxAxSy選手が攻守ともに活躍し、辛くもbigfoot選手が1ポイントを返すも前半は3-1でDetonatioN Gaming優勢で折り返した。後半戦もDetonatioN Gamingがゲームを支配し、最初の1分20秒でフラッグを2本持ち帰り序盤で5-1とする。SunSisterは前線を築くことができず、瞬くままに8-1とリードを広げられる。Gorou選手、Kitty選手のカバーで一旦前線を後退させるも、結局はフラッグに触れることができないままゲームセット。第1試合はDetonatioN Gamingが3-0で勝利した。
3-0という結果、そして首位に躍り出たことに対し、DetonatioN GenGar AX選手は「ポイントが拮抗してしまったHARDPOINTは、勝てたとは言え個人的には60点程の結果でした。ですが、他の2モードは上手く相手を抑え込めたと思います。素直に嬉しいです」と語ってくれた。

第2試合『CYCLOPS athlete gamingサイクロプス アスリート ゲーミング VS Rush Gamingラッシュ ゲーミング

ゲーム1
モード:HARDPOINT
マップ:ARDENNES FOREST

ゲーム2
モード:SEARCH & DESTROY
マップ:ARDENNES FOREST

ゲーム3
モード:CAPTURE THE FLAG
マップ:FLAK TOWER

ゲーム4
モード:HARDPOINT
マップ:LONDON DOCKS
王者Rush Gamingと相対するのは、現在3位タイのCYCLOPS athlete gaming。配信外試合ではリーグ初の敗北を喫したRush Gamingだが、Ngt選手、GreedZz選手によれば、現在Rush Gamingは”海外スタイルを取り込むための変革期”にあるとのこと。「今日の段階では仕上がっているとは言い難いかも知れません。ですが、この変化によって次回以降は全てストレートで勝利したいと思っています」とコメントしたのは、常に安定感のあるプレイでチームを支えるNami選手。国内リーグ首位という立場に甘えず、どこまでもチャレンジングな精神が剥き出しになっていた印象を受けた。対するCYCLOPS athlete gamingは、特にSEARCH & DESTROY対策としてベテランスナイパー使いのx123da選手が加入、さらに今回はNyaRuN選手に変わってリザーバーのpowapowatan選手が急きょ参戦し、新たな編成となっている。「Rush Gamingの強さは正攻法の究極という印象。正面からぶつかるのではなく、チームのカラーを活かした立ち回りで対応したい」とリーダーのHqBRa選手は語った。
CYCLOPS athlete gaming x123da選手
リーグ開始からずっとこの4人で戦ってきたRush Gaming。左からNami、WinRed、GreedZz、Ngt
ARDENNES FORESTでのHARDPOINTでは、波状に展開したCYCLOPS athlete gamingが先制し、絶好のスタートを切る。しかし、Rush Gamingは第2拠点でのNami選手のトリプルキルで打開し、そのままWinRed選手が第3拠点も先に押さえることで絶好の状況を作った。CYCLOPS athlete gamingは3枚を掛けて打開を試みるも、Nami選手、Ngt選手の防衛的な布陣に阻まれてしまう。その後、powapowatan選手の連続キルによって第3拠点における有利なリスポーンを取り返したCYCLOPS athlete gaming。しかし、次の第4拠点もRush Gamingが先に固めることに成功しており、ここでも堅い守りを見せたNami選手がポイントを重ねていく。ポイントは200前後まで拮抗していたが、実況でも「今日はエイムが凄すぎる」と叫ばれていたTimGUCHI選手による圧巻の7連続キルによって逆転。CYCLOPS athlete gamingは最後まで落ち着いて陣形を組み、ゲーム1は250-217でCYCLOPS athlete gamingが勝利した。
同じくARDENNES FORESTが舞台となったSEARCH & DESTROYは、Rush Gamingの攻撃からスタート。ラウンド1はチームリーダー GreedZz選手の巧みな状況判断によってRush Gamingが先制。ラウンド2もNgt選手による連続キルと爆発物解除でリードを広げ、0-4とポイントを重ねていく。x123da選手のファーストブラッドを皮切りに、CYCLOPS athlete gamingがようやく1本を返したのはラウンド5。正面切っての撃ち合いが強いTimGUCHI選手の連続キルやpowapowatan選手の丁寧なカバーが光り、気付けば4連続ポイントで4-4と同点に。CYCLOPS athlete gamingにスコアストリークの有利もある中、Rush Gamingは厳しい展開となったが、勝負の分かれ目となるラウンド9はx123da選手がRush Gamingの4人を全て倒す偉業、オールダウンを達成。CYCLOPS athlete gamingの勢いは止まらず、0-4の状況から6連続ポイント取得し6-4と逆転を飾った。
x123da選手
Nami選手
後のないRush Gamingだが、得意とするCAPTURE THE FLAGでは落ち着いて1本先取。その後もCYCLOPS athlete gamingは防衛が全く間に合わず、完璧な流れを見せたRush Gamingが4-0とリードした。後半戦もRush Gamingは全員が勝つべき撃ち合いに勝っていき、CYCLOPS athlete gamingはフラッグに触れない時間が続いていく。終盤までその流れは変わらず、完璧な立ち回りを見せ付けたRush Gamingが8-0でゲーム3を制した。
WinRed選手
ゲーム4はLONDON DOCKSでのHARDPOINT。世界大会でも必ずピックされる王道のステージだけあって、両チームとも経験は豊富。CYCLOPS athlete gamingは初動でTimGUCHI選手が中央、他の3名がサイドに展開。Ngt選手の3連続キルによって序盤はRush Gaming優位に進むかと思いきや、第2拠点ではHqBRa選手の粘り強いプレイでポイントは逆転。再びNgt選手のテクニカルな3連続キルで状況をイーブンに戻すも、マップを縦横無尽に駆け回るx123da選手の連続キルやTimGUCHI選手のポイント上での第六感的なエイムによってCYCLOPS athlete gamingが188-74まで大幅にリードを広げる展開に。
しかし、GreedZz選手の裏取りによるダブルキルや、ARからSMGに持ち替えたNami選手の冷静なリスポーン管理によってRush Gamingが辛くも打開し、そのまま一気に100ポイントを加点する。双方が入り乱れる展開のまま、勝負は249-242の状態で再び膠着状態に。耐えに耐えるWinRed選手とGreedZz選手のダブルキルによってRush Gamingは残り1ポイントを死守するが、最後はHqBRa選手がWinRed選手を撃ち倒したことでポイントが動く。ゲーム4は250-242でCYCLOPS athlete gamingが制し、第2試合はCYCLOPS athlete gamingが3-1で勝利した。
試合後、powapowatan選手は「相手にとって嫌なポジション取りを意識して動きました。今回の功労者はTimGUCHI選手と言いたいところですが、もちろん他の選手も良かった。本当に、チーム全体の勝利だと思っています」と王者を下した興奮冷めやらぬ様子で語ってくれた。

第3試合『Libalent Verteリバレント ヴァーテックスx VS SCARZスカーズ

ゲーム1
モード:HARDPOINT
マップ:GIBRALTAR

ゲーム2
モード:SEARCH & DESTROY
マップ:VALKYRIE

ゲーム3
モード:CAPTURE THE FLAG
マップ:ARDENNES FOREST
Rush Gamingを完封して勢いに乗るLibalent Vertexと、世界を相手に戦ってきたばかりのSCARZの一戦。Libalent Vertex Inaba UR選手は「配信外試合のように、まずは試合を楽しみたいです。その上で勝利を収めたい」とコメント。対するSCARZはマルチポジションを担えるPonty選手を投入し、新たな4人で臨む。「緊張は全くありません。いつも通りです」と語るPonty選手からは、個人的なライバルでもあるsitimentyooo選手を意識している様子も伺える。Hunt選手も「Libalent Vertexは流れに乗ると手がつけられなくなる爆発力のあるチームなので、上手く抑え込んでペースをつかみたいです」とコメントした。
SCARZ Ponty選手
GIBRALTARでのHARDPOINTは、Nicochaaaaaaaann選手、sitimentyooo選手のキルが重なり序盤はLibalent Vertexが優勢となる。一進一退の攻防が続くが、ポイント面でわずかにSCARZがビハインドを取る形で試合は進行していく。最後はsitimentyooo選手、Nicochaaaaaaaann選手の鉄壁のディフェンスによって、Libalent Vertexが250-214で勝利した。
Nicochaaaaaaaann選手
ゲーム2はVALKYRIEでのSEARCH & DESTROY。初動は攻撃側のSCARZ Leisia選手の奇襲が功を奏したものの、Inaba UR選手の3連続キルでゲームは一気に進行、そのままLibalent Vertexがラウンド1を決めていく。ラウンド2ではSCARZが1ポイントを返すも、ラウンド3ではsitimentyooo選手とInaba UR選手が決めきって2-1と取り返す。SEARCH & DESTROYでは特にsitimentyooo選手の前線が非常にいい動きを見せており、Libalent Vertexは5-1までリードを広げる。ラウンド7、SCARZはHunt選手による爆発物設置から、Libalent Vertexを解除に向かわせないような執念とも言える動きを見せ1ポイントを取り返すも、最後は攻撃側となるLibalent Vertex sitimentyooo選手のファーストブラッドからあっという間にLeisia選手以外が落とされ、ゲーム2は6-2でLiberent Vertexが勝利した。
sitimentyooo選手
CAPTURE THE FLAGは序盤、先行したLeisia選手によってSCARZが前線を押し上げていく展開となるが、E3NCOUNT選手の粘り強い守りもあって2分以上スコアレスの膠着状態が続く。先制したのはLibalent Vertexだが、その後すぐにLeisia選手のフラッグキャリアによって1ポイントが返されて1-1、同点での折り返しとなった。後半も両チーム一切譲らず1ポイントずつを獲得し、お互い攻め手に欠ける拮抗状態に。ラスト30秒、Nicochaaaaaaaann選手が飛び出してフラッグに触れるも、Ponty選手がギリギリのところで防衛に成功し、2-2のまま延長戦にもつれ込む形となった。
Leisia選手
Ponty選手
延長戦はフラッグを1本取った段階で前半が終了し、その際のタイムが後半の制限時間となる。延長戦前半はHunt選手の急所のディフェンスが光り、Libalent Vertexは有利な状況を作れない展開に。その後、Panther選手の連続キルによって切り開いた道をHunt選手が駆け抜け、SCARZが先制。

後半のタイムは3分3秒。あとは守り切るだけというSCARZだが、追い込まれたLibalent VertexはInaba UR選手とE3NCOUNT選手が速攻を仕掛け、後半開始15秒でSCARZを4枚ダウンさせる。そのままE3NCOUNT選手がフラッグキャリアを担い、最後に残ったPanther選手をInaba UR選手が撃ち抜いて勝敗が決した。激戦となった第3試合は、Libalent Vertexが3-0で勝利した。
試合後、Libalent Vertex E3NCOUNT選手は「全員が全員を褒め合って、”ラウンドを取られても、俺たちなら行ける”という前向きな空気感を作り出せたのが良かったです。すごくいい雰囲気でプレイ出来て、結果につながったので嬉しいです」と満面の笑顔で語ってくれた。
第3回の配信外を含めた6試合の結果は上記のとおり。第2回まで無敗だった首位Rush Gamingが2戦とも敗北した一方で、2位DetonatioN Gamingは両試合とも3-0勝利で単独首位に躍り出た。また、前回4位だったLibalent Vertexも一挙6ポイントを加算し、Rush Gamingと同率2位まで順位を上げている。
波乱の展開となった第3回「コール オブ デューティ ワールドウォーII プロ対抗戦」。グランドファイナル進出を賭けた首位争いはいまだに混迷を極めている。注目の第4回は7月21日(土)17時から配信予定となる。
コール オブ デューティ ワールドウォーII プロ対抗戦【第3回】
コール オブ デューティ ワールドウォーII プロ対抗戦【第4回】リマインダー設定はこちらから
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