幻想的なグラフィックとアニメーションで綴られる、おとぎ話のような世界観が魅力の『Armello』は、オーストラリアのインディーデベロッパー・League of Geeksが手がけたストラテジー要素満載の対戦型ボードゲーム。“穢れの力”に魅了されてしまった獣王を倒し、次代の王となるべく4人(匹?)の英雄たちが争いを繰り広げる。プレイヤーはその英雄の1人となって、ときには正々堂々と敵を討ち、ときには狡猾にライバルを出し抜きながら、乱世の覇王を目指していこう。
ゲームの舞台「アルメロ王国」は、動物たちが築き上げた中世ファンタジー風の世界。六角形のマス(ヘックス)で区切られたフィールドには、中央に巨大なアルメロ城が鎮座しているのをはじめ、各所に街やダンジョンなどが配置されている。プレイヤーはターンごとに得られるAP(アクションポイント)を消費してフィールドを移動。街を占領してゴールドを稼いだり、ライバルの英雄たちを倒して名誉を得たりしながら、最終的には中央にある王城を目指すことになる。
覇道を進むためには、どうしても避けられないのがモンスターや他の英雄たちとのバトル。 本作では、攻撃や防御の目などが描かれた6面ダイスを互いに振り合って決着をつける。 このときに振れるダイスの数が英雄の攻撃力に比例しているので、しっかりと装備を整えることが勝利への近道だ。また、フィールドの昼夜がターンごとに切り替わり、英雄によっては昼型、夜型と得意な時間帯が設定されている。昼夜でバトル時のダイスの結果が変わる要素もあるため、英雄の特性に合わせた立ち回りも重要になる。
本作にはカードゲームの要素も盛り込まれており、特殊効果を持つ「カード」をタイミングよく使うことで戦局を有利に進められる。カードには、英雄たちの装備となる「アイテム」、ほかの英雄たちを直接攻撃できる「呪文」、フィールドに罠を仕掛けられる「計略」、自軍の味方となる「従者」など、さまざまな種類があり、ターンごとにデッキから引くことができる。カードは、街で発生するクエストをクリアすることなどで入手できる。
「アルメロ王国」の新たな王になるのがゲームの目的だが、純粋に現在の王を力で倒す以外にもゲームに勝利する方法が用意されているのも本作の特徴。それが、「フィールド上にある精霊石を4つ集める」、「王よりも“穢れ”を溜めた状態で王に会う」、「王の“穢れ”による自然死を待つ」といった手段だ。屈強な衛兵たちが守る宮殿を突破するのも困難ではあるが、たとえば毎ターンダメージを受ける“穢れ”状態を維持してプレイするのはかなり難しかったりと、どの手段も一長一短。状況に合わせて方針を変えるか、初心を貫くか……すべてはプレイヤーの采配しだい。
AI操作の3人の英雄と競い合うオフラインモードのほかにも、本作ではオンラインによるマルチプレイにも対応! 豊富なラジオ(定型文)チャットで他プレイヤーとの意思疎通も行えるので、一時的に共闘したり、仲間になると見せかけて……など、オンラインプレイならではのプレイスタイルが楽しめる。
発売元 | League of Geeks Pty Ltd. |
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ジャンル | RPG |
CERO(対象年齢) |
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プレイヤー | 最大4人 |
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