モノクロに近いトーンの美しいアートスタイルの中、言葉によらない衝撃的な展開が描かれていく。先行して発売された海外では、アクションアドベンチャーとしての完成度と美しい世界観が高く評価され、今年最も高いメディアスコアを獲得したタイトルになっている。
ゲーム内にはストーリーの説明どころかセリフやテキストが一切なく。目の前に展開する出来事の解釈はプレイヤーに委ねられるが、明確なのは、少年が侵入しようとしている研究施設が非常に危険で、何らかの残酷なプロジェクトの舞台になっていること。警備員に見つかれば拉致され、機械に感知されると即死が待っている。さらに心を失ってマインドコントロールされているような人間が徘徊していたりと、少年が進めば進むほど奇妙な出来事が展開されていくのが、本作の醍醐味の一つ。
本作はビジュアルの緻密さと、キャラクターアニメーションの滑らかさも高く評価されている。モノクロの背景の中を駆ける赤いシャツを着た少年というアートスタイルも印象的で、少年の孤独さが際立っている。
方向キーでの移動以外の操作は、「ジャンプ」と「アクション」のみ。しかし先に進むために解く必要のあるギミックは多様性に満ちており、応用とヒラメキを駆使しながら謎に満ちた世界を進んで行く。
発売元 | Playdead ApS |
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ジャンル | アドベンチャー |
CERO(対象年齢) |
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プレイヤー | 1人 |
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