雨の中、手を伸ばす。
大切な記憶(おもい)がこぼれてしまわないように――
都会から遠く離れた雨月村を舞台に、妖や神様と触れ合い、大切な人と綴る切なくも温かい物語。
主人公は、幼い頃から人には見えないものを見ることがあった。
たった一人の家族である母は、そのことを絶対に誰にも言わないよう彼女に言いつけ、彼女はそれを守って生活していた。
ある雨の夜、部屋の窓から外を眺めていると、傘も差さずに通りを歩く人の姿を見つけた。
その人は、三日前に亡くなったはずの母によく似ていた。
――雨の夜に、死んだ人が帰ってくる。
母の葬式で聞いた噂話。
まさかと思いつつも家を出て母の姿を追うと、そこに居たのは一人の妖の青年だった。
「お迎えにあがりました」
父方の祖父の家で働いているというその青年は、そう言って彼女の前に跪いた。
青年に導かれ、都会から遠く離れた田舎にある「雨月村」にやって来た彼女は、病で伏せっている祖父の代わりに、神や妖に関する問題を解決する「よろず妖屋」を任されることになり――。
目を覚ますと主人公は見慣れない部屋のベッドに寝ていた。
ここはどこだろう……そう考えかけて気付く。
自分が、自分の家も、名前も、何もかも忘れてしまっていることに。
記憶を失った彼女は、しばらくの間高校を休んで、家業だという「よろず妖屋」の仕事をすることになる。
屋敷に住む妖や神様に助けられながら、懸命に仕事に取り組む主人公。
しかし、村で行われた灯篭流しの祭りの日を境に、彼女は自分の両親の死の謎、そして数百年前から隠され続けてきた、雨月村の真実を知っていくことになり――。
左から
【妖狐奇譚攻略キャラクター】
仁科 直(CV:梅原裕一郎)、沢木 宋太(CV:八代拓)、市丸(CV:興津和幸)
【龍神奇譚攻略キャラクター】
旭(CV:江口拓也)、日向(CV:柿原徹也)、東雲(CV:松岡禎丞)
本作の追加要素として、本編クリア後のご褒美シナリオが大幅に追加!
攻略キャラのエピソード各6話に加え、全ルートクリア後に見ることができる攻略キャラ以外のエピソードを10話収録。
また、ご褒美シナリオのために描き下ろされた新規イベントスチルも10点追加。
※攻略キャラのおまけエピソード1話のみボイス付き。
■攻略キャラおまけエピソード
キャラクターの過去、本編中での想い、バッドエンドの彼視点、後日談など、様々な物語を見ることができる。
■南条家の一日
メインキャラクターとの、とある一日の物語。
■高耶編
主人公の祖父のもう一人の式妖、高耶の過去の物語。
(あらすじ)
約20年前の南条家のお話。南条辰蔵の娘・早苗は家族や友人と、平穏で幸せな毎日を送っていた。しかし高校二年生になったある日、よろず妖屋の仕事を手伝わせてもらえることになり――。
■黒雨編
雨の日だけに現れる不死の妖、黒雨の物語。
(あらすじ)
数百年前の雨月村で、黒雨は妖の長をしていた。しかしとある理由から、妖たちと距離を置くようになり――。
発売元 | (株)ワークマン |
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ジャンル | 雨と追憶のノスタルジック恋愛ADV |
ゲームデータセーブ先 | メモリーカード |
CERO(対象年齢) |
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プレイヤー | 1人 |
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