“中つ国”という架空の世界を舞台に、“復讐”をキーワードにした重厚な戦闘を楽しめるアクションRPG『シャドウ・オブ・モルドール』。プレイヤーは、儀式によって“死から追放された”者・タリオンを操り、広大な世界を駆けてサウロン軍への復讐劇を体験していく。
本作の主人公は、ゴンドールという地に暮らすレンジャーのタリオン。仲間たちとともに黒門の守護を担っていた彼だが、冥王・サウロンの配下による襲撃を受ける。黒門は破られ、仲間たちも次々と殺されていく。
息子と妻だけでも救おうとするタリオンだったが、あえなくタリオンと家族たちは捕われ、邪悪な儀式の生贄として皆殺しにされてしまう。
しかし、タリオンは“指輪”を生み出したエルフ・ケレブリンボールの幽鬼と一体化して蘇り、報復のために剣を取るのだった……。
▲復讐の鬼と化したタリオン。サウロンの生み出した邪悪なクリーチャーたちを憤怒の剣で処刑していく。
オープンワールドとして表現された広大なモルドールには、悪しき種族・ウルクの砦が点在しており、歩哨もいたるところに闊歩(かっぽ)している。
戦闘に突入した場合、特定のスキルを修得していると発動できる“処刑”アクションの駆使が重要となる。またモルドールには、多種族を見境なく襲う凶暴な野生動物や傷を癒やせる薬草が存在するので、それらも活用してウルクたちを血祭りに上げていこう。
▲敵の数は極めて膨大。1対多勢で挑むのか、闇に紛れたステルスキルを駆使するのか——うまく立ち回らなければ、数に圧されるだけだ。
本作に登場するウルクは、1体ずつがユニークな個体となっている。繰り返されるウルクとの戦い……。しかし、雑魚の1体でも同じ個体は存在しない。
そして本作でもっとも特徴的なのが、ゲームの中核を構成する“ネメシスシステム”だ。これは、簡単に言えば“タリオンと各ウルクの間に固有の関係が刻まれる”というもの。敵はタリオンに傷付けられれば恐怖を覚え、逆にタリオンを打ち倒せば侮るようになる。これにより、プレイごと、プレイヤーごとに異なる個性や記憶を持つ敵が生まれる。
▲どのようなウルクと出会うのか? それはプレイしてみなければわからない。
▲タリオンが敵を圧倒するほど、敵軍の中にはタリオンへの恐怖が拡散する。“伝説の恐怖の存在”となり、その畏怖を利用して多勢に立ち向かおう。
また、タリオンとの戦闘を経験したウルクは能力が強化される。ウルクたちの中には実力に応じた階級制度があり、力を増したウルクは昇進していく。何気なく逃がした一体のウルクが、長きにわたる戦いの宿敵となる……そんなこともあるかもしれない。
逆に戦意喪失するほどの恐怖をタリオンに覚えたウルクは、タリオンが得た“幽鬼の力”で洗脳できる。洗脳したウルクは直属の部下ごと謀反させられるので、復讐劇の駒として利用しよう。
▲幽鬼の力でウルクを洗脳すれば、手駒にできる。毒をもって毒を制せよ!
▲洗脳できるのはウルクだけではない。スキルを鍛えれば、巨大な化物すら意のままだ。
ネメシスシステムの生み出す筋書きのないドラマが本作の大きな魅力だが、『ロード・オブ・ザ・リング(指輪物語)』ファンには嬉しい要素が盛り込まれたシナリオも見逃せない。例えばプレイを開始してそう間もなく、原作におけるキーキャラクターの1人・ゴラムと出会うことができる。
また、個性派ぞろいのオリジナルキャラクターたちも物語を彩る。ウルクに虐げられているオーク・ラットバッグは、タリオンを利用して成り上がろうとする計算高い男だ。彼らの介入がタリオンの旅にどのような意味をもたらすのか、括目しよう。
▲オークのラットバッグも、ある意味では復讐者といえる。
▲魔法の光でタリオンを照らす老婆。彼女は一体……?
広大なモルドールと無限大の可能性を持つ“ネメシスシステム”のもと、プレイヤーは2つとない自分だけの冒険を体験できる。本格ダークファンタジーの世界に、あなたのプレイはどのような軌跡を描くだろうか?
発売元 | ワーナー ブラザース ジャパン(同) |
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ジャンル | ダークファンタジーアクションRPG |
CERO(対象年齢) |
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プレイヤー | 1人 |
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