俺の屍を越えてゆけ 続編への道 「俺の屍を越えてゆけ」続編の進捗状況について、随時お伝えして参ります!

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制作日誌7: プロジェクトから3年経ちました

2013.5.9

世間はGWだったみたいですが、まったく関係のなかったSCE『俺屍』制作チームです。
ここ2週間は、ただ単にバタバタしていたので、進捗のネタに乏しく…少しだけ昔話でもしようかと思います。

その前に!
4月末で〆切だった「この子に名前をつけてください!」に多くのご参加有難うございました!

ざっと名前だけで800件ほどいただきました。
名前だけでなく、その由来や想い入れなども書いてくださる方が多く、一つ一つ楽しく拝見させていただきました。

果たして桝田さんが「これだ!」という名前があるのかどうか…ただいま審議中ですので、今しばらくお待ちください。
採用された方には、ちょっと良いことがあるかもしれませんので、その辺もゆる~くご期待ください!

そして今回の日誌では、そもそも俺屍がどうして復活したのかをSCEの視点で書いてみようと思います。

というのも、この日誌を書いているのが4月の最終日なのですが、ちょうど昔のメールを整理していたら、
2010年4月の日付でミーティングの記録が残っていたからです。
(この段階ですでに3年前です、懐かしい…)

このとき、僕ら制作チームはマーケや営業らスタッフを集めて、『俺屍』リメイクと新作の2本の企画について、いまだに日本市場で受け入れられるか? という話をしていたんです。

10年以上前の作品とはいえ、PlayStation®Storeで販売されているアーカイブス版も好調でしたし、
新作となる続編はもちろん、リメイク版も新旧ファンに受け入れられるのでは? と内部では盛り上がっておりました。

もちろん、会社的には数値検証も必要なので、様々なリサーチを行いました。
この日誌を読んでいる方ならご存知かも知れませんが、PS Storeでアーカイブス版を購入いただいたユーザーさんにアンケートメールを送ってみたり…とにかく僕らの熱意を会社に「いけるよ!」と言えるように可視化する努力をしました。
幸運だったのが、周りに集まった各スタッフが良い意味でやんちゃだったことです。
数字以上に、昔の作品が今の時代に復活することにロマンを感じてくれたんだと思います。

その後は社内のハードルのほとんどを、乗り越えるのではなく、ぶっ壊して進むという…
もしプロジェクトが失敗していたら、かなり危ない状態に立たされていたのではないでしょうか(笑)

今思えばヒヤヒヤする話ですが、「とにかく既成事実を作っちゃおう!」ということで、
アンケートに答えていただいた方々に、お礼のビデオとして桝田さんが続編に対して想いを語る映像を流したり、「これどう考えても続編作るって話だよね?」と話題にしてもらえるよう、大胆な活動を行っていました。

もちろん、ファンの方々に続編を匂わす段階で、関連スタッフは覚悟を決めていたわけですが、
スタッフの皆が思っていたのは「どんな数字よりも、ファンの方々の熱意をお借りした方が復活の道は開ける!」というものでした。

↑当時の映像。さりげなく、リメイク版の試作画像などが背後に貼られています。
「続編を作るなら、対応年数は20年を目標としたい」というセリフには、収録に立ち会ったスタッフも武者震いしました。

これまで桝田さんが自身のサイトやTwitterなどで書かれていた『俺屍』続編というワードが
社内でにわかに現実味を帯びてきたのも、ちょうどこの時期です。

とはいえ社内では「続編も良いが、まずリメイク版が現代に通用しないと、その先を語るのは早い」という声もありましたが、リメイクの結果を待ってから続編に着手していては、制作期間も延び延びになってしまいます。

関係スタッフ一丸となって「続編無くして、何のためのリメイクか!」と貫き通し、
結果、リメイク版はその後の桝田さんのインタビューでも語られているように、続編に向けた試験的なアイデアも盛り込まれて2011年11月に発売となりました。

↑2011年の春に立ち上げたティザーサイト。プロジェクトの立ち上げを記念して、
作曲家の樹原涼子さんのライブの中継も行ったりしてました。
今思うと、リメイクも続編もひっくるめて「プロジェクト始動」と銘打ってましたが、
気合いだけ先走ってて、対外的には分かり難いですね…(笑)

あとは皆さんもご存知のように、TVCMまで過去の完全リメイクで話題を呼んだり、TGSでいきなり続編を発表したり、勢いあまってこの日誌がノリで始まったりと、社内でも自由奔放にプロジェクトを推進しています。

これも、常に『俺屍』を支えてくださっているファンの方々のお陰だと思っています。
続編企画がスタートしたのも、もちろん桝田さんという生みの親なくして語れませんが、
この日誌にアクセスしてくれる皆さんのような方々の応援がなければ、意外と早くプロジェクトも頓挫していたかもしれません。

(この前調べたら、Jスタジオ作品の公式サイトのアクセス数でもTOP10内にチャートインしていました。日誌なのに!)

今のフェイズが佳境で忙しいせいか、なんだかウエッティな文章になってしまいましたが、
夜中の思い出話ということでお許しください。(もうすぐ終電が品川を去りそうです…)

リメイク版として『俺屍』を復活させながらも、諸事情でチームを離れたJスタジオの担当ディレクターにも感謝を込めて。

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